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DELL Inspiron 11 3000(3180)シリーズのレビューをご紹介! DELLの人気ノートパソコン購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2018/4/21
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お手軽価格の11インチ型モバイル
DELL Inspiron 11 3000シリーズ(Inspiron 11 3180)レビュー

New Inspiron 11 3000(3180)は、コンパクトな11.6インチ液晶を搭載したモバイルノートパソコンです。2台目のサブノートとしてもおすすめです。

2万円台から購入可能な、ポップな外観のモバイルノート

Inspiron 11 3000(正式名称はInspiron 11 3180)の外観
Inspiron 11 3000(正式名称はInspiron 11 3180)の外観。本体サイズは、幅が292mm、奥行きが196mm、高さが20.8mm、重さが1.35kgです。見た目は丸みがあってポップな印象なので、女性でも使えそうな気がします。あと、構成にもよりますが、2万円台〜という価格設定も魅力的です。

Inspiron 11 3000の天板
Inspiron 11 3000の天板。光沢感がある樹脂系の天板です。アルミ系のような高級感はありません。

天板を拡大
天板を拡大。

Inspiron 11 3000の外観と接続端子をチェック

Inspiron 11 3000の外観について、詳しくご紹介します。

Inspiron 11 3000の左側面
Inspiron 11 3000の左側面。左から、電源アダプタ、HDMI、USB3.1 Gen1、microSDカードリーダー。

Inspiron 11 3000の右側面
Inspiron 11 3000の右側面。左から、ヘッドセット(ヘッドフォン、マイク)、USB2.0です。

Inspiron 11 3000の前面
Inspiron 11 3000の前面。接続端子はなく、天板を開きやすいように空間があります。厚みはそこそこありますが、DELLいわく、2万5,000回以上もひねりを加えるテストを実施することで、内部の部品がきちんと保護されていることを確認できているとのことです。

Inspiron 11 3000の背面
Inspiron 11 3000の背面。前面と同じく、接続端子はありません。ヒンジがガッチリしており、DELLいわく、天板を2万回開閉しても壊れないとのこと。

 詳しくは、New Inspiron 11 3000(3180)(DELL公式製品ページ)をご参照ください。

Inspiron 11 3000のキーボード

Inspiron 11 3000のキーボード周辺について、詳しくご紹介します。

Inspiron 11 3000のキーボードは一般的なアイソレーションタイプ
Inspiron 11 3000のキーボードは一般的なアイソレーションタイプで、シンプルな配置です。キーピッチは、17.5mmなので少し狭いです。ただし、タッチパッドが大きめなので、使いやすいです。

キーボード左部分を拡大
キーボード左部分を拡大。キー配列は標準的です。一番上列のファンクションキーが少し小さいですが、利用頻度が低いためか見た目ほどの違和感はありません。

キーボード右部分を拡大
キーボード右部分を拡大。「Enter」キーと矢印キーがもう少し大きい方が、私は好みです。

キーボード右部分を拡大
本体サイズがコンパクトなので、手が大きな私にはスペース的な余裕はありませんが、極端に狭くは感じません。キーを強めに押すと若干のたわみが感じられましたが、キー入力を優先する機種ではないので割り切れば問題ないと思います。ちなみに、キーの耐久性テストは、よく使用されるキーに対して1,000万回も実施されてます。

タッチパッドのサイズ
タッチパッドのサイズは、幅が100mm、高さが55mmです。タッチパッドボタンは、100万回タッチするテストを実施し、エラーが発生しないことが確認されているとのこと。また、高精度タッチパッドなので、で、ズームやスクロールは快適です。

液晶パネルは、11.6-インチ HD (1366 x 768) アンチ-グレア LED-バックライト ディスプレイを採用しています
液晶パネルは、11.6-インチ HD (1366 x 768) アンチ-グレア LED-バックライト ディスプレイを採用しています。非光沢なので、背景の映り込みは気になりにくいです。

視野角をチェック
視野角をチェック。色の変化は多めです。

モニタの同左角度は、最大135度です。
モニタの同左角度は、最大135度です。

Inspiron 11 3000の底面
Inspiron 11 3000の底面。大きなゴム足スタンドが4つあり、中央部に彫り込まれた”inspiron ”ロゴが入ってます。

 詳しくは、New Inspiron 11 3000(3180)(DELL公式製品ページ)をご参照ください。

Inspiron 11 3000の性能をベンチマークテスト

Inspiron 11 3000の性能を調べるため、各種ベンチマークテストを実施しました。

今回ご紹介しているInspiron 11 3000
今回ご紹介しているInspiron 11 3000。

今回ご紹介しているカスタマイズ構成
(New Inspiron 11 3000エントリー・プラス)
項目 構成
OS Windows 10 Home 64ビット 日本語
CPU(定格動作周波数) 第7世代 AMD A9-9420e プロセッサーRadeon R5 グラフィックス付き
メモリ 4GB, DDR4, 2400MHz
ハードディスク 128GB eMMC ストレージ
ビデオコントローラ 内蔵 グラフィックス AMD APU 付き

