雷ガードタップ 使用レビュー
雷対策に雷ガードタップはいかが?
今回のレビューは、ちょっとマニアックな「雷ガードタップ プラス ネットワークプロテクション」をご紹介します。
以前DELLで購入した「APC製 SurgeArrestエッセンシャル 雷ガードタップ プラス ネットワークプロテクション」。確か1,500円前後でした。
雷が落ちるとパソコンが壊れる?
日本全国、雷が発生しない地域はありません。人に落雷すると危険ですし、木材に落雷すると燃焼することだってあります。
ところが、雷が落ちるとパソコンが壊れる場合があることは案外知られていません。雷は家庭の100V電源よりも非常に高い電圧を持っているため、落雷すると突入電流という大電流がパソコンに流れる可能性があるのです。
雷サージとは
ご存じのとおり、パソコンは精密パーツの集合体です。雷電流なんてスゴイ電流に耐えられる訳がありません。
落雷すると必ず突入電流が流れる訳ではなく「パソコンが壊れる可能性がある」としか言えないのですが、パソコンは安くない買い物ですから、色々な場合を想定しておくことに損はないでしょう。
そこで今回ご紹介するのが、落雷からパソコンをガードしてくれる「雷ガードタップ」です。(テレビ通販みたいな口調になってきましたね(笑))
負荷機能を搭載してお買い得です
簡単に言いますと、雷対応した延長コードです。
上側に延長コード全体のON/OFFスイッチがある
回転式安全カバーが付いているので、使わないときは電源部を隠すことができます。小さな子供さんがいらっしゃる家庭でも安心です。
6個のコンセント差し込み口があります
「雷ガードタップ プラス ネットワークプロテクション」一式。右側はなぜか付属していたLANケーブル。
雷ガードタップは結構大きく、100円ショップで売っているような軽量な延長コードよりも重厚感があります。
緑ランプが点灯している時は「雷ガード動作中」
電源ケーブルもシャープペンシルと同じ太さなので、購入当初は「本当にこんなに太い電源ケーブルが必要なの?」と思ったこともありました
ケーブルは当然「タイネツ(耐熱)性」
電源側とアース側にキチンと分かれた電源コネクタ
電源コネクタの幅が違うってご存じでしたでしょうか?実は、コンセントには電源側とアース側が存在しており、感電などの危険を考えると日常から認識しておく必要があります。
幅が広い方がアース側、狭い方が電源側
ご自宅のコンセントをじっくり見てみると、幅が広い差込側と狭い差込側があることがわかります
安価な延長タップでは電源側とアース側を分けていないケースもありますが、「雷ガードタップ プラス ネットワークプロテクション」では安全面も配慮されています。(当然と言えば当然ですね)
コンセント回路だけでなく、LAN回路も安全
さらにもう1つ、「雷ガードタップ プラス ネットワークプロテクション」はインターネット時に接続するLAN回路にも対応してくれます。
タップ下部にLANケーブルの差し込み口がある
「IN」「OUT」と書かれた差し込み口にLANケーブルを差し込むだけでOK
一般的にLANは弱電回路と呼ばれ、コンセントなど強電回路に比べると耐久性が弱い機器が集まっています。「コンセント回路で雷保護できたとしてもLAN回路で故障すれば意味がない」という思想から対応可能になっているのでしょうが、我々パソコンユーザーにとっては非常に嬉しい対応です。
雷ガードは保険としておすすめ
キチンとした統計データを見たことがないので想像でしかお話できませんが、現在雷ガードタップを使用している方は数%(もしかすると1%以下)でしょう。
1円でも安くパソコンを購入しようと考えていらっしゃる方には、「1500円で延長コードを買うなんて・・・」と感じる方もいらっしゃるでしょうが、仮に雷サージが原因でパソコンが故障すると、故障パーツの特定を行う必要がありますし、場合によっては数万円の修理費がかかる可能性も否定できません。
パソコンの医療保険としては安価だと思いますので、
- 雷サージで家電製品が故障した経験のある方
- パソコンの故障を少しでも食い止めたい方
- 落雷によくあう方(笑)
は検討してみてください。
DELL公式サイト 製品詳細ページ
ソフトウェア&周辺機器(DELL公式ページ)