高コストパフォーマンスな薄型ビジネスノート「Latitude 13 7000(7390)」
レビュー
「法人向けの13インチ液晶のビジネスノートが欲しい!」という方におすすめな、DELLの13インチビジネスノート「Latitude
13 7000(7390)」のレビューをご紹介します。
今回ご紹介するのは、DELLの13インチビジネスノートLatitude 13 7000(7390)のレビューです。法人向けの機種ですが、個人でも購入可能です。
New Latitude 13 7000 (7390)(DELL公式ページ)
後述しますが、タブレットとしても使える2in1タイプのNew Latitude 13 7000 2-in-1 (7390)もラインナップされています。気になる方は併せてチェックしてみてください。
(参照)パソコン納得購入ガイドのLatitude 13 7000 2in1(7390) レビュー
(特徴その1)13インチノートながらコンパクト、かつ、高性能
Latitude 13 7000(7390)の外観。高性能、かつ、省電力なUシリーズの第8世代Core i プロセッサや高速SSDを搭載することにより、1日中持続するバッテリーを実現しています。
Latitude 13 7000(7390)が搭載するSSDの例(256GB M.2 2280 SSD)のアクセス速度をCrystalDiskMarkで計測。Latitude 13 7000(7390)の速さがよくわかります。読み出し(Read)・書き込み(Write)共、全く別次元ですね。
(特徴その2) 高解像度かつ非光沢パネルを搭載
Latitude 13 7000(7390)のモニタをチェック。解像度はフルHD(1920×1080)で非光沢パネルです。
ベゼル幅はなんと約5mm。13インチビジネスノートでは、かなり薄いです。
(特徴その3) ソフトタッチペイント仕上げなので、しっとりとした手触りが楽しめる
Latitude 13 7000(7390)の本体ボディは、ソフトタッチペイント仕上げなので、しっとりとした手触りが楽しめます。写真では少しわかりにくく、伝えきれないのが残念です。
Latitude 13 7000(7390)の天板。シンプルなブラック。
Latitude 13 7000(7390)の天板を拡大。マット調ではありませんが、指紋は気になりにくいです。
DELLの13インチビジネスノートLatitude 13 7000(7390)
詳しくはNew Latitude 13 7000 (7390)(DELL公式ページ)をご参照ください。
【外観編】Latitude 13 7000(7390)の外観をチェック
Latitude 13 7000(7390)の外観を詳しくご紹介します。
Latitude 13 7000(7390)の左側面
Latitude 13 7000(7390)の左側面。左から、DisplayPort over USB Type-C(オプションでThunderbolt
3に対応)×2、HDMI、USB3.1 Gen1、スマートカードリーダー(オプション)です。
Latitude 13 7000(7390)の右側面
Latitude 13 7000(7390)の右側面。左から、ヘッドセット、MicroSDカードリーダー、microSIMカードスロット(オプション)USB3.1
Gen1(PowerShare機能付き)、優先LANです。
Latitude 13 7000(7390)の前面
Latitude 13 7000(7390)の前面。バッテリ充電ステータスライトです。
Latitude 13 7000(7390)の背面
Latitude 13 7000(7390)の背面。接続端子は非搭載です。
Latitude 13 7000(7390)の底面
Latitude 13 7000(7390)の底面。上部全体にしっかりと排熱スリットが確保されています。
Latitude 13 7000(7390)のキーボード
本体ボディの全景。キーボードは、19mmフルサイズかつアイソレーションタイプで、手を置くパームレスト部分は指紋が気になりにくい素材です。タッチパッドも横方向に広くて使いやすいです。
キーボード左部分を拡大。その他のキー配列は標準的で、一番上列のファンクションキーが少し小さいのが気になりますが、頻繁に使うキーではないので割り切りが必要でしょう。キーピッチは19mmフルサイズなので、手が大きな私でもスペースに余裕があります。
キーボード右部分を拡大。Enterキーが少し小さいのが個人的には不満ですが、慣れれば問題なし。ちなみに、個人向けノートのキー配列と異なる点は、右下に「PageUp」と「PageDown」が別途配置されていること、矢印キーが一段下がっておりブラインドタッチしやすいことです。
キーを拡大。タイピング感は良好です。たわみもほとんどありませんでした。
Latitude 13 7000(7390)の重量
Latitude 13 7000(7390)の本体重量の実測は、本体のみで1269gでした。
DELLの13インチビジネスノートLatitude 13 7000(7390)
詳しくはNew Latitude 13 7000 (7390)(DELL公式ページ)をご参照ください。
【性能編】 Latitude 13 7000(7390)の性能をベンチマークテスト
Latitude 13 7000(7390)の性能を調べるため、各種ベンチマークテストを実施しました。
カスタマイズ構成
機種名 |
Dell Latitude 7390 プラチナモデル |
OS |
Windows 10 Home (64ビット) 日本語 |
CPU |
第8世代インテル Core i7-8650U プロセッサー (クワッド コア, 8M キャッシュ, 1.9 GHz) |
メモリ |
8GB (1x8GB) 2400MHz DDR4 メモリ |
