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XPS 15zレビューをご紹介!
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ページ更新:2011/6/23
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XPS 15z レビューTOP > 【概要5】 第2世代Core i5の実力は?XPS 15zの性能をベンチマーク!

15.6インチノート世界最薄クラス!DELL XPS 15z レビュー

XPS 15zは、人気のミドルレンジノートXPS 15の基本性能はそのままに、15.6インチノート世界最薄クラスを実現したプレミアムノート。質感やデザインにもこだわった、所有欲をくすぐるプレミアムノートです。

XPS 15zの概要

【概要5】 第2世代Core i5の実力は?XPS 15zの性能をベンチマーク!

New XPS 15zは、第2世代Core i5/i7や拡張型ビデオコントローラGeForce 525Mシリーズを搭載し、高い基本性能を誇ります。

このページでは、第2世代Core i3/i5/i7を搭載する他のDELLノートパソコンを用意して、ベンチマークテストにおける性能比較をご紹介します。機種検討の参考にしてください。

今回比較する3機種の主なカスタマイズ構成
1比較対象 エントリーノート
New Inspiron 15R
薄型ミドルノート
XPS 15z
ミドルノート
New XPS 15
CPU Core i3-2310M
(動作周波数:2.40GHz/-)
Core i5-2410M
(動作周波数:2.30GHz/2.90GHz)
Core i7-2630M
(動作周波数:2.00GHz/2.90GHz)
メモリ 4GB 4GB 4GB
ビデオコントローラ インテル HD グラフィクス GeForce GT 525M GeForce GT 540M
New Inspiron 15R : Core i3-2310M(動作周波数:2.40GHz/-)+インテル HD グラフィクス
XPS 15z : Core i5-2410M(動作周波数:2.30GHz/2.90GHz)+GeForce GT 525M
New XPS 15 : Core i7-2630M(動作周波数:2.00GHz/2.90GHz)+GeForce GT 540M

Core i5-2410MをCPU-Zで見る
Core i5-2410MをCPU-Zで見る。

GeForce GT 525MをGPU-Zで見る
GeForce GT 525MをGPU-Zで見る。

Core i3、Core i5、Core i7の違いを簡単におさらい

性能比較を実施する前に、Core i3、Core i5、Core i7の違いを簡単におさらいしておきます。

Core i3とCore i5とCore i7の概要比較
CPU名 Core i3-2310M Core i5-2410M Core i7-2630QM 備考
コア数 2 2 4 Core i3/i5はデュアルコアCPU、Core i7はクアッドコアCPU
スレッド数 4 4 8 ハイパースレッディング機能を搭載しているCore i7のみ、擬似的に8スレッド動作する
ハイパースレッディング機能 全て搭載
定格時の動作周波数 2.40GHz 2.30GHz 2.00GHz 定格時はCore i7が省エネ
ターボ・ブーストによる最大周波数 2.90GHz 2.90GHz Core i3以外は周波数がアップする
ターボブースト機能 Core i3のみ非搭載
3次キャッシュ 3MB 3MB 6MB 上位CPUほど大容量
搭載可能なDELL機種 New Ins15R New XPS 15またはXPS 15z New XPS 15またはXPS 15z 2011年6月22日時点

Core i3とCore i5はデュアルコアCPU、Core i7はクアッドコアCPUです。軽負荷作業がメインであればCore i3やCore i5、重負荷作業がメインであればCore i7がおすすめです。

また、ハイパースレッディング機能はすべてのCore iシリーズで搭載していますが、動作周波数を自動的にアップさせるターボブースト機能はCore i3のみ非搭載です。上位CPUになるほどターボブーストの倍率も上昇しますので、性能にこだわる方は上位CPUを狙ってみてください。

Windowsエクスペリエンス値を比較

「Windows7をどれだけ快適に動作できるか」の指標であるWindowsエクスペリエンス値を比較します。CPU、メモリ、グラフィックス、ゲーム用グラフィックス、ハードディスクという5項目で数値化され、5項目の最低値が基本スコアになります。

Windowsエクスペリエンス値を比較
比較対象 エントリーノート
New Inspiron 15R
薄型ミドルノート
XPS 15z
ミドルノート
New XPS 15
プロセッサ 6.4 6.9 7.4
メモリ 5.5 5.9 5.9
グラフィックス 4.5 5.7 5.6
ゲーム用グラフィックス 6.0 6.6 6.7
ハードディスク 5.9 5.9 5.9
基本スコア 4.5 5.7 5.6
New Inspiron 15R : Core i3-2310M(動作周波数:2.40GHz/-)+インテル HD グラフィクス
XPS 15z : Core i5-2410M(動作周波数:2.30GHz/2.90GHz)+GeForce GT 525M
New XPS 15 : Core i7-2630M(動作周波数:2.00GHz/2.90GHz)+GeForce GT 540M

今回ご紹介しているXPS 15zは最小構成のベーシックパッケージですが、かなり高いスコアを計測しています。一般用途であれば、十分過ぎるほどですね。GeForce GT 525MとGeForce GT 540Mのグラフィックス系スコア差は、ほぼありません。

