Vostro 1520は、スタンダードな15.4インチワイド液晶を搭載したDELLのビジネスノートパソコン。安定感と万全のサポート体制を求めるビジネスユーザーにおすすめです。
Vostro 1520 本体チェック編
Vostro 1520の前面をチェック
Vostro 1520の前面をご紹介します。

Vostro 1520の前面。頑丈なビジネスノートなので、比較的厚みがあります。

Vostro 1520の厚みは約26mm

Vostro 1520の前面左部を拡大。左から、電源ライト、バッテリライト、マイク入力、ヘッドフォン出力、メディアカードリーダー。

電源/バッテリライト部を拡大。比較的大きくて見やすいです。

起動時には、電源ライトが青く点灯します。
Inspironシリーズ同様、Vostro 1520にもカードリーダーが搭載されています。SDカードやメモリスティックなど、デジカメやビデオカメラで撮影した画像/動画を直接Vostro
1520に取り込むことができます。

Vostro 1520にはメディアカードリーダーも装備。普段はホコリ避けのダミーカードが入っています。

SDカードやメモリスティックが使えるので便利です。仕事でデジカメを使う頻度が高い方におすすめ。

SDカードもこのとおり、深くまで挿入できます。メディアが飛び出てガンガン壁に当てる、なんてこともありません。

Vostro 1520の前面右部を拡大。こちら側には、端子類が全くありません。

ちょっと中央部によると、本体と天板の間にスキ間が生まれています。細かいこだわりですが、天板を頻繁に開閉する際に、指が引っかかりやすいので便利です。
Vostro 1520の右側面をチェック
Vostro 1520の右側面をご紹介します。

Vostro 1520の右側面。左から、IEEE1394、USB2.0×2ヶ、光学ドライブ、セキュリティスロット。

前面側を拡大。IEEE1394やUSB2.0を搭載しており、USBメモリなどの周辺機器との接続に便利。

Vostro 1520の光学ドライブは、一般的なトレー方式です。写真はDVDドライブですが、 もカスタマイズ可能です。

背面側を拡大。盗難防止の錠をを取り付けるためのセキュリティスロット。今回ご紹介しているVostro
1520では大容量9セルバッテリを搭載しており背面側が出っ張ってますが、標準6セルバッテリであれば出っ張りはありません。
Vostro 1520の左側面をチェック
Vostro 1520の左側面をご紹介します。

Vostro 1520の左側面。左から、通気孔、USB2.0×2ヶ、拡張スロット、ワイヤレス切り替えスイッチ。

ビジネスノートらしく、放熱面積が広そうな通気孔。長時間の安定感に一役買っています。

通気孔を拡大。中には、放熱面積を広く取るためのヒートシンクが見えます。

前面側を拡大。USB2.0が2ヶあり、右側面の2ヶと合わせて計4ヶです。拡張スロットやワイヤレス切り替えスイッチも装備しています。

USB2.0端子を拡大。写真ではわかりずらいですが、Vostro 1520の側面は光沢処理がほどこされています。適度な光沢感なので、ビジネスノートとしても十分実用的です。

ワイヤレス切り替えスイッチを拡大。頻繁な切り替えを想定しているためか、切り替えスイッチが個人向けノートよりも大きくてガッシリしてます。省電力のために、必要ない場合はスイッチを切っておくことも大切です。

ワイヤレス切り替えスイッチを右側にスライドさせた状態。バネ式で元位置に戻ってくるタイプではありません。
Vostro 1520の背面をチェック
Vostro 1520の背面をご紹介します。

Vostro 1520の背面

Vostro 1520の背面には、液晶モニタやプロジェクタと接続するためのミニD-sub15ピン(左)や有線LAN(中央)は、背面側に配置されています。個人向けノートパソコンとは違い、ACアダプタと接続する電源コネクタも背面側にありますので、配線の取り回しが楽です。

Vostro 1520の背面を斜めから見る。今回ご紹介しちえる大容量9セルバッテリを選択すると、写真のようにバッテリが飛び出る格好になります。すっきり見せたい方は標準バッテリがおすすめです。

大きいヒンジ。上からカパッとかぶせたデザインです。ビジネス低価格ノートだけに、少々貧弱感はあります。

ちょっとぐらいであれば、ガンガン当てても問題なさそうなボディ。天板は光沢処理ですが、この部分は非光沢処理されています。
Vostro 1520の天板をチェック
Vostro 1520の天板をご紹介します。