ハードディスク |
256GB M.2 2280 SSD |
ビデオコントローラ |
インテル コア i7-8650U プロセッサー (クワッド コア, 8M キャッシュ, 1.9GHz,15W,
vPro) Thunderbolt 付き |
※最新のカスタマイズ構成は、New Latitude 13 7000 (7390)(DELL公式ページ)をご参照ください。
【参考】Latitude 13 7000(7390)のデバイスマネージャー
CPU-Zで「Core i7-8650U プロセッサー」を見る。省電力タイプなのに、4コア・8スレッド、動作周波数は1.90〜4.20GHzと高性能です。
CPU単体の処理速度をテストする定番ベンチマーク「CINEBENCH R11」
古いアプリケーションを想定したシングルスレッドテスト、新しいアプリケーションを想定したマルチスレッドテストが実施できるCINEBENCH R11を使って、Core i7-8650Uの実力を確認してみました。
「CINEBENCH R11」。3Dグラフィックのレンダリング性能を測定するベンチマークソフト。美麗な3Dグラフィックを描き切るまでのスコアをチェックします。CPU能力を100%フルに発揮するンチマークテストなので、各CPUの底力を知ることができます。
ノートパソコンとしてはかなりの高スコアですね。
CINEBENCH R11
機種名 |
Latitude 13 7000(7390)が搭載する
第8世代
Core i7-8650U
(1.9〜4.2GHz) |
(参考)
前第7世代
Core i7-7600U
(2.8〜3.9GHz) |
(参考)
前々第6世代
Core i7-6500U
(2.5〜3.1GHz) |
【CINEBENCH R11】 CPU(シングルスレッド)(pts) |
1.86 |
1.85 |
1.06 |
【CINEBENCH R11】 CPU(マルチスレッド)(pts) |
5.95 |
3.83 |
3.57 |
前第7世代であるCore i7-7600U、前々第6世代のCore i7プロセッサであるCore
i7-6500Uと比較してみました。
結論としては、Latitude 13 7000(7390)が搭載する第8世代Core i7-8650Uは、かなりの高性能であることがわかります。従来の2コア/4スレッドから、4コア/8スレッドにパワーアップしていることが大きな要因です。
実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK 8」
実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK 8」でベンチマークしてみました。他機種との性能比較の参考としてください。
一般的な使い勝手の「Home」は3535
「Home」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
比較的高スコアです。
画像や動画編集などクリエイティブな使い勝手の「Creative」は4906
「Creative」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
比較的高スコアです。
文書作成など仕事の使い勝手の「Work」は4577
「Work」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
ビジネス用途が強いベンチマークテストだと、かなりの高スコアです。
ストレージへのアクセス速度を調べる「Strage(SSD)」は4908。かなり速いです。
SSDを搭載すると、全ての項目で高スコアとなります。普段使いも快適ですね。
実アプリケーションでの快適さを想定した、最新ベンチマーク「PCMARK 10」
実アプリケーションでの快適さを想定した、最新のベンチマーク「PCMARK 10」でベンチマークしてみました。
個人向け用途を想定しているベンチマークなので、ビジネス用途のLatitudeシリーズでは少しスコアが下がる傾向にありますが、他機種との性能比較の参考としてください。
PCMARK10(日常的なパソコン作業、デジタルコンテンツ用途を想定)
日常的なパソコン作業、デジタルコンテンツ用途を想定したベンチマークテストです。
「PCMARK10」のスコアは3843
「PCMARK10」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
下位36%レベルのスコアです。
デジタルコンテンツ用途が強いので、スコアは少し低めです。
PCMARK10 Express(ビジネス用途を想定)
ビジネス用途を想定したベンチマークテストです。
「PCMARK10 Express」のスコアは4280
「PCMARK10 Express」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
上位64%前後の高スコア。
ビジネス用途が強いので、スコアは高いです。
PCMARK10 Extended(ゲームの処理性能を含む、多用途を想定)
ゲームの処理性能を含む、多用途を想定したベンチマークテストです。
「PCMARK10 Extended」のスコアは2615
「PCMARK10 Extended」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
下位11%レベルの低スコアです。
ゲーム用途が強いので、スコアはかなり低めです。
ファイナルファンタジー14 紅蓮の解放者の公式ベンチマークテストで性能をチェック
比較的軽いグラフィック負荷である、ファイナルファンタジー14 紅蓮の解放者のベンチマークテストを試してみました。
「解像度1920×1080、標準品質、DirectX 11」の設定では、『設定変更を推奨』と歯が立ちません。
