CPU性能対決！クアッドコアVSデュアルコア
ハイエンドデスクトップでのみ選択できるクアッドコア「Core 2 Quadプロセッサ」の魅力をご紹介。現在主流となっているデュアルコア「Core 2 Duoプロセッサ」との性能差を詳しく知りたい方のために、基礎知識から実際の性能速度差まで徹底調査します。
３．性能比較 〜ビスタエクスペリエンス値〜
ベンチマークの結果を検討
ビスタエクスペリエンス値
動作が重いとされるWindows Vistaを「どれだけ快適に動かすことができるか？」という指標が、今回比較するビスタエクスペリエンス値です。
- プロセッサ
- メモリ
- グラフィック
- ゲーム用グラフィック
- ハードディスク
という5項目で数値化（最高値5.9）し、パソコン性能の指標として利用されます。
Core 2 Duo E6750のエクスペリエンス値
Core 2 Quad Q6600のエクスペリエンス値
| 比較対象 | デュアルコア代表 | クアッドコア代表 |
|---|---|---|
| CPU名 | Core 2 Duo E6750 | Core 2 Quad Q6600 |
| 動作周波数 | 2.66GHz | 2.40GHz |
| プロセッサ | 5.9 | 5.9 |
| メモリ | 5.5 | 5.9 |
| グラフィック | 5.9 | 5.9 |
| ゲーム用グラフィック | 5.9 | 5.9 |
| ハードディスク | 5.7 | 5.7 |
| 基本スコア | 5.5 | 5.7 |
デュアルコアのCore 2 Duo E6750(2.66GHz)でも十分すぎるほどの性能を誇りますが、クアッドコアのCore 2 Quad Q6600(2.40GHz)は動作周波数が低いにもかかわらず、プロセッサ値が最高の5.9を維持しています。ビスタ環境では、高い動作周波数だけでなくコア数も重視されるようです。
ただし、「動作周波数はどうでも良い」ということではありません。ビスタ環境で快適な動作を求めるのであれば、高い動作周波数を持つCPUは必須です。同じCore 2 Duo同士で比べてみるとよくわかりますが、動作周波数が高くなるとビスタエクスペリエンス値も上昇します。
（なぜメモリの数値が上がっているのかは正直不明です。クアッドコアCPUに変えても通常はこれほど大きな変化はないはずなのですが・・・）
| 比較対象 | Core 2 Duo E6750 | Core 2 Duo E6320 |
|---|---|---|
| 動作周波数 | 2.66GHz | 1.83GHz |
| プロセッサ値 | 5.7 | 5.4 |
インターネットや文章作成など、軽作業であれば5以上のエクスペリエンス値は必要ありませんが、少しでも快適に過ごしたい方は検討材料にしてください。
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