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XPS 14レビューをご紹介!
DELLノートパソコン購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2011/1/11
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XPS 14レビューTOP > XPS 14の概要 【概要 その1】 デスクトップパソコン代替機としてもおすすめのXPS 14

14.1インチ液晶ミドルレンジノート DELL XPS 14 レビュー

XPS 14は、コンパクトな14.1インチ液晶を搭載するミドルレンジノートパソコンです。最新プロセッサ「Core i7/i5」やグラフィック能力が強化されたビデオコントローラGeForce GT 400シリーズ、高音質な音楽が楽しめるJBL製スピーカーなど、激安ノートでは得られない所有感が味わえます。

XPS 14の概要

【概要 その1】 比較的コンパクトな14.1インチモニタを搭載するXPS 14

今回ご紹介するXPS 14は、一般向けにラインナップされるDELLの主力ノートパソコンです。ミドルレンジXPSシリーズの中では一番小さな14.1インチ液晶モニタを採用しており、自宅はもちろん外出でも楽しめるコンパクトノートに仕上がっています。

14.1インチ液晶を搭載する XPS 14
一般的な15.6インチよりも1周り小さく、他メーカーを含めてラインナップ数が少ない14.1インチ液晶を搭載しています。全体的に丸みを帯びたデザインや質感高い本体ボディは上位機種譲りであり、高性能なインテル Core i7/i5プロセッサやミドルレンジビデオコントローラGeForce GT 400シリーズを標準搭載しています。XPS 14の本体サイズは、幅352.8mm×高さ31.4〜35.4mm×奥行247.4mmと少しコンパクトなので、ちょっとモバイル程度であれば十分実用的です。ただし重量が2.43kg(6セルバッテリ搭載時)あるので、長時間の常時携帯は不向きでしょう。

XPS 14の天板は、重厚なイメージのメタロイド・シルバーのみです
XPS 14の天板は、重厚なイメージのメタロイド・シルバーのみですが、飽きのこないデザインで指紋の跡も気になりません。表面はザラッとした質感なので、持ち運び時にも手にフィットします。最近のDELLノートで採用が多い、ヒンジ部がボディ本体に乗ったデザインです。

軽さと剛性をバランスよく兼ねろ揃えた本体ボディ

XPS 14はミドルレンジノートだけあって、軽さと剛性を兼ねそろえたボディに仕上がっています。

手を置くパームレストは、ヒヤリと冷たい素材が採用されており、高級感があります
手を置くパームレストは、ヒヤリと冷たい素材が採用されており、高級感があります。安っぽいプラスチック樹脂とは明らかに違って、指紋の跡はほとんど気になりません。基本はシルバー色ですが、斜め方向や光を遮った方向から見ると深緑色にも見える本体ボディはXPSシリーズだけです。タッチパッドは、82×58mmと一般的なサイズで使いやすく、複数指を使ってのマルチタッチに対応しています。兄貴分のXPS 15とXPS 17では100×71mmというかなり大きめのタッチパッドが搭載されていますが、XPS 14は本体サイズに配慮して通常サイズでした。

XPS 14のタッチパッドは、複数の指を使っての移動やズーム、回転など感覚的に操作できる機能が搭載されてます
XPS 14のタッチパッドは、複数の指を使っての移動やズーム、回転など感覚的に操作できる機能が搭載されてます。ちょっとモバイルを想定したXPS 14でこそ生きる機能だと思います。スマートフォンと同じ感覚で使えるので、慣れると便利ですし。

ゆとりのあるキーボード周辺

XPS 14は、上位機種と同じく本体サイズに余裕があるので、ゆとりあるキー入力が楽しめます。

XPS 14のキーボード全景
XPS 14のキーボード全景。デスクトップパソコン同等の19mmフルピッチを保持しており、自宅メインノートとしても十分使えます。他機種同様、キーボード右端に「Delete」キーなどが1列挿入されているDELL独自の配列ですが、慣れると気になりません。XPS 15やXPS 17では矢印キーが縦方向に狭いですが、XPS 14では矢印キーが広く確保されてました。

一般ユーザーであれば満足できる液晶モニタ

XPS 14のモニタは、輝度やコントラストも良好です
XPS 14のモニタは、輝度やコントラストも良好です。一般用途であれば十分使えますし、14.1インチサイズなので文字も大きく見えます。ただ残念なことに、表示範囲を示す解像度が標準タイプの1366×768しか選べません。モニタが比較的コンパクトなので解像度を上げすぎると文字が小さくなってしまうことや、用途を考えると高解像度パネルは必要ないとの判断かもしれません。高解像度パネルを狙うなら、必然的に兄弟機種のXPS 15もしくはXPS 17が選択肢になってしまいますので、今後の対応に期待したいところです。

