DELL、インテルチップセット不具合によるXPS 8300の無償交換/返品を発表
2011年2月8日、DELLはXPS 8300を含むインテル6シリーズチップセットを搭載した4機種において、無償交換及び返品の対応情報を発表しました。
このたび、インテル社製第2世代インテル Core プロセッサー・ファミリーのCPUに対応するインテル6シリーズチップセットに不具合があることが発表されました。この不具合は、場合により、チップセットの Serial-ATA（SATA）ポートの品質が時間経過とともに低下することにより、SATA で接続された HDD や DVD ドライブの性能や機能に影響が及ぶ可能性があることが判明致しました。
（途中、省略）
弊社はこの発表を受け、影響を受ける弊社製品および既にご購入されたお客様向けの対応策について、以下の通り２つの対応方法をご案内申し上げます。
該当するチップセットを搭載したPCをご購入されたお客様は、保証サービスによって対応させていただき、インテル社から新しいチップセットが供給され次第、不具合を解消するためのマザーボードの無償交換を行います。無償修理の開始時期に関しましては新しいチップセットが準備出来次第、改めてご案内させて頂きます。また、無償交換ではなく、ご購入製品の返品を選択することも可能です。
以上、direct2dellブログ
[重要なお知らせ] インテル・チップセットの不具合に関するお知らせ
http://ja.community.dell.com/dell-blogs/direct2dell/b/direct2dell/archive/2011/02/08/451.aspx
より引用
最新Core i5/i7を搭載可能なXPS 8300は1月11日に発売されましたが、インテルチップセットの不具合により2月2日に販売を一時停止してました。私のようにXPS 8300を既に受け取ったユーザーへのサポートについては検討中とのことでしたが、かなり速いタイミングでの対応発表だったので一安心です。
それにしても返品可能っていうのは、スゴイですね。かなり太っ腹な判断だと思います。返品するにはもったいない性能ですが。
XPS 8300の再販は近い？
それよりも気になったのが、インテルが条件付きで問題を修復していないチップセットの出荷を再開したことです。
コンピューター・メーカーとの議論および要望に基づき、インテルは、この設計上の問題の影響を受けない PC のシステム構成でのみ利用できるインテル6 シリーズ・チップセットの出荷を再開しました。
以上、一部引用
インテル コーポレーション、チップセット製品の設計上の問題への対応策を更新
http://newsroom.intel.co.jp/community/ja_jp/blog/2011/02/07/
この対応策は、「今回不具合が起きていないSATA 6Gbpsポートに接続する構成（XPS 8300だとハードディスクが1台のみの構成）であれば、不具合が生じるSATA 3Gbpsポートを使わないので大丈夫。」ということです。
「高性能で売れ筋の新Core i5/i7がしばらく手に入らないのはイヤ！」というパソコンメーカーやユーザーの期待に応えるための変則的な対応でしょうが、それほどまでに新Core i5/i7がパソコン市場に与えている影響は大きいようですね。
この報道を受けて、「ユーザーが状況を把握すれば出荷したい」というパソコンメーカーも出ているので、DELLでも同じような対応があるかもしれません。さらに、問題が解消されたチップセットの出荷についても、当初の2月下旬→2月中旬に前倒しされたようなので、XPS 8300の再販を楽しみに待ちたいと思います。
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第2世代Core i5/i7を搭載するDELLハイエンドデスクトップ XPS 8300
詳細はXPS 8300(DELL公式ページ）をご参照ください。