13.3インチプレミアムノートと大画面タブレットに使える2in1ノート!
DELL Inspiron 13 7000(7306) 2in1 レビュー
Inspiron 13 7000(7306) 2in1は、使いやすい13.3インチワイド液晶を搭載したDELL売れ筋シリーズのノートパソコン。しかも、大画面タブレットにも使える2in1ノートパソコンです。
使いやすい13.3インチ標準ノート Inspiron 13 7000(7306) 2in1
今回ご紹介するInspiron 13 7000 2-in-1 (7306)は、省電力タイプの第11世代Coreプロセッサや13.3インチ液晶を搭載しつつ、大きなタブレットとしても使えるノートパソコンです。
Inspiron 13 7000(7306) 2in1の外観。DELL13インチノートの中でも、美しいデザインで高性能を発揮する上位7000シリーズの位置付け機種です。本体サイズは幅:305.2mm×奥行き:206.4mm×高さ:15.9〜16.7mmとコンパクトで極めて薄いです。
2-in-1タイプなのに手軽に持てるコンパクトさが特徴です。また、高級感あるメタリック調のボディかつ飽きないシンプルなデザインなので、個人用途・仕事用途のどちらでも使えますね。今回ご紹介している機種の正式な品番は「Inspiron
13 7306」です。
しかも、条件にもよりますが、わずか20分でバッテリーを0%から最大35%(1時間で最大80%)まで充電可能です。移動の際に常に電源コンセントを探し回る必要はありません。
(特徴その1) タブレットとしても使えるInspiron 13 7000(7306) 2in1
Inspiron 13 7000(7306) 2in1の最大の特徴は、タブレットのような使い方が楽しめる可変性です。
「タブレットモード」。13.3インチの大きなタブレットに変身します。
縦方向に回転させると、画面も縦表示になります。解像度も高いので、YAHOOのトップページもかなり広い範囲まで見渡すことができます。
写真のようにモニタを立てる「スタンドモード」。スタンダードモードだと、タブレットを直接持たなくても良いので、画面操作しやすいです。左手が疲れませんので、動画などを視聴する際にも便利です。
「テントモード」。スタンドモードと似てますが、机との接触部分が少ないので、例えば料理のレシピ等を確認するのに最適です。
付属のDellアクティブペンもあります。細かいタッチ作業に便利です。
指先にはボタンがあり、写真のように親指でボタン操作できます。
昔と比べると、ペンの精度が上がってますので、
例えば「DELL」とペンで書いてみると、(あえて文字をキレイに書かなくても)
「DELL」と認識してくれました。画面のタッチだけでなく、検索など文字入力にも便利です。
ちなみに、ペン入力以外も色々選べて便利です。
例えば、ペンを使わない時は、キーボード入力も便利ですし、
スマホと同じ、フリック入力も使えます。まさに、タブレットと同じ使い勝手です。
ペンを利用しない時は、本体のモニタ下に、Dellアクティブペンを収納できます。マグネット方式なので、スッと引きつけられるように収まります。ノートパソコンが閉じているときでも当たりません。
パソコン本体の上方向から見るとペンの形状になっており、ペンの充電端子があります。
編の充電端子を拡大。この部分でパソコン本体から充電できます。
(特徴その2) 2in1ノートとは思えないほど本体やモニタが薄い!
Inspiron 13 7000(7306) 2in1は、2in1ノートとは思えないほど本体やモニタが薄いです。
Inspiron 13 7000(7306) 2in1と単三乾電池を比較。2-in-1ノートなのに、単三乾電池とほぼ同じと感じる極薄さがスゴいです。
横から見たInspiron 13 7000(7306) 2in1。モニタの薄さも際立ってます。
さらに、モニタを開いたときに、ノートパソコンがテーブルからわずかに持ち上がる構造になっているので、キーボード面が手前方向に傾いてキー入力が楽になります。
ちなみに、モニタの厚みは約5mm!
タッチパネルを搭載しているにも関わらず、モニタ周辺のベゼル幅も約5mmと極薄です。
一般的なノートパソコンと同様、モニタ上部のパネル部分にマイクやカメラが入っています。
上部のスライダーを右方向にスライドさせると、カメラ部分が隠れる構造になっています。ウェブカメラをハッキングされて、生活などをのぞき見されることがなく安心です。
(特徴その3) 最新の第11世代Coreプロセッサと高速SSDを標準搭載!
