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Studio XPS 8100レビューをご紹介!Studio XPS 8100の購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2010/2/12
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DELLプレミアムデスクトップ Studio XPS 8100 レビュー

Studio XPS 8100は比較的低価格で購入できるDELLプレミアムデスクトップ。
画像・動画編集や最新3Dゲームを楽しむ方におすすめします。

Studio XPS 8100をベンチマーク測定

(速報3) Studio XPS 8100の性能をベンチマーク」や「【概要4】 Core 2 Duo搭載の入門機種と性能を比べてみると?」で取り上げたとおり、Studio XPS 8100は性能が非常に高いです。デジタルコンテンツ系用途であれば、間違いなくStudio XPS 8100をおすすめします。

ところが先日、当サイトを閲覧して頂いている方から、
Studio XPS 8100を検討しているのですが、入門機種であるInspiron 580との性能差はどの程度ですか?
というご質問を頂きました。

そこでこのページでは、Studio XPS 8100 VS Inspiron 580という図式で性能比較をご紹介したいと思います。両機種で購入を迷っていらっしゃる方はご参考にどうぞ。

【ベンチマーク比較 序章】 Core i7+ハイエンドビデオコントローラが必要か?

Studio XPS 8100とInspiron 580の大きな違いは、Core i7 860+ハイエンドビデオコントローラの必要性です。

高性能を求めるなら、Studio XPS 8100のCore i7 860+Radeon HD 5770がおすすめです。予算重視なら、Inspiron 580のCore i3 530+GeForce G310で我慢、もしくはCPUだけCore i5 750にアップグレードすることは可能です。

実際の用途においてどの程度の性能差が生じるのかについて、Windows エクスペリエンス値、各種ベンチマークテスト、実際のアプリケーションを使って性能を比較してみることにしました。

上位のCore i7 860(左)とCore i5 750(右)。大きさや外観上のデザインは全く同じ
上位のCore i7 860(左)とCore i5 750(右)。大きさや外観上のデザインは全く同じ。

現在のCore i7/i5/i3ラインナップについて

各種ベンチマーク比較の前に、Studio XPS 8100とInspiron 580で人気を誇るCPUの機能・性能差について確認しておきます。

Core i7とCore i5の概要比較
CPU名 Core i7 860 Core i5 750 Core i3 530 備考
コア数 4 4 2 Core i3 530はデュアルコアCPU、その他はクアッドコアCPU
スレッド数 8 4 4 ハイパースレッディング機能を搭載しているCore i7のみ擬似的に8コア動作する
ハイパースレッディング機能 Core i5 750のみ非搭載
動作周波数 2.80GHz 2.66GHz 2.93GHz Core i3 530が一番高い
ターボ・ブーストによる最大周波数 3.46GHz 3.20GHz ターボブースト機能により、Core i7 860とCore i5 750はCore i3 530の2.93GHzを超える
ターボブースト機能 Core i3 530のみ非搭載
2次キャッシュ 256KB×4 256KB×4 256KB×2 Core i3 530のみ少ない
3次キャッシュ 8MB 8MB 4MB Core i3 530のみ少ない
選べるDELL機種 Studio XPS 8100 Studio XPS 8100Inspiron 580 Studio XPS 8100Inspiron 580 2010年2月11日時点

Core i3 530はデュアルコアCPU、上位のCore i7やCore i5はクアッドコアCPUです。ハイパースレッディング機能やターボブースト機能の有無もあり、差別化が図られています。

【Core i7とCore i5の違い その1】 ターボブースト機能の倍率が違う

Core i7/i5はターボブーストと呼ばれる動作周波数を一時的に上昇させる機能を有します。Core i3 530は非搭載です。

処理を行っていないコアを使って、動作周波数を一時的に上昇させるターボモード
処理を行っていないコアを使って、動作周波数を一時的に上昇させるターボブースト機能(ターボモード)。コア数に依存しない古いアプリケーションでも、処理速度アップの効果が期待できます。

