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15インチモニタを搭載するノートパソコン「Inspiron 15 (3535)(AMD)」 レビューレビューをご紹介! DELLの人気ノートパソコン購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2023/6/10
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15.6インチモニタ&AMD Ryzenプロセッサを搭載する激安ノート
「Inspiron 15 (3535)(AMD)」 レビュー

Inspiron 15 (3535)(AMD) レビュー

今回ご紹介するのは、15.6インチモニタ&AMD Ryzenプロセッサを搭載する極薄ベゼルノート「Inspiron 15 (3535)(AMD)」のレビューです。

DELL売り上げランキングでも上位の売れ筋機種の後継モデルで、割引クーポンを利用するとなんと5万円台(2023年6月現在)から購入が可能という激安価格帯です。

性能や薄さにこだわった上位機種ではありませんが、メインノートの買い替えはもちろん、テンキーを搭載しているのでデスクトップの代替機としてもおすすめ。気になる方はチェックしてみてください。

(特徴その1) 極薄ベゼル&使いやすい15インチノート

Inspiron 15 (3535)(AMD)の外観
Inspiron 15 (3535)(AMD)の外観。15インチながら、幅:358.5mm×奥行き:235.6mm×薄さ:17.0〜19.0mm、重量:1.63kgのコンパクトボディを実現。

モニタフレームのベゼル幅は約6mmと薄い
モニタフレームのベゼル幅は約6mmと薄い

横から見たInspiron 15 (3535)(AMD)
横から見たInspiron 15 (3535)(AMD)。モニタの厚みは約7mmほどありますが、許容範囲です。

本体の薄さは、単三乾電池より少し厚みがある程度に抑制されています
本体の薄さは、単三乾電池より少し厚みがある程度に抑えられています。

コンパクトかつ軽いので持ちやすい
一昔前の15インチノートと比べると、コンパクトかつ軽いので持ちやすいです。

15インチノートなので外出など持ち運ぶ機会は多くないかもしれませんが、バッテリーを60分で最大80%充電できる機能も搭載しています。13〜14インチノートほど軽さやコンパクトさはないものの、用途は広いと考えます。

(特徴その2) 高コストパフォーマンスのAMD Ryzen 3/5プロセッサを搭載!

Inspiron 15 (3535)(AMD)は、高コストパフォーマンスのAMD Ryzen 3/5プロセッサを搭載しており、性能面でも妥協がありません。

Inspiron 15 (3535)(AMD)のカスタマイズ構成
項目 Inspiron 15 ノートパソコン
OS Windows 11 Home, 日本語
CPU(定格動作周波数) AMD Ryzen 3 7320U プロセッサ Radeon グラフィックス付(4コア、8スレッド、動作周波数:2.4GHz〜4.1GHz)
メモリ 8GB 5500MHz LPDDR5 メモリー オンボード
ハードディスク 256GB M.2 PCIe NVMe SSD
ビデオコントローラ AMD Radeon グラフィックス
ディスプレイ 15.6 インチ FHD (1920 x 1080) 120Hz 250 nits 広視野角 非光沢 LED バックライト スリム ベゼル ディスプレイ
※最新のカスタマイズはInspiron 15 (3535)(AMD)(DELL公式ページ)をご参照ください。

AMD Ryzen 3 7320U プロセッサを搭載
今回ご紹介しているInspiron 15 (3535)(AMD)には、安価なAMD Ryzen 3 7320U プロセッサを搭載しています。性能上位のAMD Ryzen 5 7530Uプロセッサもカスタマイズ可能です。

シングルスレッド時は3.91GHz前後まで上昇
性能のベンチマークテストにおいて、シングルスレッド時は3.91GHz前後まで上昇していました。ちなみに最高動作周波数は4.1GHzです。

4コア8スレッドの威力を最大限発揮するマルチスレッド時でも3.88GHz前後
4コア8スレッドの威力を最大限発揮するマルチスレッド時でも3.88GHz前後で動作します。

Inspiron 15 (3535)(AMD)が搭載するSSDのアクセス速度をCrystalDiskMark 8.0で計測
Inspiron 15 (3535)(AMD)が搭載するSSDのアクセス速度をCrystalDiskMark 8.0で計測。上位機種ほどではないものの、日常用とであれば十分な性能を誇ります。

