XPS 8900 レビューTOP > XPS 8900の内部を探る! 【内部調査 その1】 XPS 8900のパワーを支えるマザーボード、電源ユニット、CPU、メモリ
DELLハイエンドデスクトップ XPS 8900 レビュー
XPS 8900は、第6世代Core i7を搭載するDELLハイエンドデスクトップパソコン。画像や動画などデジタルコンテンツ系用途にも強いDELL主力モデルで、パーツの拡張性や安定した長時間動作も確保しています。将来長く使いたい方におすすめしたい、パソコン納得購入ガイドの一押し機種です。
XPS 8900の内部を探る!
【内部調査 その1】 XPS 8900のパワーを支えるマザーボード、電源ユニット、CPU、メモリ
XPS 8900の内部詳細についてご紹介します。内容が少し難しいので、パソコン初心者の方は読み飛ばして頂いても結構です。
XPS 8900の内部全体写真。内部スペースは広く、発熱量が多いパーツでも安定した動作が期待できます。また、大きなビデオコントローラの搭載も可能です。
マザーボード
XPS 8900のマザーボード中央部を拡大。XPS 8900は基本性能となるチップセットに、最新のIntel
Z170インテルを採用しています。高速なSATA3.0内部ポートは、全部で5ヶ搭載されており、うち2ヶがハードディスク用と光学ドライブ用として使用済みです。残り3ヶが空いてますので、将来のパーツ拡張にも対応できます。
マザーボードのコンデンサは、熱に強い個体コンデンサと一般的なアルミ電解コンデンサの併用です。固体コンデンサはコストがかかるため、安価な機種には搭載されることが少ないのですが、XPS
8900には数多く採用されています。一般的に、コンデンサの温度が10℃上がると寿命は半分になると言われますので、将来長く使うことを想定した仕様であることがわかります。
CPUの左下には、ワイヤレスLANを標準搭載してます。
電源ユニット
XPS 8900は、DELLオリジナルの電源ユニットを採用しています。従来のXPSシリーズではChicony社やLiteon社のロゴが入った電源ユニットを採用していることが多かったのですが、XPS
8900はDELLオリジナルでした。DELLパソコンの中では比較的大きな460Wタイプを採用しており、NVIDIA
GeForce GTX 960 2GB DDR5のようなハイエンドのビデオコントローラにも対応しています。なお、使用頻度が高い12V出力は18A、16A、8Aの3系統です。
ビデオコントローラ給電用のExpress出力コネクタは、6ピンタイプを2ヶ搭載してます。今回ご紹介しているローエンドのビデオコントローラNVIDIA
GeForce GT 730 2GB DDR3では不要、ミドルレンジのビデオコントローラでは1ヶ利用、ハイエンドのビデオコントローラでは1〜2ヶ利用することになります。将来、6ピンを1〜2ヶ使う高性能ビデオコントローラに換装する際でも対応可能です。
電源ユニットを下方向から見ると、広い範囲で大きなメッシュ穴が開いてます。電源ユニットの冷却効率アップのためです。
電源ユニットの右側を見ると、電源ケーブルやその他各種ケーブルが少し込み入った状態で配線されています。写真中央に見える黒い箱のようなものは、天井面にあるメディアトレーのユニットで、USB端子や音声端子などから太くて黒いケーブルが出ているのがわかります。電源ユニットを交換することは少ないと思いますが、交換の際は接続部等を損傷しないようにご注意ください。
CPU
CPUクーラーを拡大。XPS 8900に搭載されているCPUクーラーは、ネジ+スプリングの固定タイプです。
ネジ+スプリング部分を拡大。質感高い銀メッキがほどこされています。
XPS 8900のCPUクーラーを取り外してみました。最近のCPUは省電力化が進んでいるため、CPUクーラーのサイズは小さくなる傾向にあるのですが、XPS
8900は高い冷却能力を追求するために、大きめのCPUクーラーを採用しています。
CPUクーラーを下から見る。数多くの放熱面積が確保されているのがわかります。
XPS 8900に搭載されているCPUクーラー(左)とCore i7-6700の標準クーラー(右)を比較してみました。銀色の放熱部分の大きさは、XPS
8900のクーラーが断然大きいです。
XPS 8900に搭載されているCPUクーラー(左)とCore i7-6700の標準クーラー(右)を真横から見た写真。XPS
8900のCPUクーラーは、Core i7-6700の標準クーラーと比べて、銀色の放熱部分の大きさが約2倍近くあることがわかります。
XPS 8900に搭載されているCPUクーラー(左)とCore i7-6700の標準クーラー(右)を下から見る。放熱用の羽の構造は似ています。
CPUクーラーを取り外し、ソケットカバーを開けた状態。この部分に、最新第6世代のCore
i7-6700や上位のCore i7-6700Kが搭載されます。
(参考)最新第6世代のCore i7-6700を拡大
メモリ
メモリ周辺。XPS 8900のメモリスロットは合計4つです。写真では8GB(4GB×2ヶ)のメモリを搭載しており、残り2ヶは空いてます。なお、16GBメモリをカスタマイズした場合は8GBメモリ×2ヶ、32GBメモリをカスタマイズした場合は8GBメモリ×4ヶの組み合わせとなります。
XPS 8900が採用する高速DDR4-SDRAMメモリ(2166 MHz)。旧機種のXPS 8700では旧規格のDDR3-SDRAM(1600
MHz)メモリでしたが、XPS 8900では次世代のDDR4-SDRAMメモリを採用しています。DDR3と比べて帯域幅が1.3倍になるので、メモリ負荷が高いアプリケーションでも遅くなりにくいです。
なお、私が購入したXPS 8900はブランドのサムスン製メモリでしたが、購入時期によって搭載メモリメーカーが異なる場合がありますので参考程度としてください。将来、自分でメモリを増設する案もありますが、メモリは相性問題がありますので注意が必要です。
XPS 8900が気になる方はDELL公式サイトをチェック♪
第6世代Core i7を搭載するDELLハイエンドデスクトップ XPS 8900
詳細はNew XPS 8900(DELL公式ページ)をご参照ください。
【本体チェック その5】 メディアトレーは何に使う?<< >>【内部調査 その2】 メンテナンス性が考慮された光学ドライブ
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