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Inspiron 15Rレビューをご紹介!
DELLノートパソコン購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2010/7/28
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"R"が付いてどうなった?新スタンダードノート DELL Inspiron 15R レビュー

Inspiron 15Rは、最近主流となりつつある15.6インチワイド液晶を搭載したDELLの低価格ノートパソコン。大人気ノートInspiron 15の後継として登場した、2010年DELL低価格ノートの本命機種です。

Inspiron 15R 本体チェック

【本体チェック3】 Inspiron 15Rのキーボード/タッチパッド/キーボード周辺をチェック

Inspiron 15Rのキーボードについて、詳しくご紹介します。

Inspiron 15Rの全体写真
Inspiron 15Rの全体写真。キーボードが占める割合が比較的大きいです。

Inspiron 15Rのキーボードを拡大
Inspiron 15Rのキーボードを拡大。概要ページでもご紹介しましたが、右側にテンキーを搭載しています。NECや富士通など国内メーカーでもテンキーを搭載した機種が販売されていることからも、今年の流行になりそうです。

数字キーの入力は使い勝手の向上に直結しますので、ビジネス用途としてもおすすめです。数字入力の頻度が多い方やデスクトップパソコンからの買い換えにも対応します。この記事を書いている2010年7月現在、テンキーを採用している個人向け15.6インチ液晶ノートはInspiron 15Rだけなので、このテンキーが目当てにInspiron 15Rを購入しても良さそうです。

キーボード左部を拡大
キーボード左部を拡大。キー配列については標準ですが、一番上のFキーが縦方向に少し狭く、一番下のキー列が縦方向に広くなっています。使用頻度が低いキーは小さく、高いキーは広くしているようです。個人的には全て同サイズが良いと思うですが、好みの差かもしれません。

キーボード右部を拡大
キーボード右部を拡大。右端にテンキーが配置されているため、Enterキーを含めて左側に寄ってます。右下にもテンキーのEnterキーがありますが、数字入力時のみ使用します。矢印キーが少し狭い感じもしますが、国内メーカーも含めて犠牲になることが多いです。個人的には、矢印キーを大きくして一段下げるのが理想ですが、デザイン的な問題が生じるのでしょう。

キーボードはStudioシリーズと同じタイプです
キーボードはStudioシリーズと同じタイプです。従来の安価なInspironシリーズキーから脱却しています。

Inspiron 15Rのキーを拡大
Inspiron 15Rのキーを拡大。面がフラットですが、タイピング感は良好です。

キーボード周辺にもスペースの余裕がある
キーボード周辺にもスペースの余裕があるため、タイピングは非常に快適。手が大きな私でもこのとおりです。ただし、テンキーが右端に配置されている分だけ、写真のようにホームポジションが左寄りです。

しっかりとした打鍵感

Inspiron 15Rのキーボードは、デスクトップパソコン並のキー間隔を確保しています。キーストロークも一般的なので、タイピングに違和感はないと思います。

キーを押し下げた状態
キーを押し下げた状態。キーストロークは2〜3mm程度と一般的。

19mmフルピッチを実現

Inspiron 15Rはテンキーを搭載しているにも関わらず、メインキーは19mmのフルサイズを確保しています。従来のスタンダードノートパソコンと同じキーピッチなので全く違和感がありません。

テンキーを搭載したにも関わらず、デスクトップ並のフルサイズ19mmキーピッチを確保
テンキーを搭載したにも関わらず、メインキーはデスクトップ並のフルサイズ19mmキーピッチを確保。デスクトップ代替機としてもおすすめです。

一番下列は縦方向に少し広くなっており、22mm前後の幅があります
一番下列は縦方向に少し広くなっており、22mm前後の幅があります。

テンキーをじっくり見る

Inspiron 15Rのテンキーを拡大
Inspiron 15Rのテンキーを拡大。テンキーのキーピッチは約15mmです。さすがに19mmフルピッチとはいきませんでしたが、十分使えます。19mmフルピッチを求めるなら、本体サイズが大きなStudio 17、もしくはデスクトップパソコンという選択肢になります。

テンキーを拡大
メインキーと同じ形状です。

テンキーを押し下げたイメージ
テンキーを押し下げたイメージ。キーストローク(深さ)はメインキーと同じです。手が大きな私でも指先がしっかりと乗るサイズは確保しているので、入力ミスもありません。フルピッチをイメージしていると、少し小さく感じてしまうのは仕方ないでしょう。

Inspiron 15Rのタッチパッドをチェック

Inspiron 15Rのタッチパッドについてご紹介します。

Inspiron 15Rのタッチパッド
Inspiron 15Rのタッチパッド。タッチパッド面は、パームレストと分離されたデザインに変更されていました。

タッチパッドを拡大
タッチパッドを拡大。最近のDELLノートでは、タッチパッドとパームレストに継ぎ目がない一体型が多かったのですが、Inspiron 15Rは素材を変えたために継ぎ目があります。隙間が非常に狭いのでホコリがつまることはありませんが、お茶やコーヒーをこぼしてしまった時は中にしみこむかもしれません。(精密機器の側に、水物を置くこと自体が非常識ですが・・・)

タッチパッド部(下)はつや消し処理、周囲のパームレスト部(上)はつやあり処理です
タッチパッド部(下)はつや消し処理、本体ボディ(上)はつやあり処理です。タッチパッド部は少しザラッとしています。

タッチパッドは見る角度によって、周囲のパームレストに近い色に変化します
Inspiron 15Rのタッチパッドは、見る角度によって周囲のパームレストに近い色に変化します。

タッチパッドボタンのストロークは、一般的な2mm程度で適度なクリック感はあります
タッチパッドボタンのストロークは、キーボードと同じく2〜3mm程度で適度なクリック感はあります。ボタンが大きいためか、キーボードよりも少し深みのある印象は受けました。

