【番外編】ノイズキャンセリングヘッドフォン Bose QuietComfort 25 レビュー
前から気になっていたノイズキャンセリングヘッドフォンの「Bose QuietComfort 25」をお借りできる機会がありましたので、使用レビューをご紹介します。電車に乗った時の雑音などが消える、スゴいヘッドフォンでした♪
最新のノイズキャンセリング機能が強力な Bose QuietComfort 25
Bose QuietComfort 25
知らない方のためにご説明しておきますと、Bose（ボーズ）社はスピーカーやヘッドフォンでは有名なアメリカのメーカーです。豊かな低音と強力なノイズキャンセリングに定評があり、満足できない場合は返品可能な30日返品保証や値引しない販売形態など、音質にこだわる姿勢が特徴のメーカーでもあります。
今回ご紹介するのは、そのBose社が自信を持っているアラウンドイヤータイプ（イヤーパッドが耳を覆う形状）のノイズキャンセリングヘッドフォンBose QuietComfort 25です。
当サイトの趣旨であるパソコンとは直接関係ありませんが、私が毎日、電車通勤している時にBose QuietComfort 25を使ってみたレビューをご紹介します。
Bose QuietComfort 25の外観をチェック
Bose QuietComfort 25（Apple製品対応モデル）の付属品一式。キャリングケースの中に、Bose
QuietComfort 25本体がコンパクトに収まっています。左上には、デュアルプラグ（航空機内オーディオ対応）と単4電池が入ってます。
イヤーパッドの根元部分で折れる構造になっているので、私（成人男性）の手にほぼ収まるサイズです。本体の重さは195g（電池、ケーブル除く）と軽く、電池も単4電池×1本なので、頭に付けた時も違和感ありません。イヤーカップ部分にはメタル素材が採用されており、上質な仕上げになってます。なお、今回ご紹介しているのはブラック色ですが、ホワイト色も販売されています。
今回ご紹介しているのは「Apple製品対応モデル」なので、iPhone 6sとサイズを比べてみました。外出時に持ち運ぶことを考えると、Bose
QuietComfort 25ぐらいまでが上限という気がします。これ以上大きくなると、通勤で使うには不向きだと思います。
イヤーパッドの内部。イヤーパッドの大きさは、縦方向に97mm、横方向に74mmです。大きく「R」「L」と書かれてあるので、「どっちが右側だ？」と迷うことは絶対にありません。
電源は単4電池×1本のみ、イヤーパッドの横に差し込むだけです。アルカリ電池だと約35時間程度持ちますので、1日の使用時間が2時間程度の方だと、約2週間持つ計算になります。充電式がお好きな方もいらっしゃると思いますが、電池式のBose
QuietComfort 25ですと、単4電池を1本だけ予備用としてカバンに入れておくだけで良いので便利です。
端子を拡大。上がBose QuietComfort 25のイヤーパッド部分に差し込む端子、下がiPhone本体に差し込む端子です。
Bose QuietComfort 25のイヤーパッド部分に、ケーブルを差し込む様子。キャリングケースに収納する際は、ケーブルが取り外せます。
イヤーパッド部の電源ボタンを横方向にスライドさせると、緑色のランプが点灯します（写真右）。これだけで、ノイズキャンセリング機能が起動します。ちなみに、電池が切れても音質は下がりますが、音楽は聞けます。
（おまけ）キャリングケースの裏には、小物やケーブルなどを入れることができるゴム・メッシュ素材のポーチが付いてます。ケーブルをキャリングケースの中に収納するのが面倒な方におすすめですね。ケーブル以外にあまり大きな物は入りませんが、写真のようにiPhone
6sぐらいだと十分入ります。
Bose QuietComfort 25の使用感と音質は？
Bose QuietComfort 25の使用感と音質についてご紹介します。ただし個人差によるところが大きいので、ヘッドフォン入門者としての参考意見としてください。
iPhone付属のイヤフォンでは聞こえない音が楽しめる♪
Bose QuietComfort 25には、Bose最新の音響テクノロジーが結集されています。
ポート構造により豊かな低音再生を可能にする「TriPortテクノロジー」、ヘッドホンのリスニングに最適な音質補正を行う「アクティブ・イコライザー」など、Boseの長年の研究による独自技術が惜しみなく投入されてますので、iPhone付属のイヤフォンではほとんど聞こえない楽器の音や歌手の声の余韻まで楽しめます。
ちなみに、Boseの醍醐味である豊かな低音については、低音が効き過ぎてキツい印象が強かった過去機種ほどではなく、ほど良い印象を受けました。反面、強い低音が好きな方には物足りないかもしれません。
