HP ENVY Phoenix 800-090jp レビュー
HP ENVY Phoenix 800-090jpは、DELLのライバルとして名高いHP(ヒューレット・パッカード)が2013年夏モデルとして販売している最上位機種です。
HP ENVY Phoenix 800-090jp レビュー
- (レビューその1) 水冷用CPUクーラー+最高峰Core i7を搭載するHP ENVY Phoenix
800-090jp
- (レビューその2) HP ENVY Phoenix 800-090jpの内部をチェック
- (レビューその3) HP ENVY Phoenix 800-090jpの性能をチェック
(レビューその3) HP ENVY Phoenix 800-090jpの性能をチェック
今回ベンチマークテストを実施したHP ENVY Phoenix 800-090jpのカスタマイズ構成は、以下のとおりです。
HP ENVY Phoenix 800-090jpのカスタマイズ構成
機種名 |
HP ENVY Phoenix 800-090jp |
OS |
Windows 8 |
CPU(定格動作周波数) |
Core i7-3820(3.6〜3.8GHz) |
メモリ |
16GB |
ハードディスク |
128GB SSD+1GB HDD |
ビデオコントローラ |
GeForce GTX 660 |
【参考】HP ENVY Phoenix 800-090jpのデバイスマネージャー
SSDとハードディスクの性能をチェック
定番ベンチマークソフトのCrystalDiskmark 3.0を使って、128GB SSD(オプション)と1GBハードディスクの性能を調べてみました。
128GB SSD(オプション:今回はMicron RealSSD C400が搭載されてました。)。
読み込みは約300〜400MB/sと爆速。書き込みも約200MB/sと速いです。HP ENVY
Phoenix 800-090jpを購入するなら、128GB SSD(オプション)は是非検討すべきです。
1GBハードディスク。
SSDには劣るもののseq(連続)は速い。ただ、速さが実感できる「4K」「4K QD32」のスコアがSSDと圧倒的に違うので、データ保存用ドライブとして使うのがおすすめ。
CPU単体の処理速度をテストする定番ベンチマーク「CINEBENCH R10」「CINEBENCH
R11」
古いアプリケーションを想定したシングルスレッドテスト、新しいアプリケーションを想定したマルチスレッドテストが実施できるCINEBENCHを使って、Core
i7-3820の実力を確認してみました。今回テストしたのは、定番「CINEBENCH R10」と最新版「CINEBENCH
R11」です。
「CINEBENCH R11」。3Dグラフィックのレンダリング性能を測定するベンチマークソフト。美麗な3Dグラフィックを描き切るまでのスコアをチェックします。CPU能力を100%フルに発揮するンチマークテストなので、各CPUの底力を知ることができます。
CINEBENCH R10・R11
機種名 |
HP ENVY Phoenix 800-090jp |
【CINEBENCH R10】 Single CPU Render Test |
6150 |
【CINEBENCH R10】 Multi CPU Render Test |
24224 |
【CINEBENCH R11】 CPU(シングルスレッド)(pts) |
1.53 |
【CINEBENCH R11】 CPU(マルチスレッド)(pts) |
7.14 |
他機種のベンチマーク結果と比較していただくとわかりますが、Core i5よりは確実に速く、最新のCore
i7-4770と同等レベルでした。今回はカスタマイズ可能なCPUの中で最下位のCore
i7-3820を搭載していますので、性能重視の方は上位CPUのカスタマイズをご検討ください。
実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK 7」
PCMARK 7
比較対象 |
HP ENVY Phoenix 800-090jp |
備考 |
PCMark |
5551 |
総合スコア |
Lightweight |
5671 |
Webブラウジング、画像表示、テキスト編集 |
Productivity |
4977 |
Webブラウジング、データの暗号化 |
Creativity |
8967 |
画像表示、動画変換 |
Entertainment |
5361 |
動画再生・変換、Webブラウジング、グラフィック描画 |
Computation |
11579 |
動画変換(高解像度) |
System storage |
5151 |
ハードディスクへのアクセス速度(Windows Defender、Windows Media Center、画像・動画・音楽、アプリケーション起動、ゲーム) |
PCMarkの5551はかなり高スコアで、最高峰CPU+高速SSDとしての安定感が伝わってきます。まさに万能選手といった感じでしょうか。
ゲーム定番ベンチマークテスト「3DMARK11」「3DMARK」
定番の3DMARK11と最新版の3DMARKでベンチマークを実施。グラフィックカードにGeForce
GTX 660を搭載しているため全体的に高スコアです。
3DMARK11
ビデオコントローラ名 |
HP ENVY Phoenix 800-090jp |
Entry(1024×600) |
E9542 |
Performance(1280×720) |
P6453 |
Extreme(1920×1080) |
X2173 |
3DMARK
ビデオコントローラ名 |
HP ENVY Phoenix 800-090jp |
ICE STORM |
128427 |
CLOUD GATE |
17293 |
FIRE STRIKE |
3980 |
実ゲームの公式ベンチマークテストで性能をチェック
【動作が軽い場合】 バイオハザード6
バイオハザード6の公式ベンチマークテストを実施しました。
バイオハザード6のベンチマークテスト
機種名 |
HP ENVY Phoenix 800-090jp |
1280×720 |
12295(評価S) |
1920×1200 |
6961(評価S) |
24インチクラスの表示解像度1920×1200でプレイしても文句なしの評価S。一般的なゲームであれば心配ありません。
【比較的動作が重い場合】 ファイナルファンタジー14 エルゼオア
比較的動作が重いファイナルファンタジー14 エオルゼアのベンチマークテストを試してみました。
1920×1080(標準品質)でも「11346(非常に快適)」とこちらもプレイに不安なし。美麗な最高品質にしても快適でした。
ファイナルファンタジー14 エオルゼア
機種名 |
HP ENVY Phoenix 800-090jp |
1280×720(標準品質) |
14700(非常に快適) |
1280×720(高品質) |
11187(非常に快適) |
1280×720(最高品質) |
8682(非常に快適) |
1920×1080(標準品質) |
11346(非常に快適) |
1920×1080(高品質) |
7699(非常に快適) |
1920×1080(最高品質) |
5864(とても快適) |
画像編集ソフト「ニコン Capture NX2」と「Adobe Lightroom 5」で画像変換
私が普段利用している画像編集ソフト「ニコン Capture NX2」と「Adobe Lightroom
5」を使って、100枚のNEFファイルをJPEGファイルに変換するのに必要な時間を測定してみました。
ビデオコントローラ名 |
HP ENVY Phoenix 800-090jp |
ニコン Capture NX2 |
1分55秒 |
Adobe Lightroom 5 |
1分28秒 |
Adobe Lightroom 5でのCPU利用率は40%前後、動作周波数は定格の3.6GHzでした。ソフトとの相性なのか、Core
i7-3820が有する4コア8スレッドの性能が最大減発揮されていません。
今回ご紹介した画像編集ソフトでは、Core i7-3820としての大きな体感差はありませんでした。アプリケーション側がCore
i7-3820のような8スレッド動作CPUに対応できていないと恩恵は少ないです。画像編集が主用途の方は、最大動作周波数が高いCore
i7-4770を搭載する下位「HP ENVY Phoenix 800-080jp
(HP公式ページ:別ウィンドウで開きます)」と比較・検討ください。
HP(ヒューレット・パッカード)公式サイトリンク
東京生産+Core i7+水冷のスゴイやつ HP ENVY Phoenix 800-090jp
詳細はHP ENVY Phoenix 800-090jp
(HP公式ページ)でどうぞ。
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