細かい設定も可能

Inspiron 15Rでは、マウス使用時にタッチパッドに触れて誤動作をしたくない場合の「タッチパッドの有効/無効」や「ポインタ移動速度の変更」など、タッチパッドに関する詳細設定が可能です。

キーボード入力の際に謝って触れてしまい、誤作動することはよくあることです
キーボード入力の際に間違って触れてしまい、誤作動することはよくあることです。その点、Inspiron 15Rではキーボードにある切り替えボタンを使用することによって、タッチパッドの有効/無効が簡単に切り替えることができます。

「タッチパッドの有効/無効」ボタン
「タッチパッドの有効/無効」ボタン。このボタンを押すだけで、タッチパッドの有効と無効が切り替わります。

マウスを使っている時にはタッチパッド操作は不要でしょうから、無効にしておくことをおすすめします。マウスが使えない外出時や作業スペースが狭い場所ではタッチパッドを有効する、というような対応が可能です。細かい機能ですが、結構便利なので私はよく使います。

その他マルチメディアキーもチェック

Inspiron 15Rは、キーボード最上列にあるファンクションキーとマルチメディアキーが1つにまとめられています。

Inspiron 15Rのキーボード最上部を拡大
Inspiron 15Rのキーボード最上部を拡大。工場出荷状態ではマルチメディアキーが標準なので、文字変換などの際にファンクションキーを使う場合はキーボード左下にある「Fn」キーを同時押しすることによって入力します。

バッテリ(F3)のマルチメディアボタンを押すと、バッテリ残量がわかるバッテリメーターウィンドウが開きます
例えば、バッテリ(F3)のマルチメディアボタンを押すと、バッテリ残量がわかるバッテリメーターウィンドウが開きます。AC電源アダプタを使えない場所での使用に便利です。

液晶モニタの明るさ 消音 音量減
他にも、液晶モニタの明るさ(左)、消音(中央)、音量調整(右)などが画面に表示されますので、わざわざマウスを使って設定画面を探す必要がありません。

反面、中〜上級者には、「マルチメディアボタンよりも、ファンクションキーを重視したい!」という方が多いです。そんな方は、「Fn」キーとの同時押しが面倒でしょうから、パソコン起動時に表示されるBIOS(バイオス)画面で切り替えることも可能です。好みの設定でお使いください。

起動時に表示されるBIOS(バイオス)画面
パソコン起動時に表示されるBIOS(バイオス)画面。「Advance」タブの「Function Key Behavior」にて、「MultiMedia Key」を選べばOKです。ファンクションキーが標準設定になり、反対に、マルチメディアキーの利用は「Fn」キーとの同時押しとなります。

Inspiron 15Rのキーボード周辺をチェック

Inspiron 15Rのキーボードの周辺についてもご紹介しておきます。

全体的な質感は悪くありません
コストがかかるタッチセンサー式マルチメディアボタンなどは採用されていませんが、全体的な質感は悪くありません。この重厚な雰囲気が安価なスタンダードノートパソコンで手に入るとは、凄い時代になったものです。

Inspiron 15Rの本体ボディ左上
Inspiron 15Rの本体ボディ左上。キーボード上部にあるのは電源ボタンだけです。電源ボタンは起動すると白く点灯するタイプで、色も周辺と比べると深いメタリックカラーになってます。

Inspiron 15Rの電源ボタンを拡大
Inspiron 15Rの電源ボタンを拡大。旧機種では電源マークがプリントされているだけでしたが、Inspiron 15Rでは起動すると白く点灯するようになりました。ブロンズ色のレトロな感じが、個人的にはかなり気に入ってます。

手を置くパームレスト部分はヘアライン加工です
手を置くパームレスト部分はヘアライン加工です。入門機種に感じられる安っぽさはありません。アルミニウムのような質感は見ているだけで楽しくなります。

ヘアライン加工を拡大
ヘアライン加工を拡大。細い線がスッと入ったような質感です。

Inspiron 15Rの本体ボディは、指紋が付きにくい表面処理が施されています
Inspiron 15Rの本体ボディは、指紋が付きにくい表面処理が施されています。指をグッと押しつけても、

指紋の跡はほとんどわかりません
指紋の跡はほとんどわかりません。

強い光を当てると、何となくわかる程度です
強い光を当てても、何となくわかる程度です。指紋が気になるかどうかは個人差がありますので、写真の写り込みは参考程度としてください。

前面側には、各種アクセスライトも装備しています
前面側には、各種アクセスライトも装備しています。

パームレストと本体ボディの接合面を厳しくチェック
パームレストと本体ボディの接合部を厳しくチェック。UFO(?)みたいなデザインですが、上位機種と比べると継ぎ目が少し甘いです。かなり拡大してこの程度なので、実際はほとんどわかりませんが。

本体右下部には、搭載されているプロセッサとWindows 7のロゴシールが貼り付けられています
本体右下部には、搭載されているプロセッサとWindows 7のロゴシールが貼り付けられています。Inspiron 15Rでは安価なCore i3も搭載可能なので、予算重視の方はご検討ください。

DELL公式サイト 製品ページリンク

Inspiron 15R
スリムなデザインかつ最新パーツを搭載するスタンダードノート DELL Inspiron 15R

 15.6インチ液晶モニタ/最新CPU「Core i3/i5」を搭載するスタンダードノートInspiron 15。
 →詳細はInspiron 15R(DELL公式ページ)をご参照ください。

【本体チェック2】 Inspiron 15Rの天板/底面をチェック<<  >>【本体チェック4】 Inspiron 15Rの液晶モニタ周辺をチェック

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