DELLスリム型デスクトップ Inspiron 580s レビュー

Inspiron 580s 購入まとめ

【購入まとめ３】 Inspiron 580sは買いか

Inspiron 580sは、Core 2 Duoを搭載した人気デスクトップパソコンInspiron 545sの後継機種だけあって、高い基本性能と安い価格設定のバランスが取れたおすすめ機種です。

DELLの自信がうかがえるInspiron 580s。低価格なCore i3を搭載する入門機種としておすすめします。

搭載できるパーツが制限されがちなスリム型デスクトップパソコンという位置付けにも関わらず、DELLならではの豊富なカスタマイズにも対応していますので、コストパフォーマンスを重視する初心者の方から、比較的パワーを重視する中級者の方まで、購入機種を決めかねている方はInspiron 580sを検討してみてください。

Windowsエクスペリエンス値でも、入門機種としてはかなり高いスコアを計測。(今回はオプションのビデオコントローラを搭載)

ハードディスクも大容量タイプを2台まで搭載可能。データ容量が多い写真や動画の保存にも対応可能です。

Inspiron 580sの接続端子(背面)。上から、HDMI、ミニD-sub15ピン、USB2.0×4個(前面の2個を含めると計6個)、LAN、音声端子一式。上位シリーズに搭載されているeSATAやIEEE1394などはさすがに非搭載ですが、一般用途であれば十分な端子数だと思います。

ただし私個人的には、メインデスクトップパソコンでは常時6個のUSB端子を使っていますので、Inspiron 580sのUSB端子では余裕がありません。足りないと思われる方は、ご自身でUSBカードをPCI拡張スロットに増設する、USBハブを追加する、もしくは上位機種であるStudio XPS 8100(USB2.0×8個)やStudio XPS 9000(USB2.0×8個)を狙ってみてください。

スリム型デスクトップながら静かなInspiron 580s

「設置スペース重視のスリム型デスクトップであれば、ファン音がうるさいのでは？」という疑問も生じますが、Inspiron 580sは省電力なCore i3を搭載しているためか静かです。”静か”と言っても個人差があるので、必ずしも全ての方がそう感じるかどうか断言できませんが、インターネットや文書作成など軽作業であれば気になることはありませんでした。

Inspiron 580sのエアフロー。省電力タイプのパーツを採用するだけでなく、内部を効率的に冷却するので、ファン音はそれほど気になりません。ただ、重い処理負荷をかけるとファン音が少々大きくなります。

ちなみに起動時のファン音についても、従来機種では結構大きな「ブォ〜ン！」という音が発生していましたが、Inspiron 580sでは比較的抑えられています。細かい点ですが、気になったポイントなのでご紹介しておきます。