15インチモニタを搭載するノートパソコン「Inspiron 15 7000」 レビュー

【特徴】15インチモニタを搭載するノートパソコン「Inspiron 15 7000」
今回ご紹介するのは、15インチモニタを搭載したノートパソコンInspiron 15 7000(正式名称はInspiron
7570)のレビューです。また、上品なデザインが際立つ上位7000シリーズです。
New_Inspiron_15_7000_7570(2017/9/29発売) (DELL公式ページ)
(特徴その1) 薄型なのに大きなモニタ、かつ、使いやすい15インチノート

Inspiron 15 7000の外観。幅:361.4mm×奥行き:244.5mm×高さ:18.9〜21.1mm、重量1.95kgです。

モニタフレームの幅は約7mmとかなり薄い。

横から見たInspiron 15 7000。薄さが際立ちます。
(特徴その2) 最新の第8世代Coreプロセッサと高速SSDを標準搭載!
Inspiron 15 7000は、見た目のデザインだけでなく、最新の第8世代Coreプロセッサや高速なSSDを搭載しており、性能面でも妥協がありません。
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今回ご紹介しているInspiron 15 7000には、Core i7プロセッサを搭載しています。安価なCore
i5プロセッサもカスタマイズ可能です。


Inspiron 15 7000が搭載するSSDの例(512GB PCIe ソリッド ステート ドライブ)(上)と一般的なノートパソコンに搭載するハードディスク(下)のアクセス速度をCrystalDiskMark
5.1で計測。Inspiron 15 7000の速さがよくわかります。読み出し(Read)・書き込み(Write)共、全く別次元ですね。
(特徴その3) 画像や動画がキレイなフルHD(1920×1080)の光沢パネルを採用

Inspiron 15 7000のモニタをチェック。画像や動画がキレイなフルHD(1920×1080)の光沢パネルを採用しています。一般的な1366×768と比べると表示範囲が広いので複数作業に最適です。

(イメージ)Inspiron 15 7000は標準でもフルHDの1920×1080パネルを採用。一般的な1366×768と比べると、表示範囲が広いので複数作業にも最適です。さらに、画像の細部まで高精細かつなめらかに表現できる、超高画素な4KウルトラHD(3840×2160)もカスタマイズ可能です。

視野角が広いIPSパネルを採用していますので、色の変化が少ないです。特に、4KウルトラHD(3,840 x 2,160)IPS Truelifeタッチディスプレイ搭載モデルは、Adobe RGBカバー率100%の広色域なので、写真や動画視聴に最適です。

モニタの開度は、ほぼ180度。

ヒンジも頑丈なので、堅牢性は問題なし。
(特徴その4) カーボンファイバーなど贅沢な素材を採用

Inspiron 15 7000は、高品質な素材が採用されています。手を置くパームレスト部分は、金属光沢のある質感なので、高級感もバツグンです。写真では少しわかりにくく、伝えきれないのが残念です。

Inspiron 15 7000の天板。天板は、鮮やかなダイヤモンドカットのエッジと、金属光沢のあるサンドブラスト加工のアルミサーフェス。写真はプラチナシルバー色ですが、ピンクシャンパン色もカスタマイズ可能です。

ピンクシャンパン色。

Inspiron 15 7000の天板を拡大。ダイヤモンド・カットが施された外装エッジが美しく、刃物をイメージさせるような鋭さが印象的です。
極細ベゼルの15インチノートパソコンInspiron 15 7000。
詳しくはNew_Inspiron_15_7000_7570(2017/9/29発売) (DELL公式ページ)をご参照ください。
【外観】Inspiron 15 7000の外観をチェック
Inspiron 15 7000の外観を詳しくご紹介します。
Inspiron 15 7000の左側面

Inspiron 15 7000の左側面。左から、電源アダプタ、USB3.1/DisplayPort、USB3.1(PowerShare機能付き)、USB3.1、ヘッドセット(ヘッドフォン・マイク)です。
最大の特徴は、最新の高速USB規格である次世代のUSB3.1を搭載していることです。USB 3.1は、USB3.0の約2倍の転送速度(理論値)を誇りますので、大容量データの転送などにかかる時間も大幅に短縮できます。
Inspiron 15 7000の右側面

