内蔵デュアルポインティングが搭載可能な、DELLの14インチビジネスノート「Latitude
7480」 レビュー
「法人向けの14インチ液晶のビジネスノートが欲しい!」という方におすすめする、内蔵デュアルポインティングが搭載可能な、DELLの14インチビジネスノート「Latitude
7480」のレビューをご紹介します。

【特徴編】内蔵デュアルポインティングが搭載可能なDELLの14インチノート「Latitude
7480」
今回ご紹介するのは、内蔵 デュアル ポインティングが搭載可能なDELLの14インチビジネスノートLatitude
7480のレビューです。法人向けの機種ですが、個人でも購入可能です。
Latitude 7480 (DELL公式ページ)
(特徴その1) 14インチノートながらコンパクト、かつ、高性能
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Latitude 7480の外観。旧機種よりも6%薄く、14インチノートながら重量はわずか1.36kgと軽量ボディです。
しかも高性能、かつ、省電力なUシリーズのCore i プロセッサや高速SSDを搭載することにより、1日中持続するバッテリーを実現しています。なお、オプションで4G SIM フリーモデルもあります。

Latitude 7480が搭載するSSDの例(512GB ソリッド ステート ドライブ M.2 SATA)(左)と一般的なノートパソコンに搭載するハードディスク(右)のアクセス速度をCrystalDiskMark
5.1で計測。Latitude 7480の速さがよくわかります。読み出し(Read)・書き込み(Write)共、全く別次元ですね。
(特徴その2) 非タッチ・タッチ式、高解像度パネルがカスタマイズ可能

Latitude 7480のモニタをチェック。非タッチ・タッチ式がカスタマイズ可能です。解像度はHD(1366×768)とGHD(2560×1440)がカスタマイズ可能です。GHDモニタでは、堅牢なCorning Gorilla Glass 4を採用しています。

ベゼル幅は約1cm。14インチビジネスノートでは、比較的狭い部類に入ると思います。
(特徴その3) ソフトタッチペイント仕上げなので、しっとりとした手触りが楽しめる

Latitude 7480の本体ボディは、ソフトタッチペイント仕上げなので、しっとりとした手触りが楽しめます。写真では少しわかりにくく、伝えきれないのが残念です。

Latitude 7480の天板。オプションでカーボンファイバを織り込んだ2背面カバーを選択できます。

Latitude 7480の天板を拡大。ビジネスノートとは思えないほどの高級感が味わえます。
内蔵デュアルポインティングが搭載可能な、DELLの14インチビジネスノートLatitude
7480
詳しくはLatitude 7480 (DELL公式ページ)をご参照ください。
【外観編】Latitude 7480の外観をチェック
Latitude 7480の外観を詳しくご紹介します。
Latitude 7480の左側面

Latitude 7480の左側面。左から、電源コネクタ、USB Type-C、HDMI、USB3.0スマートカード(オプション)です。
Latitude 7480の右側面

Latitude 7480の右側面。左から、ヘッドセット、SIM(オプション)、MicroSDカードリーダー、USB3.0(PowerShare対応)、有線LANです。
Latitude 7480の前面

Latitude 7480の前面。左から、スピーカー×2、ステータスライトです。
Latitude 7480の背面

Latitude 7480の背面。接続端子は非搭載です。

液晶モニタを支えるヒンジ部分を拡大。中央全体で支えるようなデザインを採用しているので頑丈です。
Latitude 7480の底面

Latitude 7480の底面。上部全体にしっかりと排熱スリットが確保されています。
Latitude 7480のキーボード

本体ボディの全景。キーボードは、19mmフルサイズかつ主流のアイソレーションタイプで、手を置くパームレスト部分は指紋が気になりにくい素材です。タッチパッドも横方向に10cmと広く、使いやすいです。キーボード右上部に電源ボタンがあるだけのシンプル設計です。本レビューは、オプションの「内蔵デュアルポインティング」を搭載しています。

オプションの「内蔵デュアルポインティング」を拡大。

青いボタンのような箇所を人差し指で操作することで、マウス無しで快適なパソコン操作が可能です。一度この操作にはまると、止められません。

操作イメージ。右利きの方であれば、右手の人差し指で青いボタンの部分を操作します。また、キーボード下すぐに左右クリックボタンがあるので、わざわざ手を持ち上げてタッチパッドを操作する必要がありません。

左右クリックボタンは、タッチパッドと比べて浅めです。好みもあると思いますので、使いやすい方でもOKです。

キーボード左部分を拡大。その他のキー配列は標準的で、一番上列のファンクションキーが少し小さいのが気になりますが、頻繁に使うキーではないので割り切りが必要でしょう。

キーボード右部分を拡大。Enterキーが少し小さいのが個人的には不満ですが、慣れれば問題なし。ちなみに、個人向けノートのキー配列と異なる点は、右下に「PageUp」と「PageDown」が別途配置されていること、矢印キーが一段下がっておりブラインドタッチしやすいことです。

キーを拡大。タイピング感は良好です。たわみもほとんどありませんでした。

キーピッチは19mmフルサイズなので、手が大きな私でもスペースに余裕があります。
内蔵デュアルポインティングが搭載可能な、DELLの14インチビジネスノートLatitude
7480
詳しくはLatitude 7480 (DELL公式ページ)をご参照ください。
【性能編】 Latitude 7480の性能をベンチマークテスト
Latitude 7480の性能を調べるため、各種ベンチマークテストを実施しました。