※最新の価格・スペック情報はNew Inspiron 11 3000(3180)(DELL公式サイト)でご確認ください。

Inspiron 11 3000のデバイスマネージャ
(参考)Inspiron 11 3000のデバイスマネージャ

「AMD A9-9420e」をCPU-Zで見る
「AMD A9-9420e プロセッサ」をCPU-Zで見る。安価なので、2コア/2スレッドです。

定番ベンチマークソフトのCrystalDiskmark 6.0の測定結果
定番ベンチマークソフトのCrystalDiskmark 6.0の測定結果。
128GB eMMC ストレージを搭載していますが、ハードディスクと同等レベルです。

CPU単体の処理速度をテストする定番ベンチマーク「CINEBENCH R11」

古いアプリケーションを想定したシングルスレッドテスト、新しいアプリケーションを想定したマルチスレッドテストが実施できるCINEBENCHを使って、AMD A9-9420e プロセッサの実力を確認してみました。今回テストしたのは「CINEBENCH R11」です。

「CINEBENCH R11」
「CINEBENCH R11」。3Dグラフィックのレンダリング性能を測定するベンチマークソフト。美麗な3Dグラフィックを描き切るまでのスコアをチェックします。CPU能力を100%フルに発揮するンチマークテストなので、各CPUの底力を知ることができます。

CINEBENCH R11スコア
CINEBENCH R11スコア

CINEBENCH R11
テスト 第7世代 AMD A9-9420e プロセッサーRadeon R5 グラフィックス付き(最大2.7GHz) (参考)Pentium N3700 (4コア4スレッド、定格1.6GHz、最大2.4GHz) (参考)Core i5-6200U(2コア4スレッド、定格2.3GHz、最大2.8GHz)
CPU(シングルスレッド)(pts) 0.52 0.45 1.1
CPU(マルチスレッド)(pts) 0.83 1.61 2.72

安価なAMD A9-9420eプロセッサなので、スコアは低いです。一般的なノートパソコンで搭載されるCore i5の半分以下のスコアですね。インターネットや学業・ビジネス用途など軽作業向きと言えます。

実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK 8」

実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK 8」でベンチマークしてみました。他機種との性能比較の参考としてください。

一般的な使い勝手の「Home」は1401
一般的な使い勝手の「Home」は1401。普通は3000台なので、かなりの低スコアです。

「Home」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較
「Home」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
下位4%前後の低スコアです。

画像や動画編集などクリエイティブな使い勝手の「Creative」は2031
画像や動画編集などクリエイティブな使い勝手の「Creative」は2031。普通は3000〜4000台なので、かなりの低スコアです。

「Creative」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較
「Creative」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
下位7%前後の低スコアです。

文書作成など仕事の使い勝手の「Work」は3001
文書作成など仕事の使い勝手の「Work」は3001。普通は3000〜4000台なので、かなりの低スコアです。

「Work」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較
「Work」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
下位21%前後の低スコアです。

ストレージへのアクセス速度を調べる「Strage」は3798
ストレージへのアクセス速度を調べる「Strage」は3798。適度に速いです。

全ての項目で低スコアとなります。性能面では、ほぼ最低です。

実アプリケーションでの快適さを想定した、最新ベンチマーク「PCMARK 10」

実アプリケーションでの快適さを想定した、最新のベンチマーク「PCMARK 10」でベンチマークしてみました。他機種との性能比較の参考としてください。

PCMARK10(日常的なパソコン作業、デジタルコンテンツ用途を想定)

日常的なパソコン作業、デジタルコンテンツ用途を想定したベンチマークテストです。
日常的なパソコン作業、デジタルコンテンツ用途を想定したベンチマークテストです。

「PCMARK10」のスコアは1237
「PCMARK10」のスコアは1237

「PCMARK10」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較
「PCMARK10」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
最低レベルの低スコアです。

PCMARK10 Express(ビジネス用途を想定)

ビジネス用途を想定したベンチマークテストです。
ビジネス用途を想定したベンチマークテストです。

「PCMARK10 Express」のスコアは1728
「PCMARK10 Express」のスコアは1728

「PCMARK10 Express」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較
「PCMARK10 Express」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
下位5%前後の低スコア。

PCMARK10 Extended(ゲームの処理性能を含む、多用途を想定)

ゲームの処理性能を含む、多用途を想定したベンチマークテストです。
ゲームの処理性能を含む、多用途を想定したベンチマークテストです。

「PCMARK10 Extended」のスコアは822
「PCMARK10 Extended」のスコアは822

「PCMARK10 Extended」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較
「PCMARK10 Extended」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
最低レベルの低スコアです。