ただし、各CPUによって動作アップの制限がかけられており、上位CPUになるほどアップ幅が大きくなっています

Core i7とCore i5の概要比較(ターボブースト時)
CPU名 Core i7 860 Core i5 750 備考
定格時の動作周波数 2.80GHz 2.66GHz -
ターボブーストMAX時の動作周波数 3.46GHz 3.20GHz -
定格時との差 +0.66GHz +0.54GHz 上位CPUほどアップする周波数の上限幅が広い
Core i5との差 0.26GHz - この差は結構大きいかも

実際に、シングルスレッドアプリケーションでの動作周波数の動きを見ても、上記表に近い動きをしました。

ピーク(最大負荷)時

3457.9GHz 3191.9GHz
左がCore i7 860、右がCore i5 750。Core i7 860は3457.9GHz(×26倍)まで上昇しますが、Core i5 750では3193.9(×24倍)がほぼ上限となっています。

アイドル(負荷がかかっていない)時の動作周波数

ちなみにアイドル状態にしてみると、両CPUとも1197GHzでした。

1197GHz 1197GHz
左がCore i7 860、右がCore i5 750。両CPU共、約1.2GHまで下がって省電力化しています。

【Core i7とCore i5の違い その2】 対応ソフトであれば爆速処理!ハイパースレッディング機能

Core i7のみですが、擬似的8コア動作が可能なハイパースレッディング機能が使えます。

Core i7の場合、1つのコアが擬似的に2つのコアがあるように働く機能を持つ
Core i7の場合、1つのコアが擬似的に2つのコア(計8コア)があるように働く機能を持ちます。

左が8スレッドのCore i7、右が4スレッドのCore i5です
タスクマネージャで確認してもこのとおり。左が8スレッドのCore i7、右が4スレッドのCore i5です。 マルチスレッド対応ソフトであれば、Core i7は擬似的8コアで爆速処理を行います。同時に複数作業をこなす場合でも、パワーの余裕が違います。

デュアルコアCPUであるCore i3 530もハイパースレッディング機能を搭載
【参考】デュアルコアCPUであるCore i3 530もハイパースレッディング機能を搭載しているため、見た目はクアッドコアCPUと同じ4スレッド処理が行えます。重い処理では純粋なクアッドコアCPUであるCore i5 750に劣りますが、簡易な処理では大差ありません。

Studio XPS 8100のカスタマイズ構成

今回紹介するStudio XPS 8100とInspiron 580のカスタマイズ構成は、以下のとおりです。

Studio XPS 8100とInspiron 580のカスタマイズ構成
CPU名 Studio XPS 8100 Inspiron 580 Inspiron 580
OS Windows 7 Home Premium 64bit版 Windows 7 Home Premium 64bit版 Windows 7 Home Premium 64bit版
CPU(動作周波数) Core i7 860(2.80GHz) Core i5 750(2.66GHz) Core i3 530(2.93GHz)
メモリ 4GB(2GB×2) 4GB(2GB×2) 4GB(2GB×2)
ハードディスク 500GB(7200回転/分) 500GB(7200回転/分) 500GB(7200回転/分)
ビデオコントローラ ATI Radeon HD 5770 1GB NVIDIA Geforce G310 512MB NVIDIA Geforce G310 512MB
※CPUとビデオコントローラ以外は同じ条件を設定。Studio XPS 8100で「Core i5 750+ATI Radeon HD 5770 1GB」の条件も考えましたが、Studio XPS 8100を購入するならCore i7 860(2.80GHz)をぜひ選んで頂きたかったので、今回は比較の対象外としました。

次ページからは、実際に測定した性能比較の結果をご紹介します。

DELL公式サイト 製品ページリンク

Studio XPS 8100

 最新Core i7/i5搭載のDELLハイエンドデスクトップ Studio XPS 8100。
  詳細はStudio XPS 8100(DELL公式ページ)をご参照ください。

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