ドスパラの17インチゲーミングノート GALLERIA(ガレリア) QF970HG レビュー
GALLERIA(ガレリア) QF970HG の製品概要
大画面で高性能なGALLERIA QF970HG
今回ご紹介するのは、17.3インチ液晶を搭載するドスパラのゲーミングノートGALLERIA QF970HGです。
GALLERIA QF970HGの外観。本体サイズは、428.0(幅)×288.0(奥行き)×55.0(高さ)
mmと、とにかく大きいです。反面、大きな17.3インチモニタで迫力あるゲームプレイが楽しめますし、Core i7-4710MQやGeForce
GTX970Mなどハイエンドパーツを搭載可能なので、処理負荷が重いゲームでも快適です。
GALLERIA QF970HGの標準構成
- Windows 8.1 Update (64bit)
- インテル Core i7-4710MQ (クアッドコア/HT対応/定格2.50GHz/TB時最大3.50GHz/L3キャッシュ6MB)
- 17.3インチ液晶(1920×1080) / NVIDIA GeForce GTX970M 6GB
- 8GB DDR3 SO-DIMM (PC3-12800/4GBx2/デュアルチャネル)
- 1TB HDD
- DVDスーパーマルチ
- モバイル インテル HM87 Express チップセット搭載マザーボード
- 直販価格:税込18万9800円〜(2015年1月20時点。最新の価格はGALLERIA QF970HG(ドスパラ公式ページ)でチェックしてください。)
GALLERIA QF970HGの外観をチェック
GALLERIA QF970HGの外観をチェックします。
GALLERIA QF970HGの外観は、全体的に樹脂素材です。他メーカーのように高級感を追求するというよりも、本体ボディは堅牢性+低コストとし、高性能パーツに予算を充てるコンセプトのようです。
天板を拡大。無骨な印象で、昔ながらのゲーミングノートが好みの方には良いと思います。私も嫌いではありません。
天板には「GALLERIA(ガレリア)」ロゴがあります。天板がシンプルなので、ロゴがキラッと光って目立ちます。
GALLERIA QF970HGの前面。端子はありませんが、デバイスインジケーター(状態表示ランプ)があります。
デバイスインジケーター(状態表示ランプ)を拡大。左から、Blutooth、無線LAN、充電、スリープ、HDDアクセスです。
GALLERIA QF970HGの薄さをチェック。高さは55mm、単三乾電池と比べてもかなり厚いのがわかります。薄さを求めてない機種ですので、お世辞にも薄いとは言えません。
GALLERIA QF970HGの背面。接続端子は左から、電源コネクタ、LAN、VGA、Miniディスプレイポート、HDMI。
GALLERIA QF970HGは、理論値最大867Mbpsの高速無線LAN規格である「IEEE802.11ac」に対応していますが、安定した有線LANを好まれる方も多いと思いますので、LAN端子があるのは嬉しいポイントです。あと、ゲーミングノートにも関わらずVGAがあるのも珍しい。
GALLERIA QF970HGの右側面。USB2.0×2と光学ドライブのみ配置されています。
GALLERIA QF970HGの左側面。接続端子は、左からUSB3.0×2、SDカードリーダー、USB3.0、ヘッドフォン/SPDIF出力、マイク入力、ライン入力、ライン出力。
GALLERIA QF970HGのキーボード周辺をチェック
GALLERIA QF970HGのキーボード周辺。フルサイズのキーボードはもちろん、右側にはテンキーを搭載。上部には、クイック起動ボタンや電源ボタン、スピーカー×2が配置されています。タッチパッドはそれほど大きくありません。
キーボードを拡大。一般的なアイソレーションタイプです。キーストロークも適度で、ゲームに適した深い打鍵感が楽しめます。キーボードのたわみも気になりませんでした。
クイック起動ボタンを拡大。タッチ式で、設定時はオレンジ色に点灯します。左から、ホットキー(起動するアプリケーションを登録)、クーラーブースト(通常よりファン速度を上げて、PCの全体温度を冷却する)、キーボードバックライト(キーボードバックライトのON/OFF)、電源ボタン、機内モード(無線LANとBluetoothのON/OFF)、ディスプレイOFF、光学ドライブイジェクト(ディスクトレーを取り出し)です。
