5100Cと4700Cはどちらが買いか
見た目はよく似ているスリムタイプのDimension 5100CとDimension 4700C。ところが性能や使い道を考えてみるとちょっと違うのです・・・。
７．ビデオコントローラの比較
ビデオコントローラとは、パソコンで処理した結果を実際に液晶モニタに表示するためのグラフィック機能です。
チップセットの所でも触れましたが、インテル945Gや915Gにはこのグラフィック機能をチップセットに内蔵していますので、予算重視の方は選択しなくてもかまいません。ただし、メインメモリの容量を使って表示しますので、メモリを大量に使う作業には快適性が悪くなる場合もあります。
例えば、
- ウィンドウを同時に大量開きながらの作業
- 重たいデータ(画像や動画)を開きながらの作業
です。このような作業中には、内蔵分の機能だけではつらくなるので、ビデオコントローラにすべてお任せしようという訳です。
ビデオコントローラは、Dimension 5100Cでは「ATI RADEON X600 SE 128MB
DDR」、Dimension 4700C
では「ATI RADEON X300 SE 64MB DDR」が選択できます。
| ビデオコントローラ名 | メモリタイプ | コントローラ スピード |
DVI端子 | 最大解像度 | TV out(S端子) |
|---|---|---|---|---|---|
| ATI RADEON X600 SE | 128MB GDDR-SDRAM | 324MHz | ○ | 1920x1440(VGA) 1900x1200 (DVI) |
○ |
| ATI RADEON X300 SE | 64MB DDR-SDRAM | 324MHz | × | 1920x1200 | ○ |
一番の違いは、DVI端子があるかどうかでしょう。
DVI端子とはパソコン本体と液晶モニタを接続するデジタル端子のことで、VGAはアナログ端子です。
DVI端子の方が、画面ににじみが少なく、クリアな画質が楽しめます。
もちろん液晶モニタもDVI端子が付いている必要がありますが、「デル UltraSharp 1704FP
HAS 17インチ TFT液晶モニタ」など、入力端子にDVIがあるかご確認下さい。
メモリの容量が違いますが、余程大きなファイルなどを開かなければ64MBでも問題ないと思います。
コントローラスピードというのは、CPUの周波数と同じようなもので、数字が高ければ高性能です。性能的にはビデオカードの中位程度です。