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多様なオプション・拡張性を実現する12インチビジネスノート「Latitude 5280」レビューをご紹介! DELLの人気ノートパソコン購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2018/3/3
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多様なオプション・拡張性を実現する12インチビジネスノート「Latitude 5280」 レビュー

「法人向けの12インチ液晶のビジネスノートが欲しい!」という方におすすめな、DELLの12インチビジネスノート「Latitude 5280」のレビューをご紹介します。

Latitude 5280 レビュー

【特徴編】多様なオプション・拡張性を実現する12インチノート「Latitude 5280」

今回ご紹介するのは、多様なオプション・拡張性を実現する12インチビジネスノートLatitude 5280のレビューです。法人向けの機種ですが、個人でも購入可能です。
 Latitude 5280(DELL公式ページ)

なお、レビュー後半に上位モデルのLatitude 7280(DELL公式ページ)との比較もご紹介しています。比較購入のご参考にしてください。

(特徴その1) 12インチノートながらコンパクト化

Latitude 5280の外観a
Latitude 5280の外観。幅:305.1mm×211.3mm(従来の11インチノートパソコンのサイズ)のコンパクトボディを実現。厚みは21.4mm、重量も1.36kgと軽量ボディです。しかも高性能、かつ、省電力なUシリーズのCore i プロセッサや高速SSDが搭載可能です。

本体がコンパクトなので手軽に持てます
Latitude 5280は、本体がコンパクトなので手軽に持てます

(特徴その2) ビジネス用途に最適な非光沢パネルを採用

Latitude 5280のモニタをチェック
Latitude 5280のモニタをチェック。ビジネス用途に最適な非光沢パネルを採用しています。解像度はHD(1366×768)とフルHD(1920 x 1080)がカスタマイズ可能です。視野角も比較的広いので、色の変化は少ないです。ただし、ベゼル幅はそれほど狭くありません。

モニタの開度は180度です
モニタの開度は180度です。

(特徴その3) シンプルなデザインと樹脂素材を採用

Latitude 5280の本体ボディは、シンプルなデザインです
Latitude 5280の本体ボディは、シンプルなデザインです。プレミアムな機種ではないので、カーボンファイバーなどの高級素材は使用していませんが、安っぽさはありません。

Latitude 5280の天板
Latitude 5280の天板。天板も、シンプルな樹脂素材です。カラーはブラックのみ。

Latitude 5280の天板を拡大
Latitude 5280の天板を拡大。非光沢なので、ビジネスノートに最適。

(特徴その4) 第7世代Core iプロセッサを搭載、高速SSDがカスタマイズ可能!

Latitude 5280は、見た目のデザインだけでなく、第7世代Core iプロセッサを搭載し、高速なSSDがカスタマイズ可能です。性能面でも妥協がありません。

Latitude 5280が搭載するSSDの例(256GB ソリッド ステート ドライブ)
一般的なノートパソコンに搭載するハードディスク(右)
Latitude 5280が搭載するSSDの例(256GB ソリッド ステート ドライブ)(上)と一般的なノートパソコンに搭載するハードディスク(下)のアクセス速度をCrystalDiskMark 5.1で計測。Latitude 5280の速さがよくわかります。読み出し(Read)・書き込み(Write)共、全く別次元ですね。

 DELL史上最薄・最軽量の12インチビジネスノートLatitude 7280と下位シリーズのLatitude 5280。
 詳しくはLatitude 7280(DELL公式ページ)、または、Latitude 5280(DELL公式ページ)をご参照ください。


【外観編】Latitude 5280の外観をチェック

Latitude 5280の外観を詳しくご紹介します。

Latitude 5280の左側面

Latitude 5280の左側面
Latitude 5280の左側面。左から、電源コネクタ、Type-Cポート経由のDisplayPortまたはUSB3.1 Gen1、HDMI、USB3.0です。

Latitude 5280の右側面

Latitude 5280の右側面
Latitude 5280の右側面。左から、ヘッドセット/マイク、USB3.0(PowerShare対応)、VGA、有線LANです。