この性能で5万円台は驚異的です。

(特徴その3) 画像や動画がキレイなフルHD(1920×1080)、ビジネス用途にも使える非光沢パネルを採用

Inspiron 15 (3535)(AMD)のモニタをチェック
Inspiron 15 (3535)(AMD)のモニタをチェック。画像や動画がキレイなフルHD(1920×1080)の非光沢パネルを採用しています。背景が映り込みにくいので、ビジネス用途にもおすすめです。

】各解像度の表示範囲を比較
【参考】各解像度の表示範囲を比較。Inspiron 15 (3535)(AMD)の表示解像度は、表示範囲が広い1920×1080です。昔のノートパソコンで標準採用されていた1366×768と比べると、その広さがわかります。

視野角は普通です。
視野角は普通です。斜め方向から見ると、少し暗くなりますが許容範囲です。

モニタ上部のこの薄いベゼル幅にマイクやカメラが入っています
モニタ上部のこの薄いベゼル幅にマイクやカメラが入っています。テレワークやオンライン会議でも使えます。また、友達ともズームアプリを使ってコミュニケーションをとるなど、Webカメラを使う方にもおすすめです。

モニタを135度の角度で開いたときに、ノートパソコンがテーブルからわずかに持ち上がる構造になっている
モニタを135度の角度で開いたときに、ノートパソコンがテーブルからわずかに持ち上がる構造になっているので、通気量が増加します。また、キーボード面が手前方向に傾くため、キー入力が楽になります

(特徴その4) パームレスト周辺が広い

Inspiron 15 (3535)(AMD)は、手を置くパームレスト周辺が広いです。
Inspiron 15 (3535)(AMD)は、15インチノートなので、手を置くパームレスト周辺が広いです。

Inspiron 15 (3535)(AMD)の天板
Inspiron 15 (3535)(AMD)の天板。

Inspiron 15 (3535)(AMD)の天板を拡大
Inspiron 15 (3535)(AMD)の天板を拡大。安価なモデルながら、安っぽさはありません。

DELLロゴもシルバーに光ってキレイ
DELLロゴもシルバーに光ってキレイ。

 激安の15インチノートパソコンInspiron 15 (3535)(AMD)。
 詳しくはInspiron 15 (3535)(AMD)(DELL公式ページ)をご参照ください。




【外観】Inspiron 15 (3535)(AMD)の外観をチェック

Inspiron 15 (3535)(AMD)の外観を詳しくご紹介します。

Inspiron 15 (3535)(AMD)の左側面

Inspiron 15 (3535)(AMD)の左側面
Inspiron 15 (3535)(AMD)の左側面。左から、電源ジャック、HDMI 1.4、USB3.2 Gen1 Type-A、USB3.2 Gen1 Type-Cです。

接続端子を拡大
接続端子を拡大。13インチノートと比べると、従来のUSBサイズ(Type-A。右から2番目。)も搭載されているので使いやすい。

Inspiron 15 (3535)(AMD)の右側面

Inspiron 15 (3535)(AMD)の右側面
Inspiron 15 (3535)(AMD)の右側面。左から、SDカードリーダー、USB2.0、ヘッドセットジャックです。

接続端子を拡大
接続端子を拡大。13インチノートでは省略されることが多い、SDカードリーダーも搭載しています。

Inspiron 15 (3535)(AMD)の前面

Inspiron 15 (3535)(AMD)の前面
Inspiron 15 (3535)(AMD)の前面。激安15インチノートとしては薄い印象です。

Inspiron 15 (3535)(AMD)の背面

Inspiron 15 (3535)(AMD)の背面
Inspiron 15 (3535)(AMD)の背面。接続端子はありません。

背面を拡大
背面を拡大。丸みを帯びたデザインです。モニタを開いた際に机と接する部分に、デザインを損ねない小さなゴム板が付いてます。

Inspiron 15 (3535)(AMD)の底面

Inspiron 15 (3535)(AMD)の底面
Inspiron 15 (3535)(AMD)の底面。放熱用のスリットが背面側に1列あります。なお安価な樹脂素材を採用しており、上位機種で採用されることが多いアルミニウムではありません。コスト削減のためと推測します。

