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DELL Inspiron デスクトップ(3020)レビューをご紹介!DELLのパソコン購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2023/4/28
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第13世代Coreプロセッサ+低価格なDELL入門デスクトップ
Inspiron デスクトップ(3020)レビュー

Inspiron デスクトップ(3020)レビュー

DELL Inspiron デスクトップ(3020)製品概要

最新の第13世代Core i5プロセッサを搭載する拡張型デスクトップ

今回ご紹介するのは、性能と価格のバランスが良いInspironシリーズのメイン機種 Inspiron デスクトップ(3020)です。

Inspiron デスクトップ(3020)の外観
Inspiron デスクトップ(3020)の外観。写真は大きいですが、本体サイズは324.3mm(高さ)×154mm(幅)×293mm(奥行)、重さ約4.9kgとコンパクトなミニタワーです。斜線のデザインがかっこよく、安っぽさはありません。

Inspiron デスクトップ(3020)のカスタマイズ構成
項目 Inspiron デスクトップ
OS Windows 11 Home, 日本語
CPU(定格動作周波数) 第13世代 インテル Core i5-13400プロセッサー(10コア,20MBキャッシュ,2.5GHz-4.6GHz)
メモリ 8 GB, 1 x 8 GB, DDR4, 3200 MHz
ハードディスク 256GB M.2 PCIe NVMe SSD + 1TB 7200 rpm 3.5インチ SATA ハードドライブ
ビデオコントローラ インテル UHD グラフィックス 730 共有 グラフィックス メモリー 付き
※最新のカスタマイズはInspiron デスクトップ(3020)(DELL公式ページ)をご参照ください。

前面パネルが緑っぽいデザインです
前面パネルは緑色っぽいです。正式名称は「ミスト ブルー メッシュ」とのこと。

Inspiron デスクトップ(3020)の前面をチェック

Inspiron デスクトップ(3020)の前面を拡大
Inspiron デスクトップ(3020)の前面を拡大。上から、光学ドライブ(オプション)、電源ボタン、ハードディスクアクセスライト、メディアカードリーダー、ヘッドセット、USB2.0×2、USB3.2 Gen1 Type-A、USB3.2 Gen1 Type-Cです。使用頻度が高い接続端子が前面に多く配置されており使いやすいです。

DELLロゴを拡大
DELLロゴを拡大。

最新の第13世代Core プロセッサを搭載
最新の第13世代Core プロセッサを搭載。今回ご紹介しているInspiron デスクトップ(3020)は、高パフォーマンスなCore i5を搭載しています。高性能なCore i7もカスタマイズ可能ですので、目的や予算に応じてご検討ください。

Inspiron デスクトップ(3020)の背面をチェック

Inspiron デスクトップ(3020)の背面
Inspiron デスクトップ(3020)の背面。上から、オーディオライン出力、HDMI 1.4b、DisplayPort 1.4、USB3.2 Gen1 Type-A×2、USB2.0×2、LAN (RJ-45) Ethernetポート、拡張スロット、電源ユニットです。背面側にもUSB端子が数多く搭載されてますので、常時接続の周辺機器が多くても対応可能です。

接続端子を拡大
接続端子を拡大。上のオーディオライン出力はヘッドフォンやスピーカーを接続します。なお、下のHDMIとDisplayPortは、「Core i5-13400F」プロセッサーを搭載したモデルでは使用できません。ご注意ください。

USB端子と有線LAN
接続端子を拡大。USB端子と有線LAN。

拡張スロット
拡張スロット。本レビューではビデオコントローラを搭載していません。

電源ユニット
電源ユニット。180Wタイプ。

Inspiron デスクトップ(3020)の側面をチェック

Inspiron デスクトップ(3020)の側面
Inspiron デスクトップ(3020)の側面。写真右が前面です。

横方向からもエアフローが確保
横方向からもエアフローが確保されています。

前側もエアフローを確保
前側もエアフローを確保。

Inspiron デスクトップ(3020)の側面。写真左が前面です。
Inspiron デスクトップ(3020)の側面。写真左が前面です。
同じく、前面側に広いエアフローが確保されています。

Inspiron デスクトップ(3020)の上部をチェック

Inspiron デスクトップ(3020)の上部
Inspiron デスクトップ(3020)の上部。前面側にサービスタグとエクスプレスサービスコードが記載されたシールが貼り付けられています。

