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Inspiron 15レビューをご紹介!
DELLノートパソコン購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2010/2/11
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名機の風格を漂わせる低価格メインノート DELL 新Inspiron 15 レビュー

Inspiron 15は、最近主流となりつつある15.6インチワイド液晶を搭載したDELLの低価格ノートパソコン。大人気ノートInspiron 1545の後継として登場した、2010年DELL低価格ノートの本命機種です。

新Inspiron 15の概要

【概要6】 Inspiron 15にするか、上位機種を選ぶか

前ページ「【概要5】 旧Inspiron 15(現行Inspiron 1545)と比較してみた」では、旧機種のInspiron 1545との比較をご紹介しましたが、今ページでは反対に上位機種との比較をご紹介します。

高コストパフォーマンスのInspiron 15 VS プレミアム感が強い上位機種

Inspiron 15は手軽でお得なスタンダードノートにも関わらず、高い基本性能かつスタイリッシュに仕上げられたデザインが魅力的です。ミドルレンジノートとも感じられる高パフォーマンスなので、「かなりの人気が出るんだろうなぁ。」と思います。

かなり人気が出そうな予感がするInspiron 15
かなり人気が出そうな予感がするInspiron 15

Inspiron 15の出来が予想以上に良いので、「単純にコストパフォーマンスだけを追求するのであれば、上位機種を選ぶメリットはないのでは?」というのが率直な意見です。ところが、人間には”所有欲”という魔物がおりまして(笑)、上を見ると「やっぱり上位機種がほしくなるなぁ…」なんて。そんな”あまり知りたくない”メリットについて、15.6インチ液晶を搭載する上位3機種との比較をご紹介します。

※購入機種をInspiron 15に決めている方は、あまり見ない方が良いかもしれません。(笑)

Inspiron 15と同じ15.6インチ液晶を搭載するDELLノートパソコン

2010年2月10日現在、Inspiron 15と同じ15.6インチ液晶を搭載するDELLノートパソコンは以下の3機種です。

15.6インチ液晶を搭載するDELLノートパソコン
機種名 Inspiron 15 Studio 15 Studio XPS 16 Alienware M15x
製品画像 Inspiron 15 Studio 15 Studio XPS 16 Alienware M15x
特徴 手軽に購入できるスタンダードノート。予算重視ならこれ。 機能や質感がワンランク上のミドルレンジノート。売れ筋機種。 アルミニウムや本革など使用素材がプレミアム。モニタフレームがキレイなEdge-to-Degeパネルを採用。 大きく重い重量機種。目が光る宇宙人付き。
おすすめ用途 一般用途 画像・動画編集 画像・動画編集 3Dオンラインゲーム
価格 中高
搭載CPU Core i3
Core i5
Core i3
Core i5
Core i7
Core i7 Core i5
Core i7
表示解像度 中〜高 中〜高 中〜高
光学ドライブ トレイローディング方式 スロットイン方式 スロットイン方式 スロットイン方式
グラフィック性能 特高
eSATA端子
ディスプレイポート
外形寸法(幅×奥行き×高さ) 380×248×20-32.8 mm 371.6×252.9×25.3-38.9mm 385×255×24.1-34mm 377.93×308.5×48.70mm
重量(最小構成時) 2.47kg 2.52kg 2.91kg 4.08kg
製品詳細ページ Inspiron 15 Studio 15 Studio XPS 16 Alienware M15x
パソコン納得購入ガイド レビュー記事 DELL Inspiron 15 レビュー DELL Studio 15 レビュー DELL Studio XPS 16 レビュー DELL Alienware M15x レビュー
※詳しくはDELL公式サイトでご確認ください。

比較すると、DELLノートパソコンのラインナップの幅広さがよくわかります。同じ15.6インチ液晶を搭載する機種にもかかわらず、それぞれ特徴やおすすめ用途が全く異なります。

デジタルコンテンツ用途ならStudio 15

ミドルノートStudio 15
ミドルノートStudio 15。Inspiron 15では選べないCore i7や高性能ビデオコントローラが搭載可能です。

Studio 15には、高速転送可能なeSATAやIEEE1394など接続端子の種類が多い
Studio 15には、高速転送可能なeSATAやIEEE1394など接続端子の種類が多く、

記録メディアがそのまま入る「スロットイン方式」を採用しています
記録メディアがそのまま入る「スロットイン方式」を採用しています。一般的なトレータイプの光学ドライブを採用するInspiron 15との差別化と言えます

他人と違うプレミアムノートが欲しい方にはStudio XPS 16

た目が明らかに他機種と異なるStudio XPS 16
見た目が明らかに他機種と異なるStudio XPS 16。天板にアルミニウムや本皮を採用するなど、とにかく質感にこだわったプレミアムノートです。下位機種では選べないビデオコントローラも搭載可能なので、性能面でもハイエンドに位置付けされます。

モニタフレームをできる限り排除したEdge to Edgeパネルを採用
モニタフレームをできる限り排除したEdge to Edgeパネルを採用。Inspiron 15やStudio 15よりも洗練されたデザインが印象的です。

キーボード上部には、タッチセンサー式メディアコントロールボタンが別途配置されています
キーボード上部には、タッチセンサー式メディアコントロールボタンが別途配置されています。Inspiron 15やStudio 15では、メディアコントロールボタンとファンクションキー(Fキー)が共通なので、「Shiftキー」との同時押しによる使い分けが面倒です。ファンクションキーの使用頻度が低ければ面倒ではないですが、使用頻度が高い方はご検討ください。