モニタと本体の間を拡大
モニタと本体の間を上方向から見る。本体背面側から排熱する構造になっており、安定した冷却能力を有する。

なお、Inspiron 15 (3535)(AMD)には、アダプティブ サーマルという機能が搭載されています。

DELLいわく、ノートパソコンが置かれている場所(手、ひざ、またはデスク)を検知して、適切な処理能力や温度管理をしてくれます。もちろん、デスクに固定されているときには、フルパワーを発揮します。

底面を拡大
底面を拡大。左右にスピーカーを内蔵しています。低音こそないものの、クリアでキレイな音楽・動画鑑賞が楽しめます。

底板の中央にあるInspiron のロゴ
底板の中央にあるInspiron のロゴ。プリント印字ではなく、コスト削減ためか凹凸デザインです。

Inspiron 15 (3535)(AMD)のキーボード

本体ボディの全景
本体ボディの全景。キーボードは、19mmフルサイズかつアイソレーションタイプです。バックライトを標準装備しています。

キーボード左部分を拡大
キーボード左部分を拡大。キー配列は標準的です。

キーボード右部分を拡大
キーボード右部分を拡大。一番の特徴は、数字入力に便利なテンキーを搭載していること。14インチ以下のノートパソコンには非搭載なので、テンキーが欲しい方におすすめです。

電卓キーを押すだけで、電卓アプリが起動します。
電卓キーを押すだけで、電卓アプリが起動します。

15インチノートなので入力は少し左寄りです。ただし、慣れれば問題ありません。
15インチノートなので入力は少し左寄りです。ただし、慣れれば問題ありません。
それよりもキーボード周辺が広いため、手が大きな私でもスペースに余裕があります。

やはり数字入力のテンキーが便利です
やはり数字入力のテンキーが便利です。

キーを拡大
キーを拡大。キー表面が少しツルッとしてますが、タイピング感は良好です。たわみも少ないです。

広いタッチパッド
広いタッチパッド。14インチノートよりもさらに広い幅:11.5cm、奥行き:8cmです。

タッチパッド周辺と本体ボディのつなぎ目も少なく、見た目のデザインもシンプルです
タッチパッド周辺と本体ボディのつなぎ目も少なく、見た目のデザインもシンプルです。

 激安の15インチノートパソコンInspiron 15 (3535)(AMD)。
 詳しくはInspiron 15 (3535)(AMD)(DELL公式ページ)をご参照ください。




【性能編】 Inspiron 15 (3535)(AMD)の性能をベンチマークテスト

Inspiron 15 (3535)(AMD)の性能を調べるため、各種ベンチマークテストを実施しました。

Inspiron 15 (3535)(AMD)のカスタマイズ構成
項目 Inspiron 15 ノートパソコン
OS Windows 11 Home, 日本語
CPU(定格動作周波数) AMD Ryzen 3 7320U プロセッサ Radeon グラフィックス付(4コア、8スレッド、動作周波数:2.4GHz〜4.1GHz)
メモリ 8GB 5500MHz LPDDR5 メモリー オンボード
ハードディスク 256GB M.2 PCIe NVMe SSD
ビデオコントローラ AMD Radeon グラフィックス
ディスプレイ 15.6 インチ FHD (1920 x 1080) 120Hz 250 nits 広視野角 非光沢 LED バックライト スリム ベゼル ディスプレイ
※最新のカスタマイズはInspiron 15 (3535)(AMD)(DELL公式ページ)をご参照ください。

SSDとハードディスクの性能をチェック

Inspiron 15 (3535)(AMD)が搭載する256GB SSDの性能をご紹介します。

CrystalDiskmark

定番ベンチマークであるCrystalDiskmarkで計測しました。

CrystalDiskmark 8.0で、256GB M.2 PCIe NVMe SSDを測定
CrystalDiskmark 8.0で、256GB M.2 PCIe NVMe SSDを測定

連続読出は1692.13MB/s、連続書出は1680.06MB/s、実際の体感速度と関係する「RND4K Q32T1」も読出160.72MB/s、書き出し199.87MB/sと高速です。

CPU単体の処理速度をテストする定番ベンチマー「CINEBENCH R11」

古いアプリケーションを想定したシングルスレッドテスト、新しいアプリケーションを想定したマルチスレッドテストが実施できるCINEBENCH R11を使って、AMD Ryzen 3 7320U プロセッサーの実力を確認してみました。

