14インチモニタを搭載する入門ビジネスノート！
DELL Vostro 14 3000（Vostro 14 3468） レビュー
使いやすい14インチ標準ノート Vostro 14 3000（Vostro 14 3468）
今回ご紹介するVostro 14 3000 シリーズは、省電力タイプの第７世代Coreプロセッサや使いやすい14インチ液晶を搭載するビジネス用ノートパソコンです。
Vostro 14 3000の外観。DELL14インチノートの中でも、予算を抑えた低価格3000シリーズの位置づけ機種です。
（参考）上位の5000シリーズのレビューはこちら ： パソコン納得購入ガイドのVostro 14 5000 レビュー
本体サイズは幅：345mm×奥行き：243mm×高さ：23.35、重量は1.96kgです。また、飽きないシンプルなデザインなので、個人用途・仕事用途のどちらでも使えますね。今回ご紹介している機種の正式な品番は「Vostro 14 3468」です。
Vostro 14 3000の天板。写真はホワイトですが、ブラックやシルバーも選択可能です。
天板を拡大。ツルッとしている樹脂系素材です。
堅牢性と安心サポートが魅力的なVostroシリーズ
Vostroシリーズを購入する最大の目的は、個人向けノートInspironシリーズにはない堅牢性と安心サポート体制です。
見た目のデザインを全く気にせず(？)堅牢性と万全のサポートを合わせ持つVostroシリーズ。「パソコンが壊れても、修理に出せばいいや」ではなく、「パソコンが壊れて使えないと、仕事にならない！」という方におすすめです。
具体的には、Vostroシリーズは毎日使うビジネス用途にも耐えられるよう、以下のような強靱な設計を基本としています。
- 動作時温度の検証：ロッカールームから閉め切った車内まで、Vostroノートパソコンが短時間の過酷な熱条件（最大65 °C/159°F）に耐えられるかどうかをテストしています。
- ヒンジのテスト：Vostroノートパソコンのヒンジをテストし、カバーを20,000回開閉してもヒンジに緩みがないことを確認しています。
- キーの耐久性：よく使用されるキーを1,000万回打鍵し、タッチパッドボタンを100万回タッチするテストを実施して、問題がないことを確認しています。そのため、長期間の作業も確実に完了できます。
- ボタンの耐久性：電源ボタンおよびマルチメディアボタンに対して、設定に関係なく、デルは最大40,000回押下するテストを実施し、問題がないことを確認しています。
- ひねりのテスト：Vostroノートパソコンの基部と天板に25,000回以上も捻りを加えるという、過剰とも思えるテストを実施することで、内部の部品がきちんと保護されていることを確認しています。
- バッテリの装着性：Vostroのバッテリについて、30回取り外しをすることはないとは思いますが、それでも、デルは30回の交換テストを実施しています。
見た目のデザインや個性に重点を置く個人向けInspironシリーズと異なり、Vostroシリーズは長く使えることを目指しています。
Vostro 14 3000（Vostro 14 3468）の接続端子をチェック
Vostro 14 3000の接続端子を詳しくご紹介します。
Vostro 14 3000の左側面
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Vostro 14 3000の左側面。左から、電源コネクタ、有線LAN、VGA、HDMI、USB3.0×2です。
Vostro 14 3000の右側面
Vostro 14 3000の右側面。左から、メディアカードリーダー、ヘッドセット（ヘッドフォン・マイク）、USB2.0、光学ドライブです。
Vostro 14 3000の前面
Vostro 14 3000の前面。接続端子はなく、中央に電源およびバッテリーステータスライトが配置されています。
Vostro 14 3000の背面
Vostro 14 3000の背面。接続端子はありません。
Vostro 14 3000の底面
Vostro 14 3000の底面。発熱量が少ないパーツを採用しているため、放熱部分のスリットが少ないのが印象的です。ただし、安価な樹脂系のカバーです。
通常作業も快適なキーボードとタッチパッド
Vostro 14 3000のキーボード周辺について、詳しくご紹介します。
Vostro 14 3000のキーボードは、主流のアイソレーションタイプで、電源ボタンだけのシンプルなデザインです。14インチクラスの本体サイズなので、キータッチにもに余裕があります。手が大きな私でもゆったりとしたタイピングが楽しめます。
キーボードはバックライトを標準装備しています。寝室などの暗い部屋で使う場合に最適ですね。ちなみに、明るい部屋ではバックライトが自動的に消灯します。タッチパッドも大きくて、広さにゆとりがあります。
キーボード左部分を拡大。キー配列は標準的です。本体サイズに余裕がある14インチノートなので、一番上列のファンクションキーは大きくして欲しいですね。
キーボード右部分を拡大。「Backspace」キーや「Enter」キーが少し小さいです。
今回ご紹介しているVostro 14 3000は、第７世代のCore i5と拡張型ビデオコントローラーを搭載しています。
ビジネス用途に最適な、非光沢パネルを搭載
Vostro 14 3000は、非光沢タイプのパネルを搭載しています。背景の映り込みが少ないので、ビジネス用途に最適です。ただし、標準解像度は1366×768であり、この記事を書いている時点では高解像度タイプはカスタマイズ不可でした。
ビジネスモデルのため、モニタ周辺のベゼル幅は広いです。コンパクトさを追求しているモデルではないので、割り切りは必要かもしれません。
Vostro 14 3000（Vostro 14 3468）の性能をベンチマークテスト
Vostro 14 3000の性能を調べるため、各種ベンチマークテストを実施しました。
| 項目 | 構成 |
|---|---|
| OS | Windows 10 Home 64ビット日本語 |
| CPU（定格動作周波数） | 第７世代Core i5-7200U（定格：2.50GHz） |
| メモリ | 4GB シングル チャンネル DDR4 2400MHz (4GBx1) |
