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東芝売れ筋ノートパソコン dynabook T551のレビューをご紹介!第2世代Core i7搭載15.6インチ液晶ノートパソコンを購入したい方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2011/4/10
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第2世代Core i7搭載!15.6インチ液晶ノート 東芝 dynabook T551 レビュー

東芝 dynabook T551 レビュー

今回は、使いやすい15.6インチワイド液晶モニタを搭載する東芝製ノートパソコンdynabook T551ハイスタンダードノートPC dynabook Satellite T551をご紹介します。第2世代Core i7や拡張型ビデオコントローラGeForce GT540M 1GBを搭載する売れ筋のハイミドルノートで、DELLパソコンではXPS 15が同等クラスとなります。

東芝 dynabook T551 Webオリジナルモデル
今回ご紹介するのは東芝ノートパソコンの売れ筋モデル「東芝 dynabook T551 Webオリジナルモデル ハイスタンダードノートPC dynabook Satellite T551。外寸は約380.5mm(幅)×254.0mm(奥行)×28.0〜35.6mm(高さ)、質量 約3.0kg(バッテリーパック装着時)と一般的なノートパソコンとほぼ同じです。入門モデルと比べるとボディの質感や豊富な機能はワンクラス上ですので、中〜上級ユーザーにおすすめします。

第2世代プロセッサCore i7-2630QMを搭載
dynabook T551は、最新の第2世代プロセッサCore i7-2630QM(定格2GHz,最大2.9GHz)やライトなゲームがプレイ可能なビデオコントローラ「GeForce GT540M 1GB」、ブルーレイドライブ、USB3.0端子などほぼフルスペックと呼べそうな豪華仕様に仕上がっています。特に、Core i7-2630QMは4コア8スレッド動作、最大動作周波数2.9GHzなど高性能デスクトップパソコンに匹敵する性能を発揮します。

  1. 【dynabook T551をチェック その1】dynabook T551の外観をチェック
  2. 【dynabook T551をチェック その2】dynabook T551のモニタやキーボードをチェック
  3. 【dynabook T551をチェック その3】dynabook T551の性能を各種ベンチマークテスト

【dynabook T551をチェック その1】dynabook T551の外観をチェック

dynabook T551の外観を詳しくご紹介します。

dynabook T551の右側面

dynabook T551の右側面
dynabook T551の右側面。左から、ヘッドフォン出力、マイク(オーディオ)入力、USB2.0×2ヶ、ブルーレイドライブ、電源コネクタ、セキュリティロックです。

私個人的には、右側面にUSB2.0×2ヶがあるノートが使いやすいので好印象でした。また、手前側にあるマイク(オーディオ)入力端子に「iPod」などのデジタルオーディオプレーヤーをつなげば、PC本体の電源がOFFの状態(スリープ/スタンバイ、休止を含む)でも音楽を聴くことが可能です。dynabook T551を外付けスピーカーとして使うこともできますね。(対応プレーヤーについては公式サイトをご参照下さい)

USB2.0接続時 USB3.0接続時
外付けハードディスクを使ってUSB2.0(左)とUSB3.0(右)の転送速度を比較。
dynabook T551は、次世代端子であるUSB3.0を搭載しています。理論値ではUSB2.0とUSB3.0の通信速度差は10倍ですが、実際は2倍程度です。ただ、画像や動画など大容量データを主用途とするdynabook T551であれば、転送時間が約半分になる恩恵を十分に受けることができます。

dynabook T551の左側面

dynabook T551の左側面
dynabook T551の左側面。左から、排気口、VGA、LAN(ギガビット対応)、HDMI、USB3.0、USB2.0です。通気口の放熱面は適度に広く、長時間使用しても熱がこもることはありませんでした。

個人的には、最近のノートパソコンでは搭載が減ったVGA映像端子が搭載されている点が嬉しいですね。仕事や学業におけるプロジェクタ・プレゼン用途など、まだまだ需要が多いでしょうから。反面、eSATAが省略されているのが少々気になりました。対応周辺機器を所有しているユーザーが少ない、もしくは今後はUSB3.0で統一する、という東芝の意思表示でしょうか。

dynabook T551の前面

dynabook T551の前面
dynabook T551の前面。天板や底面が丸みを帯びているので、ゴツさはそれほど感じません。接続端子類は、メディアカードリーダーが中央に搭載されているだけです。

dynabook T551の背面

dynabook T551の背面
dynabook T551の背面。全体的に丸みを帯びたデザインで、接続端子は非搭載でした。

dynabook T551のボディ質感

dynabook T551の本体ボディ
dynabook T551の本体ボディ。指紋がつきにくいマットボディ処理で、安価なdynabook T300シリーズと比べるとさすがに高級感があります。全面ブラック色で統一されていますので、ビジネス用としても使えます。

