530と530sの性能比較
ビスタエクスペリエンス値比較
高性能なパーツでないと動作が重いとされるビスタですが、どれだけ快適に動作させることができるかを表す「エクスペリエンス値」というモノがあります。
構成するカスタマイズパーツによって数値は変わるのですが、今回私の手元にある2機種において比較してみたいと思います。
今回測定したカスタマイズ構成
以前、比較するカスタマイズ構成の紹介でもご紹介しましたが、改めて整理しておきます。
| 機種名 | Inspiron 530 | Inspiron 530s | 備考 |
|---|---|---|---|
| CPU | Core 2 Duo E6320(1.86GHz、4MB) | Core 2 Duo E6320(1.86GHz、4MB) | 2機種とも同じ |
| メモリ | 2GB(1GB×2) | 1GB(512MB×2) | 快適性を求めるなら2GB必要 |
| ハードディスク | 320GB | 320GB | 2機種とも同じ |
| ビデオコントローラ | GeForce 8600GT 256MB | オンボード | 高性能なビデオコントローラを選択 |
| 光学ドライブ | DVD±RWドライブ | DVD±RWドライブ | 2機種とも同じ |
Inspiron 530とInspiron 530sのエクスペリエンス値を比較
Inspiron 530とInspiron 530では、カスタマイズできるパーツがほぼ同じです。ビデオコントローラのみ一部選択肢が異なりますが、性能的には同じと考えて良いでしょう。
そこで今回は、Inspiron 530とInspiron 530sのカスタマイズで異なる”メモリ”と”ビデオコントローラ”のエクスペリエンス値の差に注目してみることにします。
エクスペリエンス値を比較すると、
Inspiron 530sのエクスペリエンス値（メモリ1GB、オンボードタイプのビデオコントローラ）
Inspiron 530のエクスペリエンス値（メモリ2GB、GeForce 8600GT 256MB）
となりました。
エクスペリエンス値の検討
| 機種名 | Inspiron 530s | Inspiron 530 | 備考 |
|---|---|---|---|
| CPU | 4.9 | 5.0 | 2機種とも同じ |
| メモリ | 4.5 | 5.5 | 1GB/2GB |
| ハードディスク | 3.3 | 5.9 | 2機種とも同じ |
| ビデオコントローラ | 3.3 | 5.5 | オンボード/GeForce 8600 GT |
| 光学ドライブ | 5.8 | 5.7 | 2機種とも同じ |
CPUとハードディスク
CPUとハードディスクは同じなので、性能的な差はありません。上記エクスペリエンス値では0.1だけ異なっていますが、誤差の範囲でしょう。
メモリ
メモリを2GBに増設すると、一気に4.5→5.5へとアップしています。
ビスタを動作させるだけであれば1GBでも十分な数字ですが、大容量ファイルやアプリケーションの使用を考えると、2GBの方が安心です。
グラフィック
グラフィック能力は、ビデオコントローラ性能の影響を大きく受けます。
オンボードタイプであるInspiron 530sは3.3/3.3、拡張タイプのビデオコントローラを搭載したInspiron 530は5.9/5.0という性能差を見ても明らかでしょう。
3Dゲームやグラフィックソフトを使用しなければ、快適性に影響が少ない項目であることも事実ですが、ビスタのインターフェイス「エアロ」は3Dグラフィック描画であり、安心はできません。
インターネットや文章作成程度の使用目的であれば、オンボードタイプでも問題ありませんが、グラフィック機能に負荷がかかっても大丈夫なようにしておくことも大切です。
パソコン初心者の方にもお勧め！
高性能・スリム型デスクトップInspiron 530sの見積もりはこちら→Inspiron 530s（DELL公式ページ）
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参考：パソコン納得購入ガイド内ページ
拡張型デスクトップ Inspiron 530 関連ページ
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