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DELL Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)レビューをご紹介!DELLのパソコン購入を検討されている方は、ご参考にどうぞ。
ページ更新:2023/4/7
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第12世代Coreプロセッサ+低価格なDELL入門デスクトップ
Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)レビュー

Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)レビュー

DELL Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)製品概要

最新の第12世代Core i3/i5プロセッサを搭載する拡張型デスクトップ

今回ご紹介するのは、性能と価格のバランスが良いInspironシリーズのメイン機種Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)です。

Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)の外観
Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)の外観。写真は大きいですが、本体サイズは324.3mm(高さ)×154mm(幅)×293mm(奥行)、重さ約4.9kgとコンパクトなミニタワーです。斜線のデザインがかっこよく、安っぽさはありません。

Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)のカスタマイズ構成
項目 Inspiron デスクトップ
OS Windows 11 Home, 日本語
CPU(定格動作周波数) 第12世代 インテル Core i5-12400 プロセッサー (6コア, 18M キャッシュ, 2.5GHz - 4.4GHz)
メモリ 16GB, 8GBx2, DDR4, 3200MHz
ハードディスク 512GB M.2 PCIe NVMe SSD
ビデオコントローラ NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER 6GB GDDR6
※最新のカスタマイズはInspiron コンパクトデスクトップ(3910)(DELL公式ページ)をご参照ください。

前面パネルが緑っぽいデザインです
前面パネルは緑色っぽいです。正式名称は「ミスト ブルー メッシュ」とのこと。

Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)の前面をチェック

Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)の前面を拡大
Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)の前面を拡大。上から、光学ドライブ(オプション)、電源ボタン、ハードディスクアクセスライト、メディアカードリーダー、ヘッドセット、USB2.0×2、USB3.2 Gen1 Type-A、USB3.2 Gen1 Type-Cです。使用頻度が高い接続端子が前面に多く配置されており使いやすいです。

DELLロゴを拡大
DELLロゴを拡大。

最新の第12世代Core プロセッサを搭載
最新の第12世代Core プロセッサを搭載。今回ご紹介しているInspiron コンパクトデスクトップ(3910)は、高パフォーマンスなCore i5を搭載しています。安価なCore i3や高性能なCore i7もカスタマイズ可能ですので、目的や予算に応じてご検討ください。

Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)の背面をチェック

Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)の背面
Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)の背面。上から、ライン出力、USB3.2 Gen1 Type-A×2、USB2.0×2、有線LAN、拡張スロット、電源ユニットです。背面側にもUSB端子が数多く搭載されてますので、常時接続の周辺機器が多くても対応可能です。

接続端子を拡大
接続端子を拡大。ヘッドフォンやスピーカーを接続します。

USB端子と有線LAN
接続端子を拡大。USB端子と有線LAN。

拡張スロット
拡張スロット。本レビューではビデオコントローラを搭載しています。

電源ユニット
電源ユニット。ビデオコントローラも搭載できる300Wタイプ。

Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)の側面をチェック

Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)の側面
Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)の側面。写真右が前面です。

横方向からもエアフローが確保
横方向からもエアフローが確保されています。

前側もエアフローを確保
前側もエアフローを確保。

Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)の側面。写真左が前面です。
Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)の側面。写真左が前面です。
同じく、前面側に広いエアフローが確保されています。

Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)の上部をチェック

Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)の上部
Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)の上部。前面側にサービスタグとエクスプレスサービスコードが記載されたシールが貼り付けられています。

前面側にはInspiron ロゴがプリントされています
前面側にはInspiron ロゴがプリントされています。

Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)の底部をチェック

Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)の底部
Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)の底部。背面側(左)は金属突起、前面側(右)はゴム脚です。

 第12世代のCore i3/i5/i7プロセッサを搭載する拡張型デスクトップ。
詳細はInspironコンパクト デスクトップ(3910)(DELL公式ページ)をご参照ください。

Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)の内部をチェック

Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)の内部を詳しくご紹介します。

側面を固定している背面側のネジをドライバで取り外して、側板を手前方向に引くと、簡単に内部にアクセス可能です。
側面を固定している背面側のネジを取り外して、側板を手前方向に引くと、内部にアクセス可能です。

