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ALIENWARE AREA-51レビューをご紹介! DELLのゲーミングデスクトップの購入を検討している方におすすめです。
ページ更新:2018/7/1
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DELLゲーミングデスクトップ ALIENWARE AREA-51 レビュー

ALIENWARE AREA-51(R5)は、最大18コアのインテルプロセッサーと、水冷式のデュアルNVIDIA GPUの搭載を実現した究極のゲーミングデスクトップ。 処理負荷が高い作業や重量級ゲームをプレイしたい方に最適です。

DELLゲーミングデスクトップ ALIENWARE AREA-51 レビュー

【概要】 エイリアンに侵略されたハイエンドゲーミングデスクトップ「ALIENWARE AREA-51」

ALIENWARE AREA-51(R5)は、最大18コアのインテルプロセッサと、水冷式のデュアルNVIDIA GPUの搭載を実現した究極のゲーミングデスクトップ。 処理負荷が高い作業や重量級ゲームをプレイしたい方に最適です。

DELLゲーミングデスクトップ ALIENWARE AREA-51
DELLゲーミングデスクトップ ALIENWARE AREA-51。ひたすら性能と独自性を追求し、”エイリアンの侵略”というテーマによるデザインは圧巻。大きくて威圧感のあるエイリアンデザインは、安価なInspironシリーズとは対照的です。

インターネットや文書作成といった一般用途は想定されておらず、CPUやビデオコントローラ以外にも、最大64GBの大容量メモリ、アプリの起動やデータの読み書きが高速なSSD、最大6台のSSDまたはHDD、ゲーマー向け通信管理技術「Killer Double Shot Pro」、数多くの接続端子を搭載することで高いCPU性能が必要な画像や動画編集、4Kビデオ、ブルーレイの再生、本格的なマルチタスク処理など、システム負荷の高いアプリケーションでもさくさく快適な環境が手に入ります。

ただし、筐体の大きさが規格外です。とても一般的なパソコンとは思えません

大きさをお伝えするために、嫁さんのバランスボールを拝借
大きさをお伝えするために、嫁さんのバランスボールを拝借。かなり大きなバランスボールですが、ALIENWARE AREA-51はそれよりも大きいです(笑)。ちなみに、ALIENWARE AREA-51のサイズは高さ:569.25 mm×幅:638.96 mm×奥行き:272.71 mm。

大画面の24インチモニタと比較
大画面の24インチモニタと比較。24インチなのに小さく見えます。ALIENWARE AREA-51とのバランスを考慮するなら、モニタサイズは最低でも24インチ、できれば27インチ以上がおすすめ。

ちなみに、筐体の重量も28kgと規格外です。スーパーで売ってる10kgのお米が約3袋分なので、設置場所を変えようとすると腰を痛めそうになります。宅配業者さんも迷惑そうでした。

 ハイエンドCPU & ビデオコントローラを搭載するゲーミングデスクトップパソコン。
 →詳細はALIENWARE AREA-51(R5)(DELL公式製品ページ)をご参照ください。

以下、ALIENWARE AREA-51の概要です。

1.全身エイリアンなALIENWARE AREA-51

ALIENWARE AREA-51はデザインも型破りです。


万人受けする気は全くないようで、エイリアンの顔をした電源ボタンや筐体の各所がLEDで点灯します。カスタマイズで他色も選べますので、エイリアンを自分好みに変えてみてください。初期設定は写真の冷酷な青エイリアンですが、怒り狂った赤エイリアンも威圧感バツグンです。日替わりでも楽しいですよ。

正面は3カ所が点灯
正面は3カ所が点灯。

左側面も3カ所が点灯。
左側面も3カ所が点灯。

右側面も3カ所が点灯。
右側面も3カ所が点灯。

2.オーバークロック可能なALIENWARE AREA-51

オーバークロック可能なCPUをカスタマイズすると、簡単にオーバークロックが楽しめます。

最高峰のCore i9プロセッサがカスタマイズ可能
最高峰の18コア/36スレッドのCore i9プロセッサがカスタマイズ可能。しかもオーバークロックに対応します。