ファイナルファンタジー14 紅蓮の解放者の公式ベンチマークテストで性能をチェック

比較的軽いグラフィック負荷である、ファイナルファンタジー14 紅蓮の解放者のベンチマークテストを試してみました。

一般的な「低解像度1280×720、標準品質、DirectX 11」の設定で、『動作困難』でした。
一般的な「低解像度1280×720、標準品質、DirectX 11」の設定で、『動作困難』でした。
ゲーム主用途としては、全く不向きですね。

バッテリの持ち時間を計測する「BBench」

ベンチマークテストBBENCHを使って、バッテリ駆動時間をチェック
ベンチマークテストBBENCHを使って、バッテリ駆動時間をチェック。「画面輝度最小、10秒ごとにキー入力、かつ、Webサイトを閲覧」という条件を設定。

1時間を経過して、バッテリ残量は79%しか残ってませんでした。単純計算では3〜4時間ぐらい、輝度が普通であれば、1〜2時間ぐらいしか持たないようです。Core iプロセッサと比較して、性能が低いにもかかわらずバッテリーの持続時間は短いです。利用環境にもよりますが、ご参考としてください。


(総まとめ)2万円台で購入できるノートパソコンは、本当に最低限の性能しかない

Inspiron 11 3000(3180)は、

  • 2万円台から購入できる
  • コンパクトな11.6インチモニタを搭載

という特徴がある一方で、

  • 安価な第7世代 AMD A9-9420e プロセッサーは性能がかなり低い
  • その他のパーツも最低限の性能しかなく、モタモタする操作感がストレスになる
  • モニタは低解像度の1366×768しか選べない
  • 接続端子は最低限のみ搭載している
  • 本体ボディは安価な樹脂素材を採用しており、高級感はない

と、非常にさみしい印象も受けました。

「2万円台で購入できるので、最低限の性能しかなくてもOK!」という方は良いかと思います。
ただし、もう少し予算を追加して、中〜上位のノートパソコンを購入しておくことをおすすめします。

 詳しくは、New Inspiron 11 3000(3180)(DELL公式製品ページ)をご参照ください。


(おまけ)通常タイプと2in1タイプを比較

Inspiron 11 3000シリーズの通常タイプと2in1タイプを比較しました。比較検討されている方はご参考にどうぞ。
 (参考)2in1タイプのInspiron 11 3000 2in1(3185) レビュー

外観を比較。左が通常タイプのInspiron 11 3000(3180)、右が2in1タイプのInspiron 11 3000 2in1(3185)。
外観を比較。左が通常タイプのInspiron 11 3000(3180)、右が2in1タイプのInspiron 11 3000 2in1(3185)。
Inspiron 11 3000(3180)は1サイズ小さく、本体が丸みを帯びたデザインになります。

モニタベゼルを比較。左が通常タイプのInspiron 11 3000(3180)、右が2in1タイプのInspiron 11 3000 2in1(3185)
モニタベゼルを比較。左が通常タイプのInspiron 11 3000(3180)、右が2in1タイプのInspiron 11 3000 2in1(3185)。
通常タイプのInspiron 11 3000(3180)は非光沢、2in1タイプのInspiron 11 3000 2in1(3185)は光沢です。

本体ボディを比較。左が通常タイプのInspiron 11 3000(3180)、右が2in1タイプのInspiron 11 3000 2in1(3185)。
本体ボディを比較。左が通常タイプのInspiron 11 3000(3180)、右が2in1タイプのInspiron 11 3000 2in1(3185)。
写真では少しわかりにくいのですが、2in1タイプのInspiron 11 3000 2in1(3185)の方が高級感ある素材が採用されています。

天板を比較。左が通常タイプのInspiron 11 3000(3180)、右が2in1タイプのInspiron 11 3000 2in1(3185)。
天板を比較。左が通常タイプのInspiron 11 3000(3180)、右が2in1タイプのInspiron 11 3000 2in1(3185)。
通常タイプのInspiron 11 3000(3180)は、モニタサイズの以上にコンパクトに感じます。

厚みを比較。左が通常タイプのInspiron 11 3000(3180)、右が2in1タイプのInspiron 11 3000 2in1(3185)。
厚みを比較。左が通常タイプのInspiron 11 3000(3180)、右が2in1タイプのInspiron 11 3000 2in1(3185)。
通常タイプのInspiron 11 3000(3180)の方が、丸みを帯びて薄いです。

予算と用途にあわせて、両機種を比較検討してみてください。

Inspiron 11 3000が気になる方はDELL公式サイトをチェック!

 詳しくは、New Inspiron 11 3000(3180)(DELL公式製品ページ)をご参照ください。

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