低価格＋拡張性のDELL入門デスクトップ Inspiron デスクトップ（Inspiron 3650） レビュー
DELL Inspiron デスクトップ（Inspiron 3650） 製品概要
- 【レビューその１】 Core i5プロセッサを搭載する入門デスクトップ Inspiron デスクトップ（Inspiron 3650）
- 【レビューその２】 Inspiron デスクトップ（Inspiron 3650）の内部をチェック
- 【レビューその３】 Inspiron デスクトップ（Inspiron 3650）の性能をチェック
- 【レビューその４】 上位の人気機種XPS 8900と比較
【レビューその４】 上位の人気機種XPS 8900と比較
Inspiron デスクトップ（Inspiron 3650）は低価格にも関わらず、基本性能が高い入門デスクトップパソコンです。コストパフォーマンスが良いので、一般用途を想定されているパソコン初心者の方であればInspiron デスクトップ（Inspiron 3650）が有力候補となります。
反面、処理負荷が高いハイビジョン映像の編集や最新3Dゲーム用途になると、性能不足は否めません。「将来長く使うことを考えると、性能面で余裕がある上位機種を･･･」と考えるユーザーには、人気の高性能CPU「Core
i7-6700」を搭載するDELLの人気機種New XPS 8900がおすすめです。
以下に、Inspiron デスクトップ（Inspiron 3650）とXPS 8900の長所・短所について比較します。
| 機種 | Inspiron デスクトップ（Inspiron 3650） | XPS 8900 |
|---|---|---|
| CPU | ○Core i5 | ◎Core i7 |
| ビデオコントローラ | ○一般用途は問題ないが、負荷が高い3Dゲームはプレイ不可 | ◎上位ビデオコントローラがカスタマイズできるので、最新3Dゲームでも安心 |
| 発熱量と消費電力 | ◎Core i5は省電力 | ○上位パーツを搭載するほど大きくなる |
| 接続端子 | ○一般的な端子の種類と数 | ◎USB3.0の数が多く、前面・背面・上部など配置箇所も多彩 |
| 本体デザイン | ○シンプルな長方形 | ◎前面が傾斜したこだわりのデザイン |
| 価格 | ◎全般的に安い | ○カスタマイズにもよるが少し高い。ただし、性能・コストパフォーマンスは良い。 |
| 用途 | インターネットや文書作成、音楽・映画視聴など軽負荷作業 | 高画素デジカメ写真の画像編集やハイビジョン映像の編集など重負荷作業 |
| 電源容量 | ○240W | ◎460W |
| 製品詳細ページ | Inspiron デスクトップ（Inspiron 3650） |
New XPS 8900 |
比較すると一目瞭然ですが、Inspiron デスクトップ（Inspiron 3650）は発熱量が少なく、価格が安いです。反面、XPS 8900は高性能なパーツが搭載可能で、USB3.0の搭載数が多いです。最終的にはご自身の用途に合わせてご判断頂きたいのですが、個人的にはXPS 8900がおすすめですね。気になる方は「XPS 8900 レビュー」をご参照ください。
また、Inspiron デスクトップ（Inspiron 3650）が搭載するCore i5-6400と、XPS 8900が搭載するCore i7-6700の性能比較については、XPS 8900 レビュー「【ベンチマーク比較 その３】 CPU対決編！Core i5-6400 VS Core i7-6700 VS Core i7-6700K」をご参照ください。
ちなみに、低価格＋スリムな「Inspironスモールデスクトップ（Inspiron 3252）（左）」もラインナップされています。ただし、性能はかなり落ちますので、今回は比較対象としていません。気になる方は「Inspironスモールデスクトップ（Inspiron 3252） レビュー」をご参照ください。
（その１）外観をXPS 8900と比較
XPS 8900とInspiron デスクトップ（Inspiron 3650）の外観を比較します。
前面を比較。左がXPS 8900、右がInspiron デスクトップ（Inspiron 3650）です。
XPS 8900は、天井面にメディアトレイがあり、接続端子も各所に配置されたデザインですが、Inspiron
