15.6インチ標準ノートパソコンと大画面タブレットに使える2in1ノート!
DELL Inspiron 15 7000シリーズ2in1(Inspiron 15 7569) レビュー
Inspiron 15 7000シリーズ2in1(Inspiron 15 7569)は、使いやすい15.6インチワイド液晶を搭載したDELL売れ筋シリーズのノートパソコン。しかも、大画面タブレットにも使える2in1ノートパソコンです。

使いやすい15.6インチ標準ノート Inspiron 15 7000シリーズ2in1(Inspiron 15
7569)
今回ご紹介するNew Inspiron 15 7000シリーズ 2-in-1(2016/6/3発売) は、省電力タイプの第6世代Coreプロセッサや大きな15.6インチ液晶を搭載しつつ、タブレットとしても使えるノートパソコンです。

Inspiron 15 7000シリーズ2in1の外観。DELL15インチノートの中でも、美しいデザインで高性能を発揮する上位7000シリーズの位置づけ機種です。
本体サイズは幅:378mm×奥行き:252m×高さ:18.9mmと大きく、ゆったりした使用感が楽しめます。なお、重量は2.2kgなので、モバイル用途としては不向きです。
また、高級感あるメタリック調のボディ、かつ、飽きないシンプルなデザインなので、個人用途・仕事用途のどちらでも使えますね。今回ご紹介している機種の正式な品番は「Inspiron
15 7569」です。
タブレットとしても使えるInspiron 15 7000シリーズ2in1
Inspiron 15 7000シリーズ2in1の最大の特徴は、タブレットのような使い方が楽しめる可変性です。

Inspiron 15 7000シリーズ2in1は、タッチパネルを搭載していますので、タブレット利用が可能です。
また、写真のようにモニタを立てる「スタンドモード」にすると、タブレットを直接持たなくてもOKです。
なお、テントのように立てて置く「テントモード」も可能です。

「タブレットモード」。15.6インチの大きなタブレットに変身します。13.3インチに比べて可視面積が40%広いので、仕事するにも、家族で一緒にビデオを視聴することも快適です。

なお、本体をタブレットの形状にすると、Windowsのタッチ機能が使いやすくなる「タブレットモード」に切り替わります。
視野角が160度と広く、表示範囲も高解像度の1920×1080パネルを標準装備
Inspiron 15 7000シリーズ2in1は、視野角が160度と広いです。

正面から見た状態。輝度やコントラストが高いので、画像や動画もキレイです。ただし光沢パネルなので、通常のタブレットと同じように、背景は少し映り込みます。

斜め方向から見た状態。視野角が広いので、色の変化は少ないです。ただし、若干暗くなる印象はありました。

【参考】各解像度の表示範囲を比較。Inspiron 15 7000シリーズ2in1の表示解像度は、高解像度タイプの1920×1080です。一般的な1366×768よりもかなり広いので、複数ウィンドウを開きながらの作業も快適です。

タッチパネルを搭載しているため、モニタ周辺のベゼル幅は広いです。コンパクトさを追求しているモデルではないので、割り切りは必要かもしれません。
頻繁なモード切り替えにも耐えられる強靱性と高い質感の素材を採用

Inspiron 15 7000シリーズ2in1のモニタを開いた状態。

本体と液晶パネルをつないでいるパーツは強固なので、繰り返しの開閉でも大丈夫です。DELLいわく、カバーを20,000回開閉してもヒンジに緩みがないテストをクリアしています。また、見た目の高級感もあります。

Inspiron 15 7000シリーズ2in1の天板

天板を拡大。ブラッシュド加工(ワイヤーブラシで傷をつけたような加工仕上げ)を採用しており、手触りは少しザラッとした高級仕上げです。2in1ノートながら、プレミアム感は高いです。

DELLロゴも高級感あり。

角を取った端処理、かつ、表面が磨かれていますので、デザインのアクセントにもなってます。

天板とパネルの接続面を拡大。パネルはゴム素材なので、天板を閉じる際も本体に傷が付きません。
通常作業も快適なキーボードとタッチパッド
Inspiron 15 7000シリーズ2in1のキーボード周辺について、詳しくご紹介します。

Inspiron 15 7000シリーズ2in1のキーボードは、主流のアイソレーションタイプで、電源ボタンなどが一切ないシンプルなデザインです(電源ボタンは側面に配置されています)。また、手を置くパームレスト部分は指紋が付きにくいつや消し加工になってます。

