最新CPUのCore Duo(コア デュオ)って何？
Inspiron 9400で初めて搭載される最新CPU「Core Duoプロセッサ」。
その構造と性能について、詳しくご紹介します。
５．2次キャッシュを一元化することによって、デスクトップCPUよりも高性能
なぜ、Core Duoは従来のCPUと比べて高性能と言われるのでしょうか。
その理由の一つに、スマートキャッシュという機能があります。
スマートキャッシュとは？
1つの2次キャッシュを2つのコアで共有する機能のこと。
従来の、別々に2次キャッシュを共有していたデュアルCPUに比べて、コア同士のデータのやり取りが高速になるため、CPU全体の性能も上がる。
従来のデュアルCPUとの比較
従来のデュアルコアCPUは、それぞれのコアに対して1つずつ2次キャッシュを搭載しています。
デスクトップ用のデュアルコアCPUであるPentiumDプロセッサもこのタイプです。
ここで、各コア同士がデータを受け渡し合う場合の流れを考えてみます。
例えば、PentiumDプロセッサでは、
●コア→2次キャッシュ→チップセット→2次キャッシュ→コア
という流れになります。
対して、Core Duoプロセッサでは、2次キャッシュを一元化していますので、
●コア→2次キャッシュ→コア
となります。
つまり、転送速度の遅いチップセットを経由する必要がなくなり、高速な2次キャッシュでのデータ受け渡しが可能になるのです。
その結果、CPUの処理速度が上がり、全体的な処理にも余裕ができます。
これが、Core Duoプロセッサの最大の特徴であり、デスクトップ用CPUよりも性能が高いと言われる理由です。
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