XPS 14でYAHOOトップページを表示したイメージ
XPS 14でYAHOOトップページを表示したイメージ。一般的な1366×768しか選べないので、縦方向に少し狭いと感じるかもしれません。ただし、他メーカーのノートパソコンでも1366×768が標準なのでXPS 14だけが狭いワケではありません。その分、インターネットやメール時では文字が大きく見やすいですし、DVD映画の視聴にも全く問題ありません。

有名ブランドJBLスピーカーで豊かな音楽・映画が楽しめる

XPS 14は、有名なJBL製スピーカーを搭載しています。シャリシャリと軽い音の激安ノートパソコンとは違い、一瞬ドキッとするほどの臨場感は秀逸です。

ボディ左上に輝く有名ブランドJBLのロゴ
ボディ左上に輝く有名ブランドJBLのロゴ。オーディオの世界では知らない人はいないほど知名度が高いメーカーです。プロのスタジオや映画館などでも採用されることが多いので、一度は目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。XPS 14のスピーカーは、キーボード上部に配置されています。内蔵面積の制限からか上位機種と比べると少し小さく、出力も6W(3Wx2)と制限されていますが、普段使いであれば十分です。音楽CDやDVD映画を実際に視聴してみると、私のような音オンチでもわかるほどの臨場感が味わえます。「ノートパソコンは音が軽いので期待できない。」という先入観を見事に否定してくれました。

1点残念だったのが、上位機種では搭載されているサブウーハーがないことです。内蔵スペースの制限上、仕方がなかったのかもしれませんが、XPS 15やXPS 17が搭載されているのに、XPS 14だけ非搭載というのは少々寂しいです。同じJBL製スピーカーを採用しているだけに、多少本体サイズが大きくなったとしてもサブウーハーの搭載をして欲しかったですね。

高速転送可能なeSATA端子と給電用USB2.0を搭載

XPS 14には、高速転送可能なeSATAや給電用USB2.0端子を搭載しています。USB2.0は雷マークが付いている給電タイプなので、パソコンがスタンバイ状態でも周辺機器に給電可能です(対応しない周辺機器もあります)。ただし、次世代端子USB3.0は非搭載なので、注意が必要です。

軽負荷時に省電力化する「Optimus Technology」に対応

XPS 14は、グラフィックス機能を司るビデオコントローラに外付けGPU「GeForce 400Mシリーズ」を採用しているため、NVIDIAの「Optimus Technology」に対応します。「Optimus Technology」というのは、「性能が低いけど省電力な統合型グラフィック」と「性能が高くて消費電力も多い拡張型グラフィック」を両立する技術のことです。

CPUにグラフィック能力を統合しているCore i5シリーズ等をカスタマイズすると利用可能になり、利用するアプリケーションごとに、統合型・拡張型の両グラフィック機能が自動的に切り替えられます(各種設定も可能)。従来のノートパソコンにも同じような機能が搭載されていたことはありますが、その度にパソコンの再起動が必要など面倒でした。XPS 14ではそんなことを気にする必要がなくなります。

ライトな用途に最適なXPS 14

XPS 14は、ミドルレンジノートXPSシリーズに位置付けされるだけあって、堅牢なボディや高品質JBLスピーカー、高性能パーツの搭載など、入門ノートパソコンとは違う雰囲気が味わえます。液晶モニタについても、モバイル専用の12インチクラスとスタンダードな15.6インチクラスの中間である14.1インチ液晶モニタを採用してますので、他メーカーのラインナップを含めても独自色のあるノートパソコンに仕上げられています。価格もかなり安く抑えられていますので、コストパフォーマンスはかなり高いのではないでしょうか。

ただ、上位機種XPS 15やXPS 17にある機能が制限されているため、注意が必要です。

XPS 14とXPS 15/XPS 17の比較
メリット デメリット
  • 安い
  • コンパクト
  • 14.1インチはラインアップが少ない
  • 上位機種なみのカスタマイズが楽しめる
  • 女性にも扱いやすい(私的な所見です)
  • USB3.0がない
  • サブウーハーがない
  • 標準解像度度パネルしか選べない
    (そのためかブルーレイもカスタマイズ不可)

上記のメリット・デメリットを含めて、用途に対応できるならXPS 14を強くおすすめします。私個人的には、メインノートというよりもサブノートパソコンという印象を受けました。

XPS 14が気になる方はDELL公式サイトをチェック!

XPS 14
コンパクトモニタかつJBLスピーカーを搭載するミドルレンジノート DELL XPS 14

 14.1インチ液晶モニタ/最新CPU「Core i5/i7」を搭載するミドルレンジノートXPS 14。
 →詳細はXPS 14(DELL公式ページ)をご参照ください。

>>【概要 その2】 XPS 14の性能をベンチマーク(概要編)

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