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15インチモニタを搭載するノートパソコン「Inspiron 15 3000(AMD)」 レビューレビューをご紹介! DELLの人気ノートパソコン購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2018/4/4
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3万円台で購入できる激安ノートは使えるのか?Inspiron 15 3000(AMD) レビュー

Inspiron 15 3000(AMD) レビュー

3万円台で購入できる激安ノートは使えるのか?Inspiron 15 3000(AMD) レビュー

今回ご紹介するのは、15インチモニタを搭載したノートパソコンInspiron 15 3000(AMD)(正式名称はInspiron 15 3565)のレビューです。オンライン割引クーポンを利用すれば、3万円台で購入できる激安ノートです。
 New Inspiron 15 3000(AMD)(DELL公式ページ)

(特徴その1) モニタは15インチなので、大きくて使いやすい

Inspiron 15 3000(AMD)の外観
Inspiron 15 3000(AMD)の外観。幅:380.0mm×奥行き:260.0mm×高さ:23.65mm、重量2.27kgです。可もなく不可もなく、と言ったところ。

モニタフレームの幅は厚みがあります
モニタフレームの幅は厚みがあります。激安ノートなので仕方ありません。

(特徴その2) 安価な「第7世代 AMD E2-9000 プロセッサ」を搭載

Inspiron 15 3000(AMD)は、安価な「第7世代 AMD E2-9000 プロセッサ」を搭載しています。

後述しますが、安価なので性能は低いです。
後述しますが、安価なので性能は低いです。

Inspiron 15 3000(AMD)が搭載する1TBハードディスクのアクセス速度をCrystalDiskMark 6.0で計測
Inspiron 15 3000(AMD)が搭載する1TBハードディスクのアクセス速度をCrystalDiskMark 6.0で計測。ハードディスクなので普通です。爆速のSSDと比べると、かなり低速度です。

(特徴その3) 安価な1366×768パネルを採用

Inspiron 15 3000(AMD)のモニタをチェック
Inspiron 15 3000(AMD)のモニタをチェック。他のDELLノートでは採用されなくなりつつある、低解像度の1366×768パネルを採用しています。高解像度の1920×1080でなくてOK、という方には良いかもしれません。

安価なTNパネルを採用しているので、斜め角度になると色の変化はあります
安価なTNパネルを採用しているので、斜め角度になると色の変化はあります。ただし、非光沢パネルなので、背面や照明の映り込みは少ないです。

(特徴その4) 安価で軽量な樹脂素材を採用

Inspiron 15 3000(AMD)は、安価な樹脂素材が採用されています。
Inspiron 15 3000(AMD)のボディは、安価な樹脂素材が採用されています。

ボディを拡大
ボディを拡大。デコボコ形状の樹脂素材です。

Inspiron 15 3000(AMD)の天板
Inspiron 15 3000(AMD)の天板。色はブラック、素材はボディに近いデコボコ・ザラザラした手触りの樹脂製です。一昔前のノートパソコンといった印象。

Inspiron 15 3000(AMD)の天板を拡大
Inspiron 15 3000(AMD)の天板を拡大。樹脂製です。高級感はありません。

DELLロゴは光沢
DELLロゴは光沢感あり。

 3万円台で購入できる15インチノートパソコンInspiron 15 3000(AMD)。
 詳しくはNew Inspiron 15 3000(AMD)(DELL公式ページ)をご参照ください。


【外観】Inspiron 15 3000(AMD)の外観をチェック

Inspiron 15 3000(AMD)の外観を詳しくご紹介します。

Inspiron 15 3000(AMD)の左側面

Inspiron 15 3000(AMD)の左側面
Inspiron 15 3000(AMD)の左側面。左から、電源、有線LAN(10/100)、HDMI、USB3.0×2です。最新の高速USB規格である次世代のUSB Type-Cは非搭載です。

Inspiron 15 3000(AMD)の右側面

Inspiron 15 3000(AMD)の右側面
Inspiron 15 3000(AMD)の右側面。左から、SDカードリーダー(SD、SDHC、SDXC)、ヘッドセット(ヘッドフォン・マイク)、USB2.0、光学ドライブです。最近のノートパソコンは光学ドライブが搭載不可の場合が多いですが、Inspiron 15 3000(AMD)では搭載しています。

Inspiron 15 3000(AMD)の前面

Inspiron 15 3000(AMD)の前面
Inspiron 15 3000(AMD)の前面。電源およびバッテリーステータスライトがあります。

Inspiron 15 3000(AMD)の背面

Inspiron 15 3000(AMD)の背面
Inspiron 15 3000(AMD)の背面。接続端子はありません。

Inspiron 15 3000(AMD)の底面

Inspiron 15 3000(AMD)の底面
Inspiron 15 3000(AMD)の底面。安価で軽量な樹脂製で、放熱用のスリットが中央に3ヶ所箇所にあります。