本体のサイズに余裕があるので、手が大きな私でもゆったりとしたタイピングが楽しめます。

キーボード左部分を拡大。キー配列は標準的です。本体サイズに余裕がある15インチノートなので、一番上列のファンクションキーは大きくして欲しいですね。

キーボード右部分を拡大。前機種では「Enter」キーと矢印キーが小さくて押しにくかったのですが、本機種では横方向に長くなり改善されていました。

キーを拡大。キー表面が少し平坦ですが、指先が滑ることはありません。なお、よく使用するキーを1,000万回打鍵する耐久テストもクリアしています。

Inspiron 15 7000シリーズ2in1のキーボードは、バックライトを標準装備しています。寝室などの暗い部屋で使う場合に最適ですね。ちなみに、明るい部屋ではバックライトが自動的に消灯します。

タッチパッドのサイズは、幅:10.5cm×高さ:8cmなので、広さにゆとりがあります。前モデルよりも、さらに大きくなりました。

広い高精度タッチパッド。操作面とボタンが統合された1枚物です。画面中をパン、ピンチ、ズームするときも、滑らかに操作できます。

操作性を考慮しているのか、上部でもクリック可能でした。

パームレスト周辺を拡大。質感にこだわる上位の7000シリーズだけあって、見ているだけでも楽しいです。

なぜか、Core i5ロゴシールがものすごく小さくなってました。単三乾電池とほぼ同じサイズです。
Inspiron 15 7000シリーズ2in1(Inspiron 15 7569)の接続端子をチェック
Inspiron 15 7000シリーズ2in1の接続端子を詳しくご紹介します。
Inspiron 15 7000シリーズ2in1の左側面

Inspiron 15 7000シリーズ2in1の左側面。左から、電源コネクタ、USB3.1 Type-C、HDMI、USB3.0(PowerShare機能付き)、ヘッドセット(ヘッドフォン・マイク)です。
最大の特徴は、最新の高速USB規格であるUSB3.1を搭載していることです。USB 3.1は、USB3.0の約2倍の転送速度(理論値)を誇りますので、大容量データの転送などにかかる時間も大幅に短縮できます。
Inspiron 15 7000シリーズ2in1の右側面

Inspiron 15 7000シリーズ2in1の右側面。左から、電源ボタン、音量調整、メディアカードリーダー(SD/SDHC/SDXC)、USB2.0です。
Inspiron 15 7000シリーズ2in1の前面

Inspiron 15 7000シリーズ2in1の前面。接続端子はなく、中央に電源およびバッテリーステータスライトが配置されています。

ボディの厚みは、底の丸みを除くと単三乾電池とほぼ同じ薄さであり、15.6インチノート+タッチパネルとしては、かなり薄型の部類に入ると思います。

細かい部分ですが、天板の開閉が楽なように、ボディの中央がくぼむようなデザインとなっています。
Inspiron 15 7000シリーズ2in1の背面

Inspiron 15 7000シリーズ2in1の背面。接続端子はありません。
Inspiron 15 7000シリーズ2in1の底面

Inspiron 15 7000シリーズ2in1の底面。発熱量が少ないパーツを採用しているため、放熱部分のスリットが極めて少ないのが印象的です。

底面を拡大。天板よりも深いシルバー色であり、手触りはサラッとしてます。
Inspiron 15 7000シリーズ2in1の電源アダプタ

Inspiron 15 7000シリーズ2in1の本体と電源アダプタ。電源アダプタは、一般的なノートパソコンの電源アダプタと同じです。

Inspiron 15 7000シリーズ2in1は省電力ノートなので、電源アダプタはかなりコンパクトです。

Inspiron 15 7000シリーズ2in1の本体重量の実測は、本体のみで2157gでした。電源アダプタを含めると2420gです。
Inspiron 15 7000シリーズ2in1(Inspiron 15 7569)の性能をベンチマークテスト
Inspiron 15 7000シリーズ2in1の性能を調べるため、各種ベンチマークテストを実施しました。
今回ご紹介しているカスタマイズ構成
項目 |
構成 |
OS |
Windows 10 Home 64ビット日本語 |
CPU(定格動作周波数) |
第6世代Core i5-6200U(定格:2.30GHz、最大2.40GHz) |
メモリ |
8GB (4Gx2) DDR3L メモリ(1600MHz) |
ハードディスク |
256GB ソリッド ステートドライブ |
ビデオコントローラ |
オンボード(インテル HD グラフィックス 520) |

今回ご紹介しているInspiron 15 7000シリーズ2in1は、第6世代のCore i5-6200U、8GBメモリ、256GB ソリッド ステートドライブのプレミアム構成です。最新の価格・スペック情報は、New Inspiron 15 7000シリーズ 2-in-1(2016/6/3発売) (DELL公式サイト)でご確認ください。

(参考)Inspiron 15 7000シリーズ2in1のデバイスマネージャ

Core i5-6200UをCPU-Zで見る。省電力タイプに関わらず、動作周波数は2.7GHz程度まで上昇します。また、高性能な2コア/4スレッド動作です。

定番ベンチマークソフトのCrystalDiskmark 5.0の測定結果。
ストレージはSSDを搭載しているので爆速です。
CPU単体の処理速度をテストする定番ベンチマーク「CINEBENCH R11」
古いアプリケーションを想定したシングルスレッドテスト、新しいアプリケーションを想定したマルチスレッドテストが実施できるCINEBENCHを使って、第6世代
Core i5-6200Uの実力を確認してみました。今回テストしたのは「CINEBENCH R11」です。