定番ベンチマークテストPCMark Vantageのスコア比較

画像や動画処理など比較的重い実作業を想定したベンチマークテスト「PCMark Vantage」でのスコアを比較します。

XPS 15zのPCMark Vantageのスコア
XPS 15zのPCMark Vantageのスコア

PCMark Vantageでの性能比較
比較対象 エントリーノート
New Inspiron 15R
薄型ミドルノート
XPS 15z
ミドルノート
New XPS 15
備考
PCMark Suite 5122 6545 6350 総合スコア。数値が高いほど、デジタルコンテンツ系処理に強い。
Memories Suite 3353 4564 4765 拡大/反転/回転といった高解像度画像の処理&画像ファイルのインポート処理を計測。
TV and Movies Suite 3539 3219 3834 Windows Media CenterからのHDDアクセス&HDコンテンツ付きVC-1形式HD DVDの再生処理を計測。
Gaming Suite 3815 5785 6423 ゲームにおけるCPUの処理&同HDDの処理処理を計測。
Music Suite 5420 6583 6331 Webページのレンダリング,MP3形式→WMA形式のサウンドファイルトランスコード&HDDからWindows Media Playerへ音楽ファイルを追加する処理を計測。
Communicati Suite 4840 5811 5890 データの暗号化,データの圧縮&Windows Mailのコピーする処理を計測。
Productivity Suite 4257 5289 3386 テキスト編集する処理やWindowsのファイル検索,Windows Mailの検索,Webページのレンダリング&HDDからのアプリケーション読み出しする処理を計測。
HDD Suite 3870 4137 4191 ハードディスクの速度を計測
New Inspiron 15R : Core i3-2310M(動作周波数:2.40GHz/-)+インテル HD グラフィクス
XPS 15z : Core i5-2410M(動作周波数:2.30GHz/2.90GHz)+GeForce GT 525M
New XPS 15 : Core i7-2630M(動作周波数:2.00GHz/2.90GHz)+GeForce GT 540M

PCMark Vantageでの性能比較
PCMark Vantageでの性能比較。全体的に、Core i5とCore i7が高スコアで、Core i3は大きく差を付けられています。最低でもCore i5、予算に余裕があればCore i7がおすすめです。あと、New XPS 15の「Productivity Suite」スコアが低いですが、ベンチマークテストでうまく動作しなかった結果と判断します。

XPS 15zの最小構成である「Core i5-2410M+GeForce GT 525M」
XPS 15zの最小構成である「Core i5-2410M+GeForce GT 525M」でも、ストリートファイターW程度のゲームであればプレイ可能です。バイオハザード5も、何とかプレイできました。

XPS 15zのハードディスク性能
XPS 15zのハードディスク性能。速すぎず、遅すぎずといった印象。

PCMARK05スコア 3DMARK06スコア
XPS 15zのPCMARK05スコア(左)と3DMARK06スコア(右)。薄型ノートにしては、ハイスコアです。

軽負荷時に省電力化する「Optimus Technology」に対応

XPS 15zは、グラフィックス機能を司るビデオコントローラに外付けGPU「GeForce 500Mシリーズ」を採用しているため、NVIDIAの「Optimus Technology」に対応します。「Optimus Technology」というのは、「性能が低いけど省電力な統合型グラフィック」と「性能が高くて消費電力も多い拡張型グラフィック」を両立する技術のことです。

CPUにグラフィック能力を統合しているCore i5シリーズ等をカスタマイズすると利用可能になり、利用するアプリケーションごとに、統合型・拡張型の両グラフィック機能が自動的に切り替えられます(各種設定も可能)。従来のノートパソコンにも機能は搭載されていましたが、その度にパソコンの再起動が必要など面倒でした。XPS 15zではそんなことを気にする必要がありません。

拡張型ビデオコントローラに設定 統合型ビデオコントローラに設定
動画編集ソフトMedia Espress 6.5でCPUの設定を比較。ソフト毎に手動で設定して、最適化することも可能です。

性能は中レベルだが、普段使いノートとしては十分

XPS 15zは、薄型ノートながら第2世代Core i5/i7プロセッサと拡張型ビデオコントローラGeForce 525Mを搭載してますので、基本性能はかなり高いです。安価なデスクトップパソコンを超えるほどで、複雑な動画編集や3Dゲームなど極めて処理付加が高い作業でなければ、十分使えます。

ただし注意しておきたいのは、兄弟機種XPS 15で搭載可能な拡張型ビデオコントローラGeForce 540Mが選べないことです。Windowsエクスペリエンス値でのスコア差は小さいですが、グラフィック系ベンチマークやゲーム公式ベンチマークでは約70〜80%程度の性能しかありません。高いグラフィック能力を薄型ノートに求める方が酷な気もしますが、プレイしたいゲーム等がある方は要注意です。

結論としては、

  • 「本体の薄さには興味がない!」
  • 「高いグラフィック能力が必要!」
  • 「とにかく予算重視!」

という方にとっては、XPS 15zは不向きですが、

  • 「見た目重視で、他人に自慢できるノートパソコンが欲しい!」
  • 「予算を追加してでも、将来長く使えるノートパソコンが欲しい!」

という方は、ぜひXPS 15zを狙ってみてください。

XPS 15zzが気になる方はDELL公式サイトをチェック!

XPS 15z
世界最薄クラスの15.6型ノートPC「XPS 15z」

 15.6インチノート世界最薄クラスを実現したプレミアムノートXPS 15z。
 →詳しくは、XPS 15z(DELL公式ページ)をご参照ください。

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