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XPS 15レビューをご紹介!
DELLノートパソコン購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2011/6/1
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XPS 15レビューTOP > 【概要2】 第2世代Core i5の実力は?New XPS 15の性能をベンチマーク!

性能/質感/機能 3拍子揃ったミドルレンジノート DELL XPS 15 レビュー

XPS 15は、使いやすい15.6インチモニタや最新プロセッサ「Core i7/i5」を搭載する売れ筋のミドルレンジノートパソコンです。軽い3Dゲームならプレイできる拡張性ビデオコントローラGeForce GT 400シリーズや堅牢なボディ、豊かな低音が楽しめるJBL製スピーカーなど、激安ノートでは得られない所有感が味わえます。

New XPS 15の概要

【概要2】 第2世代Core i5の実力は?New XPS 15の性能をベンチマーク!

New XPS 15は第2世代Core i5/i7や拡張型ビデオコントローラGeForce 500Mシリーズを搭載しますので、安価なノートパソコンはもちろん、デスクトップパソコンにも匹敵するほどの性能を誇ります。

このページでは、第2世代Core i3/i5/i7を搭載するノートパソコンを用意して、ベンチマークテストにおける性能比較をご紹介しますので、カスタマイズ検討の参考にして頂けると幸いです。

今回比較する3機種の主なカスタマイズ構成
比較対象 エントリーノート
New Inspiron 15R
ミドルレンジノート
New XPS 15(その1)
ミドルレンジノート
New XPS 15(その2)
CPU Core i3-2310M
(動作周波数:2.40GHz/-)
Core i5-2410M
(動作周波数:2.30GHz/2.90GHz)
Core i7-2630M
(動作周波数:2.00GHz/2.90GHz)
メモリ 4GB 4GB 4GB
ビデオコントローラ インテル HD グラフィクス GeForce GT 525M GeForce GT 540M
New Inspiron 15R : Core i3-2310M(動作周波数:2.40GHz/-)+インテル HD グラフィクス
New XPS 15(その1) : Core i5-2410M(動作周波数:2.30GHz/2.90GHz)+GeForce GT 525M
New XPS 15(その2) : Core i7-2630M(動作周波数:2.00GHz/2.90GHz)+GeForce GT 540M

Core i5-2410MをCPU-Zで見る
Core i5-2410MをCPU-Zで見る。

GeForce GT 525MをGPU-Zで見る
GeForce GT 525MをGPU-Zで見る。

Core i3、Core i5、Core i7の違いを簡単におさらい

性能比較を行う前に、Core i3、Core i5、Core i7の違いを簡単におさらいしておきます。

Core i7とCore i5とCore i3の概要比較
CPU名 Core i3-2310M Core i5-2410M Core i7-2630QM 備考
コア数 2 2 4 Core i3/i5はデュアルコアCPU、Core i7はクアッドコアCPU
スレッド数 4 4 8 ハイパースレッディング機能を搭載しているCore i7のみ擬似的に8スレッド動作する
ハイパースレッディング機能 全て搭載
定格時の動作周波数 2.40GHz 2.30GHz 2.00GHz 定格時はCore i7が省エネ
ターボ・ブーストによる最大周波数 2.90GHz 2.90GHz Core i3以外は周波数がアップする
ターボブースト機能 Core i3のみ非搭載
3次キャッシュ 3MB 3MB 6MB 上位CPUほど大容量
搭載可能なDELL機種 New Ins15R New XPS 15またはXPS 15z XPS 17またはNew XPS 15 2011年5月29日時点

3CPUの大きな違いは、Core i3とCore i5はデュアルコアCPU、Core i7はクアッドコアCPUという点です。軽負荷作業がメインであればCore i3やCore i5、重負荷作業がメインであればCore i7がおすすめです。

ハイパースレッディング機能はすべてのCore iシリーズで搭載していますが、動作周波数を自動的にアップさせるターボブースト機能はCore i3のみ非搭載です。上位CPUになるほどターボブーストの倍率も上昇しますので、性能にこだわる方は予算が許す限り上位CPUを狙ってみてください。

Windowsエクスペリエンス値を比較

「Windows7をどれだけ快適に動作できるか」の指標であるWindowsエクスペリエンス値を比較します。CPU、メモリ、グラフィックス、ゲーム用グラフィックス、ハードディスクという5項目で数値化され、その最低値がパソコンの基本性能となります。

Windowsエクスペリエンス値を比較
比較対象 エントリーノート
New Inspiron 15R
ミドルレンジノート
New XPS 15(その1)
ミドルレンジノート
New XPS 15(その2)
プロセッサ 6.4 6.9 7.4
メモリ 5.5 5.9 5.9
グラフィックス 4.5 4.6 5.6
ゲーム用グラフィックス 6.0 6.6 6.7
ハードディスク 5.9 5.9 5.9
基本スコア 4.5 4.6 5.6
New Inspiron 15R : Core i3-2310M(動作周波数:2.40GHz/-)+インテル HD グラフィクス
New XPS 15(その1) : Core i5-2410M(動作周波数:2.30GHz/2.90GHz)+GeForce GT 525M
New XPS 15(その2) : Core i7-2630M(動作周波数:2.00GHz/2.90GHz)+GeForce GT 540M

