Roxio Creator 2011のレビューをご紹介。多機能な統合型ソフトをお考えの方にオススメです。
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画像や動画なんでもOK！ 多機能な統合型ソフト Roxio Creator 2011 レビュー
Roxio Creator 2011の概要
「Roxio Creator（ロキシオ クリエイター）」ってご存じでしょうか？バックアップソフト「Acronis True Image Home 2010」で有名なラネクシーが販売している統合型ソフトです。DELLでデスクトップパソコンを購入すると、機能が制限された無償版が付属することがあるのでご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回、有料版の最新バージョン「Roxio Creator 2011」が手に入ったので、主な機能をご紹介します。
今回ご紹介する統合型ソフト「Roxio Creator 2011」。機能が制限された無償版では物足りないことが多く、多機能さや使い勝手では有料版が上です。パッケージを見てもわかりますが、Roxio
Creator 2011では3D機能が新たに追加されており、追加オプションでBDオーサリングパックも用意されています。
多用途に対応するRoxio Creator 2011
「Roxio Creatorシリーズ」は、年々バージョンアップを行い、様々な機能が追加され続ける老舗ソフトです。CDやDVD、ブルーレイの各種メディアに対応、かつ、写真の補正や動画の編集、メディアのコピー(著作権に違反するプロテクトは外れません)、ラベルの作成など、このソフト1つで様々な用途に対応します。
Roxio Creator 2011の概要。映像の3D化、音楽・ビデオ・写真の取り込みや編集、YouTubeへの動画アップ、データのバックアップなど様々な用途に対応します。他ソフトが必要なくなるほどの多機能さです。
Roxio Creator 2011のメイン画面。主な機能が大きなアイコンで表示され、パソコン初心者の方にもわかりやすい操作になってます。
2Dを3D化できるアイデアが面白い
最新版Roxio Creator 2011における最大の特徴は、写真や動画の2D→3D化です。
当初、「私の家には3Dテレビがないので、3D化しても仕方ないんだけど･･･」と思ってたのですが、実際にRoxio Creator 2011のパッケージを開けてみると、昔懐かしい3Dメガネが同梱されてました。
Roxio Creator 2011に同梱されていた3Dメガネ。昔懐かしい赤青メガネで、アナグリフ方式と呼ばれます。高級感はありませんが、パソコンやテレビ側に3D機能を求めずに済むので、コストは最小限で済みます。リビング用3Dテレビに付属しているアクティブシャッター方式等の3Dメガネでは必要以上にコストがかかってしまい、現実的ではないとの判断でしょう。
早速、この3Dメガネを使って、3D視聴してみることにしました。
動画が簡単に2D→3D化できる
2D動画を3D化する作業は、ものすごく簡単です。
まず、ウィンドウが開くので、書き出したい解像度を選びます。
3D化したい2D動画を選ぶと、自動的に変換作業が行われます。
少し待つと、3D化された動画のプレビュー画面が表示されます。鳥が微妙ににじんでいるのがわかりますでしょうか？3Dメガネで見ると、確かに3D化されてました。赤青メガネで見ると、さすがに色の再現性が異なりますが、面白いアイデアですね。
3D化した動画は、パソコンでの視聴はもちろん、DVDメディアに書き出してリビングテレビで視聴することも可能です家族で見るときは人数分の3Dメガネを自作する必要がありますが。（笑）
写真も簡単に3D化できる
Roxio Creator 2011では、2D写真も3D化できます。
「3Dフォト作成」画面で、3D化したい写真を選ぶと自動的に変換されます。写真は、地元の奈良では比較的有名な談山（たんざん）神社です。紅葉がキレイだったので、家族で行ってきました。
3D化した写真。動画の3D化ほどでははありませんが、3Dメガネで見ると空の部分の奥行きが感じられました。
