話題のタブレット　DELL Venue 11 Pro レビュー

今回ご紹介するのは、タブレットの携帯性、Ultrabookの高性能、デスクトップの操作性を実現するVenue 11 Proです。他メーカのタブレットと異なり、カスタマイズ仕様の幅が広く、キーボードなどの純正アクセサリが多いので、他用途に使えます。
Venue 11Pro タブレット（DELL公式ページ）

DELL Venue 11 Proの外観をチェック

タブレットVenue 11 Proの外観

タブレットとしては大きな10.8インチなので、文字はとても見やすいです。高解像度フルHD（1080p）ディスプレイを搭載し、表示範囲も広いです。

当然、縦方向での表示も可能。性能が高いので、操作感も良いです。

文字入力する際は、下部にキーボードが表示されます。

Venue 11 Proの外観と接続端子をチェック

Venue 11 Proの右側面。左から、mini HDMI、mini USB（充電専用）、Microメモリカードスロット、スピーカー、電源ボタン。

Venue 11 Proの左側面。左から、ヘッドフォン/マイク兼用端子、音量調整ボタン、スピーカー、USB3.0。

Venue 11 Proの前面。接続端子はありません。

Venue 11 Proの背面。キーボードなど純正アクセサリを接続するための端子があります。

Venue 11 Proの天板
Venue 11 Proの背面カバー。滑りにくい手触りになってます。

天板を取った状態
背面カバーを取った状態。工具なしで取れますので、内部へのアクセスは簡単です。タブレットなのでメンテナンス性は高くなくて良い気もしますが、オプションの交換用バッテリーも用意して長時間使いたい方にはおすすめですね。なお、Core i3／i5搭載機では、無線LANやSSDにもアクセスできるようで、他メーカーのタブレットにはないメリットと言えます。

Venue 11 Proのモニタ

視野角をチェック。タブレットですが視野角は広いです。斜め方向から見ると少し暗くなりますが、タッチパネル機種なので割り切りが必要でしょう。

表示解像度は、24インチモニタ同等の(1920 x 1080。

Venue 11 Proは、スマートフォンと同様に画面が回転する機能が付いてますので、Web閲覧に便利です。縦方向に広いYAHOOページでもほぼ全て表示可能。

Venue 11 Proの性能をベンチマークテスト

Venue 11 Proの性能を調べるため、各種ベンチマークテストを実施しました。

結論から言いますと、Venue 11 ProのCore iプロセッサ＋高速SSDという仕様は、とにかく快適です。安いノートパソコンのような”引っかかり”がほとんどなく、下手なデスクトップパソコンよりも速いです。なお、安価なAtomプロセッサ搭載モデルも販売されています。

今回ご紹介するVenue 11 Proの主なスペック
項目	仕様
OS	Windows 8.1
CPU	Core i5-4210Y（定格：1.50GHｚ）
メモリ	4GB
HDD	SSD 128GB

※2014年3月8日時点。最新の価格・スペック情報はVenue 11Pro タブレット(DELL公式サイト）でご確認ください。

Venue 11 Proのデバイスマネージャ（参考）。SSDは、SAMSUNG製のPM841を実装。

Windows 8＋最新パーツの組み合わせがとにかく速い

Venue 11 Proは、見た目のデザインだけでなく、省電力タイプのCore i3/i5や高速なSSDが搭載可能であり、性能面でも妥協がありません。

Windows8との組み合わせによって、起動時間やシャットダウン時間極めて速く、特に、シャットダウン時間は画面が消えるまでに数秒しかかかりません。また、スリープ状態や起動時間からの復帰時間も劇的に速いです。

Venue 11 Proが搭載するSSD（128GBのアクセス速度をCrystalDiskMark 3.0で計測
Venue 11 Proが搭載するSSD（128GB）のアクセス速度をCrystalDiskMark 3.0で計測。
読込・書込共、爆速！用途によっては、ハイエンドデスクトップパソコンよりも体感速度は上です。