Inspiron 13 7000(7306) 2in1は、見た目のデザインだけでなく、最新の第11世代Coreプロセッサや高速なSSDを搭載しており、性能面でも妥協がありません。
今回ご紹介しているInspiron 13 7000(7306) 2in1には、高性能なCore i7プロセッサを搭載しています。安価でコストパフォーマンスが高いCore
i5プロセッサもカスタマイズ可能です。
ちなみに、「intel evo」のロゴは、インテルが提唱する「Intel Evoプラットフォーム」に対応していることを意味してます。「性能や使い心地が良い」という、Intelがお墨付きを与えているノートパソコンで、最新のインテル製CPU搭載ノートPCにロゴシールが貼られています。
Inspiron 13 7000(7306) 2in1が搭載するSSD(左)と昔のノートパソコンに搭載するハードディスク(右)のアクセス速度をCrystalDiskMark
6.0で計測。Inspiron 13 7000(7306) 2in1の速さがよくわかります。読み出し(Read)・書き込み(Write)共、全く別次元ですね。
(特徴その4) 画像や動画がキレイ、かつ、表示範囲が広いフルHD(1920×1080)パネルを採用
正面から見た状態。輝度やコントラストが高いので、画像や動画もキレイです。ただし光沢パネルなので、通常のタブレットと同じように、背景は少し映り込みます。
斜め方向から見た状態。少し暗くなる印象ですが、許容範囲だと思います。
Inspiron 13 7000(7306) 2in1の表示解像度は、高解像度タイプの1920×1080です。昔の1366×768よりもかなり広いので、複数ウィンドウを開きながらの作業も快適です。なお、オプションで超高解像度の4K・UHD (3840 x 2160)も選べます。
(特徴その5) 頻繁なモード切り替えにも耐えられる強靱性と高い質感の素材を採用
堅牢なヒンジ部なので開閉にガタツキがありません。また、繰り返しの耐久テストも数万回実施されています。
パームレストは高級感かつ美しいエレメントブラックです。
タッチパッドを拡大。キリッとした質感、かつ、1枚モノで使いやすいです。
Inspiron 13 7000(7306) 2in1の天板。
天板を拡大。金属感のある素材なので、安っぽさは皆無です。
DELLロゴもキラッと光ります。
詳しくは、Inspiron 13 7000 2-in-1 (7306)(DELL公式製品ページ)をご参照ください。
Inspiron 13 7000(7306) 2in1の接続端子をチェック
Inspiron 13 7000(7306) 2in1の接続端子を詳しくご紹介します。
Inspiron 13 7000(7306) 2in1の右側面
Inspiron 13 7000(7306) 2in1の右側面。左から、3-in-1 MicroSDカード リーダー、ヘッドセット(ヘッドフォンとマイク)、USB3.2
Gen1 Type-Aです。
先端や側面もメタリック感でカッコいい。
接続端子と比較しても、Inspiron 13 7000(7306) 2in1の本体がかなり薄いことがわかります。
Inspiron 13 7000(7306) 2in1の左側面
Inspiron 13 7000(7306) 2in1の左側面。左から、バッテリーステータスライト、HDMI
2.0、Thunderbolt 4(電源供給およびDisplayPort対応)です。
Inspiron 13 7000(7306) 2in1の前面
Inspiron 13 7000(7306) 2in1の前面。接続端子はありません。
Inspiron 13 7000(7306) 2in1の背面
Inspiron 13 7000(7306) 2in1の背面。接続端子はありません。
Inspiron 13 7000(7306) 2in1の底面
Inspiron 13 7000(7306) 2in1の底面。発熱量が少ないパーツを採用しているため、放熱部分のメッシュが少ないです。プレミアム7000シリーズノートなので、普段は見えない底面においても、高級感があるメタル仕上げの素材を使用しています。
大型ファンにより、強力な冷却能力を確保しています。
なお、Inspiron 13 7000(7306) 2in1には、アダプティブ サーマルという機能が搭載されています。
DELLいわく、ノートパソコンが置かれている場所(手、ひざ、またはデスク)を検知して、適切な処理能力や温度管理をしてくれます。もちろん、デスクに固定されているときには、フルパワーを発揮します。
底面を拡大。手触りはサラッとしており、高級感があります。左右にスピーカーが内蔵されています。13インチノートにしては、スピーカーの面積が大きく確保されていました。
底板の中央にあるInspiron のロゴ。凹凸を作って、高級感を演出しています。
通常作業も快適なキーボードとタッチパッド
Inspiron 13 7000(7306) 2in1のキーボード周辺について、詳しくご紹介します。
Inspiron 13 7000(7306) 2in1のキーボードは、主流のアイソレーションタイプです。バックライトを標準装備していますので、寝室などの暗い部屋で使う場合に最適です。