2Dと3Dの比較。写真によっては色情報がかなり削られるのが残念ですが、3D化が楽しめるのは評価したいですね。
右目と左目で違う写真が楽しめる機能もあり
もう1つ、写真の3D化で面白い機能があったのでご紹介します。
異なる2枚の写真（神戸ルミナリエ）を選んで、3D化すると、
赤と青の2色で重ねられた写真が作成できます。
写真を拡大。何かわからない写真が完成しましたが、3Dメガネを使うと、右目だけで見る写真と赤色の写真だけが見え、左目で見ると青色の写真だけが見えるというトリック写真です。
2Dと3Dの比較イメージ。アイデア次第で、面白い写真が作れそうです。
画像や動画の3D化はオマケ的な要素が強いですが、それなりに遊べるので楽しいです。
動画編集や画像編集の基本機能も充実している
いきなり3D化機能のご紹介をしましたが、Roxio Creator 2011は基本的な機能も充実してます。
ビデオ・ムービー
ビデオメイン画面。キャプチャ、編集（自動・高度）、変換、コピーはもちろん、DVDへのオーサリングやラベル作成にも対応。3D化だけに注目されがちですが、ビデオカメラで撮影した動画の手振れ補正など他にも新しい機能が追加されてます。
各メニューをクリックすると、別ウィンドウでアプリケーションが起動します。画面は動画高度編集のアプリケーションですが、他メーカーと同じような感覚で操作ができました。ただ、”高度編集”と言っても一般ユーザーを想定しているためか、プロやセミアマチュアレベルの方にはモノ足りないと思います。
写真
写真メイン画面。編集、スライドショー、パノラマ、ラベル、印刷、メール添付など幅広い用途に対応。
写真編集イメージ。写真は、神戸花鳥園で撮影したタカが飛び立つ瞬間です。私のお気に入りだったので、今回編集してみました。トリミング、赤目補正、自動補正、シャープネス、明るさとコントラスト、彩度、回転、サイズ変更など多種多様です。
機能については、Windows標準の画像管理ソフト以上、Photoshop Elements以下というイメージでしょうか。私のように画像編集を趣味としている人間にとっては物足りないですが、Photoshopよりも直感的に使えるので初心者の方にはRoxio Creator 2011の方が良いと思います。
音楽・オーディオ
音楽メイン画面。リッピング、オーディオキャプチャ、、変換、編集、mp3形式CDの書き込み、DVD音楽ディスクに対応。一般的な用途であれば、ほとんど対応できると思います。
重厚なRoxio Creator 2011のマニュアル
Roxio Creator 2011の付属品をご紹介します。
Roxio Creator 2011の付属品。分厚いマニュアル（左）とインストールCD類（右）、そして上記でご紹介した3D青赤メガネです。
Roxio Creator 2011のマニュアルは非常に重厚です。「操作がわからない場合は、CD内にマニュアルがあるので参照してください。」というコスト重視の無愛想なソフトが多い中、これでもかと言うほどの分厚い紙マニュアルが付属してあったのは好印象でした。分厚すぎて扱いにくい気もしますが、それだけRoxio
Creator 2011の機能が豊富だということの裏返しでもあります。
無償版とは大きく違う有料版「Roxio Creator 2011」
私の身の回りには、「無償ソフトが付いてくるのに、わざわざ有料版を買う必要が感じられない。」という方が多いです。パソコン本体に予算できる限り投資したいので、当然と言えば当然かもしれません。ですが、有料版ソフトには無償版ソフトにはないアドバンテージが数多くあります。「こんなに楽だったなんて。今までの苦労は何だったんだ･･･。」と感じられる方も多いはずです。
ちなみに、Roxio Creator 2011はDELL公式サイトでは販売されてません(2010年12月22日現在)。ですので、販売元のラネクシー公式サイト「Roxio Creator 2011(製品ページ)」でお買い求めください。標準価格：11,550円がオンライン限定：9,450円かつ送料無料なのでお得です。
Roxio Creator 2011が気になる方はRoxio Creator 2011をチェック！