Latitude 5280の前面

Latitude 5280の前面
Latitude 5280の前面。接続端子は非搭載です。

Latitude 5280の背面

Latitude 5280の背面
Latitude 5280の背面。左から、MicroSDカードリーダー、MicroSIMIカードスロット(オプション)です。

Latitude 5280の底面

Latitude 5280の底面
Latitude 5280の底面。上部と左部にしっかりと排熱スリットが確保されています。

安定性を重視するため、スリットは大きめに確保されている
安定性を重視するため、スリットは大きめに確保されている。

Latitude 5280のキーボード

本体ボディの全景
本体ボディの全景。キーボードは、19mmフルサイズかつ主流のアイソレーションタイプで、手を置くパームレスト部分は指紋が気になりにくい素材です。タッチパッドも横方向に10cmと広く、使いやすいです。キーボード右上部に電源ボタンがあるだけのシンプル設計です。

キーボード左部分を拡大
キーボード左部分を拡大。キー配列は標準的で、一番上列のファンクションキーが少し小さいのが気になりますが、頻繁に使うキーではないので割り切りが必要でしょう。

キーボード右部分を拡大
キーボード右部分を拡大。Enterキーが少し小さいのが個人的には不満ですが、慣れれば問題なし。ちなみに、個人向けノートのキー配列と異なる点は、右下に「PageUp」と「PageDown」が別途配置されていること、矢印キーが一段下がっておりブラインドタッチしやすいことです。

キーを拡大
キーを拡大。一般的なスタンダードノートよりもキー表面が少しへこんでいる印象があり、タイピング感は良好です。たわみもほとんどありませんでした。

キーピッチは19mmフルサイズ
キーピッチは19mmフルサイズなので、手が大きな私でもスペースに余裕があります。

タッチパッドの幅は10cmと広い
タッチパッドの幅は10cmと広い。

ビジネス用途を想定しているため、クリックボタンが分かれています。
ビジネス用途を想定しているため、クリックボタンが分かれています。また、クリックボタンの手前がくぼんでいるのでクリックしやすいです。

ストロークはしっかり深め
ストロークはしっかり深め。

Latitude 5280の重量

Latitude 5280本体重量の実測は、本体のみで1332gでした
Latitude 5280本体重量の実測は、本体のみで1332gでした。DELL公式サイトの重量と異なりますが、SSDを搭載すると多少軽くなるようです。

以下のベンチマークで詳しくご紹介しますが、Latitude 5280はバッテリの持ちが良いので、持ち運びは本体のみでも十分だと思います。

 DELL史上最薄・最軽量の12インチビジネスノートLatitude 7280と下位シリーズのLatitude 5280。
 詳しくはLatitude 7280(DELL公式ページ)、または、Latitude 5280(DELL公式ページ)をご参照ください。


【性能編】 Latitude 5280の性能をベンチマークテスト

Latitude 5280の性能を調べるため、各種ベンチマークテストを実施しました。

カスタマイズ構成

カスタマイズ構成
機種名 Latitude 5280(Latitude 12 5000 プレミアムモデル(大容量メモリ/SSD/FHD)
OS Windows 10 Home (64ビット) 日本語
CPU 第7 世代 インテル Core i5-7300U (デュアル コア, 2.60Gz, 3MB キャッシュ)
メモリ 8GB (1x8GB) DDR4 メモリ
ハードディスク M.2 256GB ソリッド ステートドライブ SATA
ビデオコントローラ インテル Core i5-7300U プロセッサー ベース, インテルR 内蔵 HD グラフィックス 620

Latitude 5280のデバイスマネージャー
【参考】Latitude 5280のデバイスマネージャー

CPU-Zで「Core i5-7300U プロセッサー」を見る
CPU-Zで「Core i5-7300U プロセッサー」を見る。ビジネスノートで、動作周波数が3.5GBは圧巻。

SSDの性能をチェック

定番ベンチマークソフトのCrystalDiskmark 5.1を使って、Latitude 5280の256GB SSDの性能を調べてみました
定番ベンチマークソフトのCrystalDiskmark 5.1を使って、Latitude 5280の256GB SSDの性能を調べてみました。高速なM2タイプのSSDなので、なんと連続読み出しは434.6MB/sです。実際の体感速度と関係する「4K QD32」も246.1MB/sと爆速!

