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DELL Vostro 15 3000(Vostro 15 3572)レビューをご紹介! DELLの人気ノートパソコン購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2018/9/30
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15インチモニタを搭載する入門ビジネスノート!
DELL Vostro 15 3000(Vostro 15 3572) レビュー

使いやすい15インチ標準ノート Vostro 15 3000(Vostro 15 3572)

今回ご紹介するNew Vostro 3572 (2018年6月26日発売)は、安価なCeleron/Pentiumプロセッサや使いやすい15インチ液晶を搭載するビジネス用ノートパソコンです

Vostro 15 3000の外観
Vostro 15 3000の外観。DELL15インチノートの中でも、予算を抑えた低価格3000シリーズの位置づけ機種です。

本体サイズは幅:380mm×奥行き:260mm×高さ:23.65、重量は2.08kgです。また、飽きないシンプルなデザインなので、個人用途・仕事用途のどちらでも使えますね。今回ご紹介している機種の正式な品番は「Vostro 15 3572」です。

たた、結論から申しますと、安価なCeleron/Pentiumプロセッサを搭載しているため、性能がかなり低いです。最低限のビジネス用途でないと、ストレスがたまります。ですので、個人的には、少し価格が高くても性能が高いCore プロセッサを搭載するVostro 15 3000 シリーズ(Vostro 3568)の方がおすすめです。

 (参考)高性能なCore iプロセッサを搭載する兄弟機種Vostro 15 3000(Vostro 15 3568)のレビューはこちら
 : パソコン納得購入ガイドのVostro 15 3000(Vostro 15 3568) レビュー

Vostro 15 3000の天板
Vostro 15 3000の天板。ブラックです。

天板を拡大
天板を拡大。安価な樹脂製でデコボコがあります。

堅牢性と安心サポートが魅力的なVostroシリーズ

Vostroシリーズを購入する最大の目的は、個人向けノートInspironシリーズにはない堅牢性と安心サポート体制です。

見た目のデザインを全く気にせず(?)堅牢性と万全のサポートを合わせ持つVostroシリーズ
見た目のデザインを全く気にせず(?)堅牢性と万全のサポートを合わせ持つVostroシリーズ。「パソコンが壊れても、修理に出せばいいや」ではなく、「パソコンが壊れて使えないと、仕事にならない!」という方におすすめです。

具体的には、Vostroシリーズは毎日使うビジネス用途にも耐えられるよう、以下のような強靱な設計を基本としています。

  • 動作時温度の検証:ロッカールームから閉め切った車内まで、Vostroノートパソコンが短時間の過酷な熱条件(最大65 °C/159°F)に耐えられるかどうかをテストしています。
  • ヒンジのテスト:Vostroノートパソコンのヒンジをテストし、カバーを20,000回開閉してもヒンジに緩みがないことを確認しています。
  • キーの耐久性:よく使用されるキーを1,000万回打鍵し、タッチパッドボタンを100万回タッチするテストを実施して、問題がないことを確認しています。そのため、長期間の作業も確実に完了できます。
  • ボタンの耐久性:電源ボタンおよびマルチメディアボタンに対して、設定に関係なく、デルは最大40,000回押下するテストを実施し、問題がないことを確認しています。
  • ひねりのテスト:Vostroノートパソコンの基部と天板に25,000回以上も捻りを加えるという、過剰とも思えるテストを実施することで、内部の部品がきちんと保護されていることを確認しています。
  • バッテリの装着性:Vostroのバッテリについて、30回取り外しをすることはないとは思いますが、それでも、デルは30回の交換テストを実施しています。

見た目のデザインや個性に重点を置く個人向けInspironシリーズと異なり、Vostroシリーズは長く使えることを目指しています。

Vostro 15 3000(Vostro 15 3572)の接続端子をチェック

Vostro 15 3000の接続端子を詳しくご紹介します。

Vostro 15 3000の左側面

Vostro 15 3000の左側面
Vostro 15 3000の左側面。左から、電源コネクタ、有線LAN、VGA、HDMI、USB3.1 Gen1×2です。

Vostro 15 3000の右側面

Vostro 15 3000の右側面
Vostro 15 3000の右側面。左から、SDカードリーダー、コンボジャック(ヘッドセット、マイク)、USB2.0、DVDドライブ(オプション)です。

個人向けノートでは搭載が少なくなった、DVDドライブがカスタマイズできるのは嬉しいです
個人向けノートでは搭載が少なくなった、DVDドライブがカスタマイズできるのは嬉しいです。