「CINEBENCH R11」。3Dグラフィックのレンダリング性能を測定するベンチマークソフト。美麗な3Dグラフィックを描き切るまでのスコアをチェックします。CPU能力を100%フルに発揮するンチマークテストなので、各CPUの底力を知ることができます。
CINEBENCH R11
テスト |
スコア |
【CINEBENCH R11】 CPU(シングルスレッド)(pts) |
1.28 |
【CINEBENCH R11】 CPU(マルチスレッド)(pts) |
3.12 |

Core i5-6200Uは2コア・4スレッドなので、4コア・8スレッドタイプのCore i7と比べると見劣りしますが、実際の作業で差を感じることは少ないと思います。

CPU温度は、4スレッド+100%負荷時でも最大80℃台と非常に優秀です。
実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK 8」
実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK 8」でベンチマークしてみました。他機種との性能比較の参考としてください。

一般的な使い勝手の「Home」は3340

画像や動画編集などクリエイティブな使い勝手の「Creative」は3753

文書作成など仕事の使い勝手の「Work」は4293

ハードディスクへのアクセス速度を調べる「Strage」は4787
SSDを搭載しているので、全ての項目で高スコアです。普段使いも快適ですね。
ゲーム定番ベンチマークテスト「3DMARK」
定番の3DMARKでベンチマークを実施。オンボード(インテル HD グラフィックス
520)なので、高負荷のグラフィック描画は難しそうです。
3DMARK
ICE STORM |
58182 |
CLOUD GATE |
5962 |
SKY DIVER |
3604 |
FIRE STRIKE |
884 |
ファイナルファンタジー14の公式ベンチマークテストで性能をチェック

人気が高いファイナルファンタジー14 イシュガルドのベンチマークテストを試してみました。
低解像度の1280×720、標準品質でも『快適』でした。ライトなゲーム用途であれば、適度にプレイできそうです。
ファイナルファンタジー14 イシュガルドでの性能比較
表示解像度と品質 |
XPS タワー その1 |
1280×720(標準品質) |
3620(快適) |
1280×720(高品質) |
2482(普通) |
1280×720(最高品質) |
1795(設定変更を推奨) |
1920×1080(標準品質) |
2002(普通) |
1920×1080(高品質) |
1245(設定変更が必要) |
1920×1080(最高品質) |
942(動作困難) |
ただし、少しでもグラフィック負荷を上げると、プレイに支障が出るレベルの性能です。あまり過信されないようにご注意ください。ゲーム用途を想定する場合は、拡張ビデオコントローラ付きのモデルがおすすめです。
バッテリの持ち時間を計測する「BBench」

ベンチマークテストBBENCHを使って、バッテリ駆動時間をチェック。「10秒ごとにキー入力、かつ、Webサイトを閲覧」という条件を設定。2時間で残量65%程度でした。単純計算だと4時間程度は使えますね。
(まとめ)大画面タブレットが面白いInspiron 15 7000シリーズ2in1
Inspiron 15 7000シリーズ2in1は、
- 大きな15.6インチ、かつ、高解像度1920×1080のタッチパネルを搭載
- タブレットとしても使える柔軟性
- 最新の第6世代Coreプロセッサを搭載
- 高速なSSDを搭載
ながらも、10万円台(2016年9月時点)から購入できる価格設定が魅力的なノートパソコンです。本体ボディの質感が高い7000シリーズとしての位置づけなので、性能面以外のコストパフォーマンスも高いです。
デメリットをあげるとすれば、軽さを重視した薄型ノートパソコンと比べると少し重いこと、タブレットモードにすると少し厚みが増すことでしょうか。

タブレットモードにして横から見た状態。底面の丸みがあるため、少し厚みが増します。
このデメリットを解消するために、個人的には、手に持たなくて良い「スタンドモード」がおすすめです。
また、高品質かつ堅牢な本体ボディ、タブレットにも使える高解像度タッチパネルなどを搭載していますので、ある程度の割り切りは必要だと思います。
メインノートの買い替えはもちろん、タブレット兼用のサブノートとしてもおすすめなので、気になる方はご検討ください。
Inspiron 15 7000シリーズ2in1(Inspiron 15 7569)が気になる方はDELL公式サイトをチェック!

使いやすい15.6インチ標準ノート!Inspiron 15 7000シリーズ2in1(Inspiron
15 7569)
詳しくは、New Inspiron 15 7000シリーズ 2-in-1(2016/6/3発売) (DELL公式製品ページ)をご参照ください。
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