DELL ALIENWARE M17のレビューをご紹介！ DELLの人気ノートパソコン購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。

ページ更新：2019/4/6

激薄！ハイエンドゲーミングノート DELL ALIENWARE M17 レビュー

ALIENWARE M17は、17インチ液晶モニタを搭載するゲーミングノートパソコン。デスクトップパソコンに匹敵する高性能ビデオコントローラが搭載可能なので、最新3Dゲームも快適にプレイできます。「デスクトップパソコンを設置する場所はないけれど、ゲームをバリバリ楽しみたい！」方におすすめです。

DELL ALIENWARE M17 の製品概要

今回ご紹介するのは、17インチ液晶を搭載する激薄ゲーミングノートNEW ALIENWARE M17です。

ゲーミングノート ALIENWARE M17。安価なInspironシリーズや質感・機能にこだわったXPSシリーズとは違い、採算度外視で性能とデザインを重視したALIENWAREシリーズのハイエンドノートです。

”エイリアンの侵略”をテーマにしたデザインや七色に光る内蔵LEDは圧巻で、万人向けとは口が裂けても言えません。その見返りとして、上位のCore i7プロセッサやハイエンドビデオコントローラGeForce GTX 2070/2080シリーズを搭載可能など、他ノートパソコンとは一線を画す性能を誇ります。

なお、従来から発売されている兄弟機種「重厚で多機能なNEW ALIENWARE 17(R5)（DELL公式サイト）、15インチのNEW ALIENWARE M15（DELL公式サイト）も併売されています。気になる方は、下記レビューをもあわせてご参照ください。

（特徴その１）ゲーミングノートなのに、とにかく軽くて薄い！

今回ご紹介しているALIENWARE M17はとにかく軽くて薄いのが一番の特徴です。

とにかく薄いALIENWARE M17。横からだと、ゲーミングノートパソコンとは思えません。

ALIENWARE M17の本体サイズは、約410mm（幅）×292.5mm（奥行き）×23mm（高さ）と標準的な１７インチノート並で、重量も2.63kg～とゲーミングノートとしてはかなり軽いです。兄弟機種のALIENWARE 17は約4.42kgほどあるので、2kg近くも軽いことになります。

一昔前のノートパソコンノート並の薄さです。単三乾電池と比較したくなるぐらい。

モニタのベゼル幅も約１３mmとかなり薄いです。

（特徴その２）性能は上位ゲーミングノート並のまま

こんなに薄いALIENWARE M17ですが、性能は上位ゲーミングノート並のままです。

上位の第８世代Core i9プロセッサや拡張型ビデオコントローラGeForceシリーズを搭載します。

ハードドライブは、システム用ブートとデータ保存用ストレージの最大２台搭載可能です。SSDだけでなく、ハードディスクもカスタマイズ可能です。

（特徴その３）煌びやかなＬＥＤも搭載

ALIENWARE M17は、他のALIENWAREシリーズと同様、派手なＬＥＤを搭載します。

ALIENWAREシリーズでおなじみの、煌びやかなＬＥＤも搭載しています。キーボードやエイリアンの顔をした電源ボタンなど、色々な箇所のLEDがきらびやかに光ります。

キーボードは宇宙船が浮遊している印象。

エイリアンの顔をした電源ボタンも健在。

ただし、モニタの下部のALIENWAREのロゴが不点灯であるなど、兄弟機種のALIENWARE 17より点灯箇所が省略されています。

詳細はNEW ALIENWARE M17(DELL公式ページ）をご参照ください。

ALIENWARE M17の外観をチェック

ALIENWARE M17の天板

ALIENWARE M17の天板。天板中央部にかけてV型屋根のような形状をしており、天板の厚みを薄くするなんてヤボったいことは眼中にありません。

天板全体はしっとりとした高級感ある素材で、包まれています。

その頂きにはメッキ加工されたエイリアンの顔が配置されています。エイリアンの目が点灯するギミックまで搭載し、背面側にいる人を完全に威圧します。

威圧感のあるデザインが天板の下部まで続くので、最近の軟弱なノートパソコンとは風格が違います。しかも、本体の両サイドに排熱口を確保するなど、冷却性を高める工夫が採用されています。

標準色の「エピックシルバー」もラインナップされています。ネビュラレッドと比べて、落ち着いた印象。
（写真はALIENWARE M15）

ALIENWARE M17の前面

ALIENWARE M17の前面。ゴツゴツしたデザインと堅牢感が印象的ですが、それほど厚みは感じません。

ALIENWARE M17の右側面

ALIENWARE M17の右側面。接続端子は、USB3.1 Gen1×２です。

ALIENWARE M17の左側面

ALIENWARE M17の左側面。左から、有線LAN、USB3.1 Gen1（PowerShare対応）、ヘッドセット（ヘッドフォンとマイク）です。

ALIENWARE M17の背面をチェック

ALIENWARE M17の背面。接続端子は、左から、HDMI、Mini-Display Port、Thunderbolt3（USB Type-C）、Alienware Graphics Amplifier（オプションの外部グラフィックス）、電源アダプタです。

Alienware Graphics Amplifier（オプションの外部グラフィックス）は、デスクトップ用グラフィックボードが使える端子です。詳細は下記「DELL Alienware Graphics Amplifier レビュー」をご参照ください。

ALIENWARE M17のモニタとキーボードをチェック

ALIENWARE M17の液晶モニタ

ALIENWARE M17は、標準で17.3インチ FHD (1920 x 1080) 60Hz 300-nits 72% 色域ディスプレイを採用しています。背面の写り込みが少なく、明るさやコントラストも良好です。