Vostro 15 3000の前面

Vostro 15 3000の前面
Vostro 15 3000の前面。接続端子はなく、中央に電源およびバッテリーステータスライトが配置されています。

Vostro 15 3000の背面

Vostro 15 3000の背面
Vostro 15 3000の背面。接続端子はありません。

Vostro 15 3000の底面

Vostro 15 3000の底面
Vostro 15 3000の底面。発熱量が少ないパーツを採用しているため、放熱部分のスリットが少ないのが印象的です。ただし、安価な樹脂系のカバーです。

通常作業も快適なキーボードとタッチパッド

Vostro 15 3000のキーボード周辺について、詳しくご紹介します。

Vostro 15 3000のキーボードは、主流のアイソレーションタイプ
Vostro 15 3000のキーボードは、主流のアイソレーションタイプで、電源ボタンだけのシンプルなデザインです。

キーボード左部分を拡大。
キーボード左部分を拡大。キー配列は標準的です。本体サイズに余裕がある15インチノートなので、一番上列のファンクションキーは大きくして欲しいですね。

キーボード右部分を拡大
キーボード右部分を拡大。右側に数字入力が可能なテンキーが搭載されています。14インチ以下のVostroシリーズには非搭載なので、15インチクラスの特権と言えます。

15インチクラスの本体サイズなので、キータッチにも余裕があります
15インチクラスの本体サイズなので、キータッチにも余裕があります。手が大きな私でもゆったりとしたタイピングが楽しめます。タッチパッドも10.5cm×8cmと非常に大きいです。

ビジネス用途に最適な、非光沢パネルを搭載

非光沢タイプのパネルを搭載
Vostro 15 3000は、非光沢タイプのパネルを搭載しています。背景の映り込みが少ないので、ビジネス用途に最適です。

各解像度の表示範囲を比較
【参考】Vostro 15 3000の標準解像度は1366×768です。高解像度タイプの1920×1080がカスタマイズ不可なので注意が必要です。

広視野のIPSパネルではないので、視野角はそれほど広くありません
広視野のIPSパネルではないので、視野角はそれほど広くありません。ビジネス用途と割り切って使えば問題ないと思います。

ビジネスモデルのため、モニタ周辺のベゼル幅は広いです
ビジネスモデルのため、モニタ周辺のベゼル幅は狭くないですが、1.7cmほどなので違和感はないです。

 詳細はVostro 3572(DELL公式ページ)をご参照ください。


Vostro 15 3000(Vostro 15 3572)の性能をベンチマークテスト

Vostro 15 3000の性能を調べるため、各種ベンチマークテストを実施しました。

今回ご紹介しているカスタマイズ構成
項目 New Vostro 15 3000(3572)エントリー・プラスモデル
OS Windows 10 Home 64ビット日本語
CPU(定格動作周波数) インテル Pentium シルバー N5000 プロセッサー (4M キャッシュ, 最大 2.7 GHzまで可能)
メモリ 4GB シングル チャンネル DDR4 2400MHz (4GBx1)
ハードディスク 1TB 7200 rpm SATA ハードドライブ
ビデオコントローラ インテル UHD グラフィックス 605 共有 グラフィックス メモリ 付き

今回ご紹介しているVostro 15 3000
今回ご紹介しているVostro 15 3000。最新の価格・スペック情報は、Vostro 3572(DELL公式サイト)でご確認ください。

「インテル Pentium シルバー N5000 プロセッサー (4M キャッシュ, 最大 2.7 GHzまで可能)」をCPU-Zで見る
「インテル Pentium シルバー N5000 プロセッサー (4M キャッシュ, 最大 2.7 GHzまで可能)」をCPU-Zで見る。動作周波数はそれなりに上昇し、4コア/4スレッドで動作します。

定番ベンチマークソフトのCrystalDiskmark 6.0を使って1TB ハードディスクの性能を調べてみました
定番ベンチマークソフトのCrystalDiskmark 6.0を使って1TB ハードディスクの性能を調べてみました。
速度は普通ですが、データ保存用なのでこれぐらいでも十分です。

CPU単体の処理速度をテストする定番ベンチマーク「CINEBENCH R11」

古いアプリケーションを想定したシングルスレッドテスト、新しいアプリケーションを想定したマルチスレッドテストが実施できるCINEBENCHを使って、「インテル Pentium シルバー N5000 プロセッサー (4M キャッシュ, 最大 2.7 GHzまで可能)」の実力を確認してみました。今回テストしたのは「CINEBENCH R11」です。

「CINEBENCH R11」
「CINEBENCH R11」。3Dグラフィックのレンダリング性能を測定するベンチマークソフト。美麗な3Dグラフィックを描き切るまでのスコアをチェックします。CPU能力を100%フルに発揮するンチマークテストなので、各CPUの底力を知ることができます。

