DELL(デル)パソコン

XPS M1330の製品情報やカスタマイズを中心に、初心者の方にもわかりやすく紹介しております。DELL製品の購入を検討しておられる方は是非ご活用下さい。

 ページ更新:2007/7/17
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XPS M1330 カスタマイズ項目検討

XPS M1330は、豊富なカスタマイズが可能な売れ筋ノートパソコン。
各カスタマイズ項目について、パソコン納得購入ガイドの所見をご紹介します。

 
※以下、2007年7月15日現在選択できるカスタマイズ項目です。
※選択するパッケージ(スタンダードパッケージやテレビCMパッケージ等)によって選択できない項目があります。

カスタマイズ項目

  1. OS
  2. CPU
  3. 液晶モニタ
  4. メモリ
  5. ハードディスク

1.OS

「Basic(ベーシック)」は選ぶな!「Premium(プレミアム)」で決まり

  • Windows Vista(TM) Ultimate 32ビット 正規版(日本語版)
  • Windows Vista(TM) Home Premium 正規版 (日本語版)
  • Windows Vista(TM) Home Basic 正規版 (日本語版)

ビスタの代表的なグラフィック表示”エアロ”や、デジタルコンテンツを扱う機能”Media Center(メディアセンター)”の有無など、PremiumとBasicの機能は大きく違います。

機能が少なくて、お買い得な「Home Basic(ホームベーシック)」
Home Basic(ホームベーシック)

インターネットや電子メールの作成、デジカメで撮影した画像を楽しむことが目的の方におすすめ。
キレイな半透明・3Dグラフィック機能”エアロ”は使用できませんが、パソコンに必要とされる性能も低くてすむメリットがあります。

Windows XPよりも、向上したセキュリティ機能や検索機能を使ってみたいという方に最適です。

キレイなグラフィック機能”エアロ”が使える「Home Premium(ホームプレミアム)」
Home Premium(ホームプレミアム)

ウィンドウの半透明化や、複数のウィンドウを重ねて表示できる”フリップ3D”など、ビスタならではの機能を搭載した、メインエディション。

デジカメで撮影した画像の編集管理はもちろん、ビデオカメラで撮影した動画の編集やDVDメディアへの書き込み、音楽や映像を家電プレーヤーと同様、簡単に扱える統合ソフト「Windows メディアセンター」など、デジタルコンテンツを扱うソフトを完全装備。

一般的な使用目的であれば、このエディションでOKです。

Vistaの機能を満喫、上記エディションを全部まとめた「Ultimate(アルティメット)」
Ultimate(アルティメット)

上記3エディションの機能をすべて統括した、ビスタ最上級エディション。

パソコンシステム全体をバックアップできる機能や、間違って上書きしてしまったファイルを、以前のバージョンの状態へ戻すことができる「シャドウコピー」など、データの安全性を追求しています。

家庭個人用として、デジタルコンテンツを扱う方や、業務用として、データの安全性・信頼性の双方を求める方、ヘビーユーザーの方に最適です。

上記でご紹介した3つのエディションについて、搭載している機能を比較してみましょう。

基本性能を比較
エディション名 Home Basic Home Premium Ultimate
ビスタの醍醐味
Windows Aero(エアロ)
-
複数のウィンドウを重ねて回転
Windows フリップ3D
-
ビデオ動画編集ができる
Windows ムービーメーカー
-
DVDメディアへの書き込みも万全
Windows DVDメーカー
-
家電プレーヤーのように簡単な操作ができる
Windows メディアセンター
-
システム全体をバックアップ
Windowsバックアップ
- -
上書きしたファイルも元通り
シャドウコピー
- -
秘密のファイルを暗号化
暗号化ファイルシステム
- -
Basicはあまりお勧めでない

ビスタの醍醐味である”エアロ”は、「Home Basic」では使用できません。
ビスタを搭載するのであれば、ぜひ使いたいところでしょう。

さらに、デジタルコンテンツに関する機能が、大きく違います。
デジカメ写真の管理・編集が行える「Windows フォトギャラリー」はBasicエディション使用できますが、その他の動画編集・DVDオーサリング等のマルチメディア機能は、使うことができません。

Basicは、ビスタ特有の機能をかなり制限されていることがわかります。
両エディションの価格差も少額であるため、わざわざBasicを選択する理由がないのです。

バックアップ機能も充実なUltimate

Windows XPでは、システムに不具合が出た場合に”復元機能”を使えましたが、システム全体のバックアップ機能は搭載していません。そのため、他社の有料バックアップソフトを別途購入する必要がありました。その点、Windows Vistaでは、「Business」と「Ultimate」の2エディションにおいて、標準機能として搭載されています。

また、うっかり上書きしてしまった重要ファイルも、以前のバージョンに復元できる「シャドウコピー」を搭載しているのも、この2エディションのみです。まさに、データの消失が決定的となる業務関係用の機能と言えるでしょう。

Basicを選択する理由を無理矢理考える

Basicを選ぶ唯一の理由を挙げるとすれば、徹底的に安い価格で購入したい場合です。
高いグラフィック能力を必要とする”エアロ”が使えませんので、512MBメモリでも快適に動作します。ビデオコントローラの性能についても、考慮する必要がありません。

ただ現在発売されているDELLパソコンであれば、エアロに対応するグラフィック性能を標準で搭載しています。1GBメモリを選択しておけば一般的には問題ないでしょうから、購入金額としてもほとんど大差ないのが実情です。

よほど特別な環境でなければ、Premiumを選んでおきましょう。

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2.CPU

今買うなら「Core 2 Duo」で決まり!

現在のパソコン業界を席巻しているのが、インテルの「Core 2 Duo」プロセッサです。
コマーシャルなどで名前をご存じの方も、多いのではないでしょうか?