特に、クーラーブースト機能は、クライマックスを迎えるボス戦や、絶対に負けられない相手との対戦など、排熱が気になるタイミングにおすすめですね。また、電源ボタンはLEDは発光色によって、一目で動作モードを確認することができます。CPU内蔵グラフィックス稼動時は白色に、NVIDIA
GeForceグラフィックス稼動時にはオレンジに光ります。
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ホットキー(起動するアプリケーションを登録)の画面。起動したいアプリケーションを1つだけ登録できて便利です。
キーボードはバックライトを搭載しています。キーの形状によるためか、キーが浮いているように見えてキレイ。
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ボディを拡大。写真における左上は光沢処理、左下は金属素材、右端は樹脂素材と3パターンで構成されています。よく見るとわかるという玄人好みのデザインなので、派手過ぎるゲーミングノートが嫌いな方におすすめです。
GALLERIA QF970HGの底面と強力な排熱設計
GALLERIA QF970HGの底面。ゲーミングノートでは、排熱が悪いと安定性が極端に低下します。その点、GALLERIA
QF970HGは、排熱用のスリットが多く確保されており、強力な冷却機能が期待できます。
内部には、冷却ファン、CPU用ヒートシンクとグラフィックス用ヒートシンク、5本のヒートパイプからなる新開発のブリッジ式冷却機構を採用しています。CPU温度が高い時にはグラフィックスクーラー側に熱を逃がし、グラフィックスクーラー側が熱い時にはCPUクーラー側に逃がすことで、冷却効率を大幅にアップしています。発熱の大きいCPUとグラフィックス機能をケースの後部に集中配置することで、使用時に手が触れるケース前部が熱くなりにくいメリットもあります。
冷却プレートには数多くの突起があり、少しでも放熱面積を広くする設計になってます。良く出来てますね。
モニタ周辺をチェック
モニタをチェック。17.3インチなのでとにかく大きいです。発色も良く、非光沢パネルなので、背面の映り込みも気になりません。
視野角をチェック。斜め方向から画面を見ると暗くなり、視野角はあまり良くありませんでした。ただ、一人で楽しむゲーミングノートとして割り切れば問題ありません。
パネル周辺のベゼル部分をチェック。本体サイズに余裕があるためか、かなり広い。
ヒンジとスピーカーを拡大。モニタに負けず劣らず、ヒンジは大きくて頑丈です。スピーカーも凝ったデザインになってます。
パネル上部には、マイクとWebカメラが内蔵されています。Webカメラ部分はミラー調です。
モニタの最大開度は140度前後でした。
本体に負けず、電源も成人の手のひらサイズと大きいです。重さは、GALLERIA
QF970HG本体が約3.8kg(バッテリー含む)、電源も約1kgあります。
GALLERIA QF970HGの性能をチェック
GALLERIA QF970HGは、最新かつ高性能なパーツを搭載しています。今回ベンチマークテストを実施したGALLERIA
QF970HGのカスタマイズ構成は、以下のとおりです。
GALLERIA QF970HGのカスタマイズ構成
項目 |
構成 |
OS |
Windows 8.1 |
CPU(定格動作周波数) |
Core i7-4710MQ(2.5〜3.5GHz) |
メモリ |
8GB (8GB×1) |
ハードディスク |
1TB HDD(5400回転) |
ビデオコントローラ |
NVIDIA GeForce GTX970M 3GB |
液晶パネル |
17.3インチ液晶(1920×1080) |
【参考】GALLERIA QF970HGのデバイスマネージャー
GeForce GTX 970MをGPU-Zで見る
HDDの性能を計測する「CrystalDiskmark 3.0」
定番ベンチマークソフトのCrystalDiskmark 3.0を使って、HDDの性能を調べてみました。
HDDなので速くありません。ゲーミングノートとして読み込み時間を気にする方は、オプションでSSDをカスタマイズしてください。
CPU単体の処理速度をテストする定番ベンチマーク「CINEBENCH R11」
