豊富な機能を備えた薄型軽量設計の13インチ ノートパソコン「Inspiron 13 5000(5300)」
レビュー
【特徴】13インチモニタを搭載するノートパソコン「Inspiron 13 5000(5300)」
今回ご紹介するのは、13インチモニタを搭載したノートパソコンInspiron 13 5000(5300)(正式名称はInspiron
13 5300)のレビューです。
New Inspiron 13 5000 (5300)(DELL公式ページ)
(特徴その1) コンパクト、かつ、シンプルな13インチノート
価格と性能のバランスが良い、高コストパフォーマンスな5000シリーズです。
Inspiron 13 5000(5300)の外観。幅:305.96mm×奥行き:203.4mm×高さ:15.85mmのコンパクトボディを実現。重量も1.05kgと軽量ボディです。
横から見たInspiron 13 5000(5300)。モニタの薄さが際立ってます。
モニタベゼルの幅は約6mmと薄い。
本体の薄さは、単三乾電池とほぼ同じ!
13インチノートなので、コンパクトかつ軽いです。簡単に持ち運びできます。
(特徴その2) 最新の第10世代Coreプロセッサと高速SSDを標準搭載!
Inspiron 13 5000(5300)は、見た目のデザインだけでなく、最新の第10世代Coreプロセッサや高速なSSDを搭載しており、性能面でも妥協がありません。
今回ご紹介しているInspiron 13 5000(5300)には、第10世代Core i3/i5プロセッサを搭載しています。高性能なCore i7プロセッサが欲しい方は、上位機種となります。
Inspiron 13 5000(5300)が搭載するSSD(左)と昔のノートパソコンに搭載するハードディスク(右)のアクセス速度をCrystalDiskMark
6.0で計測。Inspiron 13 5000(5300)の速さがよくわかります。読み出し(Read)・書き込み(Write)共、全く別次元ですね。
(特徴その3) 画像や動画がキレイなフルHD(1920×1080)の非光沢パネルを採用
Inspiron 13 5000(5300)のモニタをチェック。画像や動画がキレイなフルHD(1920×1080)の非光沢パネルを採用しています。昔の1366×768と比べると表示範囲が広いので複数作業に最適です。
【参考】各解像度の表示範囲を比較。Inspiron 13 5000(5300)の表示解像度は表示範囲が広い1920×1080です。昔のノートパソコンで標準採用されていた1366×768と比べると、その広さがわかります。
視野角は広く、若干暗くなる程度です。
液晶モニタの上部を拡大。モニタフレームが細いので、カメラが入っているのが気になりません。
モニタ下には、シルバーのDELLロゴを配置。
モニタの開度は135度。
モニタを135度の角度で開いたときに、ノートパソコンがテーブルからわずかに持ち上がる構造になっているので、通気量が増加します。また、キーボード面が手前方向に傾くため、キー入力が楽になります。
Inspiron 13 5000(5300)は、天板を片手で簡単に開くことができるようになりました。
しかも、天板を開けると、
自動的に電源が入り、Windowsが起動します。電源ボタンを別途押す必要がないので、かなり便利です。
(特徴その4) 高品質な素材を採用
Inspiron 13 5000(5300)には、高品質な素材が採用されています。手を置くパームレスト部分は、金属光沢のあるアルミニウム製なので、高級感もバツグンです。写真では少しわかりにくく、伝えきれないのが残念です。
Inspiron 13 5000(5300)の天板。写真はプラチナシルバーです。ピンクサンドも選べます。
Inspiron 13 5000(5300)の天板を拡大。天板が薄く、刃物をイメージさせるような鋭さが印象的です。
DELLロゴもシルバーに光ってキレイ。
極細ベゼルの13インチノートパソコンInspiron 13 5000(5300)。
詳しくはNew Inspiron 13 5000 (5300)(DELL公式ページ)をご参照ください。
【外観】Inspiron 13 5000(5300)の外観をチェック
Inspiron 13 5000(5300)の外観を詳しくご紹介します。
Inspiron 13 5000(5300)の左側面
Inspiron 13 5000(5300)の左側面。左から、電源、HDMI 1.4、USB3.2 Gen1 Type-A、DisplayPort
1.2ポートを搭載したUSB3.2 Gen1(Type-C)です。
Inspiron 13 5000(5300)の右側面
Inspiron 13 5000(5300)の右側面。左から、Micro SDカード リーダー、オーディオ、USB3.2
Gen 1(Type-A)です。
Inspiron 13 5000(5300)の前面
Inspiron 13 5000(5300)の前面。接続端子はありません。
Inspiron 13 5000(5300)の背面
Inspiron 13 5000(5300)の背面。接続端子はありません。
Inspiron 13 5000(5300)の底面
Inspiron 13 5000(5300)の底面。高級感ある素材で形成されており、放熱用のスリットが背面側(写真下側)にあります。両サイドにある小さなスリットは、内蔵スピーカー×2です。