前面側にはInspiron ロゴがプリントされています
前面側にはInspiron ロゴがプリントされています。

Inspiron デスクトップ(3020)の底部をチェック

Inspiron デスクトップ(3020)の底部
Inspiron デスクトップ(3020)の底部。背面側(左)は金属突起、前面側(右)はゴム脚です。

 第13世代のCore i5/i7プロセッサを搭載する拡張型デスクトップ。
詳細はInspiron デスクトップ(3020)(DELL公式ページ)をご参照ください。

Inspiron デスクトップ(3020)の内部をチェック

Inspiron デスクトップ(3020)の内部を詳しくご紹介します。

側面を固定している背面側のネジを取り外して、側板を手前方向に引くと、内部にアクセス可能です
側面を固定している背面側のネジを取り外して、側板を手前方向に引くと、内部にアクセス可能です。

側板を背面側に引くと、簡単に外れます
側板を背面側に引くと、簡単に外れます。

剛性のある側板なので、ビビり音などは発生しません。
剛性のある側板なので、ビビり音などは発生しません。

Inspiron デスクトップ(3020)の内部
Inspiron デスクトップ(3020)の内部。Inspiron デスクトップ(3020)は、スペースに余裕があります

CPUファン

CPUクーラーカバーは手でつまんで、簡単に外せます
CPUクーラーカバーは手でつまんで、簡単に外せます。

CPUクーラーカバーを取り外した状態
CPUクーラーカバーを取り外した状態。外部へ直接排熱できる特大サイズです。

PUクーラーカバーを外した状態
CPUクーラーカバーを外した状態。

CPUクーラーを拡大
CPUクーラーを拡大。一般的なサイズです。

熱に強い固体コンデンサが多く使われています
CPUファン周辺は、熱に強い固体コンデンサが多く使われています

メモリ

メモリは最大2枚まで搭載可能です
メモリは最大2枚まで搭載可能です。写真では、左に1枚搭載しています。

メモリは将来増設可能ですが、相性や規格がややこしいです。パソコン初心者の方は、購入時に必要なメモリ容量をカスタマイズしておくことをおすすめします。

SSD

高速な「SSD」
CPUクーラーの下には、高速な「SSD」が取り付けられています。

拡張スロットとビデオコントローラ

拡張スロットは、手で開閉が可能なタイプなので便利です
拡張スロットは、手で開閉が可能なタイプです。今レビューではビデオコントローラーを搭載していませんが、将来の増設時に便利です。

コストパフォーマンスが高くて人気のあるビデオコントローラ
(参考)カスタマイズ可能なビデオコントローラー「NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER 6GB GDDR6」は高性能にもかかわらずコンパクトです。発熱はそれほどなくファン音も静かで、ライトゲームであればかなり快適なプレイが楽しめます。

拡張スロットは少なめ。
拡張スロットは少なめ。

電源ユニット

Inspiron デスクトップ(3020)の電源ユニット
Inspiron デスクトップ(3020)の電源ユニット。本レビューでは最大出力は180Wで安定性が高い80PLUS(ブロンズ)です。ビデオコントローラをカスタマイズすれば、最大出力は240Wや300Wになります。

前面側のエアフロー

前面から大量のエアフローにより、効率的に内部を冷却
前面から大量のエアフローにより、効率的に内部を冷却し、安定性の高い動作を確保します。ほぼ全部がメッシュ構造になっています。

ハードディスクをカスタマイズすると、ここに搭載されます。
ハードディスクをカスタマイズすると、ここに搭載されます。

ハードディスクメンテナンス時でも、前面カバーは簡単に外れます。
ハードディスクメンテナンス時でも、前面カバーは簡単に外れます。

前面カバーを外した状態
前面カバーを外した状態

ハードディスクは前面側にネジ留めされています
ハードディスクは前面側にネジ留めされています。

付属のキーボードとマウス

Inspiron デスクトップ(3020)には、シンプルなキーボードとマウスが付属します。

Dell 有線 キーボード KB216 ブラック (日本語)
Dell 有線 キーボード KB216 ブラック (日本語)

Dell 光学式マウス - MS116(ブラック)
Dell 光学式マウス - MS116(ブラック)

 第13世代のCore i5/i7プロセッサを搭載する拡張型デスクトップ。
詳細はInspiron デスクトップ(3020)(DELL公式ページ)をご参照ください。


