ゲームやグラフィック用途に特化した「Dell Gシリーズ」 DELL G5 15(5500)
レビュー
DELL G5 15(5500)は、15インチ液晶モニタを搭載するゲーミングノートパソコン。デスクトップパソコンに匹敵する高性能CPUやビデオコントローラが搭載可能なので、画像・動画編集や最新3Dゲームも快適です。デスクトップパソコンの代替機としても使えますので、サブノートとしてもおすすめです。
DELL G5 15(5500) の製品概要
ゲームやグラフィック用途に特化した「Dell Gシリーズ」 G5 15(5500)
今回ご紹介するのは、15インチ液晶を搭載する、ゲームやグラフィック用途に特化した「Dell Gシリーズ」の中位機種「Dell G5 15ゲーミング ノートパソコン(5500)」です。
「Dell Gシリーズ」ノート G5 15(5500)。安価なInspironシリーズや質感・機能にこだわったXPSシリーズとは違い、ゲームやグラフィック用とに特化したノートパソコンです。9万円台から購入可能な高コストパフォーマンスであり、DELLのゲーミングノートにもかかわらず薄型(笑)な新ラインナップモデルです。正式名称は、G5 15(5500)。
ゲームやグラフィックに対応するビデオコントローラ「GeForce GTX/RTXシリーズ」と最新CPU「第10世代Core
i5/i7プロセッサ」を搭載。
G5 15(5500)の本体サイズは、約365.5mm(幅)×254.0mm(奥行き)×24.5mm(高さ)です。重量は最小構成で2.34kgなので、少し大きめのノートパソコンというサイズに抑えられています。Alienwareシリーズのように漬け物石のような雰囲気はなく、持ち運びやすいので、初心者〜上級者まで幅広く使えます。
Gシリーズオリジナルの壁紙も用意されています。
なお、上位のG7シリーズや下位のG3シリーズもラインナップされています。
気になる方は、比較・検討してみてください。
詳細はDell G5 15(5500)(DELL公式ページ)をご参照ください。
G5 15(5500)の外観をチェック
G5 15(5500)の右側面
G5 15(5500)の右側面。接続端子は、SDカードスロット、ヘッドセット、USB2.0です。
G5 15(5500)の左側面
G5 15(5500)の左側面。左から、非常に豊富な接続端子を搭載しています。
G5 15(5500)の前面
G5 15(5500)の前面。ゲーミングノートとしては薄い部類に入ります。
G5 15(5500)の背面をチェック
G5 15(5500)の背面。両サイドに通気孔を確保するなど、冷却性を高める工夫が採用されています。接続端子はありません。
両サイドに通気孔を拡大。メッシュのようになっており、後述するデュアル冷却ファンシステムが搭載されています。
中央には、G5のロゴを配置しています。
G5 15(5500)の底面
G5 15(5500)の底面。樹脂製で、下部に大きな給気スリットが入っています。
前面を拡大。スピーカーが左右に1ヶずつ内蔵されています。また、イルミネーションギミックが搭載されていますので、前方向から見えます。
(イメージ)前方向から見えるイルミネーションギミック。赤や青など色変更が可能です。
中央には、くぼんだ「G5」のロゴが入ってます。
下部を拡大。大きな給気スリット。
デュアル冷却ファンシステムは大型の冷却ファンが搭載されており、高負荷時でも安定した冷却能力を誇ります。その他、内部にはバッテリ、SSD×2、メモリ×2を搭載。
G5 15(5500)の天板
G5 15(5500)の天板。写真はブラックです。
天板全体は高級感がある加工です。
光を当てて横から見ると、写真のようにキラキラした加工になってます。まるで、満天の星空♪
中央にDELLロゴを配置。
光を当てて斜め方向から見ると、虹色に輝きます。(LEDギミックではありません)
G5 15(5500)のモニタとキーボードをチェック
G5 15(5500)の液晶モニタ
G5 15(5500)は、15.6インチ FHD (1920 x 1080) ディスプレイを搭載しています。背面の写り込みが少なく、明るさやコントラストも良好です。
視野角をチェック。高品質な非光沢パネルを採用しているので、色の変化は少ないです。ゲームだけでなく、色味が気になる画像編集などにもおすすめ。