CINEBENCH R11
機種名 インテル Pentium シルバー N5000 プロセッサー
(4M キャッシュ, 最大 2.7 GHzまで可能)
(参考)
第7世代 インテル Core i3-7100U
(2コア/4スレッド、2.4GHz)
(参考)
第7世代 インテル Core i5-7200U
(2コア/4スレッド、2.5〜3.1GHz)
【CINEBENCH R11】 CPU(シングルスレッド)(pts) 0.83 1.13 1.45
【CINEBENCH R11】 CPU(マルチスレッド)(pts) 2.62 2.72 3.53

上位のCore i3-7100UやCore i5-7200Uと比較すると、Pentium はスコアが物足りないです。用途にあわせて、ご検討ください。

実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK8」

実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK 8」でベンチマークしてみました。他機種との性能比較の参考としてください。

一般的な使い勝手の「Home」は1950
一般的な使い勝手の「Home」は1950

「Home」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較
「Home」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
下位12%前後の低スコア。

画像や動画編集などクリエイティブな使い勝手の「Creative」は1665
画像や動画編集などクリエイティブな使い勝手の「Creative」は1665

「Creative」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較
「Creative」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
下位3%前後の低スコア。

文書作成など仕事の使い勝手の「Work」は3122
文書作成など仕事の使い勝手の「Work」は3122

「Work」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較
「Work」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
下位22%前後の低スコア。

SSDへのアクセス速度を調べる「Strage」は2280
SSDへのアクセス速度を調べる「Strage」は2280。普通です。

最新の高性能パソコンと比較するのも酷ですが、ビジネス用途であれば何とか使えるレベルと言えそうです。

実アプリケーションでの快適さを想定した、最新ベンチマーク「PCMARK 10」

実アプリケーションでの快適さを想定した、最新のベンチマーク「PCMARK 10」でベンチマークしてみました。他機種との性能比較の参考としてください。

PCMARK10(日常的なパソコン作業、デジタルコンテンツ用途を想定)

日常的なパソコン作業、デジタルコンテンツ用途を想定したベンチマークテストです。
日常的なパソコン作業、デジタルコンテンツ用途を想定したベンチマークテストです。

「PCMARK10」のスコアは1596
「PCMARK10」のスコアは1596

「PCMARK10」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較
「PCMARK10」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
最新のパソコンの中では、下位1%前後の低スコア。

PCMARK10 Express(ビジネス用途を想定)

ビジネス用途を想定したベンチマークテストです。
ビジネス用途を想定したベンチマークテストです。

「PCMARK10 Express」のスコアは1858
「PCMARK10 Express」のスコアは1858

「PCMARK10 Express」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較
「PCMARK10 Express」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
最新のパソコンの中では、下位7%前後の低スコア。

PCMARK10 Extended(ゲームの処理性能を含む、多用途を想定)

ゲームの処理性能を含む、多用途を想定したベンチマークテストです。
ゲームの処理性能を含む、多用途を想定したベンチマークテストです。

「PCMARK10 Extended」のスコアは963
「PCMARK10 Extended」のスコアは963

「PCMARK10 Extended」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較
「PCMARK10 Extended」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
最新のパソコンの中では、下位0%前後の低スコア。

 詳細はVostro 3572(DELL公式ページ)をご参照ください。

ファイナルファンタジー14 紅蓮の解放者の公式ベンチマークテストで性能をチェック

比較的軽いグラフィック負荷である、ファイナルファンタジー14 紅蓮の解放者のベンチマークテストを試してみました。


「低解像度1280×720、標準品質、DirectX 11」の設定で、『設定変更が必要』でした。
プレイ不可です。

(まとめ)大画面タブレットが面白いVostro 15 3000

Vostro 15 3000は、

  • 使いやすい15インチ、かつ、非光沢のパネルを搭載
  • 光学ドライブを搭載可能
  • 安価なCeleron/Pentiumプロセッサを搭載

なので、4万円台(割引クーポンを使うと3万円台。2018年9月時点)から購入できる価格設定が魅力的なノートパソコンです。ただ、性能がかなり低いので、最低限のビジネス用途でないと、ストレスがたまります。

個人的には、少し価格が高くても性能が高いCore プロセッサを搭載するVostro 15 3000 シリーズ(Vostro 3568)の方がおすすめです。

 (参考)高性能なCore iプロセッサを搭載する兄弟機種Vostro 15 3000(Vostro 15 3568)のレビューはこちら
 : パソコン納得購入ガイドのVostro 15 3000(Vostro 15 3568) レビュー

Vostro 15 3000(Vostro 15 3572)が気になる方はDELL公式サイトをチェック!

 詳細はVostro 3572(DELL公式ページ)をご参照ください。

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