【性能編】 Inspiron デスクトップ(3020)の性能をベンチマークテスト

Inspiron デスクトップ(3020)の性能を調べるため、各種ベンチマークテストを実施しました。

Inspiron デスクトップ(3020)のカスタマイズ構成
項目 Inspiron デスクトップ
OS Windows 11 Home, 日本語
CPU(定格動作周波数) 第13世代 インテル Core i5-13400プロセッサー(10コア,20MBキャッシュ,2.5GHz-4.6GHz)
メモリ 8 GB, 1 x 8 GB, DDR4, 3200 MHz
ハードディスク 256GB M.2 PCIe NVMe SSD + 1TB 7200 rpm 3.5インチ SATA ハードドライブ
ビデオコントローラ インテル UHD グラフィックス 730 共有 グラフィックス メモリー 付き
※最新のカスタマイズはInspiron デスクトップ(3020)(DELL公式ページ)をご参照ください。

Inspiron デスクトップ(3020)のデバイスマネージャ
Inspiron デスクトップ(3020)のデバイスマネージャ

「第13世代 インテル Core i5-13400プロセッサー(10コア,20MBキャッシュ,2.5GHz-4.6GHz)」をCPU-Zで見る
「第13世代 インテル Core i5-13400プロセッサー(10コア,20MBキャッシュ,2.5GHz-4.6GHz)」をCPU-Zで見る。安価なCore i5プロセッサでも10コア/16スレッドと驚異的です。動作周波数は最大4.6GHzまで上昇します。

SSDとハードディスクの性能をチェック

Inspiron デスクトップ(3020)が搭載する256GB M.2 PCIe NVMe SSD + 1TB 7200 rpm 3.5インチ SATA ハードドライブの性能をご紹介します。

Inspiron デスクトップ(3020)は、高速SSDと大容量ハードディスクの2台搭載が可能です
Inspiron デスクトップ(3020)は、高速SSDと大容量ハードディスクの2台搭載が可能です。

CrystalDiskmark

定番ベンチマークであるCrystalDiskmarkで計測しました。

CrystalDiskmark 8.0で、256GB M.2 PCIe NVMe SSDを測定
CrystalDiskmark 8.0で、256GB M.2 PCIe NVMe SSDを測定

連続読出は3561.56MB/s、連続書出は1853.33MB/s、実際の体感速度と関係する「RND4K Q32T1」も読出673.38MB/s、書き出し646.76MB/sと高速です。

CrystalDiskmark 8.0で、1TB 7200 rpm 3.5インチ SATA ハードドライブを測定
CrystalDiskmark 8.0で、1TB 7200 rpm 3.5インチ SATA ハードドライブを測定

CPU単体の処理速度をテストする定番ベンチマー「CINEBENCH R11」

古いアプリケーションを想定したシングルスレッドテスト、新しいアプリケーションを想定したマルチスレッドテストが実施できるCINEBENCH R11を使って、第13世代 インテル Core i5-13400 プロセッサーの実力を確認してみました。

最新版「CINEBENCH R11」
「CINEBENCH R11」。3Dグラフィックのレンダリング性能を測定するベンチマークソフト。美麗な3Dグラフィックを描き切るまでのスコアをチェックします。CPU能力を100%フルに発揮するベンチマークテストなので、各CPUの底力を知ることができます。

CINEBENCH R11における第13世代 インテル Core i5-13400 プロセッサーのスコア
CINEBENCH R11における第13世代 インテル Core i5-13400 プロセッサーのスコア。

CINEBENCH R11
機種名 第13世代 インテル Core i5-13400
(10コア/16スレッド、2.5〜4.6GHz)
第12世代 インテル Core i5-12400
(6コア/12スレッド、2.5〜4.4GHz)
第11世代インテル Core i5-11400
(6コア/12スレッド、2.6〜4.4GHz)
(参考)
第10世代 インテル Core i7-10510U
(2コア/4スレッド、1.8〜4.90GHz)
(参考)
第10世代 インテル Core i3-10110U
(2コア/4スレッド、2.1〜4.10GHz)
(参考)
第7世代
Core i5-7300U
(2.6〜3.5GHz)
【CINEBENCH R11】 CPU(シングルスレッド)(pts) 2.99 2.44 2.55 2.03 1.89 1.64
【CINEBENCH R11】 CPU(マルチスレッド)(pts) 25.51 18.26 13.14 6.42 4.31 3.91

過去のCore プロセッサと比較してみました。

第13世代 インテル Core i5-13400は高いスコアを出しています。特に、10コア/16スレッドの威力は抜群で、マルチスレッド時のスコアは驚異的です。

過去モデルとの性能比較として、参考までに「CINEBENCH R15」、「CINEBENCH R20」、最新の「CINEBENCH R23」のスコアも掲載しておきます。

