DELL(デル) Dimension/Inspiron
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ページ更新:2006/5/3
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いよいよ登場!Inspiron 640m

Inspiron 640mは、Inspiron 630mの後継機種ですが、性能は全く違います。
その違いについて、比較検討をしてみました。

5.Inspiron 640mとInspiron 630mのCPU違いを詳しくチェック(その2)

ここからは、Inspiron 640mとInspiron 630mについて、各項目について比較を行ってみたい思います。

CPUの種類によって、性能はどう違うの?

Inspironシリーズの中から、下記の3種類における登載可能CPUを比較してみました。

Inspironシリーズ 登載可能CPU比較
Inspiron機種名 Inspiron 6400 Inspiron 640m Inspiron 630m
CPU名 Core Duo Core Duo
Celeron M
Pentium M
Celeron M
コア数
フロント・サイド・バス 667MHz 667MHz
533MHz
533MHz
400MHz
2次キャッシュ 2MB 2MB
1MB
1MB

CPUの性能を比較するには、色々な考え方があるのですが、今回は、上記の3つの項目で比較してみます。

コアって何?

Core Douは、コアが2つあります。
このコアというのは、CPUの中でも特に重要な計算処理を担当するパーツです。
このコアが、贅沢に2つも登載されているのです。

では、コアが2つになると何が良いのでしょうか?
その答えは、マルチタスク処理にあります。

マルチタスク処理とは

最近のパソコンは高機能になっていますので、テレビやインターネット、動画編集・再生、ビジネスソフト、ウイルス対策と、常時複数のアプリケーションが動いていることがほとんどです。
このような状態のことを、マルチタスク処理と言います。

マルチタスクにおける環境でコアが2つあると、とてもパソコン処理が快適になります。
単純に処理できる最大容量が増えるからです。

例えは良くないかもしれませんが、

コア1つ
軽自動車で、重たい荷物をたくさん積んで、エンジンに負担をかけながら最高速で走る
コア2つ
大型トラックで、同じ荷物を余裕を持って軽々走る

といった感じでしょうか。

この差は、編集作業や容量の大きいデータを扱うなど、処理負荷の高い作業をする場合に、特に顕著となります。

動作周波数とフロントサイドバス

動作周波数とは、CPUの処理する速度を表すモノで、1.66GHzや2.0GHzと書かれている数字のことです。
同種類のCPUで比較しますと、この数字が大きいほど、単純に高性能となります。

また、フロントサイドバスとは、FSBと書かれているもので、上記の表で言いますと、667MHz、533MHz、400MHzといった数字のことです。

ものすごく簡単に言いますと、CPUがメモリなどにデータを渡すデータ転送速度を表した数字のことです。

仮に、Core Duo(667MHz)とPentium M(533MHz)が、同じ動作周波数1.66GHzのCPUであったとしても、667MHzであるCore Duoの方が高性能と言えます。


2次キャッシュ

簡単に言いますと、CPUに内蔵されているメモリのことです。

一般的にメインメモリと呼ばれる(カタログに512MBや1GBと記載されている)メモリがあるのに、なぜわざわざCPUにメモリを搭載する必要があるのかと思われる方もいらっしゃるでしょう。

その理由は、2次キャッシュメモリが、メインメモリよりも格段に高速だからです。
頻繁に使用するデータは、メインメモリへ返さなくても、CPUの手元に常時置いておけば、すぐに使えるので効率が良いのです。

例えが良くないかもしれませんが、

銀行にたくさん貯金しておいても、ATMで引き落とさないと現金は使えません。
それなら、少しだけでも現金をポケットに入れておけば、多少の買い物ならその場でできるといったイメージです。

要するに、この2次キャッシュのメモリ量が多いほど、高性能なCPUなのです!


ちなみに、Inspiron 640mとInspiron 630mで選択できるCeleron M プロセッサは、下記のとおりです。
機種名 Inspiron 640m Inspiron 630m
インテル Celeron M プロセッサー ●420(1MB L2キャッシュ、1.60GHz、533MHz FSB)
●410(1MB L2キャッシュ、1.50GHz、533MHz FSB)
●380(1MB L2キャッシュ、1.60GHz、400MHz FSB)
●370(1MB L2キャッシュ、1.50GHz、400MHz FSB)

どちらも同じCeleronプロセッサですが、よーく見ますと、FSBの数字が違うんです。
FSB(フロントサイドバス)は、400MHzと533MHzです。

同じCeleronMプロセッサでも、性能がグレードアップしていることがわかります。
このあたりも、消費者としては嬉しい限りです。

 詳しくは、デルオンラインストアでご確認下さい。

次回は、
>>6.Inspiron 640mとInspiron 630mのCPU違いを詳しくチェック(その3)
をご紹介します。

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