底面を拡大
底面を拡大。スリットには内蔵スピーカーが搭載されています。低音こそないものの、普通にクリアな音は出ます。

Inspiron 15 3000(AMD)のキーボード

本体ボディの全景
本体ボディの全景。キーボードは、19mmフルサイズかつアイソレーションタイプで、キーボード右上部に電源ボタンがあるだけのシンプル設計です。なお、Inspiron 15 3000(AMD)のキーボードは、バックライトが非搭載です。

キーボード左部分を拡大
キーボード左部分を拡大。キー配列は標準的で、一番上列のファンクションキーが少し小さいのが気になりますが、頻繁に使うキーではないので割り切りが必要でしょう。

キーボード右部分を拡大
キーボード右部分を拡大。テンキーを搭載しているのがメリットです。数値入力の頻度が多い方には良いかもしれません。

キーを拡大
キーを拡大。タイピング感は良好で、たわみも少ないです。DELLいわく、「よく使用されるキーを1,000万回打鍵し、問題がないことを確認しています」とのこと。

キーピッチは19mmフルサイズ
キーピッチは19mmフルサイズなので、手が大きな私でもスペースに余裕があります。

テンキーは17.5mmピッチなので少し狭くなっています
テンキーは17.5mmピッチなので少し狭くなっています。ただし、入力に違和感はありません。

 3万円台で購入できる15インチノートパソコンInspiron 15 3000(AMD)。
 詳しくはNew Inspiron 15 3000(AMD)(DELL公式ページ)をご参照ください。


【性能編】 Inspiron 15 3000(AMD)の性能をベンチマークテスト

Inspiron 15 3000(AMD)の性能を調べるため、各種ベンチマークテストを実施しました。

Inspiron 15 3000(AMD)のカスタマイズ構成

Inspiron 15 3000(AMD)のカスタマイズ構成
機種名 Inspiron 15 3000(AMD)
OS Windows 10 Home (64ビット) 日本語
CPU 第7世代 AMD E2-9000 プロセッサー Radeon R2 グラフィックス付き
メモリ 4GB, DDR4, 2400MHz
ハードディスク 1TB 5400 rpm ハード ドライブ
ビデオコントローラ 内蔵 グラフィックス AMD APU 付き
※最新のInspiron 15 3000(AMD)のカスタマイズ構成は、New Inspiron 15 3000(AMD)(DELL公式ページ)をご参照ください。

Inspiron 15 3000(AMD)のデバイスマネージャー
【参考】Inspiron 15 3000(AMD)のデバイスマネージャー

CPU-Zで「第7世代 AMD E2-9000 プロセッサー Radeon R2 グラフィックス付き」を見る
CPU-Zで「第7世代 AMD E2-9000 プロセッサー Radeon R2 グラフィックス付き」を見る。低価格なので、低性能な2コア/2スレッド動作です。

CPU単体の処理速度をテストする定番ベンチマーク「CINEBENCH R11」

古いアプリケーションを想定したシングルスレッドテスト、新しいアプリケーションを想定したマルチスレッドテストが実施できるCINEBENCH R11を使って、AMD E2-9000 プロセッサーの実力を確認してみました。

最新版「CINEBENCH R11」
「CINEBENCH R11」。3Dグラフィックのレンダリング性能を測定するベンチマークソフト。美麗な3Dグラフィックを描き切るまでのスコアをチェックします。CPU能力を100%フルに発揮するンチマークテストなので、各CPUの底力を知ることができます。

CINEBENCH R11スコア
CINEBENCH R11スコア

CINEBENCH R11スコア
テスト 第7世代
AMD E2-9000
(参考)
第8世代 Core i7-8550U
(定格:1.8GHz、最大4.0GHz)
【CINEBENCH R11】 CPU(シングルスレッド)(pts) 0.48 1.87
【CINEBENCH R11】 CPU(マルチスレッド)(pts) 0.73 6.82

現行の上位ノートパソコンに搭載されることが多い「第8世代 Core i7-8550U」と比較してみました。圧倒的なスコアで負けてます。

最新版のベンチマークテストCINEBENCH R15でもかなり低スコア。
ちなみに、最新版のベンチマークテストCINEBENCH R15でも、かなり低スコア。

実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK 8」

実アプリケーションでの快適さを想定したベンチマーク「PCMARK 8」でベンチマークしてみました。他機種との性能比較の参考としてください。

一般的な使い勝手の「Home」は1891
一般的な使い勝手の「Home」は1891。普通は3000台なので、かなりの低スコアです。

「Home」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較
「Home」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
下位12%前後の低スコアです。

画像や動画編集などクリエイティブな使い勝手の「Creative」は1941
画像や動画編集などクリエイティブな使い勝手の「Creative」は1941。普通は3000〜4000台なので、かなりの低スコアです。

