13インチモニタを搭載する極薄ベゼルノート「Inspiron 13 7000(7300)」 レビュー
【特徴】13インチモニタを搭載するノートパソコン「Inspiron 13 7000(7300)」
今回ご紹介するのは、13インチモニタを搭載したノートパソコンInspiron 13 7000(7300)(正式名称はInspiron
13 7300)のレビューです。
上品なデザインが際立つ、軽量・コンパクトな位置づけの7000シリーズです。
(参考)New inspiron 13 7000(7300)(DELL公式ページ)
(特徴その1) コンパクト、かつ、シンプルな13インチノート
Inspiron 13 7000(7300)の外観。幅:304.1mm×奥行き:197.7mmのコンパクトボディを実現。高さは15.0〜16.5mm、重量も0.99kgと軽量ボディです。
モニタフレームの幅は約5mmと薄い。
横から見たInspiron 13 7000(7300)。モニタの薄さも際立ってます。モニタの厚みは約5mm
本体の薄さは、単三乾電池とほぼ同じ!
13インチノートなので、コンパクトかつ驚くほど軽いです。簡単に持ち運びできます。
(特徴その2) 最新の最新第11世代Coreプロセッサと高速SSDを標準搭載!
Inspiron 13 7000(7300)は、見た目のデザインだけでなく、最新第11世代Coreプロセッサや高速なSSDを搭載しており、性能面でも妥協がありません。
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今回ご紹介しているInspiron 13 7000(7300)には、Core i7プロセッサを搭載しています。安価なCore i5プロセッサもカスタマイズ可能です。
Inspiron 13 7000(7300)が搭載するSSD(左)と、昔のノートパソコンに搭載するハードディスク(右)のアクセス速度をCrystalDiskMark
6.0で計測。Inspiron 13 7000(7300)の速さがよくわかります。読み出し(Read)・書き込み(Write)共、全く別次元ですね。
(特徴その3) 画像や動画がキレイなフルHD(1920×1080)の非光沢パネルを採用
Inspiron 13 7000(7300)のモニタをチェック。画像や動画がキレイなフルHD(1920×1080)の非光沢パネルを採用しています。背景が映り込みにくいので、ビジネス用途にもおすすめです。
【参考】各解像度の表示範囲を比較。Inspiron 13 7000(7300)の表示解像度は、表示範囲が広い1920×1080です。昔のノートパソコンで標準採用されていた1366×768と比べると、その広さがわかります。
視野角は広いです。斜め方向から見ると、少し暗くなりますが許容範囲です。
モニタ上部のこの薄いベゼル幅にマイクやカメラが入っています。最近はテレワークが導入されて、オンライン会議の機会が増えました。また、友達ともズームアプリを使ってコミュニケーションをとるなど、Webカメラを使う方にもおすすめです。
上部のスライダーを右方向にスライドさせると、カメラ部分が隠れる構造になっています。ウェブカメラをハッキングされて、生活などをのぞき見されることがなく安心です。
従来機種にあったモニタ下のDELLロゴスペースがなくなり、よりコンパクトになりました。
モニタを135度の角度で開いたときに、ノートパソコンがテーブルからわずかに持ち上がる構造になっているので、通気量が増加します。また、キーボード面が手前方向に傾くため、キー入力が楽になります。
(特徴その4) 高品質な素材を採用
Inspiron 13 7000(7300)は、手を置くパームレスト部分に、金属光沢のあるアルミニウム素材を採用しています。高級感があって美しいです。写真では少しわかりにくく、伝えきれないのが残念です。
端部まで鋭い、ダイヤモンドカット処理が高級感を演出しています。
Inspiron 13 7000(7300)の天板。
Inspiron 13 7000(7300)の天板を拡大。天板は頑丈で耐久性に優れた超軽量のマグネシウム合金製です。また、天板がかなり薄いので、刃物をイメージさせるような鋭さも印象的。
DELLロゴもシルバーに光ってキレイ。
極細ベゼルの13インチノートパソコンInspiron 13 7000(7300)。
詳しくはNew inspiron 13 7000(7300)(DELL公式ページ)をご参照ください。
【外観】Inspiron 13 7000(7300)の外観をチェック
Inspiron 13 7000(7300)の外観を詳しくご紹介します。
Inspiron 13 7000(7300)の左側面
Inspiron 13 7000(7300)の左側面。左から、電源入力、HDMI 2.0、USB3.2 Gen1
Type-A、Thunderbolt 4です。
高速なThunderbolt 4を搭載しているのが特徴です。旧世代のUSB 3.1の8倍に相当する最大40Gbpsのデータ転送を行うことができます。
Inspiron 13 7000(7300)の右側面
Inspiron 13 7000(7300)の右側面。左から、microSDカードリーダー、ヘッドホン/マイクロフォン ジャック、USB3.2 Gen1 Type-Aです。
Inspiron 13 7000(7300)の前面
Inspiron 13 7000(7300)の前面。接続端子はありません。
Inspiron 13 7000(7300)の背面
Inspiron 13 7000(7300)の背面。接続端子はありません。
Inspiron 13 7000(7300)の底面
Inspiron 13 7000(7300)の底面。放熱用のスリットが背面側に2列もあります。この大面積エアフローにより強力な冷却能力を確保しています。
なお、Inspiron 13 7000(7300)には、アダプティブ サーマルという機能が搭載されています。
DELLいわく、ノートパソコンが置かれている場所(手、ひざ、またはデスク)を検知して、適切な処理能力や温度管理をしてくれます。もちろん、デスクに固定されているときには、フルパワーを発揮します。
底面を拡大。こちらも頑丈で耐久性に優れた超軽量のマグネシウム合金製です。
底板の中央にあるInspiron のロゴ。凹凸を作って、高級感を演出しています。
Inspiron 13 7000(7300)のキーボード
本体ボディの全景。キーボードは、19mmフルサイズかつアイソレーションタイプです。バックライトを標準装備しています。
また、両サイドのドットスリットには、内蔵スピーカーが搭載されています。低音こそないものの、クリアでキレイな音楽・動画鑑賞が楽しめます。また、上向きに配置されていることから、臨場感もあります。
キーボード左部分を拡大。キー配列は標準的で、一番上列のファンクションキーが少し小さいのが気になりますが、頻繁に使うキーではないので割り切りが必要でしょう。
キーボード右部分を拡大。Enterキーが少し小さいのが個人的には不満ですが、慣れれば問題なし。
キーを拡大。一般的なスタンダードノートよりもキー表面が少しツルッとしてますが、タイピング感は良好です。たわみも少ないです。DELLいわく、「よく使用されるキーを1,000万回打鍵し、問題がないことを確認しています」とのこと。
キーピッチは19mmフルサイズなので、手が大きな私でもスペースに余裕があります。
電源ボタンに指紋認証リーダーも搭載しています。
広い高精度タッチパッド。幅:10.5cm、奥行き:6.5cmと広いです。
タッチパッド周辺も、ダイヤモンドカットが美しいです。
極細ベゼルの13インチノートパソコンInspiron 13 7000(7300)。
詳しくはNew inspiron 13 7000(7300)(DELL公式ページ)をご参照ください。
【性能編】 Inspiron 13 7000(7300)の性能をベンチマークテスト
Inspiron 13 7000(7300)の性能を調べるため、各種ベンチマークテストを実施しました。
Inspiron 13 7000(7300)のカスタマイズ構成
項目 |
Inspiron 13 7000 プラチナ |
OS |
Windows 10 Home 64ビット 日本語 |
CPU(定格動作周波数) |
第11世代 インテル Core i7-1165G7 プロセッサー (12MB キャッシュ, 最大 4.7
GHzまで可能) |
メモリ |
16GB, オンボード, LPDDR4x, 4267MHz |
ハードディスク |
1TB M.2 PCIe NVMe SSD |
ビデオコントローラ |
NVIDIA GeForce MX350 with 2GB GDDR5 グラフィックス メモリー |
※最新のカスタマイズはNew inspiron 13 7000(7300)(DELL公式ページ)をご参照ください。
Inspiron 13 7000(7300)のデバイスマネージャ
「第11世代 インテル Core i7-1165G7 プロセッサー」をCPU-Zで見る。4コア/8スレッドで、動作周波数は最大4.7GHzまで上昇します。
「NVIDIA GeForce MX350 with 2GB GDDR5 グラフィックス メモリー」をGPU-Zで見る。
なお、安価なパッケージでは、オンボードタイプの「インテル Iris Xe グラフィックス
共有 グラフィックス メモリー 付き」も選べます。
SSDとハードディスクの性能をチェック
Inspiron 13 7000(7300)が搭載する1TB SSDの性能をご紹介します。
CrystalDiskmark
まずは、定番ベンチマークであるCrystalDiskmarkで比較してみました。
旧タイプのCrystalDiskmark 6.0で、1TB M.2 PCIe NVMe SSDを測定
最新タイプのCrystalDiskmark 8.0で、1TB M.2 PCIe NVMe SSDを測定
連続読出は3387.98MB/s、連続書出は2419.27MB/s、実際の体感速度と関係する「RND4K
Q32T1」も読出302.45MB/s,書き出し350.89MB/sと爆速です。
ATTO Disk Benchmarkで比較
もう1つの定番ベンチマークであるATTO Disk Benchmarkで、詳細に比較してみました。
読み書き速度のご参考にしてください。
ATTO Disk Benchmarkで「1TB M.2 PCIe NVMe SSD」をテスト。
CPU単体の処理速度をテストする定番ベンチマー「CINEBENCH R11」
古いアプリケーションを想定したシングルスレッドテスト、新しいアプリケーションを想定したマルチスレッドテストが実施できるCINEBENCH
R11を使って、第11世代 インテル Core i7-1165G7 プロセッサーの実力を確認してみました。
「CINEBENCH R11」。3Dグラフィックのレンダリング性能を測定するベンチマークソフト。美麗な3Dグラフィックを描き切るまでのスコアをチェックします。CPU能力を100%フルに発揮するベンチマークテストなので、各CPUの底力を知ることができます。
第11世代 インテル Core i7-1165G7 プロセッサーのスコア。
CINEBENCH R11
機種名 |
第11世代 インテル Core i7-1165G7
(4コア/8スレッド、〜4.70GHz) |
(参考)
第10世代 インテル Core i3-10110U
(2コア/4スレッド、2.1〜4.10GHz) |
(参考)
第10世代 インテル Core i7-10510U
(2コア/4スレッド、1.8〜4.90GHz) |
(参考)
第7世代
Core i5-7300U
(2.6〜3.5GHz) |
【CINEBENCH R11】 CPU(シングルスレッド)(pts) |
1.91 |
1.89 |
2.03 |
1.64 |
【CINEBENCH R11】 CPU(マルチスレッド)(pts) |
5.69 |
4.31 |
6.42 |
3.91 |
旧世代のCPUと比較してみました。
「第11世代 インテル Core i7-1165G7」は、省電力タイプのCPUながら、高い性能を維持していることがわかります。
最大動作周波数が4.90GHzまで上昇する「Core i7-10510U」並みのスコアですし、安価な「Core
i3-10110U」と比べてもマルチスレッド環境であれば約1.3倍のスコアとなっています。
参考までに、「CINEBENCH R15」と「CINEBENCH R20」のスコアも掲載しておきます。
CINEBENCH R15におけるCore i7-1165G7のスコア。
最新版CINEBENCH R20のCore i7-1165G7のスコア。
実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK8」
実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK 8」でベンチマークしてみました。他機種との性能比較の参考としてください。
一般的な使い勝手の「Home」は4032。 普段使いは文句なし。
画像や動画編集などクリエイティブな使い勝手の「Creative」は3562。 クリエイティブ用途に特化しなければ十分使える。
文書作成など仕事の使い勝手の「Work」は5353。 かなり高いスコアです。
SSDへのアクセス速度を調べる「Strage」は5024。高速です。
実アプリケーションでの快適さを想定した、最新ベンチマーク「PCMARK 10」
実アプリケーションでの快適さを想定した、ベンチマーク「PCMARK 10」でベンチマークしてみました。他機種との性能比較の参考としてください。
PCMARK10(日常的なパソコン作業、デジタルコンテンツ用途を想定)
日常的なパソコン作業、デジタルコンテンツ用途を想定したベンチマークテストです。
スコアは4648なので、普段使いは文句なし。
PCMARK10 Express(ビジネス用途を想定)
ビジネス用途を想定したベンチマークテスト。
スコアは5160なので、ビジネス用途も強い。
PCMARK10 Extended(ゲームの処理性能を含む、多用途を想定)
ゲームの処理性能を含む、多用途を想定したベンチマークテスト。
スコアは3687と普通です。軽負荷のゲーム用途であれば対応可能です。
VR(Virtual Reality,仮想現実)対応システムのためのベンチマーク「VRMark」
VR(Virtual Reality,仮想現実)対応システムのためのベンチマーク「VRMark」でベンチマークしてみました。他機種との性能比較の参考としてください。
「Orange Room」テストを実施。スコアは1843。少し低めのスコアです。
快適なVR環境は困難と思われます。
ファイナルファンタジー14 漆黒の反逆者の公式ベンチマークテストで性能をチェック
比較的軽いグラフィック負荷である、ファイナルファンタジー14 漆黒の反逆者のベンチマークテストを試してみました。
「高解像度1920×1080、標準品質、DirectX 11」の設定で、『快適』でした。
このレベルのゲームであれば、ゲームプレイが可能です。
ファイナルファンタジー15 WINDOWS EDITION ベンチマークテストで性能をチェック
少し重いグラフィック負荷である、ファイナルファンタジー15 WINDOWS EDITION
ベンチマークテストを試してみました。
「高解像度1920×1080、標準品質」の設定で、『動作困難』でした。
グラフィック負荷が高いファイナルファンタジー15だと、ゲームプレイ不可です。
(総まとめ)高コストパフォーマンスな薄型ノートInspiron 13 7000(7300)
最近のモバイルノートは、20万円前後するハイエンドモバイルから数万円程度のローエンドモバイルまで幅広い機種が各メーカーから発売されています。
その中でInspiron 13 7000(7300)は11万円台(2021年6月時点。割引クーポンを利用すると9万円台からの購入が可能!)という価格帯ながらも、デザイン・性能面共に高コストパフォーマンスを誇ります。
Inspiron 13 7000(7300)は、
- シンプル、かつ、コンパクトな13インチノート
- アルミニウム+マグネシウム合金を採用し、0.99kg〜の軽量ボディ
- 極めて薄いモニタフレーム
- 高質感のあるプレミアム素材・加工
- 画像や動画がキレイなフルHD(1920×1080)、かつ、広視野角パネルを採用
- 最新第11世代Coreプロセッサと高速SSDを標準搭載
など、メインノートの買い替えはもちろん、2台目のサブノートとしてもおすすめです。気になる方は、チェックしてみてください。
DELL公式サイト 製品ページリンク
極細ベゼルの13インチノートパソコンInspiron 13 7000(7300)。
詳しくはNew inspiron 13 7000(7300)(DELL公式ページ)をご参照ください。
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