キーピッチは標準的な19mmが確保されています。本体のサイズに余裕があるので、手が大きな私でもゆったりとしたタイピングが楽しめます。
キーボード左部分を拡大。キー配列は標準です。本体サイズに余裕がある13インチノートなので、キーも大きく感じます。
キーボード右部分を拡大。電源ボタンは指紋認証リーダー兼用です。
キーを拡大。キー表面が少し平坦ですが、指先が滑ることはありません。
なお、電源ボタンは40,000回、キーボードのエンターキーは1,000万回連打、タッチパッドボタンは100万回のテストを実施し、問題がないことを検証しています。
詳しくは、Inspiron 13 7000 2-in-1 (7306)(DELL公式製品ページ)をご参照ください。
Inspiron 13 7000(7306) 2in1の性能をベンチマークテスト
Inspiron 13 7000(7306) 2in1の性能を調べるため、各種ベンチマークテストを実施しました。
Inspiron 13 7000(7306) 2in1のカスタマイズ構成
項目 |
New Inspiron 13 7000 (7306) 2-in-1 プラチナ(4K・大容量メモリー・アクティブペン付) |
OS |
Windows 10 Home 64ビット 日本語 |
CPU(定格動作周波数) |
第11世代 インテル Core i7-1165G7 プロセッサー (12MB キャッシュ, 最大 4.7
GHzまで可能) |
メモリ |
16GB, オンボード, LPDDR4x, 4267MHz |
ハードディスク |
512GB M.2 PCIe NVMe SSD |
ビデオコントローラ |
インテル Iris Xe グラフィックス 共有 グラフィックス メモリー 付き |
※最新のカスタマイズは、Inspiron 13 7000 2-in-1 (7306)(DELL公式製品ページ)をご参照ください。
Inspiron 13 7000(7306) 2in1のデバイスマネージャ
「第11世代 インテル Core i7-1165G7 プロセッサー」をCPU-Zで見る。4コア/8スレッドで、動作周波数は最大4.7GHzまで上昇します。
SSDとハードディスクの性能をチェック
Inspiron 13 7000(7306) 2in1が搭載する512GB SSDの性能をご紹介します。
CrystalDiskmark
まずは、定番ベンチマークであるCrystalDiskmarkで比較してみました。
旧タイプのCrystalDiskmark 6.0で、512GB M.2 PCIe NVMe SSDを測定
最新タイプのCrystalDiskmark 8.0で、512GB M.2 PCIe NVMe SSDを測定
連続読出は2319.14MB/s、連続書出は1496.96MB/s、実際の体感速度と関係する「RND4K
Q32T1」も読出338.54MB/s、書き出し379.47MB/sと爆速です。
ATTO Disk Benchmarkで比較
もう1つの定番ベンチマークであるATTO Disk Benchmarkで、詳細に比較してみました。
読み書き速度のご参考にしてください。
ATTO Disk Benchmarkで「512GB M.2 PCIe NVMe SSD」をテスト。
CPU単体の処理速度をテストする定番ベンチマー「CINEBENCH R11」
古いアプリケーションを想定したシングルスレッドテスト、新しいアプリケーションを想定したマルチスレッドテストが実施できるCINEBENCH
R11を使って、第11世代 インテル Core i7-1165G7 プロセッサーの実力を確認してみました。
「CINEBENCH R11」。3Dグラフィックのレンダリング性能を測定するベンチマークソフト。美麗な3Dグラフィックを描き切るまでのスコアをチェックします。CPU能力を100%フルに発揮するベンチマークテストなので、各CPUの底力を知ることができます。
第11世代 インテル Core i7-1165G7 プロセッサーのスコア。
CINEBENCH R11
機種名 |
第11世代 インテル Core i7-1165G7
(4コア/8スレッド、〜4.70GHz) |
(参考)
第10世代 インテル Core i3-10110U
(2コア/4スレッド、2.1〜4.10GHz) |
(参考)
第10世代 インテル Core i7-10510U
(2コア/4スレッド、1.8〜4.90GHz) |
(参考)
第7世代
Core i5-7300U
(2.6〜3.5GHz) |
【CINEBENCH R11】 CPU(シングルスレッド)(pts) |
2.11 |
1.89 |
2.03 |
1.64 |
【CINEBENCH R11】 CPU(マルチスレッド)(pts) |
6.42 |
4.31 |
6.42 |
3.91 |
旧世代のCPUと比較してみました。
「第11世代 インテル Core i7-1165G7」は、省電力タイプのCPUながら、高い性能を維持していることがわかります。
最大動作周波数が4.90GHzまで上昇する「Core i7-10510U」並みのスコアですし、安価な「Core