Vostro 1520の天板。大部分は光沢処理されており、中央にDELLロゴが配置されています。

DELLロゴを拡大。シルバー調でキラキラ光ります。

さらに拡大。よく見ると、DELLロゴが埋まっているような感じです。

Vostro 1520のデザインは全体的に角張ったイメージですが、天板の端など一部分は丸みを帯びた加工がほどこされています。

天板部分の先端を拡大
Vostro 1520のキーボードをチェック
Vostro 1520のキーボードとタッチパッドをご紹介します。

Vostro 1520のキーボード
多少の違いはありますが、キー配列もInspironシリーズとほぼ同じです。

キーボード拡大(左部)

キーボード拡大(右部)

Vostro 1520のキーボード。個人向けスタンダードノートInspironシリーズと同キーです。

Vostro 1520のキーを拡大
他機種でも同じですが、「Enter」キーの位置が多少変則的です。右側に少し広くスペースが取られていますので、慣れれば支障はありません。
しっかりとした打鍵感
Vostro 1520のキーボードは、デスクトップパソコン並のキー間隔を確保しています。
少し深めのキーストロークではありますが、打鍵感は良好でしっかりとした作りです。私個人的にはInspironシリーズのキーボードよりも、Studioシリーズのキーボードの方が好みです。

キーを押し下げる前

キーを押し下げた状態。結構キーストローク(深さ)は大きい

キーボード入力イメージ。キーボードの上下左右にスペース的余裕があるので、タイピングが非常に楽です。パームレスト部分も広いので、比較的手が大きな私でもしっかり乗せることが出来ます。

Enterキーなど右方向へ手を伸ばしても、本体の枠内に収まります。

キーボード上部のマルチメディアボタンを押すイメージ

タッチパッドを操作するイメージ。Vostro 1520は持ち運び用途を想定していないので、タッチパッドはを使う機会は少ないかもしれません。ご参考にどうぞ。
Vostro 1520のタッチパッドをチェック

Vostro 1520のタッチパッド。本体だけでなく、タッチパッドも四角いデザインです。
タッチパッドボタンはVostro 1520本体に比べると若干小さめですが、適度なクリック感があります。

キー押し下げ前

キー押し下げ後。浅すぎず深すぎずといった印象。少し軽いと感じるかもしれません。
Vostro 1520のキーボード周辺をチェック
Vostro 1520のキーボード周辺をご紹介します。

キーボード上部には、「Vostro 1520」のロゴが配置されています。地味な印象のVostro
1520ですが、ロゴ周辺はモニタが映り込む光沢処理です。

Vostro 1520ロゴを拡大

Vostro 1520ロゴの右側には電源ボタンがあります。キーボードと大きさを比較するとわかりますが、比較的大きめです。

起動時は青く点灯します。

各種インジケーターライト。ハードディスクアクセスライトやワイヤレスライトがあるのは便利です。

電源ボタン同様、各種インジケーターライトも青く点灯します。

青く点灯しているインジケーターライトを拡大

キーボード上部にあるマルチメディアボタン。高価なタッチセンサー式ではなく、一般的な押しボタンタイプです。ただし、上部のパネルが一枚物なので、一見、タッチセンサー式に見えます。

独立しているキーではなく、パネルとして一体物のメディアコントロールボタン部分。パネルの下に独立したキーがあるようです。

マルチメディアボタン押し下げ前

マルチメディアボタン押し下げ後。少しだけ、下方向にカチッと下がります。ホコリが詰まる心配がないので、掃除のことを感が寝ると便利です。

キーボード横にあるスピーカー。ビジネス用途なので音質にこだわる必要はないでしょうが、一応、左右独立タイプを採用しています。

スピーカー周辺だけが、写真のようなメッシュ加工になってます。パームレスト部分がかなりツルッとした印象なので、デザイン的にもアクセントになっています。

こちらがツルッとしたパームレスト。キーボード手前が少し傾斜しているだけで、まさに”ビジネスノート”と言わんばかりのシンプルなデザインです。
Vostro 1520の底面をチェック
Vostro 1520の底面をご紹介します。

