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DELL Inspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)レビューをご紹介!DELLのパソコン購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2015/12/29
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低価格+スリムなDELL入門デスクトップ Inspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252) レビュー

DELL Inspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252) 製品概要

Inspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)の外観をチェック

今回ご紹介するのは、安くてスリムなNew Inspironスモールデスクトップ(DELL公式ページ)です。3万円台から購入可能となる価格設定はスゴイです。

ただし、結論から申しますと、最低限の性能(Celeron プロセッサー)なので、Webサイトや写真画像の閲覧、Officeなどのビジネス用途など、用途に特化した環境でないとおすすめできません。

私個人的には、デスクトップパソコンの購入を検討している方は、Core i5プロセッサを搭載する兄貴分のNew Inspiron デスクトップを狙っていただきたいです。Inspiron デスクトップ(Inspiron 3650)との性能比較なども併せてご紹介しますので、ご参考にどうぞ。

Inspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)の本体サイズ
Inspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)の外観。Inspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)の本体サイズは、9.3cm(幅)×29.0cm(高さ)×29.5cm(奥行)と非常にコンパクト。重さも約3.2kgと軽量です。

ノートパソコンのように電源アダプタを取り付ける構造になってます
ノートパソコンのように電源アダプタを取り付ける構造になってます。

大人の男性なら、片手で持てるほどのコンパクトさです。
大人の男性なら、片手で持てるほどのコンパクトさです。

Inspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)の前面(左)と背面(右)
Inspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)の前面(左)と背面(右)。
前面は、電源ボタン、ハードディスクアクセスライト、メディアカードリーダー、ヘッドセットポート、USB3.0×2、光学ドライブです。背面は、音声入出力端子、VGA、HDMI、USB2.0×4、有線LAN、電源アダプタポートです。

前面は、背景が映り込むブラックのカラーパネルで高級感はあります
前面は、背景が映り込むブラックのカラーパネルで高級感はあります。光学ドライブは、縦方向のスリム型です。

前面下部には、吸気用のスリットが入ってます
前面下部には、吸気用のスリットが入ってます。

Inspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)の側面
Inspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)の側面。写真右が前面です。吸気用メッシュが大きく確保されてます。

Inspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)の左側面
Inspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)の左側面。写真左が前面です。吸気用メッシュはありません。

Inspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)の上部
Inspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)の上部。サービスコードなどが書かれたシールが貼ってあります。

Inspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)の底部
Inspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)の底部。

Inspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)の内部をチェック

Inspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)の内部を詳しくご紹介します。

側面パネルを外した状態
側面パネルを外した状態。ネジを外して側板を後ろ方向へ引くと、Inspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)の内部にアクセスできます。内部は非常にスッキリしており拡張性は皆無です。ここまでシンプルだと潔いですね。(笑)

メモリスロットも1つなので、メモリ増設は不可です
メモリスロットも1つなので、メモリ増設は不可です。ただ、Inspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)が想定する用途を考えると、標準の4GBでも十分かもしれません。CPUクーラー周辺は、熱に強い個体コンデンサが多めに使われているようでした。

CPUクーラーは非常に小さい
CPUの発熱量が小さいためか、CPUクーラーは非常に小さく、一昔前のノートパソコン用CPUクーラーみたいです。

前面パネルを取り外すと、さらに内部にアクセスできます
前面パネルを取り外すと、さらに内部にアクセスできます。

ハードディスクベイは、手で取り外せる構造になってます
ハードディスクベイは、手で取り外せる構造です。

ハードディスクを取り外した状態
ハードディスクを取り外した状態。ハードディスクは1台のみ搭載です。光学ドライブは、そのまま本体内部に残ってます。

拡張スロット部分もネジフリー構造になってますが、拡張するスロットがありませんので不必要です
拡張スロット部分もネジフリー構造になってますが、拡張するスロット自体が存在しないので、不要です。。。

兄貴分のInspiron デスクトップ(Inspiron 3650)と比較

兄貴分のInspiron デスクトップ(Inspiron 3650)と比較してみました。

左が兄貴分のInspiron デスクトップ(Inspiron 3650)、右がInspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)
左が兄貴分のInspiron デスクトップ(Inspiron 3650)、右がInspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)。
Inspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)のコンパクトさがよくわかります。

左が兄貴分のInspiron デスクトップ(Inspiron 3650)、右がInspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)
左が兄貴分のInspiron デスクトップ(Inspiron 3650)、右がInspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)。
Inspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)は低いですが、少し奥行きがあります。

左が兄貴分のInspiron デスクトップ(Inspiron 3650)、右がInspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)
左が兄貴分のInspiron デスクトップ(Inspiron 3650)、右がInspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)。
前面及び背面の接続端子は同じです。Inspiron デスクトップ(Inspiron 3650)は、拡張スロットにビデオコントローラが搭載可能です。

Inspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)の性能をチェック

今回ベンチマークテストを実施したInspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)のカスタマイズ構成は、以下のとおりです。

 Inspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)のカスタマイズ構成

Inspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)のカスタマイズ構成
項目 仕様
OS Windows 10 Home 64ビット 日本語
CPU(定格動作周波数) インテル Celeron プロセッサー N3050 (2M キャッシュ, 最大 2.16 GHzまで可能)
メモリ 4GB シングル チャネル DDR3 1600MHz (4GBx1)
ハードディスク 500GB 3.5インチ シリアル ATA (7,200 Rpm) ハードドライブ
ビデオコントローラ インテル HD 内蔵 グラフィックス

安価な機種だけあって、仕様は最小限です。CPUも安価なCeleronなので、Core iシリーズのような性能は期待できません。

Inspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)のデバイスマネージャー
【参考】Inspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)のデバイスマネージャー

ハードディスクの性能をチェック

定番ベンチマークソフトのCrystalDiskmark 3.0を使って、ハードディスクの性能を調べてみました。

安価なノートパソコン並でしょうか。Webサイトやデジカメ写真の閲覧であれば問題なさそうです。
安価なノートパソコン並でしょうか。Webサイトやデジカメ写真の閲覧程度でしょう。

CPU単体の処理速度をテストする定番ベンチマーク「CINEBENCH R11」

古いアプリケーションを想定したシングルスレッドテスト、新しいアプリケーションを想定したマルチスレッドテストが実施できるCINEBENCHを使って、Celeron プロセッサー N3050の実力を確認してみました。参考までに、兄貴分のInspiron デスクトップ(Inspiron 3650)で搭載可能なCore i5-6400との性能比較もご紹介します。

最新版「CINEBENCH R11」
「CINEBENCH R11」。3Dグラフィックのレンダリング性能を測定するベンチマークソフト。美麗な3Dグラフィックを描き切るまでのスコアをチェックします。CPU能力を100%フルに発揮するンチマークテストなので、各CPUの底力を知ることができます。

Celeron プロセッサー N3050のスコア
Celeron プロセッサー N3050のスコア

CINEBENCH R11
テスト Celeron プロセッサー N3050 Core i5-6400
【CINEBENCH R11】 CPU(シングルスレッド)(pts) 0.39 1.55
【CINEBENCH R11】 CPU(マルチスレッド)(pts) 0.77 5.96

予想通り、大きな性能差となりました。同じデスクトップパソコンとは思えません。

CPU温度は、100%負荷時でも最大37℃程度と非常に優秀です。
ただし、CPU温度は100%負荷時でも、最大37℃程度と非常に優秀です。性能と比例しています。

実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK 8」

実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK 8」でベンチマークしてみました。他機種との性能比較の参考としてください。

一般的な使い勝手の「Home」は1578
一般的な使い勝手の「Home」は1578。兄貴分のInspiron デスクトップ(Inspiron 3650。Core i5-6400+GeForce GT730)だと3110。

画像や動画編集などクリエイティブな使い勝手の「Creative」は1643
画像や動画編集などクリエイティブな使い勝手の「Creative」は1643。兄貴分のInspiron デスクトップ(Inspiron 3650。Core i5-6400+GeForce GT730)だと3291。

文書作成など仕事の使い勝手の「Work」は1255
文書作成など仕事の使い勝手の「Work」は1255。兄貴分のInspiron デスクトップ(Inspiron 3650。Core i5-6400+GeForce GT730)だと4049。

ハードディスクへのアクセス速度を調べる「Strage」は2130
ハードディスクへのアクセス速度を調べる「Strage」は2130。兄貴分のInspiron デスクトップ(Inspiron 3650)だと2624。

ゲーム定番ベンチマークテスト「3DMARK」

定番の3DMARKでベンチマークを実施。ベンチマークは完走しましたが、高負荷のグラフィック描画は不可です。

ゲーム定番ベンチマークテスト「3DMARK」スコア

3DMARK
テスト Inspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252) 兄貴分のInspiron デスクトップ Inspiron 3650
構成 【CPU】 Celeron プロセッサー N3050
【ビデオコントローラ】 インテル HD グラフィックス
【CPU】 Core i5-6400
【ビデオコントローラ】 GeForce GT730
FIRE STRIKE 228 1034
SKY DIVER 991 4136
CLOUD GATE 1509 6343
ICE STORM 17733 57198

ドラゴンクエスト]の公式ベンチマークテストで性能をチェック

グラフィック設定を「低品質」、解像度を「1280×720」でベンチマーク
グラフィック設定を「低品質」、解像度を「1280×720」でベンチマーク。それでも、評価は「重い」でプレイ不可でした。
ちなみに、兄貴分のInspiron デスクトップ Inspiron 3650だと、「とても快適」になります。

Inspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)のまとめ

Inspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)は、非常に安価かつスリムなデスクトップパソコンです。使用用途をWebサイトやデジカメ写真の閲覧、ビジネス用途などに絞り込む方におすすめです。

ただ、個人的には「デスクトップパソコン=高性能」というイメージが強いので、Inspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)の需要がどの程度あるのかよくわかりません。割引キャンペーンを使うと3万円台から購入可能な価格設定は魅力的ですが、少し予算を上乗せして、高性能パーツがカスタマイズ可能な兄貴分のNew Inspiron デスクトップ、もしくは、ノートパソコン&タブレットを購入する方が多いのでは?とも感じました。

DELL公式サイトリンク

 安くてスリムなInspironスモールデスクトップ(Inspiron 3252)
詳細はNew Inspironスモールデスクトップ(DELL公式ページ)でどうぞ。

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