Inspiron 15とは正反対?ゲームが主用途であればAlienware M15x

オンラインゲームがメイン用途の方にはAlienware M15xという選択肢もあります。ただ、Inspiron 15と用途や価格帯が全く違うので、正直、比較機種にはならないかもしれません。

最新3Dゲームに最適なハイエンドビデオコントローラを搭載するゲーミングノート
最新3Dゲームに最適なハイエンドビデオコントローラを搭載するゲーミングノート。LEDを内蔵するなど見た目の派手さにもこだわる存在感は唯一無比。

本体デザインを比較
本体デザインを比較。左がAlienware M15x、右がInspiron 15。同じ15.6インチ液晶を搭載しているにも関わらず、全く別物に見えます。

本体の厚みを比較
本体の厚みを比較。上がInspiron 15、下がAlienware M15x

Alienware M15xのベンチマークスコア
Alienware M15xのベンチマークスコア。軽く1万オーバーのスコアはハイエンドデスクトップ並です。

予算が許すならStudio XPS 16、予算オーバーならカラフルなデザイン天板が選べるStudio 15

天板デザインで選ぶ

天板デザインでは、Studio XPS 16が秀逸です。アルミニウムや本革の質感は他メーカーを見ても類がなく、プレミアム感抜群です。ただ値段も多少上がりますので、予算が厳しい方はカラフルなデザイン天板が選べるStudio 15がおすすめです。

光沢層、アルミニウム層、本革層の3重奏はStudio XPS 16だけの特権です
光沢層、アルミニウム層、本革層の3重奏はStudio XPS 16だけの特権です。

カラフルなデザイン天板が選べるのはStudio 15だけです
一方、カラフルなデザイン天板が選べるのはStudio 15だけです。

ゲーミングノートであるAlienware M15xは”宇宙人の侵略”がテーマデザイン
ゲーミングノートであるAlienware M15xは”宇宙人の侵略”がテーマデザインとなっており、1機種だけ違う方向性を向いています。エイリアン好きな方はご検討ください。

瞳がキラリと光るエイリアンはAlienwareシリーズのみ
瞳がビカビカっと光るエイリアンはAlienwareシリーズのみ。(笑)

3Dグラフィック能力で選別する案もあり

性能面で大きく違うのは、搭載できるビデオコントローラです。

4機種の性能を比較
機種名 Inspiron 15 Studio 15 Studio XPS 16 Alienware M15x 備考
搭載ビデオコントローラ オンボード Radeon HD 4570 Radeon HD 4670 GeForce GTX 260 グラフィック性能は上位機種ほど高い
Windowsエクスペリエンス値
グラフィックス
4.6 5.0 6.7 6.8 Windows7を動作させるだけであれば、Inspiron 15でも十分
Windowsエクスペリエンス値
ゲーム用グラフィックス
5.1 6.2 6.7 6.8 エクスペリエンス値では、Studio XPS 16とAlienware M15xのスコア差は小さい
3DMarkスコア 1756 4296 7583 11005 3DゲームベンチマークテストになるとAlienware M15xが強い
製品詳細ページ Inspiron 15 Studio 15 Studio XPS 16 Alienware M15x ※カスタマイズできるビデオコントローラについては、DELL公式サイトでご確認ください
パソコン納得購入ガイド レビュー記事 DELL Inspiron 15 レビュー DELL Studio 15 レビュー DELL Studio XPS 16 レビュー DELL Alienware M15x レビュー 写真を中心としたレビューを掲載中です。ご参考にどうぞ。
※条件が微妙に異なりますので、参考程度としてください。

一般用途ならInspiron 15で十分ですが、高い3Dグラフィック能力を求めるなら「Radeon HD 4570」が選べるStudio 15、もしくは、「Radeon HD 4670」が選べるStudio XPS 16がおすすめ。3Dゲーム用途がメインであれば、GeForce GTX 260を搭載するAlienware M15xで決まりでしょう。

Inspiron 15はサブノートとしても最適

このページでは、いかにも上位機種がおすすめと言わんばかりに”所有欲”を満たしてくれるメリットをご紹介しましたが、Inspiron 15の”安い”という付加価値も性能の1つです。買いやすさだけで考えると、Inspiron 15を購入対象から外すことはできません。購入機種を迷っていらっしゃる方は、まずはInspiron 15を購入機種ベースに設定してみてください。購入価格以上のお得感はあります。

当然、メインノートやデスクトップパソコンからの買い換えだけでなく、サブノートとしての追加購入もおすすめです。ただし、ハイエンドビデオコントローラが選べない、高速データ転送が可能なeSATA端子やスロットイン方式の光学ドライブが非搭載など、上位機種との差別化も図られています。将来の用途、必要な接続端子の種類なども含めてご検討ください。

DELL公式サイト 製品ページリンク

Inspiron 15
スリムなデザインかつ最新パーツを搭載するスタンダードノート DELL Inspiron 15

 15.6インチ液晶モニタ/最新CPU「Core i3/i5」を搭載するスタンダードノートInspiron 15。
 →詳細はInspiron 15(DELL公式ページ)をご参照ください。

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