モニタ上部を拡大。左から、左マイク、カメラ、カメラステータスライト、右マイクです。
モニタのベゼル幅は約1cmと薄いです。ゲーミングノートの中では、薄い部類に入ります。
モニタの下部を拡大。DELLロゴが配置されています。
G5 15(5500)のキーボード
G5 15(5500)のキーボード。G5 15(5500)は本体が大きいので、キーボード周辺はかなり広いです。また、数字入力に最適なテンキーを搭載していますので、数字入力にも便利です。中央上部にある電源ボタンは、指紋認証機能を搭載。(シールははがせます)
左上に「G5」ロゴを配置。本体ボディは贅沢なつや消し仕上げなので、重量感かつ高級感があります。
キーボード左部分を拡大。一般のノートパソコンと同様のアイソレーションタイプですが、キーピッチはゆとりのある19mmです。一番下列のキーは縦方向に広く確保されていますので、タイピングしやすいです。
キーボード右部分を拡大。15インチノートながらもテンキーを搭載しているので、個人的には非常に使いやすいです。キーピッチは若干狭い17.5mmですが、キー間のスペースが広いので違和感はありません。
キーを拡大。表面は平らですが、指先がすべることはありません。キーストロークは1.4mmです。
詳細はDell G5 15(5500)(DELL公式ページ)をご参照ください。
ALIENWAREシリーズの「ALIENWARE COMMAND CENTER」を搭載している
G5 15(5500)は、ALIENWAREシリーズの「ALIENWARE COMMAND CENTER」を搭載しています。LEDの色変更やシステム管理、オーディオ効果が楽しめます。
「ALIENWARE COMMAND CENTER」の画面。
ALIENWAREシリーズのように、前面下部のLEDを点灯できます。テーマを設定しておけば、その日の気分で色々なエイリアンが楽しめます。火曜日は青色、木曜日は緑色、日曜日は赤色?
システム管理
システム管理も可能です。
CPUやGPUの温度、使用状況などを管理。GPUとCPUのハイ パフォーマンスが長時間に渡り持続します。
なお、G5 15(5500)にはGame Shiftテクノロジー機能を搭載しています。
キーボード(F7キー)を押すだけで、瞬時にシステムのターボ ブースト モードが始動します。ゲームプレイを中断することなく、Alienware コマンドセンター内でダイナミック
パフォーマンス モード(ファンの速度を最大化し、ステムを冷却しながら、プロセッサーの動作を向上)に切り替えできるのです。
G5 15(5500)の性能をチェック
G5 15(5500)の性能を調べるため、各種ベンチマークテストを実施しました。
G5 15(5500)のカスタマイズ構成
項目 |
Dell G5 15 プラチナ(大容量メモリー&SSD・RTX2060) |
OS |
Windows 10 Home 64ビット 日本語 |
CPU(定格動作周波数) |
第10世代 インテル Core i7-10750H (12MB キャッシュ, 最大 5.0 GHzまで可能,
6 コア) |
メモリ |
16GB DDR4-2933MHz, 2x8GB |
ハードディスク |
1TB M.2 PCIe NVMe SSD |
ビデオコントローラ |
NVIDIA GeForce RTX 2060 6GB GDDR6 |
※最新のカスタマイズはDell G5 15(5500)(DELL公式ページ)をご参照ください。
G5 15(5500)のデバイスマネージャ
CPU-Z
第10世代Core i7-10750HをCPU-Zで見る。
6コア12スレッドが驚異的。シングルコア動作だと最大5.0GHzまで上昇します。
6コア12スレッド動作は爆速!あっという間に処理が完了します。
GPU-Z
NVIDIA GeForce RTX 2060をGPU-Zで見る。
ストレージの速さをCrystalDiskmarkでチェック
定番ベンチマークソフトのCrystalDiskmark 6.0を使って「1TB SSD」の性能を調べてみました。
連続読出は2863.4MB/S、実際の体感速度と関係する「4KiB Q32T1」も読出316.4MB/sと爆速!