なお、この記事を書いている時点でのBose QuietComfort 25の価格は、35,000円（税込：37,800円）です。当然ですが、ノイズキャンセリング機能がない同価格帯の高級ヘッドフォンと音質を比較すると、さすがに中高音の伸びなどは見劣りする部分があるように感じました。音質だけであれば約15,000〜20,000円前後のヘッドフォンと同レベルのイメージでしょうか。
と言うよりも、値段の半分は、後述する強力なノイズキャンセリング機能だと思います。ノイズの多い電車通勤にこそ、最大限の威力を発揮するヘッドフォンという位置付けですね。
最新のノイズキャンセリング機能が強力♪
私は、普段、電車通勤していることから、ノイズキャンセリング機能を様々な場所で試してみました。結論から言いますと、ノイズを消しにくいアラウンドイヤータイプにも関わらず、独自のイヤークッションの防音性＆ノイズキャンセリング機能が強力なので、電車の揺れる音がほとんど聞こえません。
音楽をわざとかけずに、単にノイズキャンセリング機能を起動させた状態で電車に乗ってみましたが、かすかに電車の揺れるノイズ音がするだけであり、少しでも小さな音量で音楽を再生するとノイズ音はほぼ皆無になります。
なお、到着駅のアナウンスや電車のドアがプシューっと開く音は、ノイズキャンセリング効果がほとんどありませんが、目をつぶっていると誤って乗り過ごしてしまうほどのノイズキャンセリング効果なので、聞こえた方が良いとも思えます。音楽や映画はもちろん、読書や仕事にもおすすめです。
違和感の少ない付け心地♪
Bose QuietComfort 25の構造には、人間工学を基にした緻密な計算とノウハウが生かされています。
事実、軽量化はもちろん、必要最小限に抑えられたクランプ圧（頭を締め付ける圧力）と可動式のイヤーカップ、さらに超低反発素材のイヤークッションを採用することで、他の安価なアラウンドイヤータイプのヘッドフォンと比べると違和感の少ない付け心地でした。
Bose QuietComfort 25には、Boseこだわりのイヤーパッドが採用されています。とにかく柔らかくて、触りごごちはマシュマロのようでした。併せて、イヤーカップの稼動範囲が過去の製品と比べると見直されてますので、付け心地は良好です。しかも密着感が良いので、冬場でも耳が温かいです。（反対に言えば、夏は少し蒸れるかもしれません。）
イヤーカップを下方向に押さえ込んで、手を離してみると、
写真のように、ゆっくりと反発して戻ってくる素材になってます。低反発枕に近いです。
頭との設置面であるヘッドバンドは、高級感あふれるスエード調の素材が採用されています。これもフワフワした装着感なので、頭にフィットしてヘッドバンドと頭の間に隙間ができません。
便利な3ボタン式リモコンを搭載
iPhoneをお持ちの方には、「Apple製品対応モデル」がおすすめです。
今回ご紹介しているBose QuietComfort 25はApple製品対応の3ボタン式リモコンを搭載していますので、iPhoneと接続すれば、iPhone本体を操作することなく音量調整が可能です。また、中央ボタンを1回押すと「再生/一時停止」、中央ボタンを続けて2回押すと「次のトラック」、中央ボタンを続けて2回押して長押しすると「早送り」なども可能ですし、音声アプリケーションなどの操作や、音楽と通話の切り替えも簡単にできます。良くできてますね。
3ボタンを横から見た状態。適度なボタンの高さなのでクリック感も適度にありますし、中央ボタンが少し下がっているので指先で直感的な判断が可能です。ちなみに、リモコン背面にはマイクが搭載されてますので、iPhoneやスマートフォンなどでのハンズフリー通話も楽しめます。
Bose QuietComfort 25のレビューまとめ
Bose QuietComfort 25は、
- ボーズ最高峰のノイズキャンセリング・ヘッドホン
- アラウンドイヤータイプにも関わらず、強力なノイズキャンセリングがスゴい
- 人間工学を基にした設計により、長時間でも快適な着け心地
- ハンズフリー通話も楽しめる、便利な3ボタン式リモコンを搭載
と、電車通勤におすすめなヘッドフォンです。
若干値段は張りますが、高音質＋強力なノイズキャンセリング機能の価値はありますし、ヘッドフォンを付けているだけでBose通と思ってもらえます。（笑）
気になる方は、Bose公式サイトをチェックしてみてください。
ボーズ最高峰のノイズキャンセリングヘッドホン Bose QuietComfort 25が気になる方は公式サイトをチェック！
Bose QuietComfort 25が気になる方は、Bose QuietComfort 25（Bose公式サイト）をご参照ください。