さらに拡大
ボディの一部を拡大。手前側はツルツル、中央側はチェーン模様のような表面処理が施されています。見た目のデザインはもちろん、指紋が付きにくい処理も兼ねているようです。手前側のツルツル面には薄く斜線模様も入っており、中央側のチェーン模様と角度が同じためか、デザインが統一されているような感じさえ受けました。国内メーカーだけあって芸が細かいですね。

dynabook T551の天板

dynabook T551の天板
dynabook T551の天板。天板についても単調なブラック色に見えますが、細かいデザインが施されています。指紋が付きにくいマット調のデザインなので安っぽい印象は皆無ですし、指紋や汚れにも強そうですね。ちなみに「TOSHIBA」ロゴはメッキ処理です。

dynabook T551の底面

dynabook T551の底面
dynabook T551の底面。本体内部へのアクセスは、中央のメモリ部分と左下のハードディスク部分のみです。底面は重厚感がない軽い素材を採用していました。そのため、少し安っぽい印象を受けましたが、軽さを優先するための割り切りと言えそうです。

メモリやハードディスクへのアクセスが容易
メモリやハードディスクへのアクセスが容易なので、将来のパーツの増設や換装も簡単です。ただしメモリは4GBと潤沢に搭載してますので、実際はハードディスクの換装程度でしょうか。公式サポート対象外になりますが、SSDへの換装という方法もあります。

ハードディスク損傷防止機能
dynabook T551は、ハードディスク損傷防止機能である「東芝ハードディスクプロテクション」を搭載しています。

dynabook T551を誤って机等から落としてしまった時でも、ハードディスク内の駆動部分を引き離し、ディスクへの損傷を避けるための機能です。海外パソコンメーカーでは非搭載であることが多く、有名どころでは堅牢ビジネスノートで有名なレノボ社のThinkPadでも採用されてます。パソコンの数多いパーツの中でもハードディスクは故障率が極めて高いので、ハードディスクプロテクション機能を搭載していると安心です。

【dynabook T551をチェック その2】dynabook T551のモニタやキーボードをチェック

dynabook T551のモニタ

Clear SuperViewモニタ
dynabook T551が搭載しているモニタは、LED液晶(省電力LEDバックライト)です。Clear SuperViewモニタなので輝度やコントラストが高く、ノートパソコンとしては優秀な部類に入ります。光沢パネルなので、天井にある蛍光灯がハッキリとの映り込みますが、他メーカーでも同じです。

唯一残念なのが、表示解像度が1366×768しか選べないことです。Core i7-2630M+GeForce GT 540Mという中〜上級者好みのdynabook T551であれば、フルHD1920×1080パネルを選びたい需要も多いでしょうから、せめてオプションに含めて欲しかったですね。今後の東芝さんに期待します。

dynabook T551のキーボード

dynabook T551のキーボード全景
dynabook T551のキーボード全景。本体サイズに余裕があるため、デスクトップパソコンと同等の19mmフルピッチを確保。文字入力のゆったり感は文句の付けようがありませんし、矢印キーも一段下がっているのは好印象でした。しかも文字キーと同じ19mmピッチを確保したフルサイズテンキーまで配置されています。唯一、「ENTER」のサイズが横方向に少し狭かったのが惜しいです。

それぞれのキーが独立したタイルキーボードを採用
キーを拡大。それぞれのキーが独立したタイルキーボードを採用しています。国内メーカーで採用が多いタイプですね。タイルキーボードは、キーとキーの間に間隔があるのでタイプミスは少なくなりますが、キートップがフラットかつ属感があるキー素材のためか、少し滑りやすい印象を受けました。キーストロークは適度なので、タイピングしづらいワケではありません。

キーを拡大
キーを拡大。個人的にはもう少し凹みがあった方が好みですが、金属感さえ漂う質感はミドルレンジノートだからこそです。

dynabook T551のタッチパッド

dynabook T551のタッチパッド
dynabook T551のタッチパッド。指の動きで上下左右のスクロールはもちろん、文字や画像の拡大/縮小なども可能なジェスチャーコントロール付きタッチパッドです。横幅があるので操作感は悪くなく、ボタンの深さやクリック感も適度です。タッチパッドの有効/無効を簡単に切り替えることができるボタンも配置されていますので、キーボード入力時などにタッチパッドに誤って触れることによる誤入力・誤操作も防止します。

dynabook T551のキーボード周辺

マルチメディアキーを配置
キーボードの上にはマルチメディアキーを配置。音楽や映画の再生、停止、消音などがワンボタンで調整可能です。

harman/kardon ステレオスピーカーを搭載
キーボードの左右上部には、世界有数のオーディオメーカー「Harman International社」と東芝が共同開発した「harman/kardon ステレオスピーカー」を搭載しています。

東芝曰く、「強い低音域から繊細な高音域までをカバーするワイドレンジ再生を実現し、サウンドに豊かな表現力と迫力を与えます。」とのこと。実際に視聴してみると低音域はまだまだ物足りないですが、激安ノートパソコンとは明らかに違う音が味わえます。さらに、高音質技術も多数搭載してますので、音楽や映画を視聴しているとボーカルや台詞などが前面に出てくるように感じることもありました。