詳細なATTO Disk Benchmark
詳細なATTO Disk Benchmarkでも、「1TB SSD」の性能を調べてみました。
CPU単体の処理速度をテストする定番ベンチマー「CINEBENCH R11」
古いアプリケーションを想定したシングルスレッドテスト、新しいアプリケーションを想定したマルチスレッドテストが実施できるCINEBENCH
R11を使って、第10世代Core i7-10750Hの実力を確認してみました。
「CINEBENCH R11」。3Dグラフィックのレンダリング性能を測定するベンチマークソフト。美麗な3Dグラフィックを描き切るまでのスコアをチェックします。CPU能力を100%フルに発揮するンチマークテストなので、各CPUの底力を知ることができます。
第10世代Core i7-10750Hのスコア
CINEBENCH R11
機種名 |
第10世代 インテルCore i7-10750H
(12MB キャッシュ, 最大 5.0GHz まで可能, 6コア) |
(参考)
第9世代 インテル Core i5-9300H
(8MB キャッシュ, 最大 4.1GHz まで可能, 4コア) |
(参考)
第7世代 インテル Core i7-7700HQ
(4コア/8スレッド、2.8〜3.8GHz) |
(参考)
第7世代 インテル Core i5-7200U
(2コア/4スレッド、2.5〜3.1GHz) |
【CINEBENCH R11】 CPU(シングルスレッド)(pts) |
2.09 |
1.87 |
1.63 |
1.45 |
【CINEBENCH R11】 CPU(マルチスレッド)(pts) |
13.37 |
9.23 |
7.99 |
3.53 |
「第9世代 インテル Core i5-9300H」や「第7世代 インテル Core i7-7700HQ」などと比較してみました。「第10世代 インテルCore i7-10750H」は、圧倒的なスコアをたたき出しています。
CINEBENCH R15におけるCore i7-10750Hのスコア。これも爆速。
最新のCINEBENCH R20における、Core i7-10750Hのスコア。こちらも高スコアです。
ファイナルファンタジー14 紅蓮の解放者の公式ベンチマークテストで性能をチェック
比較的軽いグラフィック負荷である、ファイナルファンタジー14 紅蓮の解放者のベンチマークテストを試してみました。
「1920×1080、最高品質、DirectX 11」の設定で、『非常に快適』でした。
このレベルのライトなゲームであれば、最高品質でも快適にプレイ可能です。
ファイナルファンタジー15 WINDOWS EDITION ベンチマークテストで性能をチェック
少し重いグラフィック負荷である、ファイナルファンタジー15 WINDOWS EDITION
ベンチマークテストを試してみました。
「1920×1080、標準品質」の設定で、『快適』でした。
設定によって快適にプレイ可能です。
(総まとめ)購入しやすい価格帯における、ゲームかつグラフィック用ノートパソコンG5
15(5500)
今回ご紹介しているG5 15(5500)はゲームやグラフィックに特化したノートパソコンです。
しかも11万円台(割引クーポンを使うと9万円台。2020年10月現在。)から購入可能な高コストパフォーマンスノートなので、採算を度外視したゲーミングノート「Aleiwareシリーズ」の普及価格版ノートとも言えます。
また、ゲーム用途だけではなく、普段はインターネットやビジネス用途、画像や動画編集などを想定し、時々、ゲームも楽しみたいというライトユーザーにもおすすめです。ベンチマークでも前述しましたが、中量級の最新3Dゲームや人気が高い「ファイナルファンタジー14/15」のようなライトなゲームであれば快適なプレイが楽しめます。
G5 15(5500)は、
- 高級感のある筐体
- 初心者〜上級者まで幅広く使えるコンパクトさ、かつ、11万円台(割引クーポンを使うと9万円台。2020年10月現在。)から購入可能な価格設定
- 最新の第10世代Core i5/i7プロセッサ+ゲームにも最適なGeForceシリーズを搭載
- システム起動用の高速なSSDを搭載
- 高品質な15インチFHD (1920 x 1080)の非光沢ディスプレイを採用
- 拡張性や安定性が高いシステム設計
- 豊富な最新の接続端子を搭載
など、ゲーム用途だけでなく、画像や動画の編集などグラフィック用途にもおすすめです。
Gシリーズの中でもG5シリーズは人気なので、気になる方はチェックしてみてください。
なお、上位のG7シリーズや下位のG3シリーズもラインナップされています。
気になる方は、比較・検討してみてください。
DELL公式サイト 製品ページリンク
15インチ液晶モニタを搭載し、ゲームやグラフィックに特化したG5 15(5500)
→詳細はDell G5 15(5500)(DELL公式ページ)をご参照ください。
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