CPU単体の処理速度をテストする定番ベンチマーク「CINEBENCH R11」

古いアプリケーションを想定したシングルスレッドテスト、新しいアプリケーションを想定したマルチスレッドテストが実施できるCINEBENCH R11を使って、Core i5-7300Uの実力を確認してみました。

最新版「CINEBENCH R11」
「CINEBENCH R11」。3Dグラフィックのレンダリング性能を測定するベンチマークソフト。美麗な3Dグラフィックを描き切るまでのスコアをチェックします。CPU能力を100%フルに発揮するンチマークテストなので、各CPUの底力を知ることができます。


ノートパソコンとしては十分なスコアですね。

CINEBENCH R11
機種名 Latitude 5280
Core i5-7300U (2.6〜3.5GHz)
(参考)前世代の
Core i7-6500U(2.5〜3.1GHz)
【CINEBENCH R11】 CPU(シングルスレッド)(pts) 1.64 1.06
【CINEBENCH R11】 CPU(マルチスレッド)(pts) 3.80 3.57

前第6世代の上位Core i7プロセッサであるCore i7-6500Uと比較してみました。

結論としては、Latitude 7280が搭載する第7世代Core i5-7300Uは、 前第6世代の上位プロセッサであるCore i7プロセッサを越える性能であることがわかります。

さらに、マルチスレッドではそれほど大差はありませんが、シングルスレッドだと差が出てきます。シングルスレッドでの動作が多いと思われるビジネス用途であれば、効果がありそうです。

実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK 8」

実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK 8」でベンチマークしてみました。他機種との性能比較の参考としてください。

一般的な使い勝手の「Home」は3380a
一般的な使い勝手の「Home」は3380

「Home」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較
「Home」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
比較的高スコアです。

画像や動画編集などクリエイティブな使い勝手の「Creative」は4363
画像や動画編集などクリエイティブな使い勝手の「Creative」は4363

「Creative」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
「Creative」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
比較的高スコアです。

文書作成など仕事の使い勝手の「Work」は4669
文書作成など仕事の使い勝手の「Work」は4669

「Work」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較
「Work」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
比較的高スコアです。

ストレージへのアクセス速度を調べる「Strage(SSD)」は4919
ストレージへのアクセス速度を調べる「Strage(SSD)」は4919。かなり速いです。

SSDを搭載すると、全ての項目で高スコアとなります。普段使いも快適ですね。

重量級ゲームでの快適さを想定したベンチマーク「3DMARK」

重量級ゲームでの快適さを想定したベンチマーク「3DMARK」でベンチマークしてみました。他機種との性能比較の参考としてください。

定番の3DMARKでベンチマークを実施。CPU統合型のグラフィック能力なので、最新の高負荷ゲームだと快適なプレイは困難です。

3DMARK
ビデオコントローラ名 スコア
FIRE STRIKE 821
SKY DIVER 3578
CLOUD GATE 5995
ICE STORM 51723

3DMARKスコア

「FIRE STRIKE」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較
「FIRE STRIKE」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
かなり低いスコアです。

ファイナルファンタジー14 紅蓮の解放者の公式ベンチマークテストで性能をチェック

比較的軽いグラフィック負荷である、ファイナルファンタジー14 紅蓮の解放者のベンチマークテストを試してみました。

一般的な「低解像度1280×720、標準品質、DirectX 11」の設定で、『普通』でした。
一般的な「低解像度1280×720、標準品質、DirectX 11」の設定で、『普通』でした。
ライトなゲームでも、主用途としては不向きですね。

グラフィック負荷が高い「高解像度1920×1080、標準品質、DirectX 11」の設定では、『設定変更が必要』と歯が立ちません。
グラフィック負荷が高い「高解像度1920×1080、標準品質、DirectX 11」の設定では、『設定変更が必要』と歯が立ちません。

バッテリの持ち時間を計測する「BBench」

ベンチマークテストBBENCHスコア
ベンチマークテストBBENCHを使って、バッテリ駆動時間をチェック。「画面輝度最小、10秒ごとにキー入力、かつ、Webサイトを閲覧」という条件を設定。1時間を経過しても、バッテリ残量は91%も残ってました。単純計算では10時間ぐらい持つことになります。輝度が普通であれば、5〜6時間といったところでしょうか。利用環境にもよりますが、ご参考としてください。