古いアプリケーションを想定したシングルスレッドテスト、新しいアプリケーションを想定したマルチスレッドテストが実施できるCINEBENCHを使って、CPUの実力を確認してみました。
「CINEBENCH R11」。3Dグラフィックのレンダリング性能を測定するベンチマークソフト。美麗な3Dグラフィックを描き切るまでのスコアをチェックします。CPU能力を100%フルに発揮するンチマークテストなので、各CPUの底力を知ることができます。
CINEBENCH R11
テスト |
スコア |
【CINEBENCH R11】 CPU(シングルスレッド)(pts) |
1.51 |
【CINEBENCH R11】 CPU(マルチスレッド)(pts) |
7.14 |
Core i7-4710MQ(2.5〜3.5GHz)なので、さすがに速いです。
CPUの処理負荷を100%まで上昇させると、CPU温度は80℃前後まで上昇しました。冷却機能が効いてます。
実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK 8」
「PCMARK 8」でベンチマークしてみました。どのテストも高スコアです。
他機種との性能比較の参考としてください。
一般的な使い勝手の「Home」は3502
画像や動画編集などクリエイティブな使い勝手の「Creative」は3916
文書作成など仕事の使い勝手の「Work」は4512
ハードディスクへのアクセス速度を調べる「Strage」は1902
ゲーム定番ベンチマークテスト「3DMARK」
デスクトップに匹敵する描画能力を誇る、最新世代「Maxwell」コア採用ハイエンドグラフィックス「NVIDIA
GeForce GTX 970M」を搭載していますので、全般的に高スコアです。ご紹介している機種はメモリ3GBバージョンですが、この記事を書いている時点では2倍の6GBに増強されています。
3DMARK
ICE STORM |
90691 |
CLOUD GATE |
20396 |
FIRE STRIKE |
6466 |
ファイナルファンタジー14公式ベンチマークテスト
表示解像度1920×1080、標準品質で「12475(非常に快適)」と文句なし。
ファイナルファンタジー14
1920×1080(標準品質) |
12475(非常に快適) |
1920×1080(高品質) |
8224(非常に快適) |
1920×1080(最高品質) |
6407(とても快適) |
これまでのノートPCでは、画質設定や解像度を下げなければ軽快にプレイできないことが多かったですが、GALLERIA
QF970HGは「GeForce GTX 970M」を搭載しているので、1920×1080(最高品質)という設定でも「6407(とても快適)」とハイスコア。一部のハイエンド3Dゲームでなければプレイに問題はなさそうです。
ドラゴンクエスト]公式ベンチマークテスト
表示解像度1920×1080、標準品質で「8323(とても快適)」とこちらも文句なし。
ドラゴンクエスト]
1920×1080(低品質) |
8984(とても快適) |
1920×1080(高品質) |
8323(とても快適) |
1920×1080(最高品質) |
7760(とても快適) |
(まとめ)他のゲーミングノートとはひと味違う GALLERIA QF970HG
GALLERIA QF970HGのメリットは、
- 迫力あるゲームが楽しめる大きな17.3インチ液晶を搭載
- 高性能なCore i7-4710MQとGeForce GTX970Mの組み合わせで、ゲームプレイが快適
- 新開発のブリッジ式冷却機構で、長時間のゲームも心配なし
- お財布に優しい、高性能+低価格を追求するコンセプト
です。
反面、デメリットは、
- 本体が大きくて重い
- 液晶パネルの視野角が狭い
- 派手なLEDライトや各種カスタマイズボタンの設定が少ない
です。
17.3インチモニタ+高性能+低価格に特化したゲーミングノートが欲しい方は、GALLERIA
QF970HGがおすすめです。気になる方はドスパラ公式サイトをチェックしてみてください。
公式サイト 製品ページリンク
17.3インチ液晶モニタを搭載するゲーミングノート GALLERIA QF970HG
→詳細はGALLERIA QF970HG(ドスパラ公式ページ)をご参照ください。
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