Inspiron 15 7000の右側面。左から、SDカードリーダー、USB3.1、有線LANです。
Inspiron 15 7000の前面

Inspiron 15 7000の前面。接続端子はなく、中央に電源およびバッテリーステータスライトが配置されています。
Inspiron 15 7000の背面

Inspiron 15 7000の背面。接続端子はありません。
Inspiron 15 7000の底面

Inspiron 15 7000の底面。高級感あるアルミニウム素材で形成されており、放熱用のスリットが背面側にあります。両サイドにある小さなスリットは、内蔵スピーカー×2です。

底面を拡大。スリットには内蔵スピーカーは搭載されています。DELLいわく「スタジオレベルの高音質」は言い過ぎですが、低音こそないものの、クリアでキレイな音楽・動画鑑賞が楽しめます。また、前面側に配置されていることから、臨場感もあります。

底面の中央にあるInspiron のロゴ。凹凸を作って、高級感を演出しています。
Inspiron 15 7000のキーボード

本体ボディの全景。キーボードは、19mmフルサイズかつアイソレーションタイプで、キーボード右上部に電源ボタンがあるだけのシンプル設計です。

Inspiron 15 7000のキーボードは、バックライトを標準装備しています。機種によってはオプションになる場合もありますので、嬉しいポイントです。Inspiron
15 7000を寝室などの暗い部屋で使う場合に最適ですね。ちなみに、明るい部屋ではバックライトが自動的に消灯します。

キーボード左部分を拡大。キー配列は標準的で、一番上列のファンクションキーが少し小さいのが気になりますが、頻繁に使うキーではないので割り切りが必要でしょう。

キーボード右部分を拡大。Enterキーが少し小さいのが個人的には不満ですが、慣れれば問題なし。

キーを拡大。一般的なスタンダードノートよりもキー表面が少しツルッとしてますが、タイピング感は良好です。たわみも少ないです。DELLいわく、「よく使用されるキーを1,000万回打鍵し、問題がないことを確認しています」とのこと。

キーピッチは19mmフルサイズなので、手が大きな私でもスペースに余裕があります。

広い高精度タッチパッド。幅:10.5cm、奥行き:8.0cmと広く、タッチパッド部分はツルツルしているので、クリックしやすいです。DELLいわく、「タッチパッドボタンを100万回タッチするテストを実施して、問題がないことを確認しています」とのこと。
Inspiron 15 7000の電源アダプターと重量

Inspiron 15 7000本体重量の実測は、本体のみで2049gでした。
極細ベゼルの15インチノートパソコンInspiron 15 7000。
詳しくはNew_Inspiron_15_7000_7570(2017/9/29発売) (DELL公式ページ)をご参照ください。
【性能編】 Inspiron 15 7000の性能をベンチマークテスト
Inspiron 15 7000の性能を調べるため、各種ベンチマークテストを実施しました。

Inspiron 15 7000のカスタマイズ構成
機種名 |
Inspiron 15 7000 |
OS |
Windows 10 Home (64ビット) 日本語 |
CPU |
第8世代インテル Core i7-8550U プロセッサー (8MB キャッシュ, 最大 4.0 GHz
まで可能) |
メモリ |
16GB, DDR4, 2133MHz |
ハードディスク |
512GB PCIe ソリッド ステート ドライブ |
ビデオコントローラ |
NVIDIA GeForce 940MX 4GB GDDR5 グラフィックス メモリ付き |
※最新のInspiron 15 7000のカスタマイズ構成は、New_Inspiron_15_7000_7570(2017/9/29発売) (DELL公式ページ)をご参照ください。

【参考】Inspiron 15 7000のデバイスマネージャー

CPU-Zで「Core i7-8550U プロセッサー」を見る。省電力タイプに関わらず、動作周波数は4.0GHz程度まで上昇します。また、高性能な4コア/8スレッド動作です。