 DELL史上最薄・最軽量の12インチビジネスノートLatitude 7280と下位シリーズのLatitude 5280。
 詳しくはLatitude 7280(DELL公式ページ)、または、Latitude 5280(DELL公式ページ)をご参照ください。


上位モデルのLatitude 7280と比較

上位モデルのLatitude 7280と比較してみました。

結論から申しますと、上位モデルのLatitude 7280の方がかなり薄く、素材などの質感が良いです。また、MicroSDカードリーダーが右側面にあるので使いやすいです。予算に余裕があれば、Latitude 7280もご検討ください。

外観を比較

正面から比較
正面から比較。左がLatitude 5280、右がLatitude 7280です。
横幅は同じですが、Latitude 7280の方がモニタが少しだけ低く、かつ、本体の奥行きが浅いです。

モニタのベゼル幅とパネルを比較
モニタのベゼル幅を比較。左がLatitude 5280、右がLatitude 7280です。
大差はありませんが、Latitude 7280は少し角張ってます。

本体ボディの厚みを比較
本体ボディの厚みを比較。左がLatitude 5280、右がLatitude 7280です。
厚みのあるLatitude 5280と比べて、Latitude 7280は2mmほど薄いです。

本体ボディの厚みを比較
本体ボディの厚みを比較。左がLatitude 5280、右がLatitude 7280です。
使っていると、数字差以上の印象を受けます。

本体ボディの端部を比較
本体ボディの端部を比較。左がLatitude 5280、右がLatitude 7280です。
Latitude 7280の方が奥行きがコンパクト。

タッチパネルを比較
タッチパネルを比較。上がLatitude 5280、下がLatitude 7280です。
大きさは同じです。

天板を比較
天板を比較。左がLatitude 5280、右がLatitude 7280です。
見た目はほぼ同じですが、Latitude 7280の方が少しコンパクトで、角張っているデザインなのでより小さく感じます。

天板を拡大
天板を拡大。左がLatitude 5280、右がLatitude 7280です。
Latitude 7280はソフトペイント仕上げなので、しっとりとした質感が楽しめます。Latitude 5280は単なる樹脂カバーです。

接続端子を比較

前面を比較
前面を比較。上がLatitude 5280、下がLatitude 7280です。
どちらも接続端子はありませんが、Latitude 7280の方がかなり薄いです。

背面を比較
背面を比較。上がLatitude 5280、下がLatitude 7280です。
Latitude 7280は背面に端子がありません。全て左右に集約されています。

右側面を比較
右側面を比較。上がLatitude 5280、下がLatitude 7280です。
奥行きはほぼ同じです。Latitude 7280には、MicroSDカードリーダーなどの端子が右側面にあるので使いやすいです。ただし、Latitude 5280にはVGA端子があります。

左側面を比較
左側面を比較。上がLatitude 5280、下がLatitude 7280です。
接続端子は同じです。

(総まとめ)高コストパフォーマンスなLatitude 5280

最近のモバイルノートは、20万円前後するハイエンドモバイルから数万円程度のローエンドモバイルまで幅広い機種が各メーカーから発売されています。その中でLatitude 7280は10万円台から購入可能ながらも、デザイン・性能面共に高コストパフォーマンスを誇ります。

Latitude 7280は、

  • 多様なオプション・拡張性を実現する12インチビジネスノート
  • ビジネスに最適な非光沢液晶パネルや落ち着いた本体デザインを採用
  • 省電力な第7世代Core iプロセッサを搭載、高速SSDがカスタマイズ可能

など、メインノートの買い替えはもちろん、2台目のサブノートとしてもおすすめです。気になる方は、上位シリーズの、はLatitude 7280と併せてチェックしてみてください。

DELL公式サイト 製品ページリンク

 DELL史上最薄・最軽量の12インチビジネスノートLatitude 7280と下位シリーズのLatitude 5280。
 詳しくはLatitude 7280(DELL公式ページ)、または、Latitude 5280(DELL公式ページ)をご参照ください。

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