2019年版最新CPU対決！

DELLパソコン購入を検討されている方のために、最新のパーツトレンドをご紹介。

２．最新CPU ベンチマーク比較　～ノートCPU編～

この記事を書いている、2019年8月時点において、DELLパソコンでカスタマイズ可能なCPUのベンチマーク比較をご紹介します。

今回は、「ノートCPU編」です。

古いアプリケーションを想定したシングルスレッドテスト、新しいアプリケーションを想定したマルチスレッドテストが実施できるCINEBENCH R11を使って、各CPUの実力を確認してみました。

最新版「CINEBENCH R11」
「CINEBENCH R11」。3Dグラフィックのレンダリング性能を測定するベンチマークソフト。美麗な3Dグラフィックを描き切るまでのスコアをチェックします。CPU能力を100%フルに発揮するンチマークテストなので、各CPUの底力を知ることができます。

CINEBENCH R11.5
機種名	Celeron N4000	第7世代 Core i3-7020U	第８世代 Core i5-8265U	第９世代 Core i5-9300H	第８世代 Core i7-8565U	第８世代 Core i7-8750H	第８世代 Core i9-8950HK	第９世代 Core i7-9750H
発売日（年/四半期）	2017/Q4	2018/Q2	2018/Q3	2019/Q2	2018/Q3	2018/Q2	2018/Q2	2019/Q2
開発コード名	Gemini Lake	Kaby Lake	Whiskey Lake	Coffee Lake	Whisky Lake	Coffee Lake	Coffee Lake	Coffee Lake
コア数	2	2	4	4	4	6	6	6
スレッド数	2	4	8	8	8	12	12	12
基本周波数	1.10GHz	2.30GHz	1.60GHz	2.40GHz	1.80GHz	2.20GHz	2.9GHz	2.60GHz
最大周波数	2.60GHz	-	3.90GHz	4.10GHz	4.60GHz	4.10GHz	4.8GHz	4.50GHz
３次キャッシュ	4MB	3MB	6MB	8MB	8MB	9MB	12MB	12MB
TDP (熱設計電力)	6W	15W	15W	45W	15W	45W	45W	45W
【CINEBENCH R11】　CPU（シングルスレッド）（pts）	0.77	0.75	1.75	1.87	2.04	1.90	2.13	1.95
【CINEBENCH R11】　CPU（マルチスレッド）（pts）	1.40	2.52	5.56	9.23	6.11	11.50	11.25	13.72

CINEBENCH R11.5でのスコア（ノート編）

シングルスレッドは、Celeron N4000やCore i3は物足りないですね。Core i5も少しスコアは下がるものの、ノートパソコン用途であれば、大丈夫かと思います。なお、第９世代Core i5-9300Hは第８世代 Core i7に匹敵するスコアなので、コストパフォーマンスは高いです。

反面、Core i7は安定して高スコアです。最新第９世代 Core i7のスコアが少し低いのは、今回ご紹介しているCPUの最大動作周波数が少し低いためです。もちろん、最大動作周波数がもっと高いCore i9へのアップグレードも可能です。

マルチスレッドになると、コア数とスレッド数の影響が大きくなります。

Celeron N4000やCore i3は論外として、最低でも4コア/8スレッドのCore i5/i7、予算に余裕があれば6コア/12スレッドのCore i7/i9がおすすめです。

結果として、古いアプリでの快適性を想定するシングルスレッドにおいては、Core i5以上であれば快適です。新しいアプリでの快適性を想定するマルチスレッドでは、最低でもCore i5、予算に余裕があればCore i7/i9が選択肢となります。

予算や用途にあわせて、ご検討ください。

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