今回ご紹介しているXPS 15は、CPUとビデオコントローラをアップグレードしたミドルパッケージですが、拡張型ビデオコントローラ「GeForce G310 512MB」を搭載するデスクトップパソコンInspiron 580でさえも大きく突き放すスコアをたたき出しています。Windowsエクスペリエンス値は比較的軽いベンチマークテストですが、ここまで高スコアだとデスクトップパソコンの存在価値が否定されてしまいますね・・・。

定番ベンチマークテストPCMark Vantageのスコア比較

上記では、動作が軽いWindows7でのエクスペリエンス値の比較をご紹介しました。次は、画像や動画処理など比較的重い実作業を想定したベンチマークテスト「PCMark Vantage」で性能を比較をご紹介します。

PCMark Vantageでの性能比較
比較対象 エントリーノート
New Inspiron 15R
ミドルレンジノート
New XPS 15(その1)
ミドルレンジノート
New XPS 15(その2)
備考
PCMark Suite 5122 6087 6350 総合スコア。数値が高いほど、デジタルコンテンツ系処理に強い。
Memories Suite 3353 4019 4765 拡大/反転/回転といった高解像度画像の処理&画像ファイルのインポート処理を計測。
TV and Movies Suite 3539 2328 3834 Windows Media CenterからのHDDアクセス&HDコンテンツ付きVC-1形式HD DVDの再生処理を計測。
Gaming Suite 3815 5413 6423 ゲームにおけるCPUの処理&同HDDの処理処理を計測。
Music Suite 5420 6540 6331 Webページのレンダリング,MP3形式→WMA形式のサウンドファイルトランスコード&HDDからWindows Media Playerへ音楽ファイルを追加する処理を計測。
Communicati Suite 4840 5868 5890 データの暗号化,データの圧縮&Windows Mailのコピーする処理を計測。
Productivity Suite 4257 5207 3386 テキスト編集する処理やWindowsのファイル検索,Windows Mailの検索,Webページのレンダリング&HDDからのアプリケーション読み出しする処理を計測。
HDD Suite 3870 4191 4191 ハードディスクの速度を計測
New Inspiron 15R : Core i3-2310M(動作周波数:2.40GHz/-)+インテル HD グラフィクス
New XPS 15(その1) : Core i5-2410M(動作周波数:2.30GHz/2.90GHz)+GeForce GT 525M
New XPS 15(その2) : Core i7-2630M(動作周波数:2.00GHz/2.90GHz)+GeForce GT 540M

PCMark Vantageでの性能比較
PCMark Vantageでの性能比較。全体的に、Core i5とCore i7が高スコアで、Core i3は大きく差を付けられています。最低でもCore i5、予算に余裕があればCore i7をおすすめします。Core i5とCore i7のスコアが一部下がっていますが、諸事情(ベンチマークテストでうまく動作しなかった)による結果なので、今回は誤差の範囲と考えてください。

ストリートファイターW程度のゲームであればプレイ可能です
New XPS 15の最小構成である「Core i5-2410M+GeForce GT 525M」でも、ストリートファイターW程度のゲームであればプレイ可能です。

バイオハザード5でも何とかプレイできました
バイオハザード5も何とかプレイできました。

軽負荷時に省電力化する「Optimus Technology」に対応

XPS 15は、グラフィックス機能を司るビデオコントローラに外付けGPU「GeForce 500Mシリーズ」を採用しているため、NVIDIAの「Optimus Technology」に対応します。「Optimus Technology」というのは、「性能が低いけど省電力な統合型グラフィック」と「性能が高くて消費電力も多い拡張型グラフィック」を両立する技術のことです。

CPUにグラフィック能力を統合しているCore i5シリーズ等をカスタマイズすると利用可能になり、利用するアプリケーションごとに、統合型・拡張型の両グラフィック機能が自動的に切り替えられます(各種設定も可能)。従来のノートパソコンにも似た機能は搭載されていましたが、その度にパソコンの再起動が必要など面倒でした。XPS 15ではそんなことを気にする必要がありません。

拡張型ビデオコントローラに設定 統合型ビデオコントローラに設定
動画編集ソフトMedia Espress 6.5でCPUの設定を比較。ソフト毎に手動で設定して、最適化することも可能です。

第2世代Core i5/i7プロセッサを搭載して、さらにお買い得感が増したNew XPS 15

もともとコストパフォーマンスが高かったXPS 15ですが、第2世代Core i5/i7プロセッサを搭載してさらにお買い得感が増しました。キーボードも流行のアイソレーションタイプになり、見た目もスッキリしています。

近年のDELLは付加価値を付けた中級機種に力を入れているので、費用対効果を考えるとNew XPS 15はかなりお買い得です。「とにかく安く購入できればよい!」という方には下位のNew Inspiron 15Rがおすすめですが、「予算を追加してでも、将来長く使えるノートパソコンが欲しい!」という方はぜひNew XPS 15を狙ってみてください。少しずつマイナーチェンジしながら、今後も息の長い人気機種となりそうな予感がする、パソコン納得購入ガイドの一押し機種です。

XPS 15が気になる方はDELL公式サイトをチェック!

XPS 15
スリムなデザインかつ最新パーツを搭載するミドルレンジノート DELL XPS 15

 15.6インチ液晶モニタ/最新CPU「Core i5/i7」を搭載するミドルレンジノートXPS 15。
 →詳細はXPS 15(DELL公式ページ)をご参照ください。

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