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ページ更新：2012/2/12

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2012年版最新CPU対決！～Core i3 VS Core i5 VS Core i7～

DELLパソコン購入を検討されている方のために、最新のパーツトレンドをご紹介。

最新CPU ベンチマーク比較～Core i3-2120 VS Core i5-2320 VS Core i7-2600～

【CPUベンチマーク比較その２】 Core i3-2120とCore i5-2320とCore i7-2600の性能と発熱量をチェック

まずは、Core i3-2120とCore i5-2320とCore i7-2600について、CPU単独での性能をチェックします。

Windows エクスペリエンスインデックス値

Windows 7の動作快適性を表す「Windows エクスペリエンスインデックス値」を比較します。

Core i5-2320のエクスペリエンス値

Windows エクスペリエンスインデックス値を比較
CPU名	Inspiron 620 その1	Inspiron 620 その2	Inspiron 620 その3
プロセッサ	7.1	7.4	7.6
メモリ	7.4	7.4	7.4
グラフィックス	5.1	5.1	5.3
ゲーム用グラフィックス	5.8	5.8	5.9
ハードディスク	5.1	5.1	5.3

※Inspiron 620 その1 ： Core i3-2120（3.30GHz）＋4GBメモリ＋Intel HD 2000
※Inspiron 620 その2 ： Core i5-2320（3.00～3.30GHz）＋4GBメモリ＋Intel HD 3000
※Inspiron 620 その3 ： Core i7-2600（3.40～3.80GHz）＋4GBメモリ＋Intel HD 3000

プロセッサスコアは、下位のCore i3-2120でも7.1とハイスコアなので、Windows7の基本動作であれば上位CPUを選ぶ必要はありません。グラフィック系スコアについては、最上位のCore i7-2600のみ0.2/0.1スコアアップしていますが、体感的な差はないでしょう。予算重視のCore i3-2120がおすすめですね。

CPUの底力がわかる「CINEBENCH R10」と「CINEBENCH R11」

古いアプリケーションを想定したシングルスレッドテスト、新しいアプリケーションを想定したマルチスレッドテスト、グラフィックス描画能力を含めたOpenGLテストが行えるCINEBENCHを使って、3CPUの実力を確認してみました。

CINEBENCH R10

「CINEBENCH R10」。3Dグラフィックのレンダリング性能を測定するベンチマークソフト。美麗な3Dグラフィックを描き切るまでのスコアをチェックします。CPU能力を100%フルに発揮するンチマークテストなので、各CPUの底力を知ることができます。

CINEBENCH R10での性能比較
機種名	Inspiron 620 その1	Inspiron 620 その2	Inspiron 620 その3
シングルスレッド	5084	5399	6112
マルチスレッド	11536	18597	22954
OpenGL Standard Test	3465	3420	4108

CINEBENCH R10でのベンチマークスコアを比較

シングルスレッドでは、動作周波数の差がそのまま影響したのか、Core i7-2600が高スコアを計測。Core i3-2120とCore i5-2320は、最大動作周波数が同じ3.30GHzですが、Core i5-2320が約6％ほど高スコアでした。

対して、CPUコア数をフルに利用するマルチスレッドでは、Core i7-2600はCore i5-2320の約2割増し、Core i3-2120のに対しては約2倍ものスコア差を付けました。

Core i3-2120は、物理的に2コア×ハイパースレディング機能あり＝仮想的に4スレッド
Core i5-2320は、物理的に4コア×ハイパースレディング機能なし＝物理的に4スレッド
Core i7-2600は、物理的に4コア×ハイパースレディング機能あり＝仮想的に8スレッド

と、構造的な差がスコアに影響したようです。マルチスレッド対応の最新ソフトでは、物理的に4コアを有する上位CPUが圧倒的に優位と言えます。

CINEBENCH R11

最新版「CINEBENCH R11」。美麗なグラフィックに生まれ変わっており、その分CPU負荷が上がってます。

CINEBENCH R11での性能比較
機種名	Inspiron 620 その1	Inspiron 620 その2	Inspiron 620 その3
CPU（シングルスレッド）（pts）	1.32	1.31	1.52
CPU（マルチスレッド）（pts）	3.17	4.91	6.80
OpenGL（FPS）	5.93	5.92	7.07

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CINEBENCH R11でのベンチマークスコアを比較

処理能力がより重い最新版CINEBENCH R11になると、Core i7-2600がさらに強さを増し、反対にCore i3-2120とCore i5-2320は、性能不足のためか落ち込みました。重負荷処理が主であれば、物理的4コア、かつ、8スレッド動作の上位Core i7-2600が必須と言えます。

CPU温度をチェック

Core TempというCPU温度が計測できるソフトを使って、CPUの温度を調べてみました。厳密な温度比較ではありませんが、CPUの発熱が気になる方はご参考にどうぞ。

CINEBENCHベンチマークテストを実行し、CPU使用率を100%まで上昇させて負荷をかけた後のCPU温度を計測。
画像はCore i5-2320のCPU温度です。

CPUの温度比較
搭載CPU	Core i3-2120	Core i5-2320	Inspiron 620 その3
温度MAX	48℃	51℃	49℃
温度MIN	18℃	18℃	18℃

3CPUとも第二世代Core iプロセッサなので、発熱量は少ないです。Core i7-2600がCore i5-2320よりも低温度なのは、高性能ゆえにベンチマークテストが温度上昇中に速く終了してしまったからでした。とは言うものの、Core i7-2600に負荷をかけてもファン音は小さく、下位CPUとの差は感じません。

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