詳しくは後述しますが、本機種ではマウスで簡単にオーバークロックが楽しめる専用メニューが用意されており、簡単にオーバークロックが楽しめます。また、パソコン中〜上級者にも対応するよう、CPU倍率や電圧を細かく指定することもできます

オーバークロックのカスタマイズも可能
初期登録されているオーバークロックメニューだけでなく、オーバークロックのカスタマイズも可能

CPUやGPUの温度や電圧、使用状況を監視可能
CPUやGPUの温度や電圧、使用状況を監視可能

3.ビデオコントローラ2枚挿し+強力な冷却システムが楽しめるALIENWARE AREA-51

ビデオコントローラにも冷却システム+パイプが搭載されています
ビデオコントローラにも冷却システム+パイプが搭載されます。写真は、「NVIDIA GeForce GTX 1080」の2枚挿し。


【外観チェック】 ALIENWARE AREA-51の本体をチェック

ALIENWARE AREA-51の本体外観や接続端子について詳しくご紹介します。

ALIENWARE AREA-51の本体外観
ALIENWARE AREA-51の本体外観。傾斜するデザインが印象的です。

ALIENWARE AREA-51の前面をチェック

ALIENWARE AREA-51の前面 ステルス機のような風格
ALIENWARE AREA-51の前面。ゴツゴツしたデザインと質感が印象的で、とにかく本体の厚みがスゴイです。ステルス機のような風格を持ち、一般的な薄型かつスタイリッシュなデザインには全く興味がありません。また、吸気メッシュも「これでもか!」というぐらいの大きな面積を占めており、強力な冷却能力が期待できます。


エイリアンの顔が埋め込まれた電源ボタンと各種接続端子を配置。
結構大きいので、電源ボタンとしては押しやすいです。”おでこ”の部分をグイッと押すイメージ。

ALIENWARE AREA-51の背面をチェック

ALIENWARE AREA-51の背面
ALIENWARE AREA-51の背面。

ALIENWARE AREA-51の背面の接続端子
ALIENWARE AREA-51の背面の接続端子。

ALIENWARE AREA-51は、拡張性が高い機種であり、下位機種と比べると接続端子の数や種類が豊富です。特に、高速なUSB3.1 Gen2は小型のType-Cと通常のType-Aを搭載しているので将来も対応しやすく、有線LANもギガビットのデュアルです。

音声入出力端子を拡大
音声入出力端子を拡大。

 ハイエンドCPU & ビデオコントローラを搭載するゲーミングデスクトップパソコン。
 →詳細はALIENWARE AREA-51(R5)(DELL公式製品ページ)をご参照ください。


【内部チェック】 ALIENWARE AREA-51の内部をチェック

ALIENWARE AREA-51の本体内部について詳しくご紹介します。


内部にアクセスするためには、背面のレバーのような部分を上げて、側板を外します。
なお後述しますが、左右の側板が両方外れます

ALIENWARE AREA-51の側板
ALIENWARE AREA-51の側板。厚みがあり、剛性も高いです。雪遊びに使えるぐらい堅いです。

右側面

ALIENWARE AREA-51の側板を取り外した状態
ALIENWARE AREA-51の側板を取り外した状態。右側面です。
上から、CPU+冷却システム、ビデオコントローラ+冷却システム、電源ユニットです。

(1)CPU+冷却システム

筐体の内部を埋め尽くす特大冷却システムの存在感がスゴいです。
筐体の内部を埋め尽くす特大冷却システムの存在感がスゴいです。

CPUクーラーはエイリアンの顔が刻印されてます
CPUクーラーはエイリアンの顔が刻印されてます。水冷CPUクーラーと冷却システムがパイプがつながっている姿はパワフルです。

冷却システムは、放熱能力を高めるためにラジエータのような構造になってます
冷却システムは、放熱能力を高めるためにラジエータのような構造になってます。

筐体前面側にも、ファンが付いてます。
筐体前面側にも、熱対策のファンが付いてます。

(2)ビデオコントローラ+冷却システム

ビデオコントローラにも冷却システム+パイプが搭載されています
ビデオコントローラにも冷却システム+パイプが搭載されています。写真は、「NVIDIA GeForce GTX 1080」の2枚挿し。