デスクトップ（Inspiron 3650）は前面パネル部にシンプルに配置されてます。また、本体ケースの幅はほとんど変わりませんが、XPS
8900が奥行きと高さがあります。
側面を比較。左がXPS 8900、右がInspiron デスクトップ（Inspiron 3650）です。
XPS 8900は前面側が傾斜しているデザインで横長、Inspiron デスクトップ（Inspiron
3650）は縦方向に高い長方形のデザインです。
背面を比較。左がXPS 8900、右がInspiron デスクトップ（Inspiron 3650）です。
XPS 8900は電源ユニットが上、Inspiron デスクトップ（Inspiron 3650）は電源ユニットが下ですね。接続端子の種類もかなり違います。
Inspiron デスクトップ（Inspiron 3650）の接続端子
Inspiron デスクトップ（Inspiron 3650）の前面。光学ドライブが縦方向タイプです。
Inspiron デスクトップ（Inspiron 3650）の背面。USB3.0がありません。
Inspiron デスクトップ（Inspiron 3650）の接続端子
XPS 8900の前面。光学ドライブは横方向タイプかつ、光学ドライブベイが2ヶあります。
XPS 8900の背面。USB3.0が4ヶあります。
（その２）内部をXPS 8900と比較
Inspiron デスクトップ（Inspiron 3650）の内部。
右側の光学ドライブやハードディスク、ハードディスクベイへのアクセスが手間です。また、内部スペースにもそれほど余裕がありません。
XPS 8900の内部。
Inspiron デスクトップ（Inspiron 3650）と比べると、右側の光学ドライブやハードディスク、ハードディスクベイへのアクセスが容易であり、内部スペースもかなり余裕があります。
（その３）カスタマイズ構成と参考価格をXPS 8900と比較
あくまで参考ですが、カスタマイズ構成を比較してみました。
| 機種名 | Inspiron デスクトップ（Inspiron 3650） | DELL XPS 8900 |
|---|---|---|
| OS | Windows 8.1 | Windows 10 Home 64ビット 日本語 |
| CPU（定格動作周波数） | 第6世代 インテル Core i5-6400 プロセッサー (6M キャッシュ, 最大 3.30 GHzまで可能) | ・第6世代 インテル Core i7-6700 プロセッサー (8M キャッシュ, 最大 4.0 GHzまで可能) ・第6世代 インテル Core i7-6700K プロセッサー (8M キャッシュ, 最大 4.2 GHzまで可能) |
| メモリ | 8GB | 8GB〜32GB |
| ハードディスク | 1TB HDD | 1TB HDD〜（オプションでSSDあり） |
| グラフィックカード | NVIDIAR GeForceR 705 1GB | NVIDIAR GeForceR GT 730 2GB DDR3 NVIDIAR GeForceR GTX 745 4GB DDR3 |
| 光学ドライブ | ・インテル HD 内蔵 グラフィックス ・DVDスーパーマルチドライブ |
・DVDスーパーマルチドライブ ・ブルーレイコンボドライブ |
| 上記パーツを含めたカスタマイズの柔軟性 | 選択できるパッケージが少ない | 選択できるパッケージが多い |
| 価格 | 71,980円〜（税込・配送料込） | 109,980円〜（税込・配送料込） |
| 公式ページ | Inspiron デスクトップ（Inspiron 3650） |
New XPS 8900 |
個人的にはXPS 8900がおすすめですが、インターネットやメール、文書作成が中心の方にはXPS 8900は過大性能です。グラフィック性能に大きく影響するビデオコントローラについても、Inspiron デスクトップ（Inspiron 3650）でカスタマイズできる範囲で問題ありません。体感差はもちろん、実際の処理速度に関しても、XPS 8900恩恵を受けることは少ないと思います。
用途と予算を踏まえて、Inspiron デスクトップ（Inspiron 3650）にするかXPS 8900にするか、じっくり検討してみてください。
DELL公式サイトリンク
Core i5プロセッサを搭載する入門デスクトップ Inspironデスクトップ3650
詳細はNew Inspiron デスクトップ(DELL公式ページ）でどうぞ。