カスタマイズ構成
機種名 |
Latitude 14 7000 プラチナモデル(大容量メモリ/QHD/Thunderbolt) |
OS |
Windows 10 Home (64ビット) 日本語 |
CPU |
第7 世代 インテル Core i7-7600U (デュアル コア, 2.80Gz, 4MB キャッシュ) |
メモリ |
8GB (1x8GB) DDR4 メモリ |
ハードディスク |
512GB ソリッド ステート ドライブ M.2 SATA |
ビデオコントローラ |
インテル Core i7-7600U プロセッサー ベース,インテル HD グラフィックス 620
Thunderbolt 3 付き |

【参考】Latitude 7480のデバイスマネージャー

CPU-Zで「Core i7-7600U プロセッサー」を見る。2コア・4スレッド、動作周波数は2.8〜3.9GHzと高性能です。
ハードドライブの性能をチェック

定番ベンチマークソフトのCrystalDiskmark 5.1を使って、Latitude 7480の256GB
SSDの性能を調べてみました。高速なM2タイプのSSDなので、なんと連続読み出しは454.2MB/sです。実際の体感速度と関係する「4K QD32」も301.0MB/sと爆速!
なお、大容量の1TB ハードディスクもカスタマイズ可能です。処理速度は下がりますが、保存容量を重視する方はご検討ください。
CPU単体の処理速度をテストする定番ベンチマーク「CINEBENCH R11」
古いアプリケーションを想定したシングルスレッドテスト、新しいアプリケーションを想定したマルチスレッドテストが実施できるCINEBENCH
R11を使って、Core i7-7600Uの実力を確認してみました。

「CINEBENCH R11」。3Dグラフィックのレンダリング性能を測定するベンチマークソフト。美麗な3Dグラフィックを描き切るまでのスコアをチェックします。CPU能力を100%フルに発揮するンチマークテストなので、各CPUの底力を知ることができます。
 ノートパソコンとしては十分なスコアですね。
CINEBENCH R11
機種名 |
Latitude 7480が搭載する
第7世代
Core i7-7600U
(2.8〜3.9GHz) |
(参考)
前第6世代
Core i7-6500U
(2.5〜3.1GHz) |
【CINEBENCH R11】 CPU(シングルスレッド)(pts) |
1.85 |
1.06 |
【CINEBENCH R11】 CPU(マルチスレッド)(pts) |
3.83 |
3.57 |
前第6世代のCore i7プロセッサであるCore i7-6500Uと比較してみました。
結論としては、Latitude 7480が搭載する第7世代Core i7-7600Uは、 前第6世代の上位プロセッサであるCore
i7プロセッサを越える性能であることがわかります。
さらに、マルチスレッドではそれほど大差はありませんが、シングルスレッドだと差が出てきます。シングルスレッドでの動作が多いと思われるビジネス用途であれば、効果がありそうです。
実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK 8」
実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK 8」でベンチマークしてみました。他機種との性能比較の参考としてください。
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一般的な使い勝手の「Home」は3221

「Home」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
比較的高スコアです。

画像や動画編集などクリエイティブな使い勝手の「Creative」は4351

「Creative」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
比較的高スコアです。

文書作成など仕事の使い勝手の「Work」は4391

「Work」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
比較的高スコアです。

ストレージへのアクセス速度を調べる「Strage(SSD)」は4895。かなり速いです。
SSDを搭載すると、全ての項目で高スコアとなります。普段使いも快適ですね。
ファイナルファンタジー14 紅蓮の解放者の公式ベンチマークテストで性能をチェック
比較的軽いグラフィック負荷である、ファイナルファンタジー14 紅蓮の解放者のベンチマークテストを試してみました。

「解像度1920×1080、標準品質、DirectX 11」の設定では、『設定変更が必要』と歯が立ちません。
ライトなゲームでも、主用途としては不向きですね。
バッテリの持ち時間を計測する「BBench」

ベンチマークテストBBENCHを使って、バッテリ駆動時間をチェック。「画面輝度最小、10秒ごとにキー入力、かつ、Webサイトを閲覧」という条件を設定。1時間を経過しても、バッテリ残量は88%も残ってました。単純計算では10時間ぐらい持つことになります。輝度が普通であれば、5〜6時間といったところでしょうか。利用環境にもよりますが、ご参考としてください。
(総まとめ)高コストパフォーマンスな薄型ノートLatitude 7480
最近のモバイルノートは、20万円前後するハイエンドモバイルから数万円程度のローエンドモバイルまで幅広い機種が各メーカーから発売されています。その中でLatitude 7480は中〜上価格帯ながらも、デザイン・性能面共に高コストパフォーマンスを誇ります。
Latitude 7480は、
- 内蔵デュアルポインティングが搭載可能な、DELLの14インチビジネスノート
- しっとりとしたソフトペイント仕上げなど質感にも考慮
- 省電力なCore iプロセッサや高速SSDが搭載可能
など、メインノートの買い替えはもちろん、2台目のサブノートとしてもおすすめです。気になる方は、チェックしてみてください。
DELL公式サイト 製品ページリンク
内蔵デュアルポインティングが搭載可能な、DELLの14インチビジネスノートLatitude
7480
詳しくはLatitude 7480 (DELL公式ページ)をご参照ください。

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