さらに高性能なGeForce GTX 1080の外観
コストパフォーマンスが高いGeForce GTX 1080の外観。

さらに高性能なGeForce GTX 1080Tiの外観
さらに高性能なGeForce GTX 1080Tiの外観。

ビデオコントローラの下には、カスタマイズ可能なSSDが搭載されています
ビデオコントローラの下には、カスタマイズ可能なSSDが搭載されています。

(3)電源ユニット

1,500W 80PLUS Goldのモジュールケーブル付電源ユニットにより、効率性と信頼性に優れた抜群のパフォーマンスを実現
1,500W 80PLUS Goldのモジュールケーブル付電源ユニットにより、効率性と信頼性に優れた抜群のパフォーマンスを実現。

 ハイエンドCPU & ビデオコントローラを搭載するゲーミングデスクトップパソコン。
 →詳細はALIENWARE AREA-51(R5)(DELL公式製品ページ)をご参照ください。

左側面

ハードディスクベイとU.2ドライブを搭載可能
ハードディスクとU.2ドライブを搭載可能。

ハードディスクベイを拡大
ハードディスクベイを拡大。


【ベンチマーク比較】 ALIENWARE AREA-51の性能を詳細ベンチマークテストでチェック

ALIENWARE AREA-51の性能を調べるため、各種ベンチマークテストを実施しました。

ALIENWARE AREA-51 スプレマシー VR

カスタマイズ構成
機種名 ALIENWARE AREA-51 スプレマシー VR
OS Windows 10 Home 64ビット 日本語
CPU インテル Core i9 7980XE (18-コア, 24.75MB キャッシュ, 最大 4.4GHz まで可能 インテル ターボ ブースト Max 3.0 付き)
メモリ 32GB クワッド チャンネル DDR4 at 2666MHz (4x8GB)
ハードディスク 512GB M.2 PCIe SSD (ブート) + 2TB 7200RPM SATA 6Gb/s (ストレージ)
ビデオコントローラ NVIDIA GeForce GTX 1080 ×2

※最新の価格・スペック情報は、ALIENWARE AREA-51(R5)(DELL公式製品ページ)でご確認ください。

ALIENWARE AREA-51のデバイスマネージャ。こんなに長い画面は初めて見ました。
ALIENWARE AREA-51のデバイスマネージャ。こんなに長いデバイスマネージャ画面は初めて見ました。

インテル Core i9 7980XE
CPU-Zで「インテル Core i9 7980XE (18-コア, 24.75MB キャッシュ, 最大 4.4GHz まで可能 インテル ターボ ブースト Max 3.0 付き)」を見る。ハイエンドCPUとして驚異の18コア/36スレッド動作!

CPUに100%負荷をかけても、70℃台で安定!
CPUに100%負荷をかけても、70℃台で安定!
強力な冷却システムのおかげですね。

GPU-Zで「NVIDIA GeForce GTX 1080Ti」を見る
GPU-Zで「NVIDIA GeForce GTX 1080」を見る。

大容量ハードディスク、または、高速なSSDが選択可能

ALIENWARE AREA-51は、大容量ハードディスク、または、高速なSSDが選択可能です。

データの保存容量を重視する方は大容量ハードディスクを、操作の快適性を重視する方は高速なSSDがおすすめです。また、データ保存用の「大容量ハードディスク」+システム起動用の「高速なSSD」という、贅沢な2台選択も可能です。

定番のベンチマークテスト「CrystalDiskMark」でSSDを計
定番のベンチマークテスト「CrystalDiskMark」でSSDを計測。
読み込み速度は、連続テスト(Seq)がなんと2842.7MB/s、実体感に近いテスト(4K Q32T1)が499.0MB/sと驚異的!!!桁違いの速さです。

同じくハードディスクを計測
同じくハードディスクを計測。
SSDと速度が1〜2桁も違うことがわかります。これでもハードディスクとしては速い方ですが、SSDと比べると見劣りします。

SSDとハードディスクを比較してみると、その差は歴然です。

特に、ゲームの読み込み速度をできる限り短縮したいヘビーユーザーや、処理負荷の高い作業(例えば、高解像度の写真編集や4K動画の編集)をバリバリ作業するユーザーであれば、SSD(システム起動用)+ハードディスク(データ保存用)の組み合わせしかありません。

