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Inspiron 15とInspiron 15Rの比較レビューをご紹介!
DELLノートパソコン購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。 |
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ページ更新:2010/7/4 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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どっちを選ぶ?売れ筋スタンダードノート新旧対決!
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比較対象 | 旧Inspiron 15 | 新Inspiron 15R |
---|---|---|
チップセット |
インテル HM55 Express
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インテル HM57 Express |
OS | Windows 7 Home Premium 64ビット版 | |
CPU |
|
|
メモリ | DDR3-SDRAM (1066MHz) | |
ビデオコントローラ | インテルHD グラフィックス | |
液晶モニタ | 15.6インチ(表示解像度:1,366 x 768)WLED光沢ディスプレイ |
チップセットと呼ばれる基幹部分が変わっているだけで、カスタマイズ可能なOS、CPU、メモリ、ビデオコントローラ、液晶モニタは全て同じです。性能については、その時点で搭載されるメモリやハードディスクのメーカーや製品名に左右される誤差程度、と判断して良いと考えられます。
新Inspiron 15Rはモデル名がN5010に変更されただけで、カスタマイズ可能なパーツは同じです。
新Inspiron 15Rのデバイスマネージャを確認。ワイヤレス子機が少し違いますが、旧Inspiron
15とほぼ同じ構成です。
今回、性能を比較した旧Inspiron 15と新Inspiron 15Rの仕様は、以下のとおりです。
比較対象 | 旧Inspiron 15 | 新Inspiron 15R |
---|---|---|
チップセット |
インテル HM55 Express
|
インテル HM57 Express |
OS | Windows 7 Home Premium 64ビット版 | |
CPU | Core i5-430M (動作周波数:2.26GHz) | |
メモリ | 4GB DDR3-SDRAM (1066MHz) | |
ハードディスク | 500GB (WESTERN DIGITAL製 WD5000BEVT) | 500GB (TOSHIBA製 MK5065GSX) |
ビデオコントローラ | インテルHD グラフィックス | |
液晶モニタ | 15.6インチ(表示解像度:1,366 x 768)WLED光沢ディスプレイ |
同じ500GBハードディスクを搭載する両機種ですが、時期によってはメーカーや品番が異なります。今回ご紹介している旧Inspiron 15はウエスタンデジタル製のWD5000BEVT、新Inspiron 15Rは東芝製のMK5065GSXでしたが、どちらも5400回転/タイプなので大きな性能差はないようです。
各ハードディスク単体性能を、CrystalDiskMarkを使って測定した結果をご紹介します。
旧Inspiron 15のハードディスク性能をCrystalDiskMarkを使って測定。
左列は読み込み速度、右列は書き込み速度、
上列から、連続データ読み書き、512K毎データ読み書き、4K毎データ読み書きです。
新Inspiron 15のハードディスク性能をCrystalDiskMarkを使って測定。
新しいので全体的に数%程度スコアアップしていました。旧Inspiron 15においても同じハーディスクが搭載される可能性もありますので、あくまで参考程度としてください。
旧Inspiron 15のWindows 7エクスペリエンス値
新Inspiron 15RのWindows 7エクスペリエンス値
同じカスタマイズ構成ながら微妙にスコアが違いますが、当初の予想どおり、あくまで誤差の範囲と考えて良いと思います。
画像や動画などマルチメディア系コンテンツを主用途としたベンチマークテスト「PCMark Vantage」におけるスコアを比較してみました。
「PCMark Vantage」スコア。左が旧Inspiron 15、右が新Inspiron 15R。
比較対象 | 旧Inspiron 15 | 新Inspiron 15R | 備考 |
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主なカスタマイズ構成 (CPU、メモリ、ビデオコントローラ、ハードディスク) |
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同左 | 同カスタマイズの2機種を用意 |
PCMark Suite | 4911 | 4976 | 総合スコア。数値が高いほど、デジタルコンテンツ系処理に強い。 |
Memories Suite | 2997 | 3190 | 拡大/反転/回転といった高解像度画像の処理&画像ファイルのインポート処理を計測。 |
TV and Movies Suite | 3308 | 3709 | Windows Media CenterからのHDDアクセス&HDコンテンツ付きVC-1形式HD DVDの再生処理を計測。 |
Gaming Suite | 3130 | 3289 | ゲームにおけるCPUの処理&同HDDの処理処理を計測。 |
Music Suite | 5155 | 5529 | Webページのレンダリング,MP3形式→WMA形式のサウンドファイルトランスコード&HDDからWindows Media Playerへ音楽ファイルを追加する処理を計測。 |
Communicati Suite | 4503 | 4931 | データの暗号化、データの圧縮&Windows Mailのコピー処理を計測。 |
Productivity Suite | 4548 | 4495 | テキスト編集する処理やWindowsのファイル検索、Windows Mailの検索、Webページのレンダリング&HDDからのアプリケーション読み出しする処理を計測。 |
