DELL Optiplex 3020マイクロ レビュー
DELL Optiplex 3020マイクロは、法人向けの超コンパクトデスクトップです。
法人向けの超コンパクトデスクトップ DELL Optiplex 3020マイクロ
今回ご紹介するのは、法人向けOptiplexシリーズながら、5万円台(税抜き)からの低価格設定の超コンパクトデスクトップ「OptiPlex 3020マイクロ (DELL公式ページ)」です。ちなみに個人でも購入可能です。

Optiplex 3020マイクロの外観。本体サイズは幅:36mm×奥行き:176mm×高さ:182mmと驚異的なコンパクトさです。デスク上の省スペース化が実現できます。

Optiplex 3020マイクロ(左)とCDケース(右)を比較。このサイズで、一般的なデスクトップパソコン並の性能を有しているのはスゴイです。ちなみに、CPUは最大Core i5までカスタマイズ可能。
Optiplex 3020マイクロの電源ケーブル。ノートパソコンと同じく、電源ユニット部分は外付けです。

Optiplex 3020マイクロの付属品一式。DELLエントリビジネスキーボード&オプティカルマウスは標準で付いてます。ビジネスらしいシンプルな作りで、キーボードのキーストロークも深めでしっかりしていました。
Optiplex 3020マイクロの外観をチェック

Optiplex 3020マイクロの前面。左から、電源ボタン、ハードディスクアクセスライト、ヘッドフォン端子、マイク端子、USB2.0、USB3.0です。

Optiplex 3020マイクロの背面。左から、電源コネクタ、DisplayPort、VGA、USB3.0、USB2.0×3、有線LAN、Wi-Fiアンテナ(オプション)です。本体がコンパクトにも関わらず、これだけ豊富な接続端子を搭載しているのは法人向けだからでしょう。

Optiplex 3020マイクロの側面。トラブル時に必要なサービスタグとサービスコードのシールが貼り付けられています。

Optiplex 3020マイクロの側面。何もありません。

Optiplex 3020マイクロの側面。何もありません。

Optiplex 3020マイクロの底部。4つのゴムシートが付いてます。
Optiplex 3020マイクロの内部をチェック
Optiplex 3020マイクロの内部を詳しくご紹介します。

背面のネジを外すと、カバーがスライドします。

Optiplex 3020マイクロの内部を写真。上がハードディスク、下がCPUファンモジュールです。ハードディスクとCPUファンモジュールは、ネジフリーで簡単に外すことができます。ちなみに、ハードディスクは1台のみ搭載可能です。

ハードディスクとCPUファンモジュールを外した状態。左下にメモリが搭載されており、メモリスロットは計2つ(うち1つは使用済み)です。

CPUヒートシンクを拡大。黒くて大きなヒートシンクが、効率的な放熱を実現しています。
Optiplex 3020マイクロの性能をチェック
Optiplex 3020マイクロの性能をご紹介します。今回ベンチマークテストを実施したOptiplex
3020マイクロのカスタマイズ構成は、以下のとおりです。

Optiplex 3020マイクロのカスタマイズ構成
機種名 |
Optiplex 3020マイクロ |
OS |
Windows 8.1 |
CPU(定格動作周波数) |
Core i5-4590T(4コア、4スレッド、2.0〜3.0GHz) |
メモリ |
4GB (4GBx1) NECC,1600MHz |
ハードディスク |
500GB HDD |
ビデオコントローラ |
インテルHDグラフィックス(プロセッサー内蔵) |
【参考】Optiplex 3020マイクロのデバイスマネージャー
SSDとハードディスクの性能をチェック

定番ベンチマークソフトのCrystalDiskmark 3.0を使って、500GB HDDの性能を調べてみました。
一般的なハードディスクの速度と同じです。
CPU単体の処理速度をテストする定番ベンチマーク「CINEBENCH R11」
古いアプリケーションを想定したシングルスレッドテスト、新しいアプリケーションを想定したマルチスレッドテストが実施できる「CINEBENCH R11」を使って、CPUの実力を確認してみました。

「CINEBENCH R11」。3Dグラフィックのレンダリング性能を測定するベンチマークソフト。美麗な3Dグラフィックを描き切るまでのスコアをチェックします。CPU能力を100%フルに発揮するンチマークテストなので、各CPUの底力を知ることができます。

安価なCeleronプロセッサなので、高性能なCore iプロセッサほどのスコアはありませんが、Web閲覧を主目的としているOptiplex
3020マイクロであれば問題ありません。
CINEBENCH R11
テスト |
【参考】Celeron 2957U(2コア、2スレッド、1.4GHz) |
【参考】Core i3-5010U(2コア、4スレッド、2.1GHz) |
Core i5-4590T(4コア、4スレッド、2.0〜3.0GHz) |
CPU(マルチコア)(pts) |
1.19 |
2.34 |
4.47 |
CPU(シングルコア)(pts) |
0.62 |
0.99 |
1.33 |

Core i5-4590TをCPU-Zで見る。

CPUの負荷を100%まで上昇させても65℃程度までしか熱くなりませんでした。この極小本体サイズで、この数字は優秀ですね。
最新版「PCMARK 8」でもチェック
最新版「PCMARK 8」でもベンチマークしてみました。他機種との性能比較の参考としてください。
a
一般的な使い勝手の「Home」は2478

画像や動画編集などクリエイティブな使い勝手の「Creative」は2803

文書作成など仕事の使い勝手の「Work」は3363

ハードディスクへのアクセス速度を調べる「Strage」は2198
ゲーム定番ベンチマークテスト「3DMARK」
定番の3DMARKでベンチマークを実施。CPU統合型のグラフィック能力なので、最新の高負荷ゲームだと快適なプレイは困難です。
3DMARK
ビデオコントローラ名 |
XPS 13 |
FIRE STRIKE |
584 |
SKY DIVER |
2682 |
CLOUD GATE |
4777 |
ICE STORM |
37729 |

ファイナルファンタジー14 エルゼオアの公式ベンチマークテストで性能をチェック

人気が高いファイナルファンタジー14 エオルゼアのベンチマークテストを試してみました。

「1280×720の低解像度+標準品質」なら『やや快適』。

「1920×1080の高解像度+標準品質」になると『設定変更が必要』になってしまいます。
ドラゴンクエスト]の公式ベンチマークテストで性能をチェック

ドラゴンクエスト]の公式ベンチマークテストを実施。低解像度の1280×720の標準品質だと、ベンチマークスコアは3603(普通)でした。

高解像度1920×1080にすると、2085(やや重い)になってしまいます。
ビジネス用途限定だが、高いコストパフォーマンスのOptiplex 3020マイクロ
Optiplex 3020マイクロは、
- 法人向けOptiplexシリーズながら、5万円台(税抜き)からの低価格設定
- 超省スペース設計かつ軽量ボディ
- 処理負荷が軽いインターネットやメール、文書作成などの用途に特化した構成
- 低発熱かつ高静音性、接続端子も多め
など、ビジネス用途に特化したパソコンに仕上がっています。気になる方はチェックしてみてください。
DELL公式サイトリンク
超コンパクトデスクトップ Optiplex 3020マイクロ
詳細はOptiPlex 3020マイクロ (DELL公式ページ)でどうぞ。
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