側板を背面側に引くと、簡単に外れます
側板を背面側に引くと、簡単に外れます。

剛性のある側板なので、ビビり音などは発生しません。
剛性のある側板なので、ビビり音などは発生しません。

Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)の内部
Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)の内部。Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)は、スペースに余裕があります

CPUファン

CPUクーラーカバーは手でつまんで、簡単に外せます
CPUクーラーカバーは手でつまんで、簡単に外せます。

CPUクーラーカバーを取り外した状態
CPUクーラーカバーを取り外した状態。外部へ直接排熱できる特大サイズです。

CPUクーラーカバーを外した状態
CPUクーラーカバーを外した状態。CPUクーラーが付いてます。

CPUクーラーを拡大
CPUクーラーを拡大。一般的なサイズです。

熱に強い固体コンデンサが多く使われています
CPUファン周辺は、熱に強い固体コンデンサが多く使われています

メモリ

メモリは最大2枚まで搭載可能です
メモリは最大2枚まで搭載可能です。写真では、左に1枚搭載しています。

メモリは将来増設可能ですが、相性や規格がややこしいです。パソコン初心者の方は、購入時に必要なメモリ容量をカスタマイズしておくことをおすすめします。

SSD

高速な「SSD」
CPUクーラーの下には、高速な「SSD」が取り付けられています。

拡張スロットとビデオコントローラ

NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER 6GB GDDR6
拡張スロットは、手で開閉が可能なタイプなので便利です。今回搭載しているビデオコントローラー「NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER 6GB GDDR6」は高性能にもかかわらずコンパクトです。

コストパフォーマンスが高くて人気のあるビデオコントローラ
コストパフォーマンスが高くて人気のあるビデオコントローラです。発熱はそれほどなくファン音も静かで、ライトゲームであればかなり快適なプレイが楽しめます。詳しくは後述するベンチマーク結果をご確認ください。

拡張スロットは少なめ
ビデオコントローラを取り外した状態。拡張スロットは少なめ。

電源ユニット

Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)の電源ユニット
Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)の電源ユニット。本レビューでは最大出力は300Wで安定性が高い80PLUS(ブロンズ)です。ビデオコントローラが拡張タイプでなければ、180Wや240Wになります。

前面側のエアフロー

前面から大量のエアフローにより、効率的に内部を冷却し、安定性の高い動作を確保します。
前面から大量のエアフローにより、効率的に内部を冷却し、安定性の高い動作を確保します。ほぼ全部がメッシュ構造になっています。

 第12世代のCore i3/i5/i7プロセッサを搭載する拡張型デスクトップ。
詳細はInspironコンパクト デスクトップ(3910)(DELL公式ページ)をご参照ください。


【性能編】 Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)の性能をベンチマークテスト

Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)の性能を調べるため、各種ベンチマークテストを実施しました。

Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)のカスタマイズ構成
項目 Inspiron デスクトップ
OS Windows 11 Home, 日本語
CPU(定格動作周波数) 第12世代 インテル Core i5-12400 プロセッサー (6コア, 18M キャッシュ, 2.5GHz - 4.4GHz)
メモリ 16GB, 8GBx2, DDR4, 3200MHz
ハードディスク 512GB M.2 PCIe NVMe SSD
ビデオコントローラ NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER 6GB GDDR6
※最新のカスタマイズはInspironコンパクト デスクトップ(3910)(DELL公式ページ)をご参照ください。

Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)のデバイスマネージャ
Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)のデバイスマネージャ

「第12世代 インテル Core i5-12400 プロセッサー (6コア, 18M キャッシュ, 2.5GHz- 4.4GHz)」をCPU-Zで見る
「第12世代 インテル Core i5-12400 プロセッサー (6コア, 18M キャッシュ, 2.5GHz- 4.4GHz)」をCPU-Zで見る。安価なCore i5プロセッサでも6コア/12スレッドです。動作周波数は最大4.4GHzまで上昇します。