CINEBENCH R15における第13世代 インテル Core i5-13400のスコア
CINEBENCH R15における第13世代 インテル Core i5-13400のスコア。

CINEBENCH R20の第13世代 インテル Core i5-13400のスコア
CINEBENCH R20の第13世代 インテル Core i5-13400のスコア。

最新版のCINEBENCH R23の第13世代 インテル Core i5-13400のスコア
最新版のCINEBENCH R23の第13世代 インテル Core i5-13400のスコア。これも高スコア

ファイナルファンタジー14 暁月のフィナーレの公式ベンチマークテストで性能をチェック

比較的軽いグラフィック負荷である、ファイナルファンタジー14 暁月のフィナーレのベンチマークテストを試してみました。

「高解像度1920×1080、標準品質、DirectX 11」の設定で、『設定変更を推奨』でした。
「高解像度1920×1080、標準品質、DirectX 11」の設定で、『設定変更を推奨』でした。
ゲームプレイは不可です。

「高解像度1920×1080、標準品質、DirectX 11」の設定で、『とても快適』でした。
(参考)ビデオコントローラー「NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER 6GB GDDR6」を搭載すると、『とても快適』レベルまでスコアアップします。設定にもよりますが、快適なゲームプレイが可能です。

 第13世代のCore i5/i7プロセッサを搭載する拡張型デスクトップ。
詳細はInspiron デスクトップ(3020)(DELL公式ページ)をご参照ください。



【まとめ】 低価格にも関わらず、基本性能が高い入門デスクトップ

Inspiron デスクトップ(3020)は低価格にも関わらず、基本性能が高い拡張型デスクトップパソコンです。コストパフォーマンスが良いので、一般用途を想定されているデスクトップパソコンであれば、Inspiron デスクトップ(3020)が有力候補となります。

反面、処理負荷が高い画像や動画編集や最新3Dゲーム、VR用途になると、性能不足は否めません。「将来長く使うことを考えると、性能面で余裕がある上位機種を・・・」と考えるユーザーには、人気のハイエンド機種XPS デスクトップ(8950)がおすすめです。

以下に、Inspiron デスクトップ(3020)とXPS デスクトップ(8950)の長所・短所について比較します。

Inspiron デスクトップ(3020)とXPS デスクトップ(8950)の比較
機種 Inspiron デスクトップ(3020) XPS デスクトップ(8950)
CPU 〇Core i5/Core i7 ◎Core i7/Core i9
ビデオコントローラ ○一般用途は問題ないが、負荷が高い3Dゲームはプレイ不可 ◎上位ビデオコントローラがカスタマイズできるので、最新3Dゲームでもより安心
ストレージ拡張性 ○メモリスロット×2、SSD、ハードディスクベイ×1 ◎メモリスロット×4、SSD、ハードディスクベイ×2
接続端子 ○比較的多い ◎数が多く、種類も豊富
寸法/重量 ◎コンパクトで軽い
高さ:324.3 mm
幅:154 mm
奥行き:293 mm
最小重量:4.94 kg
○少し大きくて重い
高さ:372.9 mm
幅:173 mm
奥行き:426.7 mm
最小重量:7.4 kg
価格 ◎全般的に安い ○カスタマイズにもよるが少し高い。
用途 インターネットや文書作成、音楽・映画視聴、ライトなゲームプレイなど軽負荷作業 高画素の画像・動画編集や3Dゲーム、VRなど重負荷作業
電源容量 ○180W〜300W(ブロンズ) ◎460W〜750W(ブロンズ〜ゴールド)
製品詳細ページ Inspiron デスクトップ(3020) XPS デスクトップ(8950)

比較すると一目瞭然ですが、Inspiron デスクトップ(3020)はシンプルで価格が安いです。反面、XPS タワー(XPS 8950)は高性能なパーツが搭載可能で、ストレージの拡張性も高いです。

用途と予算を踏まえて、Inspiron デスクトップ(3020)にするかXPS デスクトップ(8950)にするか、じっくり検討してみてください。

XPS デスクトップ(8950)のレビュー♪
XPS デスクトップ(XPS 8950) レビュー

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 第13世代のCore i5/i7プロセッサを搭載する拡張型デスクトップ。
詳細はInspiron デスクトップ(3020)(DELL公式ページ)をご参照ください。

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