「コア」と呼ばれるCPUの核を贅沢に2個も搭載

この「Core 2 Duo」プロセッサは、2個のコアを搭載していることから”デュアルコアCPU”と呼ばれます。

計算負荷が高い作業を2個のコアで平行処理することができますので、インターネット、メール、音楽・映画・テレビ鑑賞、画像・動画編集、ゲーム・3Dグラフィックなど、複数の作業を一度に行っても、パソコンの動作が重くなりにくいのが特長です。

動作周波数と2次キャッシュにも注目

XPS M1330では、複数のCore 2 Duoプロセッサが選択できます。
性能の違いは、動作周波数(数字が高ければ処理が早い)と2次キャッシュ(CPU上に搭載している高速メモリ)です。

インターネット、メール、音楽・映画・テレビ鑑賞などの使用目的であれば下位のCPUでも問題ありませんが、画像・動画編集、ゲーム・3Dグラフィックなど処理負荷が高い操作を楽しむ方は、予算の許す限り上位のCPUをお勧めします。

Celeronプロセッサが選択できるが

低価格で購入できるCeleronプロセッサも選択できる場合がありますが、将来的に長く使うことを考えれば、断然「Core 2 Duo」がお勧めですハイエンドXPSシリーズを購入するのであれば、バランス的にも必須の選択となるでしょう。

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3.液晶モニタ

使用目的によって表示解像度を決めよう

XPS M1330で選択できる液晶モニタの表示解像度は、WXGA(1,280×800)で固定されています。
ただし、他の機種では選択できない、非常に明るく薄い「WLEDディスプレイ」が選択可能です。

WLEDディスプレイって何?

WLEDというのは、白色LED(発行ダイオード)のこと。
通常の液晶モニタは、冷陰極管ライト(いわゆる蛍光灯)が使われていますが、WLEDディスプレイには白色のLEDが使われています。

白色LEDを使うメリットは、

  • 輝度が上がる
  • 寿命が長くなる
  • 液晶が薄くなる

などが挙げられます。

まだ確立途上の技術であり、採用されているパソコンが少ないのが実情ですが、最新の技術を体験してみたい方にお勧めです。

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4.メモリ

ビスタを快適に使える2GBがお勧め

メモリの容量は、パソコンの快適性に大きな影響を持ちます。

XPであれば512MB〜1GBでも十分なメモリ容量とされますが、大量のメモリを消費するビスタの場合、1GBでもギリギリです。

特に、一度に複数の平行作業をする頻度が高い方、画像・動画編集をメインとする方、高いグラフィック能力を必要とする3Dゲームなどを楽しむ方は、2GBを選択しておきましょう。

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5.ハードディスク

予算に応じて容量を選択

一般的な使い方であれば、120GB程度でも十分です。

XPS M1330のようなモバイルパソコンの場合、内蔵できるハードディスク容量には制限があります。
動画など容量が大きなファイルを保存する方は、自宅での使用も考えて、外付けタイプのハードディスクも検討しましょう。

SSD(ソリッドステートドライブ)って何?

SSDとは、フラッシュメモリを採用したハードディスクのこと。

従来のハードディスクが磁性体ディスクで構成されているのに対して、フラッシュメモリを採用していますので、軽量性・省電力性・耐衝撃性などが大きく向上。DELLでは、初めてXPS M1330で採用された最新の技術であり、現在大きく注目されています。

ただし、従来のハードディスクと比べて記録容量が少なく、まだまだ高価であることから、一般の方が気軽に購入できるモノではありません。
液晶モニタでご紹介した「白色LED」同様、最新の技術を体験したい方にお勧めです。

高速回転タイプが選択できる

XPS M1330では、Inspironシリーズの5400回転/分に対して、7200回転/分という高速回転タイプのハードディスクが選択できます。

CPUやメモリが高性能なパーツを選択しても、データの読み書きを行うハードディスクの性能が低いと、十分な快適性が実現できません。
価格は多少高くなりますが、快適性を重視したい方は是非とも高速回転タイプのハードディスクを選択しておきましょう。

お勧めのハードディスク容量は?

一番コストパフォーマンスが高いハードディスク容量を探す方法として、1GB当たりの単価を比較する方法があります。
1GB当たりの単価を比較する方法です。

以下に、単価比較の例をご紹介します。

内蔵タイプ
容量 アップグレード料金 1GB当たりの単価
200GB(7200回転) + 33,600円 33,600円÷(200GB-120GB)=420.0円
160GB(7200回転) + 18,900円 18,900円÷(160GB-120GB)=472.5円
160GB(5400回転) + 5,250円 5,250円÷(160GB-120GB)=131.3円
120GB(5400回転) - -

外付けタイプ
容量 アップグレード料金 1GB当たりの単価
250GB + 13,800円 13,800円÷250GB=55.2円
320GB + 17,800円 17,800円÷320GB=55.6円
400GB + 21,800円 21,800円÷400GB=54.5円

7200回転タイプは価格が高いですが、快適性を考えるなら外せない項目です。
また、大容量ファイルを扱う頻度が多い方にもお勧めです。

XPS M1330はモバイルパソコンなので、大容量ファイルの保存頻度は他機種ほど多くないかもしれませんが、外付けタイプのハードディスクも検討してみましょう。

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実際に見積もりしてみよう!

このように、「XPS M1330」にはたくさんのカスタマイズ項目があることがわかって頂けると思います。
しかし、カスタマイズによっては特徴の違ったパソコンにもなりますので、色々検討してみる必要があります。

デル公式ページにて実際に見積もりすることによって、自分のカスタマイズで予算がどの程度になるのか検討されてはどうでしょうか。

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