底面を拡大。スリットには内蔵スピーカーが搭載されています。低音こそないものの、クリアでキレイな音楽・動画鑑賞が楽しめます。また、前面側に配置されていることから、臨場感もあります。
底板の中央にあるInspiron のロゴ。凹凸を作って、高級感を演出しています。
Inspiron 13 5000(5300)のキーボード
本体ボディの全景。キーボードは、19mmフルサイズかつアイソレーションタイプです。
キーボード左部分を拡大。キー配列は標準的で、一番上列のファンクションキーが少し小さいのが気になりますが、頻繁に使うキーではないので割り切りが必要でしょう。
キーボード右部分を拡大。Enterキーが少し小さいのが個人的には不満ですが、慣れれば問題なし。
キーを拡大。キー表面が少しツルッとしてますが、タイピング感は良好です。
キーピッチは19mmフルサイズなので、手が大きな私でもスペースに余裕があります。
Inspiron 13 5000(5300)のキーボードは、バックライトを標準装備しています。機種によってはオプションになる場合もありますので、嬉しいポイントです。Inspiron
13 5000(5300)を寝室などの暗い部屋で使う場合に最適です。ちなみに、明るい部屋ではバックライトが自動的に消灯します。
デザイン性を考慮して、電源ボタンは他のキーと同じデザインになっています。オプションの指紋認証リーダーで、Windows Helloによる安全かつ簡単なログインが可能です。
広い高精度タッチパッド。幅:10.5cm、奥行き:6.5cmと広く、タッチパッド部分はツルツルしているので、クリックしやすいです。
タッチパッド周辺は、鮮やかなダイヤモンドカットのエッジがほどこされており、美しいです。
極細ベゼルの13インチノートパソコンInspiron 13 5000(5300)。
詳しくはNew Inspiron 13 5000 (5300)(DELL公式ページ)をご参照ください。
Inspiron 13 5000(5300)の性能をチェック
Inspiron 13 5000(5300)の性能を調べるため、各種ベンチマークテストを実施しました。
Inspiron 13 5000(5300)のカスタマイズ構成
項目 |
Inspiron 13 5000 プレミアム(大容量SSD搭載) |
OS |
Windows 10 Home 64ビット 日本語 |
CPU(定格動作周波数) |
第10世代 インテル Core i5-10210U プロセッサー (6MB キャッシュ, 最大 4.2
GHzまで可能) |
メモリ |
8GB, オンボード, DDR4, 2666MHz |
ハードディスク |
512GB M.2 PCIe NVMe SSD |
ビデオコントローラ |
インテル UHD グラフィックス 共有 グラフィックス メモリー 付き |
※最新のカスタマイズはNew Inspiron 13 5000 (5300)(DELL公式ページ)をご参照ください。
Inspiron 13 5000(5300)のデバイスマネージャ
「Core i5-10210U」をCPU-Zで見る。4コア/8スレッドで、動作周波数は最大4.2GHzまで上昇します。
SSDとハードディスクの性能をチェック
Inspiron 13 5000(5300)が搭載する512GB SSDの性能をご紹介します。
CrystalDiskmark 6.0で比較
まずは、定番ベンチマークであるCrystalDiskmark 6.0で比較してみました。
定番ベンチマークソフトのCrystalDiskmark 6.0を使って、「512GB M.2 PCIe NVMe
SSD」の性能を調べてみました。
連続読出は1744.1MB/s、連続書出は1456.4MB/s、実際の体感速度と関係する「4KiB
Q32T1」も読出288.0MB/s,書き出し381.3MB/sと爆速です。
ATTO Disk Benchmarkで比較
もう1つの定番ベンチマークであるATTO Disk Benchmarkで、詳細に比較してみました。
読み書き速度のご参考にしてください。
ATTO Disk Benchmarkで「512GB M.2 PCIe NVMe SSD」をテスト。
CPU単体の処理速度をテストする定番ベンチマー「CINEBENCH R11」
古いアプリケーションを想定したシングルスレッドテスト、新しいアプリケーションを想定したマルチスレッドテストが実施できるCINEBENCH
R11を使って、第10世代 インテル Core i5-10210U プロセッサーの実力を確認してみました。
「CINEBENCH R11」。3Dグラフィックのレンダリング性能を測定するベンチマークソフト。美麗な3Dグラフィックを描き切るまでのスコアをチェックします。CPU能力を100%フルに発揮するベンチマークテストなので、各CPUの底力を知ることができます。
第10世代 インテル Core i5-10210U プロセッサーのスコア。
CINEBENCH R11
機種名 |
第10世代 インテル Core i5-10210U
(4コア/8スレッド、1.6〜4.2GHz) |
(参考)
第10世代 インテル Core i7-10750H
(6コア/12スレッド、2.6〜5.0GHz) |
(参考)