「Creative」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
「Creative」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
下位3%前後の低スコアです。

文書作成など仕事の使い勝手の「Work」は554
文書作成など仕事の使い勝手の「Work」は554。普通は3000〜4000台なので、かなりの低スコアです。

「Work」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較
「Work」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
最低レベルの低スコアです。

ストレージへのアクセス速度を調べる「Strage(ハードディスク)」は1872
ストレージへのアクセス速度を調べる「Strage(ハードディスク)」は1872。かなり遅いです。

全ての項目で低スコアとなります。性能面では、ほぼ最低です。

実アプリケーションでの快適さを想定した、最新ベンチマーク「PCMARK 10」

実アプリケーションでの快適さを想定した、最新のベンチマーク「PCMARK 10」でベンチマークしてみました。他機種との性能比較の参考としてください。

PCMARK10(日常的なパソコン作業、デジタルコンテンツ用途を想定)

日常的なパソコン作業、デジタルコンテンツ用途を想定したベンチマークテストです。
日常的なパソコン作業、デジタルコンテンツ用途を想定したベンチマークテストです。

「PCMARK10」のスコアは1208
「PCMARK10」のスコアは1208

「PCMARK10」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
「PCMARK10」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
最低レベルの低スコアです。

PCMARK10 Express(ビジネス用途を想定)

ビジネス用途を想定したベンチマークテストです。
ビジネス用途を想定したベンチマークテストです。

「PCMARK10 Express」のスコアは1566
「PCMARK10 Express」のスコアは1566

「PCMARK10 Express」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
「PCMARK10 Express」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
下位3%前後の低スコア。

PCMARK10 Extended(ゲームの処理性能を含む、多用途を想定)

ゲームの処理性能を含む、多用途を想定したベンチマークテストです。
ゲームの処理性能を含む、多用途を想定したベンチマークテストです。

「PCMARK10 Extended」のスコアは910
「PCMARK10 Extended」のスコアは910

「PCMARK10 Extended」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
「PCMARK10 Extended」におけるゲーミングパソコンや、通常のノートパソコン、オフィス用ノートパソコンとの性能比較。
最低レベルの低スコアです。

ファイナルファンタジー14 紅蓮の解放者の公式ベンチマークテストで性能をチェック

比較的軽いグラフィック負荷である、ファイナルファンタジー14 紅蓮の解放者のベンチマークテストを試してみました。


一般的な「低解像度1280×720、標準品質、DirectX 11」の設定で、『設定変更が必要』でした。
ゲーム主用途としては、全く不向きですね。

バッテリの持ち時間を計測する「BBench」

ベンチマークテストBBENCHを使って、バッテリ駆動時間をチェック。
ベンチマークテストBBENCHを使って、バッテリ駆動時間をチェック。「画面輝度最小、10秒ごとにキー入力、かつ、Webサイトを閲覧」という条件を設定。

1時間を経過して、バッテリ残量は71%しか残ってませんでした。単純計算では3〜4時間ぐらい、輝度が普通であれば、1〜2時間ぐらいしか持たないようです。Core iプロセッサと比較して、性能が低いにもかかわらずバッテリーの持続時間は短いです。利用環境にもよりますが、ご参考としてください。


(総まとめ)3万円台で購入できるノートパソコンは、本当に最低限の性能しかない

Inspiron 15 3000(AMD)は、

  • 安価な第7世代 AMD E2-9000 プロセッサーは性能がかなり低い
  • その他のパーツも最低限の性能しかなく、モタモタする操作感がストレスになる
  • モニタは低解像度の1366×768しか選べない
  • 接続端子は最低限のみ搭載している
  • 本体ボディは安価な樹脂素材を採用しており、高級感はない

と、非常にさみしい印象となりました。

「3万円台で購入できるノートパソコンは、本当に最低限の性能しかない・・・。」、というのが率直な感想です。
やはり、もう少し予算を追加して、中〜上位のノートパソコンを購入しておかないと後悔すると思います。

あえてメリットを挙げるとすれば、

  • 光学ドライブを搭載している
  • キーボードにテンキーを搭載している

ぐらいでしょうか。

ただ、光学ドライブやテンキーを搭載しているノートパソコンは他にもラインナップされているので、あえて本機種を購入するメリットは、本当に3万円台で購入できる(笑)ぐらいだと思います。

ちなみに、同じ15インチモニタやテンキーを搭載するレビューは以下のとおりです。個人的には、こちらを購入された方がよろしいかと思います。

Inspiron 15 5000 レビュー
Inspiron 15 5000 レビュー
Inspiron 15 3000 レビュー

気になる方は、比較検討してみてください。

DELL公式サイト 製品ページリンク

 3万円台で購入できる15インチノートパソコンInspiron 15 3000(AMD)。
 詳しくはNew Inspiron 15 3000(AMD)(DELL公式ページ)をご参照ください。

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