Vostro 1520の底面。大容量9セルバッテリを搭載していますので、上面が少し飛び出してます。

個人向けノートパソコンと比べると、比較的大きな台座スタンド

Vostro 1520の前面中央部を拡大。高くてガッシリしたスタンドで、Vostro 1520を常時支えます。

底板を外すと、メモリやハードディスクにアクセスできます。写真中央下にあるCPUからの熱を、太いヒートパイプで大きな冷却ファンへ送り出しています。
バッテリの取り外し
底面にあるバッテリスラッチを引くと、バッテリが外れます。

バッテリスラッチを拡大。左側がロック状態、右側がロック解除状態です。

バッテリスラッチを右側に移動させて、ロックを解除します。

この状態のVostro 1520から、

バッテリがガシャッと外れます。

バッテリを拡大。右下に が貼られています。
Vostro 1520の液晶モニタをチェック
Vostro 1520が搭載しているモニタは、ビジネス用途に使いやすい15.4インチワイド液晶です。

15.4インチワイド液晶を搭載するVostro 1520

表示解像度は1280×800と縦方向に広い

Vostro 1520は標準で非光沢液晶モニタを搭載します。
持ち運び専用ではありませんが、職場や自宅でじっくり腰を据えて使うには最適です。

液晶モニタの縁を黒いべぜルが覆います。

一見、Inspironシリーズのように指紋が付きやすそうですが、拡大すると指紋がひそかに確認できる程度です。実際見た感じでは、もっとわかりにくいです。

モニタ上部にはゴム製突起があります。

Webカメラも内蔵。左右にある穴はステレオマイクです。Webチャット時などに使用します。

モニタ下部にはキラリとシルバーに光るDELLロゴを配置

モニタはこの角度まで開きます。普段ここまで開くことはそうないでしょうが、ご参考にどうぞ。
WLED(白色)液晶について
Vostro 1520は、最近の主流となっているWLED(白色)液晶を採用しています。
- WLED(白色)液晶とは
- 一般的な蛍光灯によるバックライトに比べて色再現性に優れ、高輝度かつ低消費電力。少し高価ではあるが、バッテリの持ちが長くなる。

【左】通常の液晶、【右】WLED液晶。正面から見ると、WLED液晶の方が色合い良く感じられる。
WLEDの方が視野角が広い?
液晶モニタという性質上、画面を斜め方向から見ると色が少しずつ変化します。この色変化に耐えて視聴できる範囲を示す基準が”視野角”です。WLED液晶では、斜めから見たときの視野角が広くなります。

45度前後角度を付けると、通常の液晶(左)は完全に白身を帯びる

上から比較。通常の液晶(左)はすぐに白くなるが、WLED(右)はほとんど変化なし。
実際は明確な条件・基準がなく、各メーカー毎に条件・許容範囲が異なります。厳密な比較はできませんが、ご参考にどうぞ。
Vostro 1520の付属品をチェック
Vostro 1520の付属品をご紹介します。
電源アダプタ

電源アダプタは長時間の利用を想定しているためか、昔ながらの大きなタイプです。65Wタイプもしくは90Wタイプがカスタマイズ可能です。

電源アダプタの比較。左から、Inspiron 1545のコンパクトな65Wタイプ、大型の65Wタイプ、90Wタイプ。

電源ケーブルは折り返しタイプなので、比較的コンパクトに収まります。
マニュアル等

Vostro 1520のマニュアル等

Vostro 1520のマニュアル。ビジネスモデルだからでしょうか。ちょっと貧素です。

【参考】Studio 15に付属していたマニュアル。キレイな冊子になっており、明らかにVostro
1520のマニュアルと違います。

Vostro 1520のマニュアルを開いてみました。部分名称の一覧が記載されています。このあたりは、個人向けノートと同じです。

他のページを見ると、電源の入れ方や各種仕様が記載されています。

各種仕様の続き
マニュアル的には、ほぼこれだけのようです。「Vostroシリーズには手厚いサポート体制があるので、著説電話で問い合わせて欲しい」ということでしょうか?もしくはビジネスユーザーを対象にしているので、ある程度パソコンの知識を持っていると想定されているとか。

システム再インストール用のCD類。OSやドライバ、アプリケーションなど、システム再インストール用のCDです。
DELL公式サイト 製品ページリンク


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→詳細はVostro 1520
(DELL公式ページ)をご参照ください。
(番外編)Vostro 1520を旧Vostro 1520と比較<< >>右側面をチェック
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