HDD Suite | 2773 | 3479 | ハードディスクの速度を計測。 |
チップセットとハードディスクの品番が異なるためか、わずかですが新Inspiron 15Rの方が高スコアです。ただ、各項目とも数%程度の差でしかないので、体感差はほとんどないと考えられます。
1点だけ気になったのが、ハードディスクの速度を計測する「HDD Suite」です。ハードディスク個体の性能は大差なかったのですが、スコアが3割ほど高かったのが不思議でした。
付属品についても詳しく比較した結果、AC電源アダプタが微妙に変更されていました。
新Inspiron 15Rに付属している電源アダプタ。見た目は旧Inspiron 15のモノと同じですが、よーく見ると微妙な変化があります。
電源アダプタを比較。上が旧Inspiron 15、下が新Inspiron 15R。
どちらも65Wタイプであり大きさは全く同じでしたが、通電ランプの形状が微妙に変更されてました。(笑)
あまりに微妙なので、発送時の違いだけかもしれませんね。
上が旧Inspiron 15、下が新Inspiron 15R。
二次側のケーブル保護部も微妙に手厚くなってました(笑)。断線しずらいように、改善されているのでしょうか。
上が旧Inspiron 15、下が新Inspiron 15R。
パソコン本体に差し込む電源コネクタ側も、保護部の形状やケーブル長が微妙に異なります。
コネクタ先は、旧Inspiron 15が黒、新Inspiron 15Rが白です。
今、旧Inspiron 15を購入すれば、新Inspiron 15R用ケーブルが付いてくるかは不明ですが、ご参考にどうぞ。
と5つの項目に分けて、旧Inspiron 15と新Inspiron 15Rの違いをご紹介しましたが、最後にまとめてみたいと思います。
旧Inspiron 15と新Inspiron 15Rの大きな差は、ヒンジ位置の違いによる天板位置です。あまりに違うので、一見、マイナーチェンジ機種とは思えません。
天板を開いた状態で比較。左が旧Inspiron 15、右が新Inspiron 15R。
「天板のサイズはほとんど同じにも関わらず、ヒンジの位置でこれだけ印象が違うのか。」、という印象を受けました。
左が旧Inspiron 15、右が新Inspiron 15R。
前から見ても、大きくデザインが違います。どちらが好みかにもよりますが、今後は新Inspiron
15Rしか選べなくなりますので、旧Inspiron 15を手に入れるには今しかチャンスがありません。
天板の質感も変化しており、落ち着いた質感の旧Inspiron 15、派手な新Inspiron 15Rという印象を受けました。
左が旧Inspiron 15の天板、右が新Inspiron 15Rの天板です。メタリック感が大きく違います。
マイナーチェンジ機種にもかかわらず、接続端子の配置が大きく違います。
右側面を比較。上が旧Inspiron 15、下が新Inspiron 15R。
旧Inspiron 15は端子数が多く、USB2.0端子を含めて端子が前面側に集中しています。
新Inspiron 15Rには、旧Inspiron 15には非搭載のeSATA/USB2.0端子が配置されていますので、高速データ転送を望むなら新Inspiron
15Rがおすすめです。
左側面を拡大。上が旧Inspiron 15、下が新Inspiron 15R。
旧Inspiron 15は前面側(写真右方向)に接続端子が多く、新Inspiron 15Rは背面側(写真左方向)によってます。
背面を拡大。上が旧Inspiron 15、下が新Inspiron 15R。
旧Inspiron 15には接続端子が搭載されていませんが、新Inspiron 15Rには複数配置されています。個人的には、邪魔な電源コネクタが背面にある新Inspiron
15Rが好みです。
新Inspiron 15Rはキーボードが少し上方向に配置されているため、手を置くパームレストが広いです。
左が旧Inspiron 15のタイピングイメージ、右が新Inspiron 15Rのタイピングイメージ。私のように手が大きな方でも広々使えます。タッチパッドも広いので、利用頻度が高い方は新Inspiron
15Rがおすすめ。
両機種は、チップセットこそ違うものの、カスタマイズ可能なパーツは同じです。性能面での差は微妙なので、性能重視で購入する必要はないでしょう。見た目のデザインと接続端子の種類・配置で決めればOKです。
両機種とは直接関係ありませんが、この記事を書いている2010年7月4日時点では、旧Inspiron 15と新Inspiron 15Rでは選べるOfficeのバージョンが違います。発売時期の影響によるものでしょうが、旧Inspiron 15は旧Office 2007、新Inspiron 15Rは新Office 2010です。
新Office 2010は、ビジュアル的に訴えかける新機能が豊富に搭載されています。
【参考】WORD 2010 新機能(マイクロソフト公式ページ)、EXCEL 2010 新機能(マイクロソフト公式ページ)。別ページで開きます。
今買うなら新Office 2010がおすすめですが、「新しいOfficeは、使い方を一から覚え直さないといけないので嫌・・・。」という方はとりあえず旧Office 2007を購入し、後日、新Office 2010へアップグレードする方法もありでしょう。+3000円程度かかりますが、自分で切り替えタイミングを選べるので悪くはないと思います。
デザイン面での違いはありますが、両機種はマイナーチェンジとしての扱いなので、
「旧Inspiron 15が欲しいなら、迷うことなく今すぐにでも買うべし!」という判断になります。
万人受けするのは、落ち着いた雰囲気、かつ、スタイリッシュなデザインを持つ旧Inspiron 15かな?という気がしますが、派手なデザイン、かつ、細かい部分が改善されている新Inspiron 15Rも捨てがたいです。
繰り返しますが、旧Inspiron 15を手に入れるなら販売終了間近の今しかありません。「あの時、旧Inspiron 15を購入しておけばよかった・・・。」と後悔されないよう、じっくりとご検討しつつ、お早めの判断をおすすめします。
左が旧Inspiron 15、右が新Inspiron 15R
15.6インチ液晶モニタ/最新CPU「Core i3/i5」を搭載するスタンダードノートInspiron
15シリーズ。
→詳細はInspiron 15(DELL公式ページ)、Inspiron 15R
(DELL公式ページ)をご参照ください。