電源ライトやハードディスクアクセスライト
本体手前右側に電源ライトやハードディスクアクセスライトを配置。白や赤など色分けされているのが印象的です。

dynabook T551の電源アダプタ

dynabook T551の電源アダプタ
dynabook T551の電源アダプタ。高性能ビデオコントローラGeForce GT540Mを搭載しているためか、電源アダプタがかなり重いです。サイズが大きいというよりは厚みがあるという印象ですね。dynabook T551は外出を想定したモデルではないですが、コンパクトな電源アダプタをイメージしていると驚きます。

【dynabook T551をチェック その3】dynabook T551の性能を各種ベンチマークテスト

dynabook T551の性能を各種ベンチマークテストで調べてみます。

今回ご紹介しているdynabook T551のカスタマイズ構成
項目 仕様
CPU インテル Core i7-2630QM (定格動作周波数:2.0GHz、最大動作周波数:2.9GHz)
メモリ 4GB(2GB×2)
ハードディスク 640GB(5400回転/分)
ビデオコントローラ GeForce GT540M 1GB
液晶モニタ 15.6インチワイド液晶 (1366x768)

GPU-Zで拡張型ビデオコントローラGeForce GT 540Mを見る
GPU-Zで拡張型ビデオコントローラGeForce GT 540Mを見る。

Windows7の基本能力はかなり高い

Windowsエクスペリエンス値
Windowsエクスペリエンス値。プロセッサスコアが7.4飛び抜けて高く、ゲーム用グラフィックスの6.7が続きます。インターネットや文書作成用途はもちろん、画像・動画用途にも対応可能です。

定番ベンチマークテストても高スコアを計測

PCMARK05スコア 3DMARK06スコア
PCMARK05スコア(左)と(右)。CPUスコアやグラフィックススコアが極めて高く、古いノートパソコンとは格段に性能が違います。

PCMARKVANTAGEスコア
PCMARKVANTAGEスコア。総合スコアは6350とミドルレンジデスクトップパソコン並の好成績。

CrystalDiskMark3.0スコア
ハードディスクの転送速度を測定するベンチマークソフト「CrystalDiskMark3.0」におけるスコア。左列が読込速度、右列が書込速度、各列の上から連続、ランダム512KB、ランダム4KBのデータ転送速度を示します。

一般的なノート用ハードディスク(5,400回転/分)を採用しているためか、スコアとしては一般的でした。CPUがかなり高スコアだったので、高速タイプの7,200回転/分タイプ、もしくは、SSDの方がバランスが良いと思います。性能を優先する方や予算に余裕がある方は、高速なSSDを搭載する をおすすめします。

一般的なゲームであればプレイ可能

ストリートファイターWベンチマークスコア
比較的グラフィック負荷が軽いゲーム「ストリートファイターWベンチマーク」を試してみました。最大表示1366×768でも101.72FPS(A評価)と高めです。ゲーム用途を想定した機種ではありませんが、グラフィック美麗効果を追加しても快適なプレイが楽しめます。

バイオハザード5ベンチマークスコア
バイオハザード5ベンチマークテストを実施。49.7FPS(B)と少し数字は下がりますがプレイは可能です。ちょっとしたゲームであれば、ほとんど遊べそうですね。

動画エンコードが圧倒的に速い

第2世代Core i7では新たに「Intel Quick Sync Video」という機能を実装し、最適化されたアプリケーション環境で劇的な処理速度アップを実現しています。

第2世代Core i7を搭載していると、「Intel Quick Sync Video」が検出されました
DELLでカスタマイズ可能な動画エンコードソフト「MediaEspresso 6.5」では、第2世代Core i7搭載機種だと「Intel Quick Sync Video」が検出されました」という文字が表示されて「高速変換」と「高画質」の2モードが選べるようになります。

「Intel Quick Sync Video」機能の有無を比較
「Intel Quick Sync Video」機能の有無を比較。処理速度やCPU使用率を比較するとわかりますが、処理速度やCPU使用率の差は歴然です。「高速変換」モードの場合、通常1分19秒かかるエンコード作業がなんと12秒で完了しました。

TMPGEnc Video Mastering Works 5では「Intel Media SDK Hardware」が選べる
「TMPGEnc Video Mastering Works 5」でも、CPUをエンコードに使える「Intel Media SDK Hardware」が選べます。

iPodやリビングTV東芝レグザなど周辺機器との連携も♪

高性能・高品質なdynabook T551ですが、PC本体の電源がOFFの状態でもiPodの音楽を聴くことができる東芝スリープユーティリティ機能が使えたり、東芝レグザや東芝製ハードディスクレコーダーのハードディスクに録画した番組をブルーレイディスクに高画質のままダビング、SDメモリカードにダビングして対応PCで楽しむこともできるようです。対象機器を所有するユーザーであれば、dynabook T551を購入する理由付けにもなりそうですね。

dynabook T551が気になる方は、東芝オンラインサイトをチェック♪
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 第2世代Core i7を搭載するdynabook T551が気になる方は、ハイスタンダードノートPC dynabook Satellite T551(東芝オンラインサイト)をチェック!

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