14インチモニタを搭載するノートパソコン「Inspiron 14 7000」 レビュー
【特徴】14インチモニタを搭載するノートパソコン「Inspiron 14 7000」
今回ご紹介するのは、14インチモニタを搭載したノートパソコンInspiron 14 7000(正式名称はInspiron
7472)のレビューです。また、上品なデザインが際立つ上位7000シリーズです。
New_Inspiron_14_7000_7472(2017/10/3発売)(DELL公式ページ)
(特徴その1) 薄型なのに大きなモニタ、かつ、使いやすい14インチノート
Inspiron 14 7000の外観。幅:323.3mm×奥行き:227.1mm×高さ:18.95mm、重量1.65kgです。
モニタフレームの幅は約6mmとかなり薄い。
横から見たInspiron 14 7000。薄さが際立ちます。
(特徴その2) 最新の第8世代Coreプロセッサと高速SSDを標準搭載!
Inspiron 14 7000は、見た目のデザインだけでなく、最新の第8世代Coreプロセッサや高速なSSDを搭載しており、性能面でも妥協がありません。
a
今回ご紹介しているInspiron 14 7000には、Core i7プロセッサを搭載しています。安価なCore
i5プロセッサもカスタマイズ可能です。
Inspiron 14 7000が搭載するSSDの例(128GB ソリッド ステートドライブ)(上)と一般的なノートパソコンに搭載するハードディスク(下)のアクセス速度をCrystalDiskMark
5.1で計測。Inspiron 14 7000の速さがよくわかります。読み出し(Read)・書き込み(Write)共、全く別次元ですね。
(特徴その3) 画像や動画がキレイなフルHD(1920×1080)の光沢パネルを採用
Inspiron 14 7000のモニタをチェック。画像や動画がキレイなフルHD(1920×1080)の光沢パネルを採用しています。一般的な1366×768と比べると表示範囲が広いので、複数作業に最適です。
視野角が広いIPSパネルを採用していますので、色の変化が少ないです。写真や動画視聴に最適です。
モニタの開度は、135度と少し控えめ。
(特徴その4) カーボンファイバーなど贅沢な素材を採用
Inspiron 14 7000は、高品質な素材が採用されています。手を置くパームレスト部分は、しっとりとしたマット調なので、高級感もバツグンです。写真では少しわかりにくく、伝えきれないのが残念です。
Inspiron 14 7000の天板。天板には、つや消し加工が施されたアルミニウム素材を採用。また、天板内部には、マグネシウム合金を採用し、美しさと堅牢性を兼ね備えています。写真の色はゴールドですが、シルバーとピンクシルバーもカスタマイズ可能です。
Inspiron 14 7000の天板を拡大。ダイヤモンド・カットが施された外装エッジが美しく、刃物をイメージさせるような鋭さが印象的です。
極細ベゼルの14インチノートパソコンInspiron 14 7000。
詳しくはNew_Inspiron_14_7000_7472(2017/10/3発売)(DELL公式ページ)をご参照ください。
【外観】Inspiron 14 7000の外観をチェック
Inspiron 14 7000の外観を詳しくご紹介します。
Inspiron 14 7000の左側面
Inspiron 14 7000の左側面。左から、電源アダプタ、有線LAN、USB3.1、USB3.1(PowerShare機能付き)、ヘッドセット(ヘッドフォン・マイク)です。
最大の特徴は、最新の高速USB規格である次世代のUSB3.1を搭載していることです。USB 3.1は、USB3.0の約2倍の転送速度(理論値)を誇りますので、大容量データの転送などにかかる時間も大幅に短縮できます。
本体が薄いので、有線LANはコネクタ部が開くタイプになってます。
Inspiron 14 7000の右側面
Inspiron 14 7000の右側面。左から、SDカードリーダー、USB2.0です。
Inspiron 14 7000の前面
Inspiron 14 7000の前面。接続端子はなく、中央に電源およびバッテリーステータスライトが配置されています。
Inspiron 14 7000の背面
Inspiron 14 7000の背面。接続端子はありません。
Inspiron 14 7000の底面
Inspiron 14 7000の底面。高級感あるアルミニウム素材で形成されており、放熱用のスリットが背面側にあります。両サイドにある小さなスリットは、内蔵スピーカー×2です。
底面を拡大。スリットには内蔵スピーカーは搭載されています。DELLいわく「スタジオレベルの高音質」は言い過ぎですが、低音こそないものの、クリアでキレイな音楽・動画鑑賞が楽しめます。また、前面側に配置されていることから、臨場感もあります。
Inspiron 14 7000のキーボード
本体ボディの全景。キーボードは、19mmフルサイズかつアイソレーションタイプで、キーボード右上部に電源ボタンがあるだけのシンプル設計です。
また、Inspiron 14 7000のキーボードは、バックライトを標準装備しています。Inspiron 14 7000を寝室などの暗い部屋で使う場合に最適ですね。ちなみに、明るい部屋ではバックライトが自動的に消灯します。
キーボード左部分を拡大。キー配列は標準的で、一番上列のファンクションキーが少し小さいのが気になりますが、頻繁に使うキーではないので割り切りが必要でしょう。
キーボード右部分を拡大。Enterキーが少し小さいのが個人的には不満ですが、慣れれば問題なし。
広い高精度タッチパッド。幅:10.5cm、奥行き:6.5cmと広く、タッチパッド部分はツルツルしているので、クリックしやすいです。DELLいわく、「タッチパッドボタンを100万回タッチするテストを実施して、問題がないことを確認しています」とのこと。
Inspiron 14 7000の重量
Inspiron 14 7000重量は、本体のみで1635gでした。
極細ベゼルの14インチノートパソコンInspiron 14 7000。
詳しくはNew_Inspiron_14_7000_7472(2017/10/3発売)(DELL公式ページ)をご参照ください。
【性能編】 Inspiron 14 7000の性能をベンチマークテスト
Inspiron 14 7000の性能を調べるため、各種ベンチマークテストを実施しました。