シングルスレッド時の動作周波数は4.2GHz前後まで上昇
シングルスレッド時の動作周波数は4.2GHz前後まで上昇していました。

6コア12スレッドの威力を最大限発揮するマルチスレッド時でも4.0GHz前後
6コア12スレッドの威力を最大限発揮するマルチスレッド時でも4.0GHz前後で動作します。

「NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER 6GB GDDR6」をGPU-Zで見る。
「NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER 6GB GDDR6」をGPU-Zで見る。

SSDとハードディスクの性能をチェック

Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)が搭載する512GB SSDの性能をご紹介します。

CrystalDiskmark

定番ベンチマークであるCrystalDiskmarkで計測しました。

CrystalDiskmark 8.0で、512GB M.2 PCIe NVMe SSDを測定
CrystalDiskmark 8.0で、512GB M.2 PCIe NVMe SSDを測定

連続読出は2151.52MB/s、連続書出は1145.53MB/s、実際の体感速度と関係する「RND4K Q32T1」も読出507.44MB/s、書き出し336.93MB/sと高速です。

CPU単体の処理速度をテストする定番ベンチマー「CINEBENCH R11」

古いアプリケーションを想定したシングルスレッドテスト、新しいアプリケーションを想定したマルチスレッドテストが実施できるCINEBENCH R11を使って、第12世代 インテル Core i5-12400 プロセッサーの実力を確認してみました。

最新版「CINEBENCH R11」
「CINEBENCH R11」。3Dグラフィックのレンダリング性能を測定するベンチマークソフト。美麗な3Dグラフィックを描き切るまでのスコアをチェックします。CPU能力を100%フルに発揮するベンチマークテストなので、各CPUの底力を知ることができます。


CINEBENCH R11における第12世代 インテル Core i5-12400 プロセッサーのスコア。

CINEBENCH R11
機種名 第12世代 インテル Core i5-12400
(6コア/12スレッド、2.5〜4.4GHz)
第11世代インテル Core i5-11400
(6コア/12スレッド、2.6〜4.4GHz)
(参考)
第10世代 インテル Core i7-10510U
(2コア/4スレッド、1.8〜4.90GHz)
(参考)
第10世代 インテル Core i3-10110U
(2コア/4スレッド、2.1〜4.10GHz)
(参考)
第7世代
Core i5-7300U
(2.6〜3.5GHz)
【CINEBENCH R11】 CPU(シングルスレッド)(pts) 2.44 2.55 2.03 1.89 1.64
【CINEBENCH R11】 CPU(マルチスレッド)(pts) 18.26 13.14 6.42 4.31 3.91

過去のCore プロセッサと比較してみました。

第12世代 インテル Core i5-12400は高いスコアを出しています。特に、6コア/12スレッドの威力は抜群で、マルチスレッド時のスコアは驚異的です。

過去モデルとの性能比較として、参考までに「CINEBENCH R15」、「CINEBENCH R20」、最新の「CINEBENCH R23」のスコアも掲載しておきます。

CINEBENCH R15における第12世代 インテル Core i5-12400のスコア
CINEBENCH R15における第12世代 インテル Core i5-12400のスコア。

CINEBENCH R20の第12世代 インテル Core i5-12400のスコア
CINEBENCH R20の第12世代 インテル Core i5-12400のスコア。

最新版のCINEBENCH R23の第12世代 インテル Core i5-12400のスコア
最新版のCINEBENCH R23の第12世代 インテル Core i5-12400のスコア。これも高スコア

ファイナルファンタジー14 暁月のフィナーレの公式ベンチマークテストで性能をチェック

比較的軽いグラフィック負荷である、ファイナルファンタジー14 暁月のフィナーレのベンチマークテストを試してみました。

「高解像度1920×1080、標準品質、DirectX 11」の設定で、『とても快適』でした。
「高解像度1920×1080、標準品質、DirectX 11」の設定で、『とても快適』でした。
設定にもよりますが、快適なゲームプレイが可能です。