CPU単体の処理速度をテストする定番ベンチマーク「CINEBENCH R11」

古いアプリケーションを想定したシングルスレッドテスト、新しいアプリケーションを想定したマルチスレッドテストが実施できるCINEBENCH R11を使って、Core i9 7980XEの実力を確認してみました。

最新版「CINEBENCH R11」
「CINEBENCH R11」。3Dグラフィックのレンダリング性能を測定するベンチマークソフト。美麗な3Dグラフィックを描き切るまでのスコアをチェックします。CPU能力を100%フルに発揮するンチマークテストなので、各CPUの底力を知ることができます。

36もの同時処理は圧巻
36もの同時処理は圧巻!見ているだけで楽しいほどです。

Core i9 7980XEのCINEBENCH R11スコア
Core i9 7980XEのCINEBENCH R11スコア

CINEBENCH R11.5
機種名 (参考)
現行の下位デスクトップに搭載
第7世代 Core i5-7400
(参考)
第8世代 Core i7-8700
(参考)
第8世代 Core i7-8700K
Core i9 7980XE
コア数 4 6 6 18
スレッド数 4 12 12 36
基本周波数 3.00GHz 3.20GHz 3.70GHz 2.60GHz
最大周波数 3.50GHz 4.60GHz 4.70GHz 4.20GHz
【CINEBENCH R11】 CPU(シングルスレッド)(pts) 1.51 2.18 2.20 2.28
【CINEBENCH R11】 CPU(マルチスレッド)(pts) 6.28 15.54 16.24 37.14

現行の下位デスクトップに搭載される「第7世代 Core i5-7400」や売れ筋の「第8世代 Core i7-8700/8700K」と比較してみました。

ALIENWARE AREA-51がカスタマイズ可能な「Core i9 7980XE」は、18コア/36スレッドかつ高い動作周波数を活かして、圧倒的なスコアをたたき出しています。理論上の動作周波数こそ第8世代 Core i7-8700/8700Kに劣りますが、実際のスコアはそれ以上です。

Core i7-8700K(左) Core i9 7980XE(右)
最新のCINEBENCH R15における、Core i7-8700K(左)とCore i9 7980XE(右)のスコア。こちらも高スコアです。

 ハイエンドCPU & ビデオコントローラを搭載するゲーミングデスクトップパソコン。
 →詳細はALIENWARE AREA-51(R5)(DELL公式製品ページ)をご参照ください。


(まとめ)購入するユーザーを選ぶALIENWARE AREA-51

ALIENWARE AREA-51は、

  1. 全身エイリアンなALIENWARE AREA-51
  2. 大容量ハードディスク、または、高速なSSDが選択可能
  3. 18コア/36スレッドの最高峰Core i9 7980XEが搭載可能
  4. Inspiron/XPSシリーズではカスタマイズ不可のハイエンドビデオコントローラを搭載
  5. 強力な冷却システムで安定感のある動作
  6. 拡張性も高いので、将来長く使える

という、正直、コストパフォーマンスを求めて購入する機種ではなく、万人向けではありません。

反面、最高峰レベルの性能や、ボディの堅牢性、豪華な装飾パーツ、長時間動作に対応する熱設計など、DELL公式サイトのスペック表には掲載されない部分にコストをかけている、わかる人にはわかるという玄人向けの機種です。

また、「他人が所有している、近くの家電量販店に並んでいるような特徴がないパソコンとは違う!」という優越感を手に入れることができますので、いざ購入してみると愛着心が芽生えます(笑)。

遊びに来た友人に衝撃を与えることも確実ですし、嫁さんや恋人には不審がられること確実です。それでもエイリアンと心中できる方にこそ、おすすめしたい一品です。気になる方は、一度ご検討ください。

ALIENWARE AREA-51の見積もり/カスタマイズはDELL公式サイトで!

 ハイエンドCPU & ビデオコントローラを搭載するゲーミングデスクトップパソコン。
 →詳細はALIENWARE AREA-51(R5)(DELL公式製品ページ)をご参照ください。

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