最新版「CINEBENCH R11」
「CINEBENCH R11」。3Dグラフィックのレンダリング性能を測定するベンチマークソフト。美麗な3Dグラフィックを描き切るまでのスコアをチェックします。CPU能力を100%フルに発揮するベンチマークテストなので、各CPUの底力を知ることができます。

CINEBENCH R11におけるAMD Ryzen 3 7320U プロセッサーのスコア
CINEBENCH R11におけるAMD Ryzen 3 7320U プロセッサーのスコア。

CINEBENCH R11
機種名 AMD Ryzen 3 7320U
(4コア/8スレッド、〜4.10GHz)
インテル Core i5-1340P
(12ア/16スレッド、〜4.60GHz)
(参考)
第11世代 インテル Core i7-1165G7
(4コア/8スレッド、〜4.70GHz)
(参考)
第10世代 インテル Core i7-10510U
(2コア/4スレッド、1.8〜4.90GHz)
(参考)
第10世代 インテル Core i3-10110U
(2コア/4スレッド、2.1〜4.10GHz)
(参考)
第7世代
Core i5-7300U
(2.6〜3.5GHz)
【CINEBENCH R11】 CPU(シングルスレッド)(pts) 1.93 2.58 2.12 2.03 1.89 1.64
【CINEBENCH R11】 CPU(マルチスレッド)(pts) 9.64 15.14 6.75 6.42 4.31 3.91

高性能なインテル Core i5-1340Pや旧世代のCPUと比較してみました。

「AMD Ryzen 3 7320U」は、低価格帯のCPUであるものの、比較的高スコアです。

12ア/16スレッドを有するインテル Core i5-1340Pには劣りますが、旧世代のCPUと比較すると同等以上のスコアが確認できます。

過去モデルとの性能比較として、参考までに「CINEBENCH R15」、「CINEBENCH R20」、最新の「CINEBENCH R23」のスコアも掲載しておきます。

CINEBENCH R15におけるAMD Ryzen 3 7320U プロセッサーのスコア
CINEBENCH R15におけるAMD Ryzen 3 7320U プロセッサーのスコア。

CINEBENCH R20のAMD Ryzen 3 7320U プロセッサーのスコア
CINEBENCH R20のAMD Ryzen 3 7320U プロセッサーのスコア。

最新版のCINEBENCH R23のAMD Ryzen 3 7320U プロセッサーのスコア
最新版のCINEBENCH R23のAMD Ryzen 3 7320U プロセッサーのスコア。これも高スコア

ファイナルファンタジー14 暁月のフィナーレの公式ベンチマークテストで性能をチェック

比較的軽いグラフィック負荷である、ファイナルファンタジー14 暁月のフィナーレのベンチマークテストを試してみました。

「高解像度1920×1080、標準品質、DirectX 11」の設定で、『設定変更を推奨』でした。
「高解像度1920×1080、標準品質、DirectX 11」の設定で、『設定変更を推奨』でした。
ゲーム用途であれば上位機種がおすすめです。




(総まとめ)高コストパフォーマンスな薄型ノートInspiron 15 (3535)(AMD)

最近のモバイルノートは、30万円前後するハイエンドノートから数万円程度のローエンドモバイルまで幅広い機種が各メーカーから発売されています。

その中で割引クーポンを利用するとなんと5万円台(2023年6月現在)から購入が可能という価格帯ながらも、薄さ・性能面共に高コストパフォーマンスを誇ります。

Inspiron 15 (3535)(AMD)の特徴をおさらいすると、

  • 極薄ベゼル&使いやすいモニタの15インチノート
  • 日常用途では十分な性能を有するAMD Ryzen 3/5プロセッサを搭載
  • 画像や動画がキレイなフルHD(1920×1080)、ビジネス用途にも使える非光沢モニタ
  • 従来サイズのUSB端子やSDカードリーダーなど、13〜14インチノートよりも数多くの接続端子を搭載
  • 数字に便利なテンキーと大きなタッチパッドを搭載

です。

性能や薄さにこだわった上位機種ではありませんが、メインノートの買い替えはもちろん、テンキーを搭載しているのでデスクトップの代替機としてもおすすめ。

気になる方は、チェックしてみてください。

DELL公式サイト 製品ページリンク

 激安の15インチノートパソコンInspiron 15 (3535)(AMD)。
 詳しくはInspiron 15 (3535)(AMD)(DELL公式ページ)をご参照ください。

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