ライトなゲームでも、主用途としては不向きですね。
バッテリの持ち時間を計測する「BBench」
ベンチマークテストBBENCHを使って、バッテリ駆動時間をチェック。「画面輝度最小、10秒ごとにキー入力、かつ、Webサイトを閲覧」という条件を設定。1時間を経過しても、バッテリ残量は90%も残ってました。単純計算では10時間ぐらい持つことになります。輝度が普通であれば、5〜6時間といったところでしょうか。利用環境にもよりますが、ご参考としてください。
(総まとめ)高コストパフォーマンスな薄型ノートLatitude 13 7000(7390)
最近のモバイルノートは、20万円前後するハイエンドモバイルから数万円程度のローエンドモバイルまで幅広い機種が各メーカーから発売されています。その中でLatitude 13 7000(7390)は中〜上価格帯ながらも、デザイン・性能面共に高コストパフォーマンスを誇ります。
Latitude 13 7000(7390)は、
- 使いやすい13インチ、かつ、高解像度1920×1080の非光沢パネルを搭載
- 高性能かつ省電力な第8世代Coreプロセッサを搭載
- 高速なSSDを搭載
- Thunderbolt3やSIMカードなどオプションも豊富
- しっとりとしたソフトペイント仕上げなど質感にも考慮
ながらも、15万円台(2018年5月時点。DELLオンライン割引クーポンを利用すれば13万円台!)から購入できるビジネスノートパソコンです。本体ボディの質感が高い7000シリーズとしての位置づけなので、性能面以外のコストパフォーマンスも高いです。
メインノートの買い替えはもちろん、2台目のサブノートとしてもおすすめです。気になる方は、チェックしてみてください。
DELLの13インチビジネスノートLatitude 13 7000(7390)
詳しくはNew Latitude 13 7000 (7390)(DELL公式ページ)をご参照ください。
(おまけ)タブレットとしても使える、Latitude 13 7000 2in1(7390)と比較
タブレットとしても使える、New Latitude 13 7000 2-in-1 (7390)と比較してみました。
(参照)パソコン納得購入ガイドのLatitude 13 7000 2in1(7390) レビュー
結論から申しますと、大きさや接続端子はほぼ同じです。
タブレット用途が必要であれば2in1タイプ、不要であれば通常タイプがおすすめです。
また、購入価格が異なります。
この記事を書いている時点では、
- 通常タイプは、15万円台〜(DELLオンライン割引を利用すれば13万円台)
- 2in1タイプは、17万円台〜(DELLオンライン割引対象外)
です。
予算と用途にあわせて、両機種を比較検討してみてください。
外観を比較。左が通常タイプのLatitude 13 7000(7390)、右が2in1タイプのLatitude
13 7000 2in1(7390)。
2in1タイプのLatitude 13 7000 2in1(7390)は、モニタ部分が少し大きいです。
モニタの厚みを比較。左が通常タイプのLatitude 13 7000(7390)、右が2in1タイプのLatitude
13 7000 2in1(7390)。
2in1タイプのLatitude 13 7000 2in1(7390)は、モニタが少し上に持ち上がっているデザインになっています。タブレットとして使える構造になっているためであり、仕方ありません。
モニタの厚みを比較。左が通常タイプのLatitude 13 7000(7390)、右が2in1タイプのLatitude
13 7000 2in1(7390)。
2in1タイプのLatitude 13 7000 2in1(7390)は、少し厚みがあります。
モニタベゼルを比較。左が通常タイプのLatitude 13 7000(7390)、右が2in1タイプのLatitude
13 7000 2in1(7390)。
どちらも極薄の約5mm。
前面を比較。上が通常タイプのLatitude 13 7000(7390)、下が2in1タイプのLatitude
13 7000 2in1(7390)。
バッテリ充電ステータスライトの位置が異なります。
左側面を比較。上が通常タイプのLatitude 13 7000(7390)、下が2in1タイプのLatitude
13 7000 2in1(7390)。
通常タイプのLatitude 13 7000(7390)は電源コネクタがありますが、2in1タイプのLatitude
13 7000 2in1(7390)は電源コネクタ兼用のUSB Type-C端子が1つ多いです。
右側面を比較。上が通常タイプのLatitude 13 7000(7390)、下が2in1タイプのLatitude
13 7000 2in1(7390)。
通常タイプのLatitude 13 7000(7390)は有線LANがありますが、2in1タイプのLatitude
13 7000 2in1(7390)はありません。
背面を比較。上が通常タイプのLatitude 13 7000(7390)、下が2in1タイプのLatitude
13 7000 2in1(7390)。
どちらも接続端子はありません。
DELL公式サイト 製品ページリンク
DELLの13インチビジネスノートLatitude 13 7000(7390)
詳しくはNew Latitude 13 7000 (7390)(DELL公式ページ)をご参照ください。
タブレットとしても使える、DELLの13インチビジネスノートLatitude 13 7000
2in1(7390)
詳しくはNew Latitude 13 7000 2-in-1 (7390)(DELL公式ページ)をご参照ください。
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