DELLハイエンドデスクトップ Studio XPS 7100 レビュー
Studio XPS 7100は、高性能な6コアCPU「AMD Phenom II X6」や重量級3Dゲームが楽しめるビデオコントローラRadeon HD 5870を搭載しても激安なので、インテルCPUにこだわらないゲーム用デスクトップパソコンを検討されている方におすすめです。
Studio XPS 7100 本体チェック編
【本体チェック編２】 Studio XPS 7100の背面をチェック
Studio XPS 8100の背面をご紹介します。
Studio XPS 8100の背面。Studio XPS 8100の背面端子は、安価なInspironシリーズと比べると多種多様です。下位機種ではオプション、もしくは、搭載不可である端子が標準装備されています。
背面上部
背面上部をを拡大。大半を占めているのは電源です。左上部に見えるのは電源コネクタ、その下にある緑色の小さな部分は通電ライトです。
背面中央部
背面中央部を拡大。背面左部には各接続端子が集中しています。右のメッシュ部分は、ケース内の放熱を行う9cmファンです。
上から、S/P DIF（デジタル音声出力)、HDMI、デジタルDVIです。特に、S/P DIFはInspironシリーズには搭載されない上位機種のみの特権であり、デジタル音声をAVコンポなどに出力すればクリアなで高音質な音楽鑑賞が楽しめます。テレビやAVシステム等との連携も検討してみてください。
背面には、Studio XPS 7100のロゴが印字されています。
Studio XPS 7100には、ホコリ避けの保護キャップが付いてます。接続端子はホコリに敏感なので、嬉しい心意気です。
ホコリ保護キャップを付けたイメージ
Studio XPS 7100は、高速なデータ転送速度を持つeSATA端子を標準搭載します。USB2.0やIEEE1394よりも格段に速いので、eSATA接続タイプの外付けハードディスクと併用すれば、大容量データの扱いも快適です。ただし、上位機種であるStudio
XPS 8100では搭載されているIEEE1394が省略されていますので、対応する古い周辺機器をお使いの方はご注意ください。
eSATAなら大容量データの転送も速い。
Studio XPS 7100の音声出力
Studio XPS 7100はホームシアター用の音声出力端子を装備します。下位機種でも搭載されることが多いので、ここでは簡単に触れておきます。
| 端子番号 | 名称 | 説明 |
|---|---|---|
| １（白） | サイドL/Rサラウンドコネクター | サイドのL/Rサラウンドスピーカーに接続します。 |
| ２（黒） | リアL/Rサラウンドコネクター | 後部のL/Rサラウンドスピーカーに接続します。 |
| ３（橙） | センター/サブウーハーコネクター | センター(正面)スピーカー、またはサブウーハーに接続します。 |
| ４（桃） | マイクコネクター | マイク音声やオーディオ入力を接続します。 |
| ５（黄緑） | フロントL/Rライン出力コネクター | 正面のL/Rスピーカーに接続します。ホームシアター対応しない場合は、この端子をモニタや外付けスピーカーと接続すればOKです。 |
| ６（水色） | ライン入力コネクター | マイク、カセットプレーヤー、CDプレーヤーなどの再生機器を接続します。 |
背面下部
背面下部を拡大。拡張スロットは全部で4つあり、上から、PCI Express x16、PCI
Express x1、PCI Express x1、PCIです。
拡張スロットに搭載されているのは2スロット占有タイプのRadeon HD 5870で、少々高いですがゲーム用途に抜群の強さを発揮します。反対に予算重視であれば、パソコン自作ユーザーにも人気が高いRadeon
HD 5770を狙ってみてください。
Radeon HD 5870の接続端子部を拡大。左から、DVI、HDMI、ディスプレイポートです。最新モニタとのセット購入であればHDMI接続、高音質な外付けスピーカーとの接続を考えるならDVI接続でしょうか。ディスプレイポートは一部の高級モニタしか搭載しておらず、現在はほとんど普及していません。
RADEON HD 5870/5770は発熱を直接外へ排出するので、Studio XPS 7100内部に熱がこもることがありません。
Studio XPS 7100では、1レベル上の音質が楽めるサウンドカード「Creative PCI
Express Sound Blaster X-Fi Titanium」も別途カスタマイズ可能です。Studio
XPS 7100はSPIF(デジタル音声出力端子)を標準搭載していますが、オンボードタイプではなくゲーム音質に特化した専用サウンドカードもおすすめです。
「Creative PCI Express Sound Blaster X-Fi Titanium」をカスタマイズした時のイメージ
Studio XPS 7100の見積もり/カスタマイズはDELL公式サイトで！
AMD製CPUを搭載するDELLハイエンドデスクトップ Studio XPS 7100。
詳細はStudio XPS 7100(DELL公式ページ）をご参照ください。
【本体チェック編１】 Studio XPS 7100の前面をチェック<< >>【本体チェック編３】 Studio XPS 7100の右側面/左側面をチェック