【番外編】HP(ヒューレットパッカード)個人向けPC新製品発表会に行く

Windows 7の発売に力を入れるヒューレットパッカードとマイクロソフト

先日、「HP(ヒューレットパッカード)個人向けPC新製品発表会がある」ということを聞きつけましたので、参加してきました。

Windows 7の発売前の新製品発表ということもあって、東京駅前の丸ビルの7階を借り切って大々的に行われました。テレビや新聞関係の方もいらっしゃったので、完全に場違いでした。(汗；)

個人向けPC新製品発表会の風景

左がヒューレットパッカード社長、右がマイクロソフト社長というビック対談でした。

ヒューレットパッカード新製品発表会の次第は、

1. 対談「HP×Windows 7で描くこれからのデジタルライフ」
   日本ヒューレットパッカード株式会社　代表取締役社長　小出伸一氏
   マイクロソフト株式会社　代表取締役社長　樋口泰行氏
2. ヒューレットパッカードの2009年冬モデル紹介
3. 展示会場にて新製品の詳細説明、および、実機に触れられる

です。中でも、 ヒューレットパッカードとマイクロソフトの社長対談が目玉企画でした。

対談の概要をまとめると、以下のとおりです。

ヒューレットパッカードの冬モデルとWindows 7の関連について

• 今回発表したヒューレットパッカードの冬モデルは、Windows 7に完全対応した自信作である
• 2009年新モデルと旧 モデルの違いはWindows 7の搭載だけでなく、64ビットに対応、メモリは4GBが標準、ハードディスク容量は前機種比約1.5倍、薄く、軽く、高性能をテーマに設定した
• Windows 7は、早い、軽い、安定しているが3大テーマである
• 使い勝手、軽さ、起動はXPよりも速い
• Windows 7には「こんな機能があったらいいのに…。」と思う機能を追加した
• マルチタッチに対応しているため、対応機種であれば直感的な操作が可能である
• 日頃、パソコンを使わない方でも使いたくなるようなWindows 7である
• 新しいライフサイクルが生まれて、その中心にWindows 7がいることになるだろう
• Windows 7の発売は、2010年までで約2兆3000億円の市場を生み出す試算が出ている。Windows 7の発売を機会に「日本を元気にしたい！」

両社の将来展望について

• PCは従来の「使いながら考える」から、「感じながら使う」に変わっていく
• 新しい市場を開拓するために、Windows 7の機能をどこまで引き出せるかが勝負
• 価格はもちろん、デザインや使いやすさなど、付加価値を付けることによって、他メーカーとの差別化を図りたい
• 従来の事務効率性を向上させるだけのPCではなく、個人が持つ感性に刺激を与えるPCに大きくシフトしている
• 従来の操作性を大きく変える。(キーボードやマウスの操作に慣れていない初心者の方や教育ビジネスに切り込むチャンス)

上記のように、両社のWindows 7登場における意気込みをヒシヒシと感じました。

中上級者向けには、ホームネットワークを強く押し進めていく模様。

Windows 7の発売がパソコンメーカーの運命を握る？

不景気の影響によって、ほとんどのパソコンメーカーは売り上げを大きく下げています。そのこともあってか、発表会ではWindows 7への意気込みを感じると同時に、Windows 7が需要増加の起爆剤になって欲しい、という大きな期待も感じられました。

Windows 7がパソコン業界の運命を握る？

Windows 7の充実した機能や現在販売されているパソコンの性能は、XP以前のOSを搭載するパソコンと比べると非常に高性能です。Windows 7に移行すれば、「ビデオカメラや写真の編集作業やブルーレイ映画の視聴を楽しみたい」という全く違う用途も生まれますし、何よりも処理速度が格段に大きく変わります。

さらに、ビスタ登場当初不満が聞かれた軽さや機能についても、Windows 7では改善されています。XPソフトに対応できる「XPモード」が使えるエディションも登場しますので、「XP環境から抜け出しにくい法人様にも最適」とも言われています。(Professional版以上に限る)

パソコン本体の価格も2年前と比べると約半値？とも思うほど、最近の価格低下は著しいです。Windows 7登場の10月22日〜来年の3月頃までは、DELL、ヒューレットパッカード共に、価格、付加価値、アフターサービスなどに力を入れます。Windows 7は、古いパソコンを使っている方の日常生活を大きく変えるかもしれません。少しでも興味のある方は、検討してみてはいかがでしょうか？

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