第10世代 インテル Core i7-10510U
(4コア/8スレッド、1.8〜4.90GHz) |
(参考)
第8世代 インテル Core i7-8565U
(4コア/8スレッド、1.8〜4.6GHz) |
(参考)
第7世代 インテル Core i5-7200U
(2コア/4スレッド、2.5〜3.1GHz) |
【CINEBENCH R11】 CPU(シングルスレッド)(pts) |
1.92 |
2.14 |
2.03 |
1.98 |
1.45 |
【CINEBENCH R11】 CPU(マルチスレッド)(pts) |
6.38 |
10.58 |
7.10 |
6.37 |
3.53 |
最新のハイエンドCPUである「第10世代 インテル Core i7-10750H」、省エネタイプの「第10世代
インテル Core i7-10510U」、旧世代の高性能「第8世代 Core i7-8565U」、旧世代の安価な「インテル
Core i5-7200U」と比較してみました。
「第10世代 インテル Core i5-10210U」はかなり高性能です。最新のCore i7-10750Hにはかなわないものの、旧世代の上位Core i7プロセッサと同等の性能を有しています。
CINEBENCH R15におけるCore i5-10210Uのスコア。
最新版CINEBENCH R20のCore i5-10210Uのスコア。
実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK8」
実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK 8」でベンチマークしてみました。他機種との性能比較の参考としてください。
一般的な使い勝手の「Home」は3378。 普段使いは文句なし。
画像や動画編集などクリエイティブな使い勝手の「Creative」は3528。 クリエイティブ用途に特化しなければ十分使える。
文書作成など仕事の使い勝手の「Work」は4911。 かなり高いスコアです。
SSDへのアクセス速度を調べる「Strage」は5000。高速です。
実アプリケーションでの快適さを想定した、最新ベンチマーク「PCMARK 10」
実アプリケーションでの快適さを想定した、最新のベンチマーク「PCMARK 10」でベンチマークしてみました。他機種との性能比較の参考としてください。
PCMARK10(日常的なパソコン作業、デジタルコンテンツ用途を想定)
日常的なパソコン作業、デジタルコンテンツ用途を想定したベンチマークテストです。
スコアは3863なので、普段使いは文句なし。
PCMARK10 Express(ビジネス用途を想定)
ビジネス用途を想定したベンチマークテスト。
スコアは4452なので、ビジネス用途も強い。
PCMARK10 Extended(ゲームの処理性能を含む、多用途を想定)
ゲームの処理性能を含む、多用途を想定したベンチマークテスト。
オンボードタイプのグラフィック能力なので、スコアは2667と低いです。ゲーム用途は不向きです。
VR(Virtual Reality,仮想現実)対応システムのためのベンチマーク「VRMark」
VR(Virtual Reality,仮想現実)対応システムのためのベンチマーク「VRMark」でベンチマークしてみました。他機種との性能比較の参考としてください。
「Orange Room」テストを実施。スコアは638。低スコアです。
フレーム平均が13.90 FPSだったので、快適なVR環境は困難と思われます。
ファイナルファンタジー14 紅蓮の解放者の公式ベンチマークテストで性能をチェック
比較的軽いグラフィック負荷である、ファイナルファンタジー14 紅蓮の解放者のベンチマークテストを試してみました。
「1920×1080、標準品質、DirectX 11」の設定で、『設定変更を推奨』でした。
このレベルのゲームでも、ゲームプレイは不可です。
(総まとめ)高コストパフォーマンスな薄型ノートInspiron 13 5000(5300)
最近のモバイルノートは、20万円前後するハイエンドモバイルから数万円程度のローエンドモバイルまで幅広い機種が各メーカーから発売されています。
その中でInspiron 13 5000(5300)は7万円台(2020年10月時点。割引クーポンを利用すると、なんと6万円台からの購入が可能!)という価格帯ながらも、デザイン・性能面共に高コストパフォーマンスを誇ります。
上位機種と比べると、性能面で少し見劣りしますが、
Inspiron 13 5000(5300)は、
- シンプル、かつ、コンパクトな13インチノート
- 最新の第10世代Coreプロセッサと高速SSDを標準搭載
- 画像や動画がキレイなフルHD(1920×1080)、かつ、広視野角の非光沢パネルを採用
- 極めて薄いモニタフレーム
- 高質感のあるアルミニウム素材・加工
など、メインノートの買い替えはもちろん、2台目のサブノートとしてもおすすめです。
気になる方は、チェックしてみてください。
極細ベゼルの13インチノートパソコンInspiron 13 5000(5300)。
詳しくはNew Inspiron 13 5000 (5300)(DELL公式ページ)をご参照ください。
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