Inspiron 14 7000のカスタマイズ構成
機種名 |
Inspiron 14 7000 |
OS |
Windows 10 Home (64ビット) 日本語 |
CPU |
第8世代インテル Core i7-8550U プロセッサー (8MB キャッシュ, 最大 4.0 GHz
まで可能) |
メモリ |
8GB, DDR4, 2400MHz |
ハードディスク |
デュアルドライブ 128GB ソリッド ステートドライブ + 1TB 5400 rpm ハードドライブ
付き |
ビデオコントローラ |
NVIDIA GeForce MX150 2GB GDDR5 グラフィックス メモリ付き |
※最新のInspiron 14 7000のカスタマイズ構成は、New_Inspiron_14_7000_7472(2017/10/3発売)(DELL公式ページ)をご参照ください。
【参考】Inspiron 14 7000のデバイスマネージャー
CPU-Zで「Core i7-8550U プロセッサー」を見る。省電力タイプに関わらず、動作周波数は4.0GHz程度まで上昇します。また、高性能な4コア/8スレッド動作です。
GPU-Zで「NVIDIA GeForce MX150 2GB GDDR5」を見る。
SSDとハードディスクの性能をチェック
定番ベンチマークソフトのCrystalDiskmark 5.1を使って、Inspiron 14 7000のデュアルドライブ 128GB ソリッド ステートドライブの性能を調べてみました。連続読み出しは457.1MB/sと爆速です。実際の体感速度と関係する「4K Q32T1」も読み出し206.9MB/s、書き込み169.9MB/s!
1TB 5400 rpm ハードドライブの性能は普通です。データ保存用としての用途がおすすめです。
なお、ハードディスクが不要な方は、「256GB ソリッド ステートドライブ」 のパッケージもあります。用途と予算に応じて、ご検討ください。
CPU単体の処理速度をテストする定番ベンチマーク「CINEBENCH R11」
古いアプリケーションを想定したシングルスレッドテスト、新しいアプリケーションを想定したマルチスレッドテストが実施できるCINEBENCH
R11を使って、Core i7-8550Uの実力を確認してみました。
「CINEBENCH R11」。3Dグラフィックのレンダリング性能を測定するベンチマークソフト。美麗な3Dグラフィックを描き切るまでのスコアをチェックします。CPU能力を100%フルに発揮するンチマークテストなので、各CPUの底力を知ることができます。
CINEBENCH R11スコア
テスト |
Core i7-8550U |
(参考)
第6世代Core i5-6200U
(定格:2.30GHz、最大2.40GHz) |
【CINEBENCH R11】 CPU(シングルスレッド)(pts) |
1.87 |
1.28 |
【CINEBENCH R11】 CPU(マルチスレッド)(pts) |
6.82 |
3.12 |
旧機種のCore i5-6200Uと比較すると、Core i7-8550Uは圧倒的なスコアをたたき出しています。
実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK 8」
実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK 8」でベンチマークしてみました。他機種との性能比較の参考としてください。
一般的な使い勝手の「Home」は3696
「Home」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
比較的高スコアです。
画像や動画編集などクリエイティブな使い勝手の「Creative」は4775
「Creative」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
比較的高スコアです。
文書作成など仕事の使い勝手の「Work」は4815
「Work」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
比較的高スコアです。
ストレージへのアクセス速度を調べる「Strage(SSD)」は4844。かなり速いです。
SSDを搭載しているので、全ての項目で高スコアです。普段使いも快適ですね。
重量級ゲームでの快適さを想定したベンチマーク「3DMARK」
重量級ゲームでの快適さを想定したベンチマーク「3DMARK」でベンチマークしてみました。他機種との性能比較の参考としてください。
ゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
スコアは2977と中下レベルです。重量級ゲームには不向き。
ファイナルファンタジー14 紅蓮の解放者の公式ベンチマークテストで性能をチェック
比較的軽いファイナルファンタジー14 紅蓮の解放者のベンチマークテストを試してみました。
一般的な「高解像度1920×1080、標準品質、DirectX 11」の設定で、『とても快適』でした。
グラフィック負荷が軽いゲーム用途であれば、そこそこプレイ可能です。
(総まとめ)高コストパフォーマンスな薄型ノートInspiron 14 7000
その中でInspiron 14 7000は10万円台(2017年12月時点。割引クーポンを利用すると8万円台からの購入が可能!)という価格帯ながらも、デザイン・性能面共に高コストパフォーマンスを誇ります。
Inspiron 14 7000は、
- シンプル、かつ、コンパクトな14インチノート
- 極めて薄いモニタフレーム
- 高質感のあるプレミアム素材・加工
- 画像や動画がキレイなフルHD(1920×1080)、かつ、広視野角のIPSパネルを採用
- 最新の第8世代Coreプロセッサと高速SSDを標準搭載
など、メインノートの買い替えはもちろん、2台目のサブノートとしてもおすすめです。気になる方は、チェックしてみてください。
DELL公式サイト 製品ページリンク
極細ベゼルの14インチノートパソコンInspiron 14 7000。
詳しくはNew_Inspiron_14_7000_7472(2017/10/3発売)(DELL公式ページ)をご参照ください。
▲このページのTOPに戻る
>>パソコン納得購入ガイドのTOPに戻る
|