ファイナルファンタジー15 WINDOWS EDITION ベンチマークテストで性能をチェック

少し重いグラフィック負荷である、ファイナルファンタジー15 WINDOWS EDITION ベンチマークテストを試してみました。

「解像度1920×1080、標準品質」の設定で『快適』
「解像度1920×1080、標準品質」の設定で『快適』でした。

他の設定におけるスコアと評価は、以下のとおりです。

ファイナルファンタジー15 WINDOWS EDITION
解像度/品質 軽量 標準
1920×1080 10750
とても快適
8236
快適
5933
やや快適
2560×1440 7606
快適
5594
やや快適
4346
普通
3840×2160 4125
普通
2899
やや重い
2415
重い
上欄:スコア、下欄:評価

大きくは、

  • 低解像度:1920×1080であれば、快適
  • 中解像度:2560×1440であれば、やや快適
  • 高解像度:3840×2160であれば、やや重い

というイメージですね。

ファイナルファンタジー15ぐらいのグラフィック負荷であるゲームプレイであれば、設定を軽くすればプレイ可能です

用途と予算にあわせてご検討ください。

 第12世代のCore i3/i5/i7プロセッサを搭載する拡張型デスクトップ。
詳細はInspironコンパクト デスクトップ(3910)(DELL公式ページ)をご参照ください。


【まとめ】 低価格にも関わらず、基本性能が高い入門デスクトップ

Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)は低価格にも関わらず、基本性能が高い拡張型デスクトップパソコンです。コストパフォーマンスが良いので、一般用途を想定されているデスクトップパソコンであれば、Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)が有力候補となります。

反面、処理負荷が高い画像や動画編集や最新3Dゲーム、VR用途になると、性能不足は否めません。「将来長く使うことを考えると、性能面で余裕がある上位機種を・・・」と考えるユーザーには、人気のハイエンド機種XPS デスクトップ(8950)がおすすめです。

以下に、Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)とXPS デスクトップ(8950)の長所・短所について比較します。

Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)とXPS デスクトップ(8950)の比較
機種 Inspiron コンパクトデスクトップ(3910) XPS デスクトップ(8950)
CPU 〇Core i3/Core i5/Core i7 ◎Core i7/Core i9
ビデオコントローラ ○一般用途は問題ないが、負荷が高い3Dゲームはプレイ不可 ◎上位ビデオコントローラがカスタマイズできるので、最新3Dゲームでもより安心
ストレージ拡張性 ○メモリスロット×2、SSD、ハードディスクベイ×1 ◎メモリスロット×4、SSD、ハードディスクベイ×2
接続端子 ○比較的多い ◎数が多く、種類も豊富
寸法/重量 ◎コンパクトで軽い
高さ:324.3 mm
幅:154 mm
奥行き:293 mm
最小重量:4.94 kg
○少し大きくて重い
高さ:372.9 mm
幅:173 mm
奥行き:426.7 mm
最小重量:7.4 kg
価格 ◎全般的に安い ○カスタマイズにもよるが少し高い。
用途 インターネットや文書作成、音楽・映画視聴、ライトなゲームプレイなど軽負荷作業 高画素の画像・動画編集や3Dゲーム、VRなど重負荷作業
電源容量 ○180W〜300W(ブロンズ) ◎460W〜750W(ブロンズ〜ゴールド)
製品詳細ページ Inspironコンパクト デスクトップ(3910) XPS デスクトップ(8950)

比較すると一目瞭然ですが、Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)はシンプルで価格が安いです。反面、XPS タワー(XPS 8950)は高性能なパーツが搭載可能で、ストレージの拡張性も高いです。

用途と予算を踏まえて、Inspiron コンパクトデスクトップ(3910)にするかXPS デスクトップ(8950)にするか、じっくり検討してみてください。

XPS デスクトップ(8950)のレビュー♪
XPS デスクトップ(XPS 8950) レビュー

DELL公式サイトリンク

 第12世代のCore i3/i5/i7プロセッサを搭載する拡張型デスクトップ。
詳細はInspironコンパクト デスクトップ(3910)(DELL公式ページ)をご参照ください。

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