| ハードディスク | 500GB 5400 rpm ハードドライブ |
| ビデオコントローラ | AMD Radeon HD 8500M |
今回ご紹介しているVostro 14 3000。最新の価格・スペック情報は、Vostro 14 3000 シリーズ（DELL公式サイト）でご確認ください。
（参考）Vostro 14 3000のデバイスマネージャ
Core i5-7200UをCPU-Zで見る。動作周波数は3.0GHzまで上昇し、高性能な2コア/4スレッドで動作します。
AMD Radeon HD 8500MをGPU-Zで見る。
定番ベンチマークソフトのCrystalDiskmark 5.0の測定結果。
今回はハードディスクを搭載しているので、速度は普通です。
CPU単体の処理速度をテストする定番ベンチマーク「CINEBENCH R11」
古いアプリケーションを想定したシングルスレッドテスト、新しいアプリケーションを想定したマルチスレッドテストが実施できるCINEBENCHを使って、第７世代 Core i5-7200Uの実力を確認してみました。今回テストしたのは「CINEBENCH R11」です。
「CINEBENCH R11」。3Dグラフィックのレンダリング性能を測定するベンチマークソフト。美麗な3Dグラフィックを描き切るまでのスコアをチェックします。CPU能力を100%フルに発揮するンチマークテストなので、各CPUの底力を知ることができます。
Core i5-7200Uは2コア・4スレッドなので、4コア・8スレッドタイプのCore i7と比べると見劣りしますが、実際の作業で差を感じることは少ないと思います。
| テスト | 参考スコア（Core i3-7100U） | スコア（Core i5-7200U） |
|---|---|---|
| 【CINEBENCH R11】 CPU（シングルスレッド）（pts） | 1.11 | 1.46 |
| 【CINEBENCH R11】 CPU（マルチスレッド）（pts） | 2.73 | 3.54 |
下位のCore i3-7100Uと比較すると、Core i5-7200Uは3割ほどスコアが高いです。用途にあわせて、ご検討ください。
CPU温度は、4スレッド＋100％負荷時でも最大60℃台と非常に優秀です。
実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK 8」
実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK 8」でベンチマークしてみました。他機種との性能比較の参考としてください。
一般的な使い勝手の「Home」は3328
画像や動画編集などクリエイティブな使い勝手の「Creative」は3607
ハードディスクへのアクセス速度を調べる「Strage」は2064
ファイナルファンタジー14の公式ベンチマークテストで性能をチェック
人気が高いファイナルファンタジー14のベンチマークテストを試してみました。
低解像度の1280×720、標準品質でも『やや快適』でした。ライトなゲーム用途だと、プレイできそうです。
（まとめ）ビジネス用途に最適なVostro 14 3000
Vostro 14 3000は、
- 使いやすい14インチ、かつ、非光沢のパネルを搭載
- 高解像度の1920×1080パネルが搭載可能
- 光学ドライブを搭載
- 高性能かつ省電力な第７世代Coreプロセッサを搭載
- 高速なSSDや拡張型ビデオコントローラーが搭載可能
ながらも、5万円台（2017年1月時点）から購入できる価格設定が魅力的なノートパソコンです。
デメリットをあげるとすれば、軽さを重視した超高級モバイルノートと比べると重いこと、少し安っぽさが残るデザインでしょうか。
メインノートの買い替えはもちろん、サブノートとしてもおすすめなので、気になる方はご検討ください。
詳しくは、Vostro 14 3000 シリーズ（DELL公式製品ページ）をご参照ください。
（おまけ）上位のVostro 14 5000と比較
上位のVostro 14 5000 シリーズと比較してみました。
（参考）パソコン納得購入ガイドのVostro 14 5000 レビュー
結論から申しますと、予算重視かつ光学ドライブが必要であればVostro 14 3000がおすすめです。
反面、見た目のデザインと高級感、本体の薄さが欲しいなら、断然Vostro 14 5000がおすすめです。
外観を比較。左がVostro 14 3000、右がVostro 14 3000。
大きさはほぼ同じです。
本体ボディを比較。左がVostro 14 3000、右がVostro 14 3000。
Vostro 14 5000の方が、高級感ある素材が採用されています。
天板を比較。左がVostro 14 3000、右がVostro 14 3000。
サイズは同じです。
天板を比較。左がVostro 14 3000、右がVostro 14 3000。
Vostro 14 5000の方が、高級感ある素材が採用されています。エッジの加工もキレイです。
モニタのベゼルを比較。左がVostro 14 3000、右がVostro 14 3000。
ベゼル幅は同じです。
右側面を比較。上がVostro 14 3000、下がVostro 14 3000。
Vostro 14 3000は、光学ドライブを搭載しています。
左側面を比較。上がVostro 14 3000、下がVostro 14 3000。
接続端子は少し異なりますが、Vostro 14 5000の本体は薄いです。
前面を比較。上がVostro 14 3000、下がVostro 14 3000。
両機種とも、電源およびバッテリーステータスライトがあります。
背面を比較。上がVostro 14 3000、下がVostro 14 3000。
両機種とも、接続端子はありません。
予算と用途にあわせて、両機種を比較検討してみてください。
Vostro 14 3000（Vostro 14 3468）が気になる方はDELL公式サイトをチェック！
使いやすい14インチモバイルノート！Vostro 14 3000（Vostro 14 3468）
詳しくは、Vostro 14 3000 シリーズ（DELL公式製品ページ）をご参照ください。