GPU-Zで「NVIDIA GeForce 940MX」を見る。
SSDとハードディスクの性能をチェック

定番ベンチマークソフトのCrystalDiskmark 5.1を使って、Inspiron 15 7000の512GB PCIe ソリッド ステート ドライブの性能を調べてみました。連続読み出しは1546MB/sと爆速です。実際の体感速度と関係する「4K Q32T1」も読み出し357.3MB/s、書き込み596.0MB/s!
安価なパッケージでは、「デュアル ドライブ 128GB ソリッド ステート ドライブ+ 1TB 5400 rpm ハードドライブ
付き」 の場合もあります。

128GB ソリッド ステート ドライブ

1TB 5400 rpm ハードドライブ
512GB PCIe ソリッド ステート ドライブほどの速度は出ませんが、128GBSSDと1TBハードディスクの2台搭載なので、データ保存容量を優先する方はご検討ください。
CPU単体の処理速度をテストする定番ベンチマーク「CINEBENCH R11」
古いアプリケーションを想定したシングルスレッドテスト、新しいアプリケーションを想定したマルチスレッドテストが実施できるCINEBENCH
R11を使って、Core i7-8550Uの実力を確認してみました。

「CINEBENCH R11」。3Dグラフィックのレンダリング性能を測定するベンチマークソフト。美麗な3Dグラフィックを描き切るまでのスコアをチェックします。CPU能力を100%フルに発揮するンチマークテストなので、各CPUの底力を知ることができます。

Core i7-8550Uは4コア・8スレッドなので、デスクトップパソコン並みの性能を誇ります。
CINEBENCH R11スコア
テスト |
Core i7-8550U |
(参考)
第6世代Core i5-6200U
(定格:2.30GHz、最大2.40GHz) |
【CINEBENCH R11】 CPU(シングルスレッド)(pts) |
1.87 |
1.28 |
【CINEBENCH R11】 CPU(マルチスレッド)(pts) |
6.82 |
3.12 |
旧機種のCore i5-6200Uと比較すると、Core i7-8550Uは圧倒的なスコアをたたき出しています。
実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK 8」
実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK 8」でベンチマークしてみました。他機種との性能比較の参考としてください。
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一般的な使い勝手の「Home」は3054

「Home」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
比較的高スコアです。

画像や動画編集などクリエイティブな使い勝手の「Creative」は4621

「Creative」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
比較的高スコアです。

文書作成など仕事の使い勝手の「Work」は3845

「Work」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
スコアは普通です。

ストレージへのアクセス速度を調べる「Strage(SSD)」は4829。かなり速いです。
SSDを搭載しているので、全ての項目で高スコアです。普段使いも快適ですね。
ファイナルファンタジー14 紅蓮の解放者の公式ベンチマークテストで性能をチェック
比較的軽いファイナルファンタジー14 紅蓮の解放者のベンチマークテストを試してみました。

一般的な「高解像度1920×1080、標準品質、DirectX 11」の設定で、『快適』でした。
グラフィック負荷が軽いゲーム用途であれば、そこそこプレイ可能です。

ただし、最高品質になると、設定変更を推奨となってしまいます。ゲーム主用途としては不向きです。
(総まとめ)高コストパフォーマンスな薄型ノートInspiron 15 7000
その中でInspiron 15 7000は11万円台(2017年12月時点。割引クーポンを利用すると9万円台からの購入が可能!)という価格帯ながらも、デザイン・性能面共に高コストパフォーマンスを誇ります。
Inspiron 15 7000は、
- シンプル、かつ、コンパクトな15インチノート
- 極めて薄いモニタフレーム
- 高質感のあるプレミアム素材・加工
- 画像や動画がキレイなフルHD(1920×1080)、かつ、広視野角のIPSパネルを採用
- 最新の第8世代Coreプロセッサと高速SSDを標準搭載
など、メインノートの買い替えはもちろん、2台目のサブノートとしてもおすすめです。気になる方は、チェックしてみてください。

下位のNew_Inspiron_15_5000_5570(2017/10/3発売) と比較してみました。ご参考にしてください。
(参照)パソコン納得購入ガイドのInspiron 15 5000 レビュー
DELL公式サイト 製品ページリンク
極細ベゼルの15インチノートパソコンInspiron 15 7000。
詳しくはNew_Inspiron_15_7000_7570(2017/9/29発売) (DELL公式ページ)をご参照ください。

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