視野角が広く、色の変化も少ないです。

XPS 15は標準でもフルHDの1920×1080パネルを採用
（参考）ALIENWARE M17は、オプションで超高画素な3840×2160パネルもカスタマイズ可能です。その解像度は1920×1080の4倍と驚異的。

（参考）超高画素な3840×2160は、画素数に換算すると800万ピクセルと驚異的な鮮明さを誇ります。標準的なノートパソコンが搭載するHD (1,366×768)ディスプレイの約5倍なので、あらゆるゲームや写真が細部まで気持ち悪いほど見えます。ただし、高解像度になるほど文字が細かくなりますので、写真メインの上級ユーザーでないと扱いが難しいかもしれません。

超高画素な3840×2160で、YAHOOのトップページを表示したイメージ。縦方向に全て表示されるほど文字が細かくなりますので、プレイしたいゲームが3840×2160に非対応、もしくは、一般用途も想定するなら標準の1920×1080で良いと思います。

モニタ上部を拡大。左から、左マイク、カメラ、カメラステータスライト、右マイクです。

ALIENWARE M17のキーボード

ALIENWARE M17のキーボード。ALIENWARE M17は本体は通常のノートパソコンとほぼ同じで、キーボード周辺は広いです。なお、本体ボディは高級感あるマット調で表面処理されており、高級感はバツグンです。

キーボード上部には、冷却用の吸気口がメッシュ形状で配置されています。

キーボード左部分を拡大。通常のアイソレーションタイプです。
兄弟機種のALIENWARE 17のような昔ながらの堅牢なキーやゲームプレイに最適なコマンドが登録ができる5つのショートカットキーは省略されています。

キーボード右部分を拡大。テンキーを搭載しています。数字入力の頻度が高い方におすすめ。

キーを拡大。表面は平らですが、滑ることはない。

キーストロークは気持ち深めな程度です。ALIENWARE 17ほど深くありません。

タッチパッドは浅めの”カチカチ”タイプ。

ALIENWARE M17の底面

ALIENWARE M17の底面。通常のノートパソコンと同じ樹脂素材で、下部の大半の面積が給気用のメッシュになっています。内部に大型の冷却ファンが搭載されており、高負荷時でも安定した冷却能力を誇ります。両サイドにはスピーカーが内蔵されており、手元で広がりのある音が楽しめます。

スピーカー部分を底面から見た状態。ホコリは入りにくく、筐体を支えるゴム足も大きくてしっかりしてます。

メッシュ部分を拡大。溝は狭いものの数が多いので、吸気面積は比較的広い。

内部をチェック。底面のカバーはネジを取り外すだけなのでメンテナンスも簡単です。
バッテリ、メモリ×２、ＨＤＤ×１、ＳＳＤ×２、デュアル冷却ファンシステムを内蔵。

メモリスロットは２ヶ。写真は２枚搭載ですが、仕様によっては１枚の場合もあります。

SSDスロットは計２つです。また、ＨＤＤも１台搭載可能です。

デュアル冷却ファンシステムは大型の冷却ファンが搭載されており、高負荷時でも安定した冷却能力を誇ります。

高性能なパーツが搭載可能なので、電源アダプタは比較的大きいです。
高性能なパーツが搭載可能なので、電源アダプタはかなり大きいです。電源アダプタは２４０Ｗタイプ。

その大きさは、手が大きな私でもにぎれないほどです。小さな弁当箱ぐらいあります。

ALIENWARE M17の構成例

ALIENWARE M17の構成例をご紹介します。

ALIENWARE M17のカスタマイズ構成

ALIENWARE M17のカスタマイズ構成
項目	NEW ALIENWARE M17 スプレマシー VR
OS	Windows 10 Home 64ビット日本語
CPU（定格動作周波数）	第8世代インテル Core i9-8950HK (6-コア, 12MB キャッシュ, Overclocking 最大 5.0GHz まで可能)
メモリ	16GB, 2x8GB, DDR4, 2666MHz （標準は8GB）
ハードディスク	256GB PCIe M.2 SSD + 1TB SSHD（8GB SSDキャッシュ）（標準は1TB SSHD（8GB SSDキャッシュ）
ビデオコントローラ	NVIDIA GeForce RTX 2080 8GB GDDR6 Max-Q デザイン付き

※最新のカスタマイズはNEW ALIENWARE M17(DELL公式ページ）をご参照ください。

ALIENWARE M17のデバイスマネージャ

CPU-Zで「Core i9-8950H」を見る。６コア１２スレッドが驚異的。シングルコア動作だと最大4.8GHzまで上昇します。

６コア１２スレッド動作は爆速！あっという間に処理が完了します。

GPU-Zで「NVIDIA GeForce RTX 2080 Max-Q デザイン付き」を見る。
GeForce RTX 2080がALIENWARE M17の薄型ボディに入るのはスゴいです。

詳細はNEW ALIENWARE M17(DELL公式ページ）をご参照ください。

（おまけ）15インチのALIENWARE M15と比較する

15インチのNEW ALIENWARE M15（DELL公式サイト）と比較してみました。

全景を比較。左が15インチのALIENWARE M15、右が17インチのALIENWARE M17です。
かなり大きさは違います。

キーボードを比較。左が15インチのALIENWARE M15、右が17インチのALIENWARE M17です。
本体が大きなALIENWARE M17は、キーボード回りのスペースにかなり余裕があります。

部セル幅を比較。左が15インチのALIENWARE M15、右が17インチのALIENWARE M17です。
ベゼル幅を比較。左が15インチのALIENWARE M15、右が17インチのALIENWARE M17です。
ALIENWARE M15は約９ｍｍ、ALIENWARE M17は約１３ｍｍです。