i3-10110U」と比べてもマルチスレッド環境であれば約1.5倍のスコアとなっています。
参考までに、「CINEBENCH R15」と「CINEBENCH R20」のスコアも掲載しておきます。
CINEBENCH R15におけるCore i7-1165G7のスコア。
最新版CINEBENCH R20のCore i7-1165G7のスコア。
実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK8」
実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK 8」でベンチマークしてみました。他機種との性能比較の参考としてください。
一般的な使い勝手の「Home」は3228。 普段使いは文句なし。
画像や動画編集などクリエイティブな使い勝手の「Creative」は4103。 クリエイティブ用途に特化しなければ十分使える。
文書作成など仕事の使い勝手の「Work」は2436。
本機ではなぜか低めのスコアになったのですが、性能面では問題ありません。
SSDへのアクセス速度を調べる「Strage」は4964。高速です。
実アプリケーションでの快適さを想定した、最新ベンチマーク「PCMARK 10」
実アプリケーションでの快適さを想定した、ベンチマーク「PCMARK 10」でベンチマークしてみました。他機種との性能比較の参考としてください。
PCMARK10(日常的なパソコン作業、デジタルコンテンツ用途を想定)
日常的なパソコン作業、デジタルコンテンツ用途を想定したベンチマークテストです。
スコアは4449なので、普段使いは文句なし。
PCMARK10 Express(ビジネス用途を想定)
ビジネス用途を想定したベンチマークテスト。
スコアは4698なので、ビジネス用途も強い。
PCMARK10 Extended(ゲームの処理性能を含む、多用途を想定)
ゲームの処理性能を含む、多用途を想定したベンチマークテスト。
スコアは4196と普通ですが、軽負荷のゲーム用途であれば対応可能です。
VR(Virtual Reality,仮想現実)対応システムのためのベンチマーク「VRMark」
VR(Virtual Reality,仮想現実)対応システムのためのベンチマーク「VRMark」でベンチマークしてみました。他機種との性能比較の参考としてください。
「Orange Room」テストを実施。スコアは1895。少し低めのスコアなので、快適なVR環境とは言えません。
ただし、標準フレームが41.32FPSなので、それなりに対応できそうです。
ファイナルファンタジー14 漆黒の反逆者の公式ベンチマークテストで性能をチェック
比較的軽いグラフィック負荷である、ファイナルファンタジー14 漆黒の反逆者のベンチマークテストを試してみました。
「高解像度1920×1080、標準品質、DirectX 11」の設定で、『とても快適』でした。
このレベルのゲームであれば、ゲームプレイが可能です。
2in1タイプのノートパソコンで、この性能は上出来ですね。
ファイナルファンタジー15 WINDOWS EDITION ベンチマークテストで性能をチェック
少し重いグラフィック負荷である、ファイナルファンタジー15 WINDOWS EDITION
ベンチマークテストを試してみました。
「高解像度1920×1080、標準品質」の設定で、『動作困難』でした。
グラフィック負荷が高いファイナルファンタジー15だと、ゲームプレイ不可です。
(まとめ)大画面タブレットが便利なInspiron 13 7000(7306) 2in1
Inspiron 13 7000(7306) 2in1は、
- タブレットとしても使える13インチノート
- 2in1ノートとは思えないほど、本体やモニタが薄い
- 最新の第11世代Coreプロセッサと高速SSDを標準搭載
- 画像や動画がキレイ、かつ、表示範囲が広いフルHD(1920×1080)パネルを採用
- 頻繁なモード切り替えにも耐えられる強靱性と高い質感の素材を採用
ながらも、13万円台(2021年6月時点。割引クーポンを利用すると10万円台)から購入できる価格設定が魅力的なノートパソコンです。本体ボディの質感が高い7000シリーズとしての位置づけなので、性能面以外のコストパフォーマンスも高いです。
デメリットをあげるとすれば、軽さを重視した超高級モバイルノートと比べると少し重いこと、タブレットモードにすると少し厚みが増すことでしょうか。(高品質かつ堅牢な本体ボディ、タブレットにも使える高解像度タッチパネルなどを搭載していますので、ある程度の割り切りは必要だと思いますが。)
メインノートの買い替えはもちろん、タブレット兼用のサブノートとしてもおすすめなので、気になる方はご検討ください。
使いやすい13.3インチ標準ノート!Inspiron 13 7000(7306) 2in1
詳しくは、Inspiron 13 7000 2